戦士ヒカルの旅日記   作:naogran

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森林に夜が明け、タスクが馬車から調理器具を出して、朝食を作る。




全員が起きて朝食を食べる。

メイリン「本当にタスクさんのご飯は美味しいです〜。」

タスク「そんなに大した事無えよ。味は普通だ。」

ヒカル「いや、飯が美味いだけで丁度良い。」

ドロシー「そうね。美味しいだけで十分よ。」

タスク「そうか。」

メイリン「ん〜!美味しい〜!」

ローズ「こらメイリン、そんなにパクパク食べないの。行儀悪いよ?」

メイリン「ごめんなさい・・・」




朝食後、旅の準備を始める。ヒカルはトライチェイサー2000を召喚した。

タスク「ヒカル、準備良いか?」

ヒカル「おう。何時でもOK。」

メイリン「それじゃあ出発ー!」

彼らは出発した。


EPISODE2「火災」

『BGM:不安』

 

旅を始めて数時間後、ある村に到着した。

 

ドロシー「何・・・?」

 

タスク「これは・・・」

 

彼らは驚愕の光景を目にした。それは・・・

 

 

 

 

 

 

村が焼き焦げていた。村人達は家や建物の解体と、泣いてる子供に僅かな食糧を与えている。

 

 

 

 

 

 

ヒカルはトライチェイサー2000から降りて、村を歩く。

 

ローズ「何なの?この村・・・」

 

ドロシー「火事にでも遭ったのかしら・・・」

 

メイリン「・・・不吉な予感を感じます。」

 

タスク「ああ、俺もその不吉を感じる。」

 

ヒカル「ん?おい、酒場が残ってるぞ。入ってみよう。」

 

 

 

 

酒場に入るが。

 

ドロシー「誰も居ないわね。」

 

ヒカル「・・・食材や酒も殆ど焦げてるな。」

 

メイリン「ああ!皆さん見て下さい!」

 

ヒカル「どうしたメイリン!?」

 

タスク「敵か!?」

 

メイリン「お芋が焼き芋になっています!!」

 

ヒカル・タスク「ズコーッ!!」

 

メイリン「とっても美味しそうです!頂きまーす!」

 

ヒカル「バカ!!」

 

メイリン「あうっ!」

 

焼き芋を食べようとするメイリンにヒカルがビンタした。

 

ヒカル「勝手に食おうとすんじゃねえよ!無銭飲食でも犯す気か!?お前は!」

 

するとそこに、白いドレスを着た1人の女性が入って来た。

 

女性「助けて!!」

 

その女性は、ヒカルの後ろに隠れた。

 

ヒカル「え?」

 

タスク「どうしたんだ?」

 

そこに、2人組の男が入って来た。

 

男A「おい!その女を寄越せ!」

 

ヒカル「おい、あんたら何だ?」

 

男B「お前達には関係無い!その女を寄越せ!」

 

タスク「理由も言わずに連れ去ろうとするとは、良い度胸じゃねえか。」

 

男A「何だ?生意気な奴らだな。」

 

 

 

 

メイリン「あわわわ・・・どうしましょう!」

 

ドロシー「大丈夫よ。」

 

ローズ「そうね。2人なら。」

 

 

 

 

2人組の男が剣を抜いた。

 

男A「邪魔をすると言うなら、ここで始末する!!」

 

男B「死ねええ!!」

 

ヒカル・タスク「遅い!!」

 

男2人「ぐあああああ!!!」

 

ダブルキックで成敗した。

 

ヒカル「一昨日来やがれ!!」

 

タスク「消えろ!!」

 

男達は一目散に逃げ出した。

 

ヒカル「終わったぞ。」

 

ドロシー「ご苦労様。あなた、怪我は無い?」

 

女性「あ、ありがとうございました・・・」

 

タスク「君を追っている奴らは何者なんだ?」

 

女性「彼らは・・・」

 

そこに、1人の中年男性が走って来た。

 

タスク「また来たか!」

 

ヒカル「彼女を攫いに来たのか!?」

 

女性「お父さん!!」

 

ヒカル・タスク・ドロシー・ローズ・メイリン「お父さん?」

 

男性「ウェンディ!!」

 

ウェンディと名乗る女性は、父親に抱き付いた。

 

ヒカル「あんた、彼女の父親なのか。」

 

ローズ・メイリン「っ!ギニアス先生!!」

 

ヒカル・タスク・ドロシー「え?」

 

ギニアス「っ!ローズ!メイリン!」

 

ヒカル「え、お前ら知り合いなのか?」

 

メイリン「はい、幼い頃にお世話になった魔法の先生です・・・」

 

ローズ「先生・・・お久し振りです・・・」

 

ギニアス「ローズ、メイリン・・・見ない間にすっかり逞しくなったな・・・」

 

ローズ「先生、この村で何があったんですか?」

 

ギニアス「・・・ああ。」

 

 

 

 

 

 

『BGM:焦眉』

 

5人はギニアスの家に招かれ、夕食を食べる。

 

