混血堕天使が幼馴染を邪悪な外道にNTRされたので、更生したおっぱいドラゴンとゆかいな仲間たちと共に、変身ヒーローになって怪人たちと戦いながら罪を乗り越えていくお話 旧題・ハイスクールE×E   作:グレン×グレン

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スーパービルデ眷属タイム、ディナ・レヴィアタン編です

彼女はある意味もっともすごいことをしますぜ、旦那ぁ。


10話

 吹っ飛ばされたイッセーは何とか態勢を立て直し―

 

「あ」

 

「あだだだだだだだだ!?」

 

 いきなり大量の魔力砲撃をたたきつけられた。

 

 思わず悶絶するが、面制圧をもくろんだ弾幕だったおかげで鎧でだいたい防ぎきれた。生身だったら死んでいたかもしれないが、そんなことは今更である。

 

 しかしこの状況下で攻撃されて、黙っていられるイッセーではない。

 

 ついでにいうと相手はディナ・レヴィアタンだった。レヴィアタンの末裔の女悪魔である。そう、少女である。

 

 つまり、イッセーのカモである。

 

「やってくれたなお前ら!! まずはあんたから片付けてやる!!」

 

 その言葉に嘘偽りはない。

 

 アーシアはサイラオーグの騎士が助け出してくれている。そのままアーシアとヴァーリの安全確保に意識を向けており、戦闘には参加していないが、だからこそそう簡単に突破されることはないと思える。

 

 オギアはオギアで祐斗たちが相手をしている。どうも天使や聖遺物特化の武装を持っているようだが、祐斗は魔剣に切り替えている。アーサーも戦闘技術と剣の特性でぶつけ合うことを避けて立ち回っているし、聖剣の類を使わないサイラオーグのもう一人の戦車も協力している。当分は大丈夫だろう。

 

 ならば、個々は確実に敵を減らす。

 

 兵藤一誠は、女相手なら無敵といっても過言ではない圧倒的な戦闘能力を発揮する。

 

 その根幹は、彼独自の執念と努力で編み出した二つの魔力運用法。そう、洋服崩壊(ドレス・ブレイク)乳語翻訳(パイリンガル)である。

 

 全裸を求める執念を込めた魔力を流し込むことにより、衣服を文字通り崩壊させる洋服崩壊。それは意外と応用が利き、赤龍帝の力と併用することで、上位神滅具の禁手である霧の中の理想郷で作られた結界装置すら破壊した。

 

 乳に触れられない環境から、乳と会話したいという狂気によって生み出された乳語翻訳。文字通り乳と対話するその能力は、心を読まないため読心術対策では意味がなく、圧倒的な効果を発揮する。

 

 この二つによる圧倒的な優位性は絶対的である。二つを連携して使用して、女性相手にてこずったことなど一切ない。英雄派の幹部であるジークに至っては「恥辱に耐える鋼のごとき精神力がなければ戦うことすらできない」とすら称した。圧倒的な力である。

 

 ゆえに、イッセーは遠慮なくそれを使い―

 

「ヘイお姉さん!! 今何を考えてるのか教えながら全裸になぁれぇええええ!!!」

 

「……ふむ、やってみなさい」

 

 ―それをあえて、ディナは一切の抵抗をせずに受け止める。

 

 それに違和感を覚えながら、イッセーは洋服崩壊を起動。そして同時に乳の声に耳を傾ける。

 

 兵藤一誠の対女性必勝パターンは構築された。よって、普通ならこれで確実に勝ちが確定する。

 

 ……ただし、相手は一切普通ではなかった。

 

「あら、72人分も必要なの? 意外と多いわね」

 

「き、聞こえない!? 壊せない!?」

 

 意外とすごいとでも言いたげなディナの声と、狼狽するイッセーの絶叫が重なり合う。

 

 そして、関心と狼狽では圧倒的に前者のほうが復帰は早かった。

 

 気づいた瞬間には、蛇をもした訪問が形成され、イッセーの至近距離に展開される。

 

「じゃ、もういいわよ」

 

 その言葉とともに砲撃が放たれ―

 

「イッセー先輩!!」

 

 -ギャスパーの声とともに、1秒だけ砲撃は進行を止める。

 

 たった一秒。だがしかし、1人で人間の兵隊なら数百人を圧倒しうる化け物たちの戦いにおいて、それは十分すぎる時間。

 

