あべこべ世界の配信者   作:ヴぃーたー

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4話 咲リリムの視点+α

咲リリムは非常に緊張していた。

最近話題の男性ゲーム配信者コウにコラボのお誘いのメールを送ったのだ。

 

つい、興奮してメールを送ったのはいいけど、流石に受けてくれないだろうなー

男性と一緒にゲームしたかったし、仲良くなってあわよくば…

そう思ったけど、今になって冷静になってきちゃったよぉ

ゲームしてる男性なんて滅多にいないし、仲良くなりたいなぁ

 

送った時から細かくメールチェックをしてしまっているが、やはりメールが返ってくることはなく柄にもなく落ち込んでいた。

ゲリラ配信でもして気分転換でもしようかな。

そう思っていたいたとき、待ち望んでいたメールアドレスが目に飛び込んできた。

コウからの返信だ。

コラボを受けてくれるという内容を読み、歓喜に震える。

 

やった!優勝した!!

私もついに男性と接点が!!

いや~我が世の春がきちゃうなー

って浮かれてるだけじゃダメだよねっ。

ちゃんとコラボの内容考えないと。

通話して打ち合わせできるよね…コラボ受けてくれたんだし!

 

そして無事、通話も受諾され、短時間ながらも会話をすることが出来た。

 

配信外でもちゃんと対応してくれる…聖人かな。

よしっ!コウさんはゲーム下手なのは知ってるし、私がカッコよく守ってあげなきゃ!

 

 

 

 

 

守れなかったよぉ…

でも結局守れなかったのに優しいし、コウさんまたコラボしたいって言ってくれたし、わんちゃんあるのではー

コウさんの優しさがドバドバでやばいよ、ガチ恋しちゃうよぉ

もっと仲良くなりたいよぉ

男性と触れ合える機会なんて、めったにおとずれないし、粗相してなかったらいいけど。

 

初コラボも終わったんだし、初コラボの打ち上げで通話誘ってみようかな。

来てくれるといいけど…

 

早速チャットで打ち上げをしませんか?という旨を送り、返信を待つ。

コウからもすぐに返信がきて、答えはYESだった。

 

「お疲れ様でーす!コウさん。通話受けてくれてありがとねっ!」

 

「お疲れ様です、リリムさん。こちらこそ誘ってくれてありがとう」

 

「初コラボどうだった?」

 

「凄く楽しかったですよ。本当にまたやりたいですね。良かったら配信外でもゲームしたりしませんか?」

 

「ほんと!!?あっ急に大声だしてごめんね。男性から誘われるとは思ってなかったから。」

 

「本当ですよ。俺はここで落ちるのでまた遊びましょう!」

 

 

通話が切れ、私の心は喜びに塗りつぶされる。

男性とまともに話したことすら無かったのに、コウさんは私とゲームして楽しいと、オフでもまた遊ぼうと行ってくれたのだ。

私は次はどんなゲームをしようか、どんな話をしたら喜んでくれるか暫く悩むことになるのだった。

 

 

 

 

コウも通話を終え、非常に疲れていた。

 

俺からオフでも遊ぶ約束を取り付けたぞ…勢いに任せすぎて具体的な日時決めれなかったが、ここから頑張ればなんとかなるはずだ。

このまま仲良くなれば、オフで会うことだって出来るかもしれない。

 

いや、あべこべ世界のここなら向こうから誘ってすることだってあるかもしれない。

期待に胸を膨らませつつも、もっと仲良くなるために緊張したら出る取って付けたような丁寧語止めないとなぁと考えるも、緊張しない方法が思い付かない…

一体どうすれば緊張せずにすむのだろうか。

 

まずは配信で慣れていくしかないかな、中々難しいな。

数をこなせばきっとなおるかな。

 

しかし、数こなしてたらリリムさん誘えないし…いやまぁ誘うにしてもどうやって誘おうか…

やはり接点のゲームで攻めるべきかしかしゲーム下手だしカッコ悪いところ見せたくないしな。

リスナーにゲームのコツでも教えてもらうしか…

とりあえず頑張るしかないな、ゲームもリリムさんのことも。

 

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