混血堕天使が幼馴染を邪悪な外道にNTRされたので、更生したおっぱいドラゴンとゆかいな仲間たちと共に、変身ヒーローになって怪人たちと戦いながら罪を乗り越えていくお話 旧題・ハイスクールE×E   作:グレン×グレン

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書き溜めがついに100kbを超えました。しかもどんどんタイピングが進みます。

でもまだライオンハート編は終わってないです。ラグナロク編に匹敵する長丁場になるかもしれないですね。









そしてスーパービルデ眷属タイム 蛇足編

ここらで一気にまとめていきます。




11話

 魔力運用を主体とする者達がディナと戦う。その横では、イッセーがトラウマを押し殺してレイナーレと激突する。

 

 ゼノヴィアは一瞬どちらを援護するか悩む。

 

 レイナーレについては聞いている。

 

 イッセーの神器(セイクリッド・ギア)を危険視して、暗殺すら考慮して送り込まれた調査部隊の長。そしてイッセーを悪辣な方法で殺した悪女。挙句の果てに神の子を見張る者(グリゴリ)に黙ってアーシアを取り込み、権威向上の為にアーシアを殺して神器を奪おうとした毒婦。

 

 実に殺意がわく相手だが、しかしたかが中級堕天使であるレイナーレがイーツになったところで、イッセーが負けるとも思えない。

 

 ならば魔王末裔と戦いを繰り広げているリアスをカバーするべきかと思ったが、しかしこちらは数で圧倒している。ある意味で大丈夫かと思いたくなる割合はこっちの方が多い。

 

 故に一瞬だけだが迷い―

 

「ヒャッハーリベンジだぜクソアマぁ!!」

 

 -その隙をついて、フリードがカトラスを構えて切りかかってきた。

 

 とっさに飛びのいて攻撃を躱すが、その瞬間に銃を突きつけられる。

 

「永遠にお休み!!」

 

「させませんわ!!」

 

 そして撃たれた弾丸は、しかし朱乃の雷光によって吹き飛ばされる。

 

「ゼノヴィアちゃん! 大丈夫ですか?」

 

「すまない、朱乃副部長。手間をかける!!」

 

 素早く正しい前衛後衛の立ち位置に戻りながら、ゼノヴィアは即座にエクス・デュランダルの全力を開放する。

 

 同時に朱乃も全力で雷光を開放。渾身の力を込めて攻撃を叩き込んだ。

 

「うぉっ、まぶし!」

 

 などと戯言を言ったフリードは、それをもろに受ける。

 

 一瞬で強化されているはずのフィールドが吹き飛び、大きなクレーターが誕生する。

 

 普通なら、確実に死体も残らない。

 

 何故ならフリードは人間だからだ。上級悪魔すら瞬時に消し飛びかねないこの力を喰らって、原形が残る事の方が問題だろう。

 

 だが、英雄派という人間の極みがこのデュランダル砲をあっさりしのいだ事を知っているゼノヴィアは、警戒を怠らない。

 

 朱乃もまた警戒をきちんとしている。それほどまでに、この戦いが並大抵のものでない事を痛感している。

 

 そして、事実フリードは死んでいない。

 

『エドワード・ティーチ』

 

 その合成音声と共に、フリード・セルゼンは起き上がる。

 

 全身は焼けただれ、そしてズタボロ。死んでいないのがおかしいぐらいだ。

 

 だがしかし、それもまた一瞬の事だった。

 

 僅か数秒で、逆再生されたかの如く急速に体が元に戻る。

 

 その、修復という言葉すら生ぬるい回復にゼノヴィアも朱乃も呆然となる。

 

「どよ、凄いっしょ? エドワード・ティーチは幽世の聖杯(セフィロト・グラール)を持ってたらしいんだけど、その情報を劣化再現してるんだよねぇ」

 

 そういうフリードの発言は軽いが、内容は決して軽くない。むしろ絶大なまでに思い。

 

 海賊黒髭の異名を持つ、エドワード・ティーチが神滅具を持っている事はいい。

 

 彼は跳ね飛ばされた首が数日間跳ね飛ばした者の船を追いかけたという逸話があるのだ。それぐらい持っていたとしても驚かない。

 

 問題は、その力が神滅具である事にある。

 

 神器の人工的な再現は、未だアザゼルがある程度形にしただけだ。禁手の再現は不完全で、一部人工神器が事実上の暴走状態にしているだけ。神滅具クラスの具現化は全くできていない。

 

 そも、神滅具そのものの再現など、創造の埒外である。

 

 もはや言葉もない。朱乃のゼノヴィアも唖然となるほかなかった。

 

