全員が起きて朝食を食べる。
メイリン「本当にタスクさんのご飯は美味しいです〜。」
タスク「そんなに大した事無えよ。味は普通だ。」
ヒカル「いや、飯が美味いだけで丁度良い。」
ドロシー「そうね。美味しいだけで十分よ。」
タスク「そうか。」
メイリン「ん〜!美味しい〜!」
ローズ「こらメイリン、そんなにパクパク食べないの。行儀悪いよ?」
メイリン「ごめんなさい・・・」
朝食後、旅の準備を始める。ヒカルはトライチェイサー2000を召喚した。
タスク「ヒカル、準備良いか?」
ヒカル「おう。何時でもOK。」
メイリン「それじゃあ出発ー!」
彼らは出発した。
『BGM:不安』
旅を始めて数時間後、ある村に到着した。
ドロシー「何・・・?」
タスク「これは・・・」
彼らは驚愕の光景を目にした。それは・・・
村が焼き焦げていた。村人達は家や建物の解体と、泣いてる子供に僅かな食糧を与えている。
ヒカルはトライチェイサー2000から降りて、村を歩く。
ローズ「何なの?この村・・・」
ドロシー「火事にでも遭ったのかしら・・・」
メイリン「・・・不吉な予感を感じます。」
タスク「ああ、俺もその不吉を感じる。」
ヒカル「ん?おい、酒場が残ってるぞ。入ってみよう。」
酒場に入るが。
ドロシー「誰も居ないわね。」
ヒカル「・・・食材や酒も殆ど焦げてるな。」
メイリン「ああ!皆さん見て下さい!」
ヒカル「どうしたメイリン!?」
タスク「敵か!?」
メイリン「お芋が焼き芋になっています!!」
ヒカル・タスク「ズコーッ!!」
メイリン「とっても美味しそうです!頂きまーす!」
ヒカル「バカ!!」
メイリン「あうっ!」
焼き芋を食べようとするメイリンにヒカルがビンタした。
ヒカル「勝手に食おうとすんじゃねえよ!無銭飲食でも犯す気か!?お前は!」
するとそこに、白いドレスを着た1人の女性が入って来た。
女性「助けて!!」
その女性は、ヒカルの後ろに隠れた。
ヒカル「え?」
タスク「どうしたんだ?」
そこに、2人組の男が入って来た。
男A「おい!その女を寄越せ!」
ヒカル「おい、あんたら何だ?」
男B「お前達には関係無い!その女を寄越せ!」
タスク「理由も言わずに連れ去ろうとするとは、良い度胸じゃねえか。」
男A「何だ?生意気な奴らだな。」
メイリン「あわわわ・・・どうしましょう!」
ドロシー「大丈夫よ。」
ローズ「そうね。2人なら。」
2人組の男が剣を抜いた。
男A「邪魔をすると言うなら、ここで始末する!!」
男B「死ねええ!!」
ヒカル・タスク「遅い!!」
男2人「ぐあああああ!!!」
ダブルキックで成敗した。
ヒカル「一昨日来やがれ!!」
タスク「消えろ!!」
男達は一目散に逃げ出した。
ヒカル「終わったぞ。」
ドロシー「ご苦労様。あなた、怪我は無い?」
女性「あ、ありがとうございました・・・」
タスク「君を追っている奴らは何者なんだ?」
女性「彼らは・・・」
そこに、1人の中年男性が走って来た。
タスク「また来たか!」
ヒカル「彼女を攫いに来たのか!?」
女性「お父さん!!」
ヒカル・タスク・ドロシー・ローズ・メイリン「お父さん?」
男性「ウェンディ!!」
ウェンディと名乗る女性は、父親に抱き付いた。
ヒカル「あんた、彼女の父親なのか。」
ローズ・メイリン「っ!ギニアス先生!!」
ヒカル・タスク・ドロシー「え?」
ギニアス「っ!ローズ!メイリン!」
ヒカル「え、お前ら知り合いなのか?」
メイリン「はい、幼い頃にお世話になった魔法の先生です・・・」
ローズ「先生・・・お久し振りです・・・」
ギニアス「ローズ、メイリン・・・見ない間にすっかり逞しくなったな・・・」
