混血堕天使が幼馴染を邪悪な外道にNTRされたので、更生したおっぱいドラゴンとゆかいな仲間たちと共に、変身ヒーローになって怪人たちと戦いながら罪を乗り越えていくお話 旧題・ハイスクールE×E   作:グレン×グレン

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集結する死神たち。

色々消耗しているオカルト研究部。

この不利な状況をひっくり返すのは―


11話

 

 結界空間での激戦は、死闘というほかなかった。

 

 大出力砲撃で結界のかなめの内、二つを破壊することには成功。残り一つを破壊すれば、何とか脱出できる余力はある。

 

 だがしかし、その余力をひねり出すのが厄介だった。

 

 イッセーと井草の合一形態。コードーネーム、憑依せし赤龍帝(ウェルシュ・ボゼッション・プロモーション)

 

 プロモーションと譲渡と封印系神器の特性を併用し、指定対象と一体化することで能力を向上させる、真女王と並ぶイッセーの新たなる力。

 

 曹操相手には動きが荒くなるという欠点を付かれて敗北したが、中級悪魔程度の有象無象を吹き飛ばす分には問題ない。性能が違いすぎるのだ。

 

 加えて、井草との合一形態では僧侶の力を利用する。このため、砲撃戦闘ではめっぽう強い。

 

 将来的には戦車と騎士の駒に相当する形態も具現化したい。だが、それは生き残ってからだ。

 

 そして、井草たちは大暴れしていた。

 

「イッセーきばって!! ここが踏ん張りどころだよ!!」

 

『はい! 根性だけならまだあります!!』

 

 井草にイッセーはそう答えるが、しかし疲労は隠せない。

 

 最初の大量砲撃でガス欠気味だ。これ以上の砲撃は困難だろう。

 

 しかも死神たちは最上級クラスのプルートを投入。そして曹操の宣言通り、ジークフリートも参戦してきた。

 

 いまプルートはアザゼルが抑え、ジークフリートには祐斗が一矢報いた。

 

 聖魔剣の龍殺しを作れるようになった木場祐斗の刃は、龍の力を神器で持っているジークフリートにとって脅威である。

 

 だが、それでも難敵がそろっている。

 

 ジークフリートはイーツと化して猛攻を開始し、祐斗をカバーするために戦力を大量に投入する必要になっている。

 

 アザゼルは堕天龍の鎧を全力で使うが、相手が強いうえに大ダメージを追っているため苦戦中。

 

 その上、死神の数があまりに多い。

 

 砲撃ができない現状では、圧し切られてもおかしくない。

 

 しかもオーフィスが役に立たない。

 

 力を奪われた影響で、加減が聞かないらしい。ちょっと支援したつもりで味方が巻き込まれかけた。

 

 はっきり言って、戦力差が大きい。室ならともかく数では圧倒的に不利だ。

 

 せめて絶大な火力をあと数十発発射できれば。

 

 そう考えて、それは攻め手とは言わないと考え直す。

 

 そんな絶大な火力をどうやって賄えというのか。

 

 普通に無理だ。絶対無理だ。

 

 そう思ったその瞬間―

 

『やあ、今代。苦戦しているようだね』

 

 脳裏に、言葉が響いた。

 

 幻聴かと思ったが、イッセーが驚きをあらわにする。

 

『れ、歴代の人たち!?』

 

「ああ。そういえば残留思念がいたね」

 

 井草も納得して、意識をそちらに向ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一言で言おう。とても変なことになっていた。

 

 具体的に言うと、タキシードにワイングラスを持った状態という、ツッコミどころだらけの姿で統一されていた。

 

「帰ってください。余裕ないんで」

 

 井草がそういうのも無理はないだろう。

 

 今余裕はかけらもない。漫才をする暇はかけらもなかった。

 

 しかし、ワイングラスを中身がないのに揺らす歴代たちは、不敵な笑みを浮かべていた。

 

『気持ちはわかる。死神はとても厄介だからね』

 

『だからこそ、私たちは君たちに助言をしに来たのだ』

 

 助言。

 

 その言葉に飛びつきたくなるが、しかし不安もある。

 

 歴代赤龍帝はあの手この手で覇龍を使わせたがる。今回もそれの可能性があった。

 

 今そんな余力はない。イッセーの寿命が今度こそ尽きるのは確定だ。

 