 その表情を見て、フリードはさも面白そうに笑う。

 

 むかつかせてくれる相手が、これでもかというぐらい間抜け面を晒している事が愉快で愉快でたまらない。

 

 そして、フリードはカトラスとフリントロックを構えて一歩を踏み出す。

 

「それじゃKillKillぶっ殺しタイム!! フリード・セルゼン! パイレーツイーツのレベル2なエドワード・ティーチイーツ、いっきまーす!!」

 

 そして、狂戦士の猛攻が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、ラウバレル・アスモデウスもまた猛攻を繰り広げていた。

 

 放たれる大量の魔法攻撃を片方のシールド型自立誘導端末、シールドスレイブで受け止めながら、そこに隠れるようにして立ち回る。

 

 巨体に見合った怪力を見せるサイラオーグの戦車であるガンドラ・バラムをその巨体からくる馬力をもってして圧倒する。

 

 龍種に変態するという荒業を成し遂げたラードラ・ブネも、疑似オリハルコン装備精製能力「オリハルコン・クリエイター」で精製したメイスで薙ぎ払う。

 

 怪力とは見合わぬ小柄ゆえに攻撃の当てずらい塔城小猫に対しては、胸部に搭載した四連拡散プラズマ砲「ジェノサイド・サーカス」で迎撃する。

 

 巨体と性能で蹂躙戦とする、ヴァーリチームのゴグマゴグすら、起動性能ともう片方のシールドスレイブで叩きのめす。

 

 このラウバレル専用のアーマーボディ、スコーピオンキングは強大な機体だ。

 

 ラウバレル本人の絶大な魔力量を、更にリアクターイーツの力で増大化。この時点で魔王クラスを超える出力を発揮。加えて本体とシールドスレイブに魔法によって小型化に成功した核融合炉を搭載する。

 

 その出力は好意の神クラスにも匹敵。未だそれを完全に有効活用はできていないが、それを含めても圧倒的な性能を発揮できる。

 

 少なくとも、今この場にいる悪魔達に引けを取るほどの危険はなかった。

 

「苛立たしいかね? これが兵器の力だよ」

 

 ラウバレルは、圧倒的な火力で敵を蹂躙しながらそう告げる。

 

「私は体が比較的弱く、魔王としての特性を得れなくてね。それを補う手段を常に模索していた」

 

「それが、その技術ですか……っ!」

 

 撃ち合いで押されかけながらのロスヴァイセの言葉に、ラウバレルはコックピット越しで見えないのを承知の上で頷く。

 

「いくつかはムートロンの技術も利用した。だが、ここまで実用化させたのは私だ」

 

 それが誇りで堪らない。

 

 アーマーボディの技術により、冥界はより強大な力を発揮するだろう。悪魔という種族は兵器という力で強大な能力を手にしたのだ。

 

 何よりこの技術はまだまだ発展する事ができる。その先が見たくて堪らない。

 

 そして、そのためには戦争という技術発展の絶対条件が必要不可欠。

 

 ゆえに、ラウバレルはビルデに就く事に何の反論もない。

 

 一体一体が上級悪魔の上クラスになる兵器。更には、この力は悪魔だけが使用する事ができる。

 

「アーマーボディは悪魔の体を拡張発展させたもの。正真正銘悪魔だけが使用する事のできる、悪魔の力。……私は、この技術を突き詰めたい!!」

 

 その言葉と共に、ラウバレルの攻撃は熾烈を極める。

 

 そう、ラウバレルは研究者だ。

 

 アーマーボディという技術を極める事を目的とする、狂気の技術者だ。

 

 ゆえにこそ、この戦いでアーマーボディの力を見せつける。

 

 より多くの悪魔に自発的かつ積極的に支援を引き出させる為に。それによってアーマーボディの技術開発を更に進める為に。

 

「我が技術開発の礎となれ、敗北者となる事でなぁ!!」

 

 その絶大な砲撃が、一気に小猫達に襲い掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、サイラオーグと彼の女王であるクイーシャ・アバドンは圧倒されていた。

 

 サイラオーグは獅子の鎧すら具現化して対抗している。その戦闘能力は、近接打撃戦に限定すればヴァーリにも匹敵するだろう。

 

 更に美候とフェンリルもまた共闘の態勢を取り、徹底的な包囲網を形成した。

 

 にもかかわらず、圧倒されている。

 

 彼らは弱くない。それどころか、この場でビルデに立ち向かう者達の中でも、高水準の者達だ。フェンリルとサイラオーグに至ってはヴァーリのすぐ下の猟奇に到達しているだろう。

