イッセー「隆先輩のことだな?」チラッ
隆「……」ゴゴゴゴゴゴ
三年生の授業参観。
隆とリアスは同クラスであるため、リアスだけではなく隆の授業態度をサーゼクス達も見ることになる……のだが。
「隆! 何をやっているのよ、塩とこしょうの量が多すぎるわ! 分量通りに作りなさい!」
「腹に入れば皆同じ、俺とお前は運動量が多いからこれぐらいでもちょうどいいだろう」
「私たち以外も食べるでしょう、他の人の事も考えなさい!」
何故か普通の座学ではなく、調理実習でコロッケを作っていた。
「それよりもキャベツはどうした、コロッケにはキャベツと相場は決まっているんだ、キャベツを切るんだ」
「そんな塩辛いコロッケを作りそうになってるのに、大人しくキャベツを切れるわけないでしょう……ああもう、私がやるわ!」
再び塩を大量に投入しようとしていた隆から、リアスがフライパンを無理やり引ったくる。
「何をする、危ないだろう」
「こんな高血圧コロッケ、神が恐れ悪魔すら慄くわよ!コロッケは私が作り直すわ! あなたは私の代わりにキャベツを切りなさい!!」
「……お、おう。 すまんな」
リアスの剣幕に押されたのか、隆は大人しくキャベツの千切りを始めた。
「彼は意外と尻に敷かれるタイプなのか……」
ほう、と驚いたかのようにため息をつくサーゼクスだった。
リアスと隆が結婚して上手くやっていけるのか不安だったサーゼクスだが、少し安心したそうな。
ちなみにコロッケは生徒だけではなく保護者も食べるのだが、リアスが作り直してもコロッケは少し塩辛かったとサーゼクスは語った。
さて、それはそうとして昼休み。
「うん? 廊下がどうにも騒がしいな」
爪楊枝をくわえながら、隆は廊下の一画に出来た集団を一瞥する。
カメラを持っているようだから、何かを撮影しているようだが……
「まったく、昼休みとはいえ少しは静かに出来んものか。
おい、そこを通してくれないか」
もし、何かまた面倒な事が起きているようなら対処せねばならない。
お辞儀しながらの片手チョップスタイルで集団をかき分け、原因が何なのかを調べることにした。
すると、そこには……
「セラフォルー……貴様、何をしている……?」
「あっ、隆くんったらお久~☆」
「お久、ではない。 こんなところで何故撮影会なんぞやっている? 学園の風紀を乱すというなら、退去してもらうが」
「ご、誤解だって! ソーナちゃんの授業参観に私服で来たら、いつの間にかカメコが集まってきちゃったんだよ☆」
「そうか、ならそれについては不問とする……貴様ら! いつまで集まってる! 撮影会は終わりだ!」
隆が大声を張り上げると、カメコたちは慌てて蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。
「まったく……前々から思っていたが場所を選んだ服装が出来ないのか?」
「え~? そんな事言われても、私はこれが正装みたいなものだし☆」
「……日本神話との会談の時にも同じような恰好をして、同じような言い訳をしたよな? そして、会談後にしこたまゲンコツを降らせながら説教したのを忘れたか? 今この場であの説教を繰り返しても、俺は一向に構わんのだが」
「今すぐに着替えてきますっ!!」
ピューッと逃げるように女子トイレに駆け込んだセラフォルーだった。
「……あ、あの、鈴宮君。ありがとうございます」
場の光景を見守っていたのか、隆の後ろからおずおずとソーナがお礼を言った。
「構わんよ。あと、セラフォルーに『コスプレ趣味を否定するつもりはない、したいなら秋葉原か池袋にでも行け』と伝えておけ」
「はい」
こうして昼休みは終わった。
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さて、何やかんやで三大勢力会談である。
「悪かったな、俺の所のコカビエルが迷惑をかけた」
「まったくだ……それはそうとして、俺が送りつけた首はどうした?」
「手厚く埋葬したわ! 祟られて枕元に出られたらたまったもんじゃねえ!