 あるいは井草と一体化している現状なら、井草の光力で負担を肩代わりできるかもしれないが、しかしガス欠気味の現状では井草の寿命まで削られそうだ。

 

『あの! 覇龍は勘弁してほしいんですけど!』

 

 イッセーが井草と同じ結論を出して理を入れるが、歴代たちは静かに首を振った。

 

『それは違う』

 

『我々は君によって覇を卒業したからね』

 

『そう、覇よりも素晴らしいものを私たちは知ったのだ』

 

『その力を使おう。そう―』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『『『『『『『『『―乳力(にゅーぱわー)を!!』』』』』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 井草は気づけば、合一化を本能で解除していた。

 

「おいどうした! 気張ってくれ、今が踏ん張りどころなんだぞ!?」

 

 器用にプルートと戦いながらアザゼルが言うが、井草はとりあえず吠える。

 

「先生! 歴代赤龍帝がトチ狂いました!!」

 

「先生! 歴代がリアスのお乳に譲渡しようとか言ってきてます!!」

 

 井草に続いてイッセーが歴代からの意見を告げる。

 

 合一化を解除してよかったと、井草は心から思う。

 

 真面目に聞いていたら失神していた可能性がある。それはあまりにも致命的だ。

 

 だが、その瞬間、歓喜と戦慄が走る。

 

 味方は歓喜し、敵は戦慄した。

 

「いよっしゃぁああああああ! グレモリー眷属の必勝パターン来たぁああああああああ!!!」

 

「……最、悪だ……っ! ここまで来て!!」

 

 アザゼルが歓喜の雄たけびを上げ、ジークフリートは戦慄のあまりイーツ化が一瞬解除される。

 

 確かに定番パターンの逆転フラグだが、他に何かないのだろうか?

 

 思考が一瞬停止した井草は、そして気づいた瞬間にすごいことになっていた。

 

 具体的には、リアスの乳が縮むことでイッセーの砲撃が連発できるようになった。

 

 ……エネルギー保存の法則とかどこ行ったと思ったが、これは好機だ。

 

 凄まじい勢いで死神たちが駆逐されていく。蒸発といっていい勢いで消し飛ばされる。見ていてすごくスカッとする光景だ。

 

 そして、それを阻止するべき当然敵も戦力を差し向けるが、それをグレモリー眷属は必死になって阻止する。

 

 井草も気合を入れ、とにかくこのチャンスを逃さんと死神たちを迎撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして十分後、リアスの乳と有象無象の死神たちは無と化した。

 

 一瞬イッセーがホテルとリアスに視線を交互に向け、小猫からソファーを投擲される。同格となった乳を見比べていたらしい。確かに平坦さは似ている。

 

 その瞬間、後頭部に冷蔵庫がたたきつけられたが、小猫は読心術でも持っているのだろうかと井草は思う。

 

 とりあえず言うべきことは言っておこう。

 

「イッセー。愛する女の乳こそ至高と思うべきだよ」

 

「……でも、でも、おっぱいが……おっぱいが……っ」

 

 イッセーは滝のように涙を流すが、しかしそれを突っ込む余裕はない。

 

 というより、井草もいろいろとツッコミどころだらけだった。

 

「まあいい。これで形勢逆転、チェックメイトだ」

 

 アザゼルは勝利を確信し、光の槍を向ける。

 

 残存する敵勢力は、ゲオルクとジークフリート、そしてプルートのみ。今のグレモリー眷属たちなら、数で押し切れる戦力だ。

 

 結界装置も壊れる寸前。むしろ、絶大なエネルギー供給にものを言わせたイッセーの砲撃を雨あられと受け、まだ持ちこたえていることを称賛するべきだろう。ゲオルクは見事である。

 

「これが、グレモリー眷属の爆発力か……」

 

 ゲオルクが肩で息をしながら、感心と戦慄を織り交ぜた声を出す。

 

 これなら強引に脱出するのも、このまま敵を全滅させることも不可能ではない。

 

 井草はそう判断し、気を取り直して戦闘をおこなおうとし―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フフフフフ。存外に苦戦しているようだな、英雄派の諸君」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、事態はさらに変貌する。

 




………まあ、当然の如くおっぱいです(汗










ツッコミどころだらけだけど、実績だらけなので敵も味方もまじめに反応するしかない現状。世界よ、これがおっぱいドラゴンだ!!
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