dark legend   作:mathto

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町に入った3人。マルクとパティは入ったときこそ

気持ち悪さに耐えられず吐いていたが、耐えて

死体を集める作業をしだした。空き地に一人ずつ

埋めて簡単な墓を作ってやった。

「これで死んだ人たちの魂が少しでも

救われればいいのですが...。」

「うん。」

3人は墓を前に手を合わせて拝んでいた。

「うっ、うっ。」

ジルは一人泣いていた。

「ジル、どうしたんですか?」

マルクが心配して尋ねる。

「俺、情けないな。」

ジルは続ける。

「たくさんの人が死んでて、殺した張本人が

目の前にいたんだ。そいつをやっつけて

敵をとってやりたいって普通なら思うよな。

でも恐くなって逃げたい気持ちを抑える

だけで精一杯だったんだ。」

マルクとパティは笑顔でジルを慰める。

「私達に出来ることからやっていきましょうよ。

今は大した事は出来ないかもしれませんが

すぐにたくさんの人を助けられるように

なりますよ。」

「そだよ。泣いてたって先には進めないんだよ。」

ジルは2人の慰めの言葉に涙を拭いて笑顔を取り戻す。

「はは、まさかパティにまで慰められるとはな。」

「それどういう意味?」

パティはジルの言葉に軽く怒る。

「ま、くよくよしててもしょがないか。」

ジルは気持ちを吹っ切っった。

「さぁ、行きましょう。」

こうして3人はカルコームを後にした。

 

 

 

「ところで次の町まではどのくらいかかりますか?」

マルクがパティに尋ねる。

「さぁ、私も行った事ないからわからないわ。

あ、あそこに立て札があるよ。」

3人は立て札の前へやってきた。

「結構古い看板ですよね。」

「そうだな。えーと、俺達が来た方向の矢印にカルコームって

書いてるからその反対のミッフェンってのが次の町だろうな。」

「『いざ、ミッフェンへ』だね。」

3人は目的地を確認し再び歩き始めた。

3人は歩いている。

3人は歩いている

3人は歩き続けている。

「いつになったらたどり着くんだよ。

もうすっかり夜だぜ。」

「おかしいですね。確かに立て札の方向に

まっすぐ進んでいるのに。」

それから少し歩くと町に到着した。

「ふぅ、やっと着いたな。疲れたぁ。」

「早く、宿屋を探そうよ。」

「そうですね。今日はゆっくり休みたいですね。」

そうして宿屋を見つけたが宿屋は閉まっていた。

「そんなばかな。遅すぎたってことか。」

「えー、ここまできて野宿したくないよ。」

ジルは宿屋の扉をドンドンと叩いたが反応が無かった。

「まさかここもカルコームと同じで...。」

マルクは顔が青ざめる。

「そんな訳ねぇよ。ほら見ろよ。この扉カギが掛かってるぜ。

人が中にいてる証拠さ。それにこの町の明かりはどこも

点いてないけどさ、人の気配は十分感じられるぜ。

絶対いるはずなんだ。」

今は夜ですし人が出ないのは当然かもしれません。

民家で泊めてもらえないか聞いて回ってみましょう」

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