ローズ「先生、この村で何があったんですか?」
ギニアス「・・・ああ。」
『BGM:焦眉』
5人はギニアスの家に招かれ、夕食を食べる。
ギニアス「そうか、2人は立派な巫女になる為に旅に出たのか。」
ローズ「はい。此方の皆さんは、私達の仲間です。」
ギニアス「そうか、ローズとメイリンがお世話になっている。」
タスク「此方もお世話になっております。」
ギニアス「お前達2人は私にとって、我が子のような存在だった。」
ヒカル「そうか、2人の両親は病気で亡くなったって言ってたな。」
メイリン「家族の居ない私達も、ギニアス先生の事を本当の父として誇りに思っています。」
ローズ「先生、先程の件、ウェンディさんに一体何があったんですか?」
ギニアス「・・・娘は明日、婚礼の儀式を執り行うようになった。」
メイリン「それって、ご結婚と言う事ですか!?」
タスク「けど、あまりめでたい雰囲気に見えないが。」
ドロシー「それは、大事な娘さんが結婚するとなったら、父親として相手の男を殴るようなものになるのよ。」
ギニアス「殴りたくても殴れないんだ。」
タスク「と言いますと?」
ギニアス「何せ相手が、魔族だからな。」
ヒカル「魔族!?」
ギニアス「ああ。その相手の名は・・・」
ヒカル「ん?」
何かを見たヒカル。
タスク「どうした?」
ヒカル「外が妙に赤いな。」
ギニアス「駄目だ!外に出たらいかん!」
ヒカル「え?・・・っ!?」
窓からこっそり覗くと・・・
空が炎に包まれ、雨が降っていた。
ヒカル「おいおい何だあれは?空が炎に包まれてる・・・」
タスク「空が炎に?」
ドロシー「・・・ギニアスさん、さっきの話続けて?」
ギニアス「あ、ああ。その相手の名は・・・ハーゲンティだ。」
ヒカル「ハーゲンティ。」
ギニアス「ああ。夜になるとこの村の空を炎で包み込み、村を焼き尽くす火の雨を降らせ続ける。」
タスク「けど、何故に?」
ギニアス「村を燃やされたくなければ、若い娘を生贄として差し出せと・・・」
メイリン「生贄・・・」
ローズ「それって、まさか・・・」
ギニアス「そうだ、次が我が娘ウェンディの番なのだ・・・」
ヒカル「じゃあ、ハーゲンティが言う婚礼の儀式と言うのは・・・」
ギニアス「生贄の儀式なのだ・・・」
ヒカル「何て事だ・・・」
ウェンディは泣いてしまった。
ギニアス「ウェンディがまだ幼い頃、この村がまだ平和だった頃、死んでしまった妻が言ってくれてた。そんなに娘を可愛がっていると、何時かこの子が花嫁になる時、あなたはきっと、炎を消し去る程の涙を流してしまいますよっと・・・私は花嫁になる娘を前にして、どんなに涙を流そうとも・・・降り掛かるこの火の粉を消し去る事すら出来ない・・・私は、たった1人の娘を助ける事すら出来ないのだ・・・」
ウェンディ「お父さん・・・・」
2人は泣く事しか出来ない。しかし。
ヒカル「心配するな。」
この悲しみを遮るように、ヒカルが口を出した。
ヒカル「俺達がそんな生贄を必ずぶっ壊してみせる。」
ギニアス「し、しかし・・・」
ローズ「そうよ!ヒカルさんの言う通り!先生、私達姉妹は先生の弟子です。弟子が先生の為に助けるのは当然です!」
メイリン「はい!先生の為なら、私達は全力でお助け致します!」
ギニアス「・・・何とお礼を言えば良いのやら!」
ヒカル「旅人のヒカルが、必ずあんた達を守ってみせる!」
タスク「俺も賛同だ。」
ドロシー「困ってる人を放って置けないわ。」
ローズ「先生、必ず助けます!」
メイリン「ここは私達にお任せ下さい!」
ヒカル「よし、明日は婚礼の儀式。それまでに作戦を立てよう。」
