DUAL BULLET   作:すももも

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08.遭遇

★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 1997年12月1日の朝8時、カキン帝国のアジトに7人のメンバーが集まった。

 

 

 

 

「決行は、本日15時だ。『奪取班』と『陽動班』の2チームで行う。」

 

 

 幻影旅団の団長クロロが、その場のメンバーに対し、重々しい言葉を投げかけた。

 

 次いでシャルナークが、詳細を説明をする。

 

 

「『陽動班』は、ウボォー、ノブナガ、マチ、ガルナの4名。『奪取班』は、団長とパクノダと俺、シャルナークの3名。」

 

 

 

 それを聞いて、ウボォーギンが、獣のような興奮した吐息を吐きながら、叫ぶ。

 

 

「『陽動』ってことは、いいんだな?思いっきり暴れても!?」

 

 

「ああ。暴れて、破壊して、殺せ。俺が許す。」

 

 

 クロロが僅かな笑みを浮かべて、静かにそう言った。

 

 

 それに頷き、シャルナークが説明を続ける。

 

 

「昨日の情報収集によれば、『高速飛行船』のテスト飛行は、夕暮れ時の16時。

 まずは、15時キッカリに『陽動班』に暴れてもらう。『陽動班』はできるだけ騒ぎを起こして、『獲物』の警備を薄くしてくれ。

 その後、『奪取班』はパクノダが、あっちの操縦士の『記憶』を盗み、パクノダが操縦をして全員逃げる。俺と団長は主にパクノダの潜入のサポートをする・・・。

 まあ、大まかに説明するとこんな感じだね。」

 

 

 団員達は、それぞれ思い思いの表情を浮かべて、頷いていた・・・。

 

 

 1人、ガルナだけが、疑問と困惑を混ぜた顔で固まる。

 

 

(記憶を盗む??)

 

 

 ガルナは心中、1つの疑問が浮かんだが、嫌な予感から聞くのをためらっていた。

 

 

 だが、それに気付いたパクノダが、ガルナに説明する。

 

 

「ガルナは知らなかったかしら?私は、触れた相手の記憶を盗み見る能力があるのよ。」

 

 

(それって―――。)

 

 

 ガルナは昨日のことを思い出していた・・・。

 

 いつの間にか、パクノダはガルナのすぐ傍に近づき、他の誰にも聞こえないように囁いた。

 

 

「ええ、だから昨日謝ったでしょう。貴方とマチのベッドシーンまで見てしまって、取り乱したから―――。」

 

 

(えええええええええ。)

 

 

 ガルナは余りの恥ずかしさから、両手で顔を覆い、願った。

 

 

(誰か、今すぐ俺を殺してくれ。)

 

 

 ガルナのその姿を気にすることなく、シャルナークは話を続けた。

 

 

 だがマチだけは、ガルナに強烈な殺気を向けていた・・・。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 アタシは、ガルナのその姿を見て、勘づいてしまった。

 

 

―――アイツ、パクに記憶を見られたな・・・。

 

 

 強烈な殺意と、羞恥心が高まっていた・・・。

 

 

 ていうか、せめてガルナには、ポーカーフェイスを貫いて欲しいものだけど・・・。

 

 

―――それは・・・まあ無理みたいね。

 

 アタシはガルナの様子を見て諦めの溜め息をついた。

 

 

 でもマジで、アタシ的にも少なくとも他の男達にはバレたくないし―――。

 

 

 

 シャルが場所などの詳細を説明し終わると解散し、時間まで自由行動になった。

 

 一旦解散になると、アタシは、真っ先にガルナの方に行こうとしたが、既に逃げ去っている・・・。

 

 

 逃げ足だけは相変わらず早いわね。

 

 でも、バカね。アイツは同じ班だし、次会ったら、ボコボコにしてやる・・・。

 

 

 ふと、パクと目が合った。

 アタシは反射的に目を逸らす・・・。

 

 

「マチって、相変わらず、男の趣味が悪いのね。」

 

 

 パクがアタシの傍を通るときに、小さな声で囁いていった・・・。

 

 

 

 

―――!!!!!!