 その瞬間にゼノヴィアがイッセーをかっさらい、そして動きを再開した砲撃が通り過ぎる。

 

 むろんそれにディナは対応して魔力砲撃を放とうとするが、一瞬その力が霧散する。

 

 瞬時に再構成を試みるが、しかしそのすきをついて多種多様な魔力による攻撃が叩き込まれた。

 

「……あら、なかなか」

 

 しかし、ディナはそれを耐える。

 

 魔王血族の名は伊達ではない。そのポテンシャルはすでに最上級悪魔の領域へと達し、はっきり言ってリアス達より数段上の力を持っている。

 

 だがしかし、その時すでにディナは霧に包まれていた。

 

 それもただの霧ではない。特殊な術式によって作られたきりは、感覚器官に干渉する特別製。

 

 妖術と魔力、更には仙術まで混ぜ込んだ、SSランクはぐれ悪魔である黒歌特性の逸品である。

 

「ふふん♪ もうあなたは私たちを感知できないわよ?」

 

 得意げな黒歌の声もかく乱されるかのように全方位から聞こえてくる。

 

 だがしかし、ディナはその声の本来の方向をある程度つかむことに成功していた。

 

「……ああ、三時の方向ね?」

 

「……………え゛?」

 

 信じられないと言わんばかりに上ずった声が響き、完璧にそれが本当であることを黒歌は証明してしまった。

 

 その爪の悪さに嘲笑を浮かべながら、ディナは手元に魔方陣を具現化する。

 

 家系の特性による砲撃が最も効率がいいが、しかし大体の位置しかつかめていないならもっといい方法がある。

 

「雑に吹き飛ばすなら、雷撃の方が有効ね」

 

 そして遠慮なく雷撃が放たれ―

 

「黒歌! あなた自信満々にやってそれはないでしょう!!」

 

 リアスが叱責の声とともに放った消滅の魔力が、それを相殺する。

 

 ディナは少しだけ舌打ちする。

 

 これならかわされるリスクをのんで本来の特性便りの砲撃をする方がよかったか。少なくとも、準魔力量ならリアスを超えている自分なら、突破して痛打を与えられた可能性はある。

 

 そう思った瞬間、莫大な聖なるオーラを肌で感じて、ディナはとっさに魔法陣を展開する。

 

 具現化するのは莫大な暴風の具現化。聖剣による攻撃なら振るいてごと接近している可能性が高く、ならば担い手を遠距離に弾き飛ばせば攻撃は当たらない。

 

 実際、斬撃は空振りした。

 

「やってくれるな!」

 

 体勢を崩したゼノヴィアが吠え、更にディナは追撃を放つ。

 

 黒歌の気がそれたことと暴風によって晴れた霧。そこには異能の棺とかいう能力を封印させる神器を使った反動でよろめいているサイラオーグの僧侶が、もう一人の僧侶にカバーされていた。

 

 そして黒歌とリアスの姿も見えている。

 

 ……まとめて吹き飛ばそう。

 

 そう判断し、そして実行。全方位に蛇の顔を向け、一斉に上級悪魔クラスの砲撃を叩き込もうとして―

 

「させるかぁ!!」

 

 その瞬間、とっさに真下に砲門を一斉集中して砲撃を叩き込む。

 

 放たれた莫大なドラゴンのオーラを飲み込んだ砲撃は、しかし威力が大幅にそがれていた。

 

 そして、それを強引に突っ切ってイッセーがアスカロンを引き抜く。

 

「べつに洋服崩壊と乳語翻訳がなくたって、俺は戦えるぜ!!」

 

「それは知ってるわよ!!」

 

『シーリング』

 

 さすがになりふり構っていられないとイーツに変身。イッセーのアスカロンを魔力結界で防御する。

 

 そして同時にアスカロンから聖なる輝きが消え去った。

 

「何しやがった!?」

 

「文字通り封印したのよ。そういう能力のイーツだからね!!」

 

 いうが早いか、ディナは魔力砲撃を連続で叩き込んでイッセーを引きはがす。

 

 そして同時に得意げな表情を浮かべて手元からネックレスを具現化する。

 

「……女性108人を転生悪魔化して封印したこのネックレス。まさか六割以上使うことになるとは思わなかったわね」

 