ドロシー「でも、どうやって?」
タスク「俺に良い考えがある。」
翌日の教会。ギニアスが礼拝堂で祈りを捧げた。昨日ウェンディを連れ去ろうとした男2人もここに居る。この2人はこの教会の神父だった。
神父A「司教、お連れでしょうが、村の為です。」
ギニアス「解っておる。今娘を連れて参れ。」
そう言ってギニアスが去ると、そこに3人の司祭が入った。2人の神父は司祭に一礼して、ウェンディを呼びに行った。3人の司祭の正体はタスクとローズとメイリンだった。
タスク・ローズ・メイリン「ーーーーーーー。」
3人は聖書を読む。そこにギニアスとウェンディが戻って来た。
神父B「直にお迎えが上がります。お待ち下さい。」
ギニアス「うむ。」
神父2人は外へ出た。
『BGM:安穏』
ローズ・メイリン「ふぅ・・・」
タスク「ここまで上手く行ったな。」
ヒカル「はぁ〜・・・」
ドロシー「ふぅ・・・」
実はじゃなくヒカルであり、ウェンディじゃなくドロシーだった。
ヒカル「ここまでバレずに済んだな。」
ドロシー「このままバレなきゃ良いけど・・・」
ヒカル「ん〜・・・」
ドロシー「な、何?私に何か付いてるの?」
ヒカル「いや、結構似合うなって。」
ドロシー「何その言い方?私が生贄になっても構わないって訳?」
ヒカル「誰がそんな事言った?似合ってるって言うだけの話。」
タスク「よしヒカル、こっそり調査して来い。」
ヒカル「OK。」
彼は静かに外に出て、調査を開始する。
外を歩くと。
???「良くやったぞ。ハーゲンティ様も嘸かし喜びであろう。」
ヒカル(ん?この部屋か?)
小屋の窓をこっそり開けて、中を覗く。
ヒカル「っ!?」
そこで彼が見たものとは・・・
『BGM:懊悩』
ギニアス「娘もこの村も、助けて貰えるのだな?」
騎士「安心しろ。」
ウェンディ「良かったぁ・・・」
ギニアス「これで救われる・・・」
2人は安堵な表情をした。
しかしヒカルは激怒していた。
ヒカル(ちくしょう・・・!!騙しやがったのかよ・・・!!っ!!)
騎士達の気配を感じ、ジャンプして隠れた。騎士達は礼拝堂へ向かって行った。
ヒカル(マズイ・・・ドロシーが!!)
礼拝堂。
騎士「娘を迎えに来た。ハーゲンティ様がお待ちだ。」
タスク(ドロシー、気を付けろよ。)
ドロシー(ええ。)
騎士達がドロシーを連れて行った。タスクとローズとメイリンも同行する。ヒカルはこっそり隠れながら後を付ける。
ヒカル(彼奴ら・・・)
『BGM:焦眉』
村の裏にある洞窟。その洞窟にある扉を騎士が開けて中に入る。
タスク・ドロシー・ローズ・メイリン(っ!)
周囲の松明が燃えた。そして奥には、黄金の玉座があった。更に白骨化とした遺体も転がっていた。
騎士「頭を下げろ。」
3人が頭を下げると、1人の騎士がドロシーを前に出した。それと同時に、玉座の横の扉が開いた。そこに入って来た人物は・・・
魔族・ハーゲンティだった。そして弟達。
タスク(奴がハーゲンティか。)
ハーゲンティ「これはこれは、我が王宮へようこそ。美しき花嫁よ。いや・・・」
「ドロシー殿。」
ドロシー「っ!?」
ローズ「嘘!?」
メイリン「どうして!?」
タスク「バレたか!」
『BGM:示威』
司祭の服を脱いで、ドロシーを救出しようとするが。
ハーゲンティ「動くな!!」
掌から炎を出現させる。
メイリン「人質なんて!!」
ローズ「卑怯よ!!」
ハーゲンティ「おい。」
騎士達が3人を確保した。
タスク「ハーゲンティ!」
ハーゲンティ「こんな小癪な手段で僕を騙せると思ったら大間違いだぞ。罰として、この娘を先に生贄として迎えてやろう。さて、どう料理して食べようかな〜?」