 

 

 余りの恥ずかしさで下を俯きながら、アタシは顔面の熱が冷めるのを待った。

 

 ああ、でも。アタシが触られなくて良かったかも。

 もし、そうなったらアタシの感情すら、記憶と一緒に読みとられてしまうから―――。

 

 

 いや、別にガルナのことが、どうとかじゃないんだけどね。

 

 

 なんとか、気持ちが落ち着いたので、アタシは時間まで買い物にでも出掛けようと外に出た。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

―――ふう。

 

 

 なんとか、マチの殺気に逸早く気付いて、俺は逃げ延びた。

 

 

 とは言っても、次会ったら殴られるだろうな・・・。

 

 

 今は午前9時。「陽動班」の集合が14時50分に、王宮前のツィード広場か・・・。

 

 

 ウボォーさんは時間にうるさいし、俺に目をつけているから遅刻は即、死。

 

 

 昨日のが冗談で済んだのも、今回みたいに厳密に時間が決まってなかったからだ。

 

 

 とりあえず、それまでにマチの機嫌が直りそうな何かを盗むか・・・。

 

 そういえば、俺も、いつの間にか、盗むのが当たり前になっているな・・・。

 ちょっと前までは、ゲームを買うために、嫌な仕事でも引き受けて金稼いでいたのに・・・。

 

 

 

 

 そんなことを考えながら、公園を歩き、ふと前を見ると人だかりができていた・・・。

 

 

―――なんだろう。

 

 

 なんか面白そうだから見てみるか・・・。

 

 

 

――――!!!

 

 

 あ、あれは―――。

 

 

 俺は、ヤバい奴を見て、後悔した。

 

 

 だが、逃げるには既に遅い。

 

 

 その人だかりは、子供がほとんどで、さすがの俺の身長でも奴と目を合わせてしまったのだ。

 

 

 奴は、公園内で子供達に奇術を披露していた。

 明らかに子供達を見る奴の目が異常だけど・・・。

 

 

 長身で、奇抜な服装に隠された鍛え抜かれた肉体、不思議なフェイスペイントは、残忍なその本性を誤魔化すことなく、逆に変態性をさらに増してしまっている―――。

 

 

「やあ♥」

 

 

 その男、ヒソカは俺に向かって、声をかけた。

 

 

「ふぐっ。ヒソカ・・・。」

 

 

 俺はつい、昔の条件反射で泣きそうになりながら、応える。

 

 

「泣くなよ♣みっともない◆」

 

 

 ヒソカは小さく笑いながらそう言って、付け加える。

 

 

「・・・キミ、随分強くなったね♠」

 

 

 直後、ゾッとするような気味の悪いオーラを感じた。

 

 

 慌てて、俺は臨戦態勢に入る。

 

 目の前の子供達は、泣きながら散っていった。

 

 

「オヤオヤ勿体無い◆美味しいそうな子達だったのにな♠」

 

 

 俺は全身から嫌悪感を出して言った。

 

 

「お前、子供相手にナニするつもりだあ!?」

 

 

「誤解だよ♣公園で暇潰しにトランプ遊びしてたら、子供達が勝手に集まっただけだ◆」

 

 

「暇潰し―――!?ていうか、前に強そうな男がいるって言ってたのはどうなったんだ?」

 

 

「彼には結局逃げられてしまってね◇仕方ないから他で遊んでいたら、この国に来ていると聞いて来たんだよ◆」

 

 

 ヒソカは俺の全ての質問に対し、包み隠さず答えた。

 

 

「だったら尚更、なんでこんな―――。」

 

 

「何、知り合いなわけ?」

 

 

 ハッと振り向くと、異常な殺意のオーラを纏った女がいた。

 

 

「マチか♥ キミも随分と―――。」

 

 

 ヒソカが、俺の背後からマチに話し掛ける・・・。

 

 

「え!?ちょっと待って!ていうか、お前らこそ、知り合いなの?」

 

 

 俺が余りの衝撃で2人を交互に見ながら口を挟んだ。

 

 ヒソカはそれに対し、変哲のない口調で答える。

 

 

「ああ、何せマチの『初めて』はボクが無理やり貰ったからね♥」

 

 

 

 

―――瞬間。

 

 

 俺は自分でも信じられない程、スムーズに身体とオーラを操作し、理想的に動いた。

 

 

 事実、ヒソカのその異常な反応速度も、それには追い付かなかったようだ。

 

 

 

 

 俺の全オーラを込めた右ストレートがヒソカの顔面にクリーンヒットしていた―――。

 

 既にヒソカの身体は吹き飛んでいる。

 

 

 反射的にヒソカは空中で、トランプを俺に投げていたが、流石に無理な体勢で投げたそれは簡単に、回避できた。

 

 

 

 

―――違う、ヤバ!!?