ギニアス「そうか、2人は立派な巫女になる為に旅に出たのか。」

 

ローズ「はい。此方の皆さんは、私達の仲間です。」

 

ギニアス「そうか、ローズとメイリンがお世話になっている。」

 

タスク「此方もお世話になっております。」

 

ギニアス「お前達2人は私にとって、我が子のような存在だった。」

 

ヒカル「そうか、2人の両親は病気で亡くなったって言ってたな。」

 

メイリン「家族の居ない私達も、ギニアス先生の事を本当の父として誇りに思っています。」

 

ローズ「先生、先程の件、ウェンディさんに一体何があったんですか?」

 

ギニアス「・・・娘は明日、婚礼の儀式を執り行うようになった。」

 

メイリン「それって、ご結婚と言う事ですか!?」

 

タスク「けど、あまりめでたい雰囲気に見えないが。」

 

ドロシー「それは、大事な娘さんが結婚するとなったら、父親として相手の男を殴るようなものになるのよ。」

 

ギニアス「殴りたくても殴れないんだ。」

 

タスク「と言いますと?」

 

ギニアス「何せ相手が、魔族だからな。」

 

ヒカル「魔族!?」

 

ギニアス「ああ。その相手の名は・・・」

 

ヒカル「ん?」

 

何かを見たヒカル。

 

タスク「どうした?」

 

ヒカル「外が妙に赤いな。」

 

ギニアス「駄目だ!外に出たらいかん!」

 

ヒカル「え?・・・っ!?」

 

窓からこっそり覗くと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空が炎に包まれ、雨が降っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒカル「おいおい何だあれは?空が炎に包まれてる・・・」

 

タスク「空が炎に?」

 

ドロシー「・・・ギニアスさん、さっきの話続けて?」

 

ギニアス「あ、ああ。その相手の名は・・・ハーゲンティだ。」

 

ヒカル「ハーゲンティ。」

 

ギニアス「ああ。夜になるとこの村の空を炎で包み込み、村を焼き尽くす火の雨を降らせ続ける。」

 

タスク「けど、何故に?」

 

ギニアス「村を燃やされたくなければ、若い娘を生贄として差し出せと・・・」

 

メイリン「生贄・・・」

 

ローズ「それって、まさか・・・」

 

ギニアス「そうだ、次が我が娘ウェンディの番なのだ・・・」

 

ヒカル「じゃあ、ハーゲンティが言う婚礼の儀式と言うのは・・・」

 

ギニアス「生贄の儀式なのだ・・・」

 

ヒカル「何て事だ・・・」

 

ウェンディは泣いてしまった。

 

ギニアス「ウェンディがまだ幼い頃、この村がまだ平和だった頃、死んでしまった妻が言ってくれてた。そんなに娘を可愛がっていると、何時かこの子が花嫁になる時、あなたはきっと、炎を消し去る程の涙を流してしまいますよっと・・・私は花嫁になる娘を前にして、どんなに涙を流そうとも・・・降り掛かるこの火の粉を消し去る事すら出来ない・・・私は、たった1人の娘を助ける事すら出来ないのだ・・・」

 

ウェンディ「お父さん・・・・」

 

2人は泣く事しか出来ない。しかし。

 

ヒカル「心配するな。」

 

この悲しみを遮るように、ヒカルが口を出した。

 

ヒカル「俺達がそんな生贄を必ずぶっ壊してみせる。」

 

ギニアス「し、しかし・・・」

 

ローズ「そうよ!ヒカルさんの言う通り!先生、私達姉妹は先生の弟子です。弟子が先生の為に助けるのは当然です!」

 

メイリン「はい!先生の為なら、私達は全力でお助け致します!」

 

ギニアス「・・・何とお礼を言えば良いのやら!」

 

ヒカル「旅人のヒカルが、必ずあんた達を守ってみせる!」

 

タスク「俺も賛同だ。」

 

ドロシー「困ってる人を放って置けないわ。」

 

ローズ「先生、必ず助けます!」

 

メイリン「ここは私達にお任せ下さい!」

 

ヒカル「よし、明日は婚礼の儀式。それまでに作戦を立てよう。」

 

ドロシー「でも、どうやって?」

 

タスク「俺に良い考えがある。」

 

 

 

 

 

 

翌日の教会。ギニアスが礼拝堂で祈りを捧げた。昨日ウェンディを連れ去ろうとした男2人もここに居る。この2人はこの教会の神父だった。

 

神父A「司教、お連れでしょうが、村の為です。」

 

ギニアス「解っておる。今娘を連れて参れ。」

 

そう言ってギニアスが去ると、そこに3人の司祭が入った。2人の神父は司祭に一礼して、ウェンディを呼びに行った。3人の司祭の正体はタスクとローズとメイリンだった。

 

タスク・ローズ・メイリン「ーーーーーーー。」

 

3人は聖書を読む。そこにギニアスとウェンディが戻って来た。

 

神父B「直にお迎えが上がります。お待ち下さい。」

 

ギニアス「うむ。」