ローズ「ドロシーさん!!」
メイリン「ドロシーさん!!」
タスク「ドロシー!!」
ハーゲンティ「ほう?良く沸いてるな。」
井戸の中の溶岩を見て満足してる。
ハーゲンティ「今夜は特製スープだ!!」
弟「やったー!!」
ローズ「止めて!!」
タスク「ドロシーを返せ!!」
ハーゲンティ「ははははははは!!お前達には、この3人を食わせてやろう!!」
騎士達「おーーーーーー!!!」
メイリン「姉さん!!怖いです!!」
ハーゲンティ「これより!婚礼の宴会を行う!!」
息子達がテーブルに座り、騎士達が3人を溶岩前まで連れて行った。
ローズ「いや!!スープにするのは止めて!!」
メイリン「嫌です!!助けて下さい!!」
タスク「俺達を食っても美味しくねえぞ!!」
???「その宴会ちょっと待った!!!」
全員「っ!?」
そこに扉が開かれた。現れたのは・・・
ヒカルだった。
ドロシー「ヒカル!!」
タスク「ヒカル!!」
ローズ・メイリン「ヒカルさん!!」
ヒカル「おい!!こっちに来やがれ!!」
彼の他に、ギニアスとウェンディが来た。ウェンディがロープで縛られてる。
ヒカル「花嫁はこっちだ!!」
ローズ・メイリン「先生!!」
ヒカル「ったくよくも嵌めやがって・・・俺達を騙しやがったな!!」
ギニアス「ご、誤解だ!」
ウェンディ「助けて下さい!」
ヒカル「何が助けてだ!!自分達だけ助かろうとすんじゃねえ!!おい!!花嫁と引き換えにドロシー達を返せ!!」
ハーゲンティ「何の事だ?」
ヒカル「開き直ってんじゃねえ!!お前らの考えなんか全てお見通しなんだよ!!」
ドロシー「ヒカル!!その2人を離しなさい!!」
ヒカル「あのなぁドロシー。この2人が俺達を騙しやがったんだ・・・よ!!」
騎士達「がぁっ!!」
彼はウェンディの後ろに隠してる3本の短剣を投げて、タスクとローズとメイリンを捕えてるの腕に刺した。
ヒカル「タスク!!」
タスク「ああ!!エアロ!!」
ハーゲンティ「ぐああああ!!」
風の魔法でハーゲンティを吹き飛ばして、ドロシーを解放させた。
タスク「ドロシー!!こっちだ!!」
ドロシーは急いでタスクの方へ。
ヒカル「はっ!!でやっ!!おるぁ!!」
近接格闘で騎士達を次々と蹴散らす。
タスク「はぁっ!!」
剣で騎士達を蹴散らす。
ローズ・メイリン「ジャベリン!!」
光の槍で騎士達を蹴散らす。
ハーゲンティ「邪魔な虫共だ。スネーク!!」
大蛇を呼び出し、ギニアスとウェンディを喰おうとした。
ヒカル「危ない!!」
前に出たヒカルが喰われた。
ヒカル「がああああ!!」
タスク・ドロシー「ヒカル!!」
ローズ・メイリン「ヒカルさん!!」
ヒカル「お前ら!!後は頼むぞ!!」
彼はそのまま胃の中に飲み込まれてしまい、大蛇が去った。
ドロシー「ヒカル・・・!!」
タスク「・・・仇を必ず取る!!さぁ!こっちに!!」
ギニアスとウェンディを連れて逃げようとしたが。
ハーゲンティ「何処へ行く気だ?」
タスク「くっ!」
ハーゲンティ「娘は貰うぞ!!」
右手でウェンディを捕まえた。
ギニアス「ウェンディ!!」
ウェンディ「お父さん!!」
ハーゲンティ「ん?また小癪の作戦を使ってるな。」
タスク「何の事だ?」
ハーゲンティ「惚けても無駄だ。この娘は人形だ!!」
右手で握り潰すと、人形になりバラバラになった。
ハーゲンティ「そしてギニアスも!!」
掌から炎を放って、ギニアスを燃やした。ギニアスが人形になってドロドロに溶けた。
タスク「くっ!」
ハーゲンティ「だが安心しろ。本物はもう既に捕まえてある。」
タスク「っ!何!?」
ローズ「嘘っ!?」
