隆が介入するという点以外では原作と同じだったり、本当にいきなり介入するので急展開だったりするのですが、特に気にしないでください。
今回の台無しポイント ライザーとのレーティングゲーム編
炎の中で佇む男性のシルエット。
そいつが腕を横に……あれ、隆先輩が怒りの表情を浮かべながら、シルエットにズンズンと近づいて腕を振り上げたぞ?
「火気厳禁だ、このバカモンが!!」
「ぐおぉっ!?」
男に脳天に振り下ろされた強烈なゲンコツ。
そのゲンコツは男に膝をつかせるには十分過ぎるほどの威力を持っていた。
膝をついた男は赤いスーツを着崩しており、悪い雰囲気をただ寄せたイケメンホストといった外見なのだが……あまりにもゲンコツが痛かったのか、涙目で頭を押さえているせいで整った顔立ちも台無しである。
……台無しといえば、隆先輩も顔立ちは整っているのに身体はゴッリゴリの超マッチョなので台無しだよなあ……
「こ、この覚えのある声と拳……貴様、まさか!?」
「久しぶりだなあ、ライザー・フェニックス」
膝をついている男を見下ろしながら、腕を組んで嘲るように鼻を鳴らす。
ライザーと呼ばれた男は隆先輩の顔を見るなり、とてもわかりやすく慌て始めた。
「リ、リ、リアス! どうしてこの男がここにいる!?」
「どうして、って……隆は私達の監視役なんだからここにいてもおかしくないでしょう」
さも当然、といったように部長が答えた。
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「いいだろう、そちらが勝てば好きにすれば……」
「ちょっと待て、貴様ら」
今まで黙っていた隆先輩が、口を挟んだ。
「……なんだ? これは俺とリアスの問題なんだから、口を挟まないでもらいたいんだが」
「レーティングゲームそのもので決着を付けるという事や、ライザーが勝ったら結婚するというのは異論はない」
「だったら、今言ったように口を挟まないでもらいたいんだが、この婚約は前から決まっていたことだ。
今更部外者がしゃしゃりでてくるな……大体これは悪魔全ての未来を決めるためにも必要な結婚で」
「そんなこと知ったことではないな……リアスはレーティングゲーム自体がライザー……というか、フェニックス家に極めて有利な事に気づいているのか?」
「有利って、どういうことよ?」
「やはり気づいていなかったか……簡単な事だ、フェニックス家はその名の通り、いくら致死傷を受けようが復活する。つまり、フェニックス家の者が王となった場合は……どうなる?」
「あっ! 王にチェックメイトをかけられないということね!」
「そうだ。 他にも配下数の差からしても、リアスの不利はどうやっても避けられん。 俺はゲームのルールは公平であるべきだと思っている、そこで、このレーティングゲームは変則ルールとする」
ピッ、と指を2本立てながら隆先輩がその変則ルールを切りだした。
「一つ、ゲームに参加させる駒数は同じとする。
つまり、リアスが駒数を増やすかライザーが減らすかのどちらかだ」
「私はこれ以上駒数を増やす当てがないわ、実家から借りるわけにもいかないし……」
「なら、ライザーが減らすしかあるまい」
「ぐっ……」
明らかに文句を言いたそうにライザーは顔を歪めていたが、隆先輩がにらみを利かせているので何も言えずにいた。
「そして、この2つ目のルールが本命なのだが……ライザー、貴様の復活が確認できた場合は貴様の敗北とする。
リアスにフェニックスの涙を渡す、というなら渡した数だけの復活は認めるがな」
「なっ!? 貴様、いくらなんでもそれは……!」
「ふむ……嫌と言うなら取り消しても構わんぞ? なんだったら、一つ目のルールも取り消してもいい」
「何、本当にいいのか! 言ってみるもんだな!」
「ちょっと隆、貴方はどちらの味方なの!?」
嬉しそうな表情を浮かべるライザーと、怒りを浮かべる部長。
「ただし俺がリアス陣営の兵士として参加する」
「変則ルールでお願いします」
キリッと顔を引き締め、隆先輩のルールを受け入れたライザー。
……隆先輩が参加するより、変則ルールの下で戦った方が勝算が高いと踏んだのだろう。
こうして変則ルールのレーティングゲームの下で、部長とライザーは婚約をかけて戦う事になった。
レーティングゲームですか?
概ね原作と同じですが、リアスがライザーの頭を吹き飛ばして勝ちましたよ?
イッセーも朱乃も木場も小猫もやられた末での大逆転ですけど。