響だよ(中身別人)、その戦いぶり(近接が主)から不死鳥(捨てられた小鳥レベル)の通り名もあるよ   作:ヴェルヌイ

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感化


序章
神よ、急にこんなとこに放り出して私にどうしろと?


「んむぅ…………すぅ……すぅ………はっ!?」

 

拝啓、そしておはようみなさん。俺は普通の高校生だった筈の…………名前はいいか。とりあえず高校生とでも思っててくれ。

 

うん、それでな?俺は今非常に困惑している。皆もこんな状況になったら絶対困るだろうな。

 

俺が困ってる理由それは……………

 

 

「はぁ………どうしてこうなった?」

 

 

響になっちゃった、ただそれだけである。

 

だって俺は別に何もした覚えもないし、別段艦これをやり込んでいた覚えもない。精々ヴェールヌイとケッコンした程度だ。

これが神の仕業だとするのならもっと別の奴いただろうよ、と言いたい。

 

「しかし、どうすればいいんだ………砂浜の感じを見る限りここは島かな。まずは誰かいないかを調べるとしようか。」

 

それと口調が体に準じているのか、勝手に響に似たような口調になる。まぁ可愛いからいいのだが。

とりあえずは砂浜を辿ろうか。一周したのが分かる様に適当な木の棒を砂にぶっ刺して、少し調節して波や風で倒れないようにする。これで安心して出発できるな。

 

「それじゃあ………響、出撃する。」

 

くぅぅ〜〜〜!まさかリアルで聴けるとは思わなかったな!今は自分の声っていうのが悲しいポイントではあるけれど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから5時間かけて砂浜を一周した。

この5時間で分かったことはまず、ここは完全に孤立した島だということ。水平線の向こうを見ながら歩いたが何も見えなかったのが現状である。

 

二つ目、この島は海流さえからも見放されたのか、漂流物の数が極端に少ないということ。案外広い島だが漂着物はふやけた木とヌメッとした黒くて硬い何かだ。……………この表記は危ない。

 

三つ目、これが1番絶望的かつ希望的かもしれない。この島で俺が目覚めたところが東だとすれば、北東に艦これのゲームで言う資材ポイントがあったということ。これだけ聞けば希望的かもしれないが、問題は別のところにある。

多分今ここ、俗に言う夏イベの真っ最中だわ。

 

そう思うのにも理由はある。

それはここに補給しにくる深海棲艦の数がヤバいのだ。遠くから10数分しか見てないが30体は来ていた。

 

この3点から思うに、砂浜に家を建てる意味は全くもって皆無、物も無いし敵がいる。そんなとこに住もうとするアホはいないだろう。

 

じゃあどうする?実はもう決めてあるのだ。

 

「まさか家の残骸らしきものがあるなんてね。ここはもともと人が住んでいたのかもしれない。」

 

そう、実はここは人が住んでいたらしく、一軒だけ住める家を見つけた。他は瓦礫で完全に埋まってしまったり倒壊している。

しばらくはここを拠点にする必要がありそうだ。

 

そう言いながら俺はここだけしか使わないであろう和室とリビングを掃除し始めた。

 




想像してください。少し疲れた顔で汗をかきながら部屋を掃除する響の姿を。癒し。
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