メイリン「これもお見通し!?」
ハーゲンティ「そこの小娘も来い!!テレポート!!」
ドロシー「嫌っ!!」
テレポートでドロシーを連れて逃げ出した。
タスク「ドロシー!!行くぞ!!」
ローズ「ええ!!」
しかしその時、洞窟が崩れ始め、奥の部屋へ通ずる扉が塞がれてしまった。
タスク「エクスプロージョン!!」
爆発魔法を使ったが、岩は砕かれてない。
タスク「駄目か・・・」
ローズ「ドロシーさん・・・ヒカルさん・・・」
メイリン「けど、ヒカルさんはもう・・・」
タスク「・・・挫けるな!!例え彼奴が居なくなっても、俺達が彼奴の分まで頑張らなきゃならねえんだ!!」
メイリン「・・・頑張る?」
タスク「そうだ!彼奴は俺達の大切な仲間だ!仲間の為に戦うのが俺達だ!!」
ローズ「・・・そうね、そうだね!!」
メイリン「・・・はい!!」
タスク「ヒカル、お前の分まで成し遂げてやる。さて、この岩を退かさなきゃな。」
ローズ「でもどうやって?」
タスク「もうすぐ来るぞ。頼もしい助っ人が。」
丁度そこに、助っ人が到着した。
メイリン「あ、あなたは!!」
『BGM:邪悪』
奥にあるもう1つの玉座の間。そこにハーゲンティが入った。
ハーゲンティ「早速小娘からスープにしてやろう。来い。」
最初の生贄はドロシーから。
ギニアス「ドロシーさん・・・」
ドロシー「・・・大丈夫よ。必ず助けるわ。」
ウェンディ「ドロシーさん・・・」
笑顔で2人を見せて、溶岩の前まで来た。ハーゲンティがドロシーの両肩を掴む。するとドロシーが微笑んで、小声で話した。
ドロシー「・・・・来るの遅いわよ。」
「ヒカル。」
『BGM:示威』
このハーゲンティはヒカルだった。
ヒカル(どうだ?俺の最高の演技力。)
ドロシー(まぁまぁかしら?けど今回は高評価ね。)
ヒカル(ありがとよ。)
ドロシー(これからどうするの?作戦はここまでしか練ってないけど。)
ヒカル(最後の作戦は、俺をこの溶岩に突っ込め。)
ドロシー(っ!?本気で言ってるの!?)
ヒカル(心配すんなって。俺を誰だと思ってる?俺を信じろ。)
ドロシー(・・・解ったわ。)
ヒカル(ほんじゃ行くぞ。)
ドロシー(ええ。)
ヒカル「ドロシー殿覚悟しろ!!」
ドロシー「いやああああああ!!」
ヒカル「うわああああああ!!!」
力強くヒカルを押して、溶岩へ落とした。
ギニアス・ウェンディ「っ!!」
騎士達「っ!?」
弟「お兄ちゃん!!」
ドロシー「・・・っ!」
騎士達「ハーゲンティ様!!」
溶岩が強く噴射した。
ドロシー「ヒカル!!」
彼女は逃げ出した。
玉座の間から出ると。
ドロシー「っ!?ゴウラム!」
ゴウラムがドロシーを発見した。
ローズ「ドロシーさん!!」
メイリン「無事だったんですね!!」
タスク「こっちだ!!」
玉座の間。
弟「お兄ちゃ〜ん・・・・!!」
騎士達がパニックになり、2人の弟が泣いてしまってる。すると誰かが入って来た。
ハーゲンティ「ふぁ〜・・・・宴会の準備はまだか?」
本物のハーゲンティを見て、全員が唖然とした。
ハーゲンティ「ん?どうした?僕の顔に何か付いてるのか?」
騎士A「え、どう言う事だ?」
騎士B「ハーゲンティ様はさっき落ちたはず・・・」
溶岩の横に、小さな光があった。その光は高速で玉座の間から去った。
洞窟の外。
タスク「やっと抜け出せた!」
ローズ「脱出出来た〜・・・」
ドロシー「ヒカルが・・・ヒカルが・・・」
メイリン「ヒカルさん・・・私達の為に・・・」
ローズ「メイリン・・・ドロシーさん・・・」
タスク「・・・ヒカルなら近くに居るぞ。」
ドロシー「何処に・・・?」
メイリン「幽霊にでもなったんですか・・・?」