朝風呂に入っていたら、いきなり首が投げ込まれるとかトラウマもんだぞ!?」
「そうか、それはすまんな。 コカビエルを殺したことについては謝らんが」
隆はあの説教の後に、コカビエルの首をモータルコンバットのサブゼロの如くブッコ抜いた後、アザゼルの下に投げ込んでいたのだ。
風呂に入ってゆっくりしていたら、いきなり浴槽に脊髄の付いたコカビエルの首が投げ込まれたのだから、そりゃもう大慌てだったという。人が人なら漏らしていただろうし、気の弱い人ならショックで心臓停止してもおかしくないだろう。
そして、会談は進んでいく。
「さて、そろそろ俺たち以外に世界に影響を及ぼしそうなやつらへ意見を訊こうか。
無敵のドラゴンさまに……といいたいが、それよりも隆。 お前はどうしたい?」
会談の場にいる全員の目線が、隆に向けられる。
「俺としては、正直なことを言えば『一般人に迷惑をかけなければ』それでいい。 戦争自体は否定はせんよ。
人間、天使、堕天使、悪魔、妖怪、八百万の神……戦争が兵隊同士の戦争なら、俺も止める気はない。 互いにつぶし合うも、手を取りあってどれかを潰すのも結構。
そもそも人間自体が争う生き物だ、貴様らだけに戦争するなと言っておいて、人間は好きなように戦争するなど、虫が良すぎるからな。
偉人や英雄は戦争で生まれるし、戦争を通じて技術が進歩する、というプラス面も見逃せん。
……ただし、無理な徴兵や市街地での戦闘、略奪等を起こそうものなら、俺が潰しに行く。
現に、宗教戦争などで市街地で戦闘を起こした部隊や、宗教や神の名を借りた過激派テロ組織もなども、有名所はあらかた潰した……まぁ、生き残りなどはかなりいるだろうが、それは俺の仕事ではない。警察や軍が何とかするだろう。
俺は行動を起こしてからではないと動かんから、未活動で潜伏しているテロ組織はまだいるだろうが……
とどのつまり、『兵隊同士で殺しあうなら好きにしろ』ということだ」
「……まぁ、お前ならそういうだろうな」
相変わらずだな、とでも言いたげアザゼルがため息をつき、ミカエルとサーゼクスが苦笑を浮かべる。
「さて、そろそろ俺は別件をすませる。 敵意を持ったやつらが来ているようだからな……ふんっ!」
隆が椅子から立ち上がり身体に力を込めると、二人に分裂する。
「よし、ここの護りは任せたぞ俺。旧校舎が怪しいのでそこを見てくる」
「任せておけ、俺」
隆Aは隆Bに守備を任せると、いつものように腕力で次元の扉を開いた。
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「ごきげんよう、現魔お」
「男女平等パンチッ!!」
隆Bの剛拳が魔法陣を通じて現れたカテレアの顔面に叩きつけられた。
そして隆Bはそのままマウントを取る。
「ちょっ、ぶっ、まっ、ぐべっ」
発言しようとする度に隆が一発殴るので、カテレアは発言出来ずにいる。
攻撃を仕掛けた本人なのにもかかわらず、サーゼクス達は結構同情していた。
「あ、あの……隆ちゃん? 話が聞けないからその辺で……」
同じレヴィアタンであるセラフォルーが、恐る恐る隆Bを止めようとする。
「それもそうだな」
手から血を滴らせながら、すっと隆Bが立ち上がる。
カテレアの顔面は既にモザイクをかけないといけないような有様だった。
この後、攻撃を仕掛けてきた組織の名前が『
隆Aも大量の女魔術師とヴァーリを縄で引きずってアザゼルの前に突き出した後、文字通り三日三晩正座させながらのお説教を行った……女魔術師達とヴァーリの足は正座し続けていた事で壊死しかけていたそうな。
ちなみに会談は無事に終わり、平和協定もきちんと結ばれた。
ちなみに、話の裏ではイッセーがギャスパーの説得をしています。
口下手でエロ抜きの普通の説得です。
アスカロンはもらってません。
ミカエルが「預ける必要ないよね?」って思ってるんで。
だから、朱乃の出生話も聞いてません。
あと、原作を読みながら書いてるんですけど……
ここからは買い足しながら書いてるので、1話か2話書くのに1冊買わないといけなくなりました。
お金が大変だァ…