響だよ(中身別人)、その戦いぶり(近接が主)から不死鳥(捨てられた小鳥レベル)の通り名もあるよ 作:ヴェルヌイ
時系列とか考えて大丈夫かな、大丈夫かな?といろいろ考えてみた結果大問題でしたけどもやります。やると言ったらやる。
第二の島に流れ着いてから2週間後、特に何も無いまま過ごした。
魚を釣ったり簡易的な家を作ったり海水をろ過してみたり…………あれ、意外と何かやってる?
しかし1番の変化は…………
「清霜1人で海に出て〜主砲がでっかい戦艦に憧れ……何だあれは。」
海が赤かった。文字通り赤かった。森に木の実を採りに行き、帰ってくると今有様だ。一体何が…………ってこの風景見たことあるぞ。
確か劇場版艦これの舞台の鉄底海峡、通称アイアン・ボトム・サウンドはこんな色合いだったような気がする。
だとすれば場所の特定ができるぞ。ここはソロモン諸島辺りか、ざっと言えばオーストラリア周辺。前世で一度訪れたことがある。あの時は艦これを知らない年だったなぁ。
そんな事は置いといてここが赤く染まるって事は現在は秋イベの『決戦!鉄底海峡を抜けて』の真っ最中って事か。
うん、おかしいな。もしかして俺は約3ヶ月もここで眠っていたのか?そんな奇怪なことが…………あるわ、全然ある。妖精さんやら艦の生まれ変わりやらが存在するこのご時世、3ヶ月も眠るなんてザラにあるんじゃないか?(偏見)
「まぁいい、念のため劇場版のように私の足や錨も錆びるかやってみよう。ついでに数体狩ってくるとしよう。」
俺は2つの錨を腰にフックで装着すると海に足をつけた。
「うぅむ、勘が鈍ったかもしれない。」
それから数時間後、俺はそこらにたむろっていた駆逐級や軽巡級、重巡級を10体ほど狩っていた。どれもこれもéliteだったが割と余裕だったので練度が着実に上がっているのが分かる。
そういえばこの体、実は勝手に改装してくれるらしい。厳密には俺が一定の練度以上であれば寝ている間妖精さんが改装してくれるらしい。
それで改装されると何と無く感覚で「改装されたな」と分かるのだが、どうやら俺は既に『響改』になっているようだ。
つまり既にこの短期間、いや少ない戦闘で20Lvまで上昇したという事だ。このまま70Lvまで上がればヴェールヌイになるのだろうか?それで…………あっ、99Lv以上ってどうやって行くんだ?姿は響だけど中身は男だ。仮とはいえ結婚なんてしたくない。そもそもぼっちの為、相手がいない。
……………………自分で言ってて悲しくなってきた。もう疲れた帰ろう。
そう思い踵を返した瞬間、
『■■■■、■■■■■、■■■■■』
「……………………何?」
声が聞こえる。何かの声が。
『俺』はこの声の正体や何を言っているかは一切理解できなかったが、『響』は理解しているみたいだった。
口が勝手に動く。いや、『響』が動かした。
「ううん……大丈夫…………」
「響、何を…………!?」
その時体を眩い光が包み込む。驚きで動けない俺を何か球状のものが閉じ込めた。
「なんだこれっ!」
俺は何とか抵抗するが、内部から生えてきた触手が足をつかんで離さない。そのまま全身を絡め取られ気付けば完全に内部に閉じ込められてしまった。球の入り口が『ガコン!』という音と共に閉まると俺の意識は完全に失われた。
この球、映画見たことある人なら知ってるよね?時間軸的には如月がドロップした直後。