タスク「いや、ドロシーの背中。」
ドロシー「え?」
背中を見ると、小さな光が浮かんでいた。その光が地面に落ちると・・・
ヒカル「よっと!!」
『BGM:幕間』
何とヒカルの姿になった。
ドロシー「・・・ヒカル!!」
ローズ・メイリン「ヒカルさん!!」
ヒカル「よう、ただいま!」
ローズ・メイリン「ヒカルさーーん!!!」
泣きながらヒカルに抱き付いた。
ローズ「もう、死んじゃったかと思ったじゃない!!」
メイリン「どうして生きてるんですか!?」
ヒカル「・・・お前ら、タスクの言葉忘れてないか?」
ローズ・メイリン「え?」
タスク「俺はあの時、ヒカルが居なくなってもって言ってた。彼奴が死んだなんて一言も言ってねえぞ。」
ローズ・メイリン「えーーーー!?」
ドロシー「・・・ヒカル、さっきの溶岩からどうやって?」
ヒカル「これさ。」
懐から小瓶を出した。
ヒカル「この中に、一時的に小さい物になれる薬が入ってたんだ。俺はあの時溶岩に落ちる寸前に此奴を飲んで、小さな光となって潜んでいたのさ。」
ドロシー「でも、その薬は何処で?」
ヒカル「助かったぜ。タスク。」
ドロシー・ローズ・メイリン「え!?」
タスク「お前の考えなんて、全てお見通しさ。」
ローズ「タスクさん!!」
メイリン「どうして教えてくれなかったんですか!!」
タスク「これは俺とヒカルの秘密作戦だ。」
ドロシー「でも良かったわ。ありがとうヒカル。」
ヒカル「だが安心するのはまだ早い。あの野郎をぶっ潰してやるぞ!!皆行くぞ!!」
タスク「ああ!」
ドロシー・ローズ「ええ!」
メイリン「はい!」
玉座の間。
ハーゲンティ「今まで何をやっていたんだ馬鹿共!!もういい!!花嫁をスープにしろ!!」
ギニアス「ウェンディ!!」
ウェンディ「お父さん!!」
溶岩前までウェンディを連れた。
ハーゲンティ「はっはっはっは!さぁ、今から本当の宴会を始めるぞ!!花嫁を入れろ!!」
ウェンディ「いやああああああ!!!」
『待て!!』
何処からか声が聞こえた。
ハーゲンティ「何者だ!!」
???「俺達だ!!」
ハーゲンティ「っ!?」
ヒカル達5人が扉を開けて、玉座の間に足を踏み入れた。
『BGM:壊乱』
ハーゲンティ「貴様!!あの時喰われて死んだのではなかったのか!!」
ヒカル「あんな蛇なんて、腹を打ち抜いて蛻の殻にしてやったぜ。今頃尻尾を噛んで死んでる所だ。」
ハーゲンティ「・・・だがもう貴様らに、この僕を倒すのは不可能だ!!ここで大人しく花嫁が料理されるのを見届けろ!!」
タスク「そうは行かない!俺達は無性に腹が立ってる!」
ドロシー「あなたを倒さないと気が済まないのよ!」
ローズ「よくも先生とウェンディさんを!」
メイリン「あなた達を倒して、先生とウェンディさんを助けます!」
ハーゲンティ「黙れ黙れ黙れ!!」
前に出たヒカルが、両手を腰に当ててアークルを出した。
ヒカル「変身!!」
左のボタンを押すと、霊石アマダムが赤く輝き、ヒカルが仮面ライダークウガ。マイティフォームに変身した。
騎士達「っ!?」
弟達「っ!?」
ハーゲンティ「貴様、何者だ!!」
ヒカル「俺はヒカル。またの名は、古代の戦士クウガだ!!さぁ来い!!お前を倒して、村を解放する!!行くぞ!!」
『BGM:激闘』
ヒカル「おるぁ!!ちょいさー!!」
パンチと裏拳とハイキックで騎士達と弟達を蹴散らす。
タスク「はぁっ!!やぁっ!!ファイヤー!!」
剣で騎士達を斬り裂き、両手から炎を放って燃やした。
ローズ「エアロ!!」
風の魔法で騎士達を倒した。
ローズ「先生!」
ギニアス「ローズ!」