 

 だが、届かない。

 

「私も(ホール)は使えるのに……!」

 

「下らん。王の駒で強化された私と、貴様程度が並び立てると思われては困るというものだ」

 

 クイーシャにそう断ずるビィディゼには傷一つない。

 

 王の駒によるドーピングによるものとはいえ、彼は魔王クラスの実力を持った猛者。数多くのレーティングゲームで鍛えられた戦術眼は本物であり、そう簡単に太刀打ちできる者では断じてなかった。

 

「まあ若手の中では有数な部類だろう。正直本腰を入れる事になるとは思っていなかったとも、見事だ」

 

 ビィディゼは特に気負うことはなく、平然とそう言い切る。

 

 冗談でもない。皮肉でもない。負ける事がないという余裕が生んでいるとはいえ、ビィディゼは心からサイラオーグ達を評価していた。

 

「だが無駄だ。王の駒による強化はそれほどまでに大きな断絶がある。ビルデ殿には悪いが、努力などという才無きもののすがる幻想などで、この明確な差は覆らない」

 

 そうはっきりと断言し、ビィディゼは更にエボリューションエキスを取り出す。

 

「そして、王の駒に並び立つ技術により強化されれば、私に一欠けらの敗北も、ない」

 

 その言葉と共に、ビィディゼは躊躇なくエボリューションエキスを注入する。

 

『フェニックス』

 

 火の鳥を思わせる意匠のイーツと化し、そしてビィディゼは灼熱を放つ。

 

 全方位から放たれる灼熱は(ホール)に吸い込まれ、その穴はサイラオーグ達を囲む。

 

 そして、魔王クラスすら超える出力と化した灼熱が、サイラオーグ達に襲い掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、兵藤一誠は圧倒的な絶不調で戦うこととなっていた。

 

 生きていることは知っていた。もしかしたら戦うことになるとも思っていた。

 

 だが、いざ戦うとなれば心が締め付けられて思うように戦えない。

 

 神器は思いの力で具現化するものだ。ゆえに、精神状態が大きく左右される。

 

 今の絶不調な状態のイッセーでは、レイナーレを倒すことができない。

 

 レイナーレ自身がEEレベルを上昇させている。さらにディナによって洋服崩壊(ドレス・ブレイク)乳語翻訳(パイリンガル)も無効化されている。

 

 そして何より、レイナーレの力は増幅されている。

 

『バラキエル』

 

 その合成音声とともに強化されたレイナーレは、最上級クラスの力を発揮した。

 

 さらに朱乃のごとき雷光を具現化させ、朱乃以上の出力でたたきつけてくる。

 

「くそっ! それは、バラキエルさんの力だぞ!!」

 

「違うわ! 私はバラキエル様の力を手にしたのよ!!」

 

 レイナーレはイッセーにそう反論し、そして襲い掛かる。

 

 雷光の一撃一撃がイッセーの体を麻痺させ、そして体をむしばんでいく。

 

 だがそれ以上に、イッセーの心がレイナーレという存在にむしばまれていた。

 

 克服できている自信はなかった。

 

 そもそも自覚できたのがつい先日のことだ。朱乃たちが本気で向き合ってくれたからだいぶ楽になったが、その傷は居間もくっきりと残っている。

 

 兵藤一誠は女性が怖い。厳密にいえば、恋愛関係を求めて手のひらを返されるのが怖い。

 

 その根幹となるのがレイナーレ。兵藤一誠を調べるためにうその告白をして、あざ笑って殺した女。

 

 その思い出がまざまざと蘇り、イッセーを傷つけていく。

 

 恐怖がよみがえる。絶望がよみがえる。絶望がよみがえる。

 

 それらすべてがイッセーの体を縛り、心を縛り、焦燥感を増し、冷静さを欠かせ―

 

「う、うあぁあああああああああ!!!」

 

 恐怖のあまり、イッセーは火力重視で切れのない力任せの一撃を繰り出し―

 

「そんな攻撃じゃ私は倒せないのよ、ガキンチョがぁ!!」

 

 カウンターの雷光を喰らい、意識を吹き飛ばした。

 

 

 

 

 

 




ビルデ眷属の魔王末裔では最弱なのがラウバレル。彼はそれを克服するために人間の兵器に目を付けました。

……そして手段と目的が逆転しました。もはや彼はマッドサイエンティストの仲間入りを仕掛けています。


そして代理組も大暴れ。このままでは確実にイッセーたちは全滅します。

ですが、そう簡単にビルデの思い通りにはさせませんよ……?
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