「あなた! なんてことをしているの!?」

 

 リアスは非道を働いたと判断して非難するが、それは勘違いだ。

 

 少なくとも、自分は無理やりやったわけではない。悪魔として契約ぐらいはきちんと守る程度のプライドはある。

 

「失礼ね。強姦痴漢盗撮などの被害を受けてPTSDを発症してる女性に、「私の力になる代わりに、永久に冷めない夢を見せてあげる」と交渉を持ち掛けただけよ? 足元を見たのは認めるけど、誘拐した風にみられるのはゴメンだわ?」

 

「いや、なんでそれで俺の洋服崩壊が無効化されるんだよ!! 乳語翻訳も!!」

 

 イッセーがその説明に首をかしげるが、しかしそんなことは単純だ。

 

「あら、いやらしいことに対する渇望で魔力を制御した技なら、いやらしことに対する拒絶心を利用して魔力を制御すれば相殺できると思わない」

 

 正論すぎて誰もが沈黙した。

 

 むしろ、重度のトラウマに由来する強い方向性を持った魔力を108人分用意して、六割も使わねば相殺できないイッセーの煩悩の方が問題かもしれない。

 

 京都で人格に何の影響もない程度の煩悩が飛んで行っただけで、数百人を超える人間を胸をもむことしか考えられない存在にするだけのことはある。

 

 恐るべし、おっぱいドラゴン。恐るべし、兵藤一誠。恐るべし、乳龍帝。

 

 一瞬本気でギャラリーの何割かがそう思った。

 

「悪を辞任する私たちが言うことじゃないけど、ハイスクールの学生が覗きをするのはまずいわよ? さすがに子供の悪ふざけじゃすまないわよ」

 

「失礼な!! 井草さんのおかげで足は洗ってるぜ!!」

 

 イッセーの反論は飛ぶが、高校一年生の時点で大問題である。

 

 まあいい。よくはないがディナからすればどうでもいい。

 

「まあ、最近の研究はとりあえず形になったから良しとしましょう。ちなみに、フィールド展開型だから他の女性にも通用しないわよ?」

 

「え? ……あ、ほんとだ! 部長のお乳もしゃべってくれない!!」

 

 言われてイッセーが試してみるが、なぜ味方で試すとツッコミを入れたくなったディナは悪くない。

 

 それよりも、とっておきの敵がすぐ近くに来ているというのに。

 

「じゃあ、赤龍帝はもう任せるわ。レイナーレちゃん?」

 

「百年も生きてない糞悪魔がちゃん付けしないで頂戴」

 

 明らかに不満そうな表情を浮かべながら、彼女はついに動き出す。

 

 そして、イッセーは肩を震わせる。

 

 戦意はある。仲間を守りたいという思いもある。だから、戦える。

 

 だが、それでも思わず震えてしまうほどに、彼女の再開は兵藤一誠の傷をえぐっていた。

 

「イッセー。ここは私が―」

 

 リアスもそれを察しているのか動こうとするが、しかしそれより先にイッセーは前に出る。

 

「大丈夫です。ここは、俺がやります!!」

 

 そうだ。いつまでも逃げ続けるわけにはいかない。傷をほったらかしにするわけにはいかない。

 

 乗り越えるべきだ。妥当するべきだ。克服するべきだ。

 

 だから、自分の手で終わらせる。

 

「……レイナーレぇええええええええええ!!!」

 

「いいわ、いいわよイッセー君!! その恐怖がにじみ出る声が聴きたかったわ!!」

 

 そしてレイナーレは愉快そうに嗤いながら、エボリューションエキスを叩き込む。

 

『バラキエル』

 

 そして五対の堕天使の翼をはやしたレイナーレに、イッセーは攻撃を開始した。




ディナの強化手段は術式の開発。その術者としての力量は、ロスヴァイセや黒歌すらしのぎます。

そして性的欲求が根幹のイッセーの乳技をそうさいする、性的嫌悪による術式。これに関してはいつかやりたかったネタです。ケイオスワールドが続行困難になりかけているのでこちらで出しました。まあ、ケイオスワールド2の彼女は装備が強力ですが、意思力は一人でまかなってるんですけどね。

そしてラストの衝撃、レイナーレパワーアップ。

やはり、インフレにおいて行かれない程度の強化は必須だと判断しました!!
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