メイリン「シールド!!サンダー!!」
シールドでウェンディを守り、雷の魔法で騎士達を感電させた。
メイリン「ウェンディさん!!大丈夫ですか!?」
ウェンディ「ありがとうございます!!」
ドロシー「ウォーター・ブラスト!!」
水の魔法で騎士達を飛ばした。すると騎士達が煙を放出して溶けた。
ドロシー「っ!!皆!騎士達は炎で生成されてるわ!」
タスク「ありがとうドロシー!!ウォーター!!」
水の魔法で騎士達を溶かした。
ヒカル「此奴を召し上がれ!!」
水が入った壺を持ち上げて投げた。水を受けた騎士達が溶けた。
ローズ・メイリン「エアロ・ウォーター!!」
エアロでウォーターを飛ばして、騎士達を溶かした。
ヒカル「最後はてめぇだハーゲンティ!!」
ハーゲンティ「よくも僕の宴会を台無しにしてくれたな!!許さん!!フレイム!!」
掌から炎を投げた。
ヒカル「おるあ!!」
回転キックで炎を弾いた。
ヒカル「てめぇの炎はそんな程度か?」
ハーゲンティ「幾らお前でも、僕を倒せないよ。僕は水を受けても炎は出せるからね。」
ヒカル「・・・成る程ねぇ。けどお前を倒す方法は1つだけある!!」
ハーゲンティ「ほう?」
ヒカル「行くぞ!!」
ハーゲンティ「はぁっ!!」
同時に走り出し、クウガがハーゲンティの上をジャンプで飛び越えて。
ヒカル「喰らえ!!」
テーブルの上にある水の入った瓶を投げた。水がハーゲンティの身体中に被った。
ハーゲンティ「水でも無傷だって言ったのを忘れたのかい?」
ヒカル「やってみろよ。」
ハーゲンティ「もう降参かい?後悔しても知らないぞ!!フレイム!!」
炎を飛ばそうとしたその時。
ハーゲンティ「ぐああああああああ!!!!」
突然ハーゲンティが燃え始めた。
ヒカル「引っ掛かったな!お前にぶつけたのは水じゃなく油だ!」
ハーゲンティ「がああああああ!!貴様ああああああ!!!」
ヒカル「これで最後だ!!フッ!!」
右足に封印エネルギーを集めてジャンプして宙返りした。
ヒカル「おりゃあああああああ!!!!」
マイティキックで、ハーゲンティの頭部にぶつけた。
ハーゲンティ「く、クソがあああああああああ!!!!!」
封印エネルギーが身体中に広がり、爆発して消滅した。
ヒカル「・・・ふぅ。」
変身を解いてヒカルに戻った。
『BGM:平穏』
その後。
ギニアス「皆さん、この村を救って下さりありがとうございます。そして、皆さんを騙して申し訳ありません・・・何とお詫びをしたら・・・」
ローズ「ギニアス先生、お詫びは必要ありません。」
メイリン「そうですよ!私達の目的はこの先生達を救う事です!騙したなんて、そんな事で怒ったりはしません。」
ローズ「これからは、ウェンディさんや村の皆さんと共に頑張って下さい。私達も立派な巫女として頑張りますから。」
ギニアス「2人共・・・ありがとう・・・」
ウェンディ「ありがとうございます・・・」
ヒカルとタスクとドロシーは微笑む。
そして村を離れて旅を再開する。
ヒカル「また再会出来た時は、お前達はもう立派な巫女になってるかもな。」
ローズ「勿論!それまで頑張らないとね!」
メイリン「はい!姉さん!」
ドロシー「もう生贄の体験はこりごりだわ。」
タスク「いやドロシー、良い演技だったぞ。」
ヒカル「今後も生贄の代役者頼めるか?」
ドロシー「絶対お断りよ!」
ヒカル・タスク「あはははは!」
〜ツヅク〜
キャスト
ヒカル:山崎大輝
タスク:小林裕介
ドロシー:山村響
ローズ:藤田咲
メイリン:佐藤亜美菜
ギニアス:小山剛志
ウェンディ:鈴木愛奈
騎士:浜田洋平
浜添伸也
弟:長野佑紀
ハーゲンティ:寺島拓篤
次回「温泉」