響だよ(中身別人)、その戦いぶり(近接が主)から不死鳥(捨てられた小鳥レベル)の通り名もあるよ 作:ヴェルヌイ
神よ、いつからこのバッジに妖精さん(特殊なやつ)が宿っていたのだ?
聞こえる…………鐘の音が……………
聞こえる…………誰かの声が………………
聞こえる…………ファンファーレが………………
見える…………『俺/私』の周りを囲うたくさんの妖精さんが……………………
見えた…………光が……………水面が……………………
「……………知らない空だ。」
目覚めるとそこは砂浜だった。上半身だけ起こして周りを見ると元々いた島では無いようだった。
辺りには何もなく、広そうな草原と広大な海が見えるだけだ。
……………………良く眼を凝らすと水平線のかなり遠くに島らしきものが見える。一体あれは………………
島らしい、と言うのはあの島(?)何かおかしいのだ。全体的に真っ黒だし、時々少し形が変わっている気がする。多分気のせいだろうが、気味が悪い。
「……………さて、そろそろ現実を見ようか。」
何故生き返っている?あの時俺が不甲斐ないせいで、確かに響の体は欧州棲姫に腹をぶち抜かれて死んだはずだ。
誰かに引き上げられた?一度沈んだ艦娘を引き上げるのは無理に決まっている。
実は生きていてどこかに流れ着いた?なら何故傷が治っている。そしてあの時あやふやだが背中が海底に着く感覚はあった。あの時の感覚は思い出すだけで『俺』も『響』も身震いがする。
考えられるのはただ1つしか無いな。
応急修理要員、又は応急修理女神。これしか思い付かなかった。そして応急修理要員は大破までしか治さないが、女神なら完全に傷を治すことができる。今の体を見るとそれしか考えつかないだろう。
仮に応急修理女神が治したとして、そうなると1つ疑問が残る。
応急修理女神は一体何処にいたのだ?
俺の体が海に浮いた事からあの2つの錨は艤装として認められている。しかしそこに妖精さんの姿は一切無かった。それ以外に艤装と呼べるものなんて1つも付けていなかったので、本当に応急修理女神が何処にいたかが分からない。
落ち着け落ち着け、こんな時こそ落ち着くのだ。
そう思い、ふと海面を見てみる。海が自分の姿をチラリと映す。
「…………あれ?」
違和感がする。この響、何かが違うような……………
違和感の正体はすぐに分かった。そう、帽子に第六駆逐隊のシンボルでもあるあのバッジが着いていないのだ。
これは死活問題である。あれが無いと響としてどうなのだろう…………………まさかあのバッジに応急修理女神がいたとか?それで効果が消えてバッジも消滅?何それ凄い悲しいんですけど。
……………まずは探索するか、バッジは作ろう。あれ何でできてるんだろう。銀?鉄?アルミ?
不死鳥の名は(以下省略
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