 

 

「ファースト・ブリット」

 

 俺は咄嗟に、「宣言」し、両手の中で弾丸を全力の速度で具現化した。

 

 直後、俺の身体はヒソカに引き寄せられる―――。

 俺の足が地を離れる瞬間、俺は素早く右手のスナップを使い、銀の弾丸を足元に投げた。

 

 

 俺に殴られたヒソカは、瞬時にトランプを死角にして、「隠」で隠したオーラを飛ばしてきたのだろう。

 

 「凝」で見た俺の左肩にはオーラが1本張り付いていたのだ。

 

 オーラにゴムとガム、即ち伸縮性と粘着性の性質を持たせる能力。

 

 

伸縮自在の愛(バンジーガム)

 

 

 ヒソカは、空中を吹き飛ぶ最中、その能力を発動していた。

 

 ありえない発動速度―――。

 

 

 既に着地していたヒソカは万全の体勢で、引き寄せられる俺に、刃物のように研ぎ澄まされたオーラを纏うトランプで切りかかってきた。

 

 俺はトランプを最小限のオーラを纏った左腕でガードする―――。

 

 鮮血が舞う中、俺は4指にオーラを集中させた貫き手を放っていた。

 

 

 しかし、俺の攻撃はヒソカにギリギリで回避された。

 

 

―――カウンター狙いだったのに、マジ化け物。

 

 

 ヒソカが回避してから体勢を整えた瞬間、俺は左肩のオーラが再度、縮み始めたのを感じた。

 

 

―――でも、1秒遅いね。

 

 

―――「ファースト・ブリット」発動。

 

 

 

 

―――俺は、先程ヒソカを殴った元の位置にいた。

 

 

 ヒソカは、俺に対し気持ち悪い表情をしながら、禍々しいオーラを纏って歩いてくる・・・。

 

 

 

 

 先程、俺を引き寄せたヒソカのオーラの先端には、俺の衣服の一部が千切れて、プランプランとぶら下がっていた・・・。

 

 ヤバいヤバいヤバいヤバい―――。

 

 

 俺は自分の中の危険信号が、最大にまで高まっているのを感じた・・・。

 

 

 ヒソカが会ったときより遥かに強いオーラを纏い、ゆっくりと近づいてくる。

 

 

 よく見ると、結構ヒソカの顔面しっかり腫れてるな・・・。

 

 やっぱり・・・怒るよね・・・。

 

 

―――あのオーラ、ヤバすぎだろ。

 

 

 普段なら、逃げの一手の筈が、何故かその選択肢は浮かばなかった・・・。

 

 

 俺は恐怖でテンパって、拳銃の具現化も、ままならない。

 

 

 肉弾戦?いや、無理だ。

 そもそも俺の全力の右ストレートの不意討ちでも致命傷になってないし・・・。

 

―――反応速度、身体能力、基本的な体術レベルが桁違いだ。

 

 

 

 

―――俺、マジで死んじゃうかも。

 

 

 既に体が、恐怖で動けなくなっていた。

 

 おもむろに、ヒソカが口を開く。

 

 

「さっきの右ストレート、カナリ良かったよ♥」

 

 

 ヒソカの言葉に、俺はビビっていた・・・。

 するとヒソカは、続けて言う。

 

 

「以前よりも能力を使いこなしてるみたいだし、次会うときはもっと良くなりそうだ◆」

 

 

 俺は泣くのを堪えながら、聞いていた・・・。

 

 

―――あれ?次って?

 

 

「先約があるんでね♣バイバイ◆」

 

 

 ヒソカはそう言いながら、ヒラヒラと手を振って立ち去ろうとする・・・。

 

 

「ああ、そういえば、さっきのは嘘だよ♥」

 

 

 こちらを向きもせず、そう付け加えたヒソカは、そのまま去っていった・・・。

 

 

 

―――なんだったんだ。

 

 

 俺は、生き延びた安堵感からその場にへたりこんでしまった・・・。

 

 ベトついた嫌な汗を背中に感じる・・・。

 

 

 

 

「アンタ何考えてるの?途中でビビるくらいなら、喧嘩売るのやめな。」

 

 

 今まで傍観していたマチが、呆れたように言った。

 

 

「いや・・・。つい、ムカついてしまって気付いたら殴ってた。」

 

 

 俺がそう答えると、マチはクルリと俺に背を向けて、言った。

 

 

「荷物持ち。」

 

 

―――?

 

 

「今朝のと今の罰。あたしの買い物に付き合ってもらうから。」

 

 

 そう言い捨て、スタスタ歩いていくマチを俺は慌てて追いかけた。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

「お待たせ。さ、早くホテルに戻るよ。」

 

 

 マチがガルナに荷物を渡してそう言った。

 

 

「・・・ていうか、買いすぎじゃない?」

 

 

「うるさいな!大体なんでアンタ左手使わないのよ。」

 

 

 ガルナの言葉にマチが言い返した。

 

 ガルナは、マチの買ったものを大量に担いでいる。

 

 しかし、ガルナは確かに左手を全く使っていなかった。

 

 

「なんでかな。よく分からないけど動かないんだよね。」

 

 

 ガルナがあっさりとそう言った。

 

 マチがふと見ると、自分でやったのか、ガルナの左腕の傷口には布切れを不恰好に巻き付けて、止血してあった・・・。

 

 

(さっきの攻防で―――?)

 

 

 マチは心の中で考えながら言う。

 

 

「ま、いいや。制限時間ギリギリでしょ?さっさと部屋に戻るよ。」

 

 

 マチがそう言ってガルナに触れると、ガルナは頷いて宣言する。

 

 

「サード・ブリット!」

 

 

――――――。

 

 

 

 

「ふう」

 

 

 ガルナは瞬間移動が終わった瞬間、荷物を置いてベッドに座り込んだ。

 

 

「止血してる布外して、傷見せな。」

 

 

 マチがそう言った。

 

 

 ガルナは怪訝な顔をして、言われた通り左腕をマチに見せる。

 

 

 マチは目を集中させ、ガルナの傷の状況を見た。

 

 

「・・・間違いなく、左腕の筋が切られてるね。鋭い切り口だから、大したことなさそうだけど。」

 

 

 マチは、そう言うと、念糸を紡ぎ始めた・・・。

 

 

「左腕のオーラ消して。」

 

 ガルナが言われたままオーラを消す。

 

 

―――瞬間、マチは念の糸で傷口を完璧に素早く縫合した。

 

 

「はい、終わり。」

 

「すご!!はやっ!?うわ、もう腕動かせる!?」

 

 

 マチの言葉に、ガルナは左腕を動かし、驚きの声を出した。

 

 

「念糸縫合―――。糸の強度にも限界あるから、あんまり動かしちゃダメよ。とりあえず、この傷なら1200万かな。」

 

 

 マチは淡々と説明した。

 

 

「えええ!?高い!!ていうか、お金とるの?」

 

「当たり前でしょ。金ないなら盗みな。」

 

 

 ガルナの疑問に、マチは冷たく答えた。

 

 

 ガルナは頭をポリポリ掻いて、呟く。

 

 

「いや、まあ・・・そのくらいなら払えるけど。」

 

 

「へえ。じゃ、これに振り込んで。」

 

 

 マチに言われるまま、ガルナは振り込み手続きをした。

 

 

「あ、そういえば・・・。それ、なんとかした方がいいわよ。」

 

 

 マチがガルナの左肩を指差して言った・・・。

 

 

 

 

△△△△△△△△△△△△△△△

 

 

 

 

「お待たせ◆」

 

 

 廃屋に入るとすぐに、ヒソカが目を細めて言う。

 

 

 ヒソカの視線の先には、一切の隙を見せず、佇む黒いスーツを着た男がいた。

 

 

 男はサングラスを片手でかけ直し、静かに言う・・・。

 

 

「例の情報、いくらで買う?」

 

「ククク、挨拶もなしとは実にキミらしい◆」

 

 

 ヒソカはニヤニヤしながら、続けて言った。

 

 

「10億でいいかい♣」

 

 

 サングラスの男は、軽く頷くと、懐から紙を出してヒソカに渡して言う。

 

 

「前回と同じ口座によろしく頼む。」

 

 

「OK♠」

 

 

 男の言葉にヒソカは頷き、携帯を操作した。

 

 

「完了したよ◆」

 

 

「確認した。では、また何かあれば―――。」

 

 

「ああ、そういえば・・・さっき、ガルナに会ったよ◆」

 

 

 男の言葉を遮って、ヒソカが言った。

 

 

 男は、一瞬戸惑ったような様子だったが、すぐに冷静な口調で言う。

 

 

「そうか。」

 

 

「見違える程強くなってた♣」

 

 

「私には関係ないな。」

 

 

 ヒソカの言葉に男はぶっきらぼうにそう言うと、歩き出す・・・。

 

 

 男はすぐに、廃屋の闇の中に消えていった・・・。

 

 

 

 ヒソカは笑いながら、男を見送り、手元の布切れを見た。

 

 それは、ガルナの破れた衣服の一部―――。

 

 

(ガルナの左肩にあった入れ墨・・・ボクが殺した「4番」は彼が貰ったのか♥)

 

 

「ガルナを殺しちゃったら、本気の彼ともヤり合えるかもね◆」

 

 

 ヒソカは廃屋の奥へ消えていった男の方を見て、小さく呟いた・・・。

 

 そしてヒソカは面白くて仕方がないというように、小さく声を出して不気味に笑い続けた・・・。

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 アタシが普通の糸でガルナの服を縫うのを、ガルナは上半身裸のまま待っていた。

 

 何故か沈んだ顔をしている・・・。

 

 

「何その顔?」

 

 

 イラっとしてアタシが聞くと、ガルナは溜め息をつきながら答えた。

 

 

「絶対、ヒソカにバレたよね。俺が蜘蛛ってこと・・・。」

 

 

「そりゃね。むしろアンタ、どこでアイツと知り合ったの?」

 

 

 アタシは呆れた口調でガルナに聞いた。

 

 

「・・・マチは?」

 

 

 ガルナは躊躇いがちにそう聞いてきた。

 

 

 質問に質問で返すバカだ。

 

 

 けれども―――。

 

 

「ま、いいわ。今は聞かないでおいてあげる。」

 

 

 アタシは溜め息をついて、そう答えた。

 

 

 おそらく、アタシと同じくらい、ガルナはヒソカとの関係を言いたくないんだろう―――。

 

 

「ほら、終わったよ。50万ね。」

 

 

 ガルナは、覇気のないような様子でペコリとお辞儀をして服を受け取ると、端末を操作して金を振り込んでいる・・・。

 

 

「あっ!!そういえば、マチに・・・謝らなきゃならないんだけど・・・。」

 

 

 ガルナが突然思い出したように言った。

 

 アタシは手を振って、それに答える。

 

 

「パクのことなら、もういいわ。パクなら誰かに不用意に話したりしないだろうし・・・。」

 

 

 アタシの買い物も、こいつの能力で楽にできたしね。

 

 恥ずかしいのはお互い様だし―――。

 

 

 

「あ、いや・・・。実はもう1人いるんだよね。」

 

 

 ガルナの言葉にアタシは一瞬、固まる。

 

 

 ガルナはアタシの様子を見て、ビクビクしながら言った。

 

 

「ウボォーさん・・・なんだけど。匂いでバレたっぽい・・・。」

 

 

 ガルナが言い終わるや否や、アタシの顔面が熱くなる・・・。

 

 同時にアタシはガルナに飛びかかって、制裁を開始した―――。




 実はこの原作改変物語は現在、1997年でした(・ω・)


 進行遅くて申し訳ないです(ノд<。)゜。

 もっと精進しなければ(´Д`)

 あと、ヒソカの語尾は難しいですねー( ̄~ ̄;)


 作者の携帯(ガラケー)でも読めるように、かつPCでも読めるようにしたかったので、変な感じの表記かもしれませんがご了承くださいm(__)m

(不具合やアドバイスあったらメッセージ送ってください!適宜修正します(´ω`))


 次回【09.大爆発】よろしくです!!(・∀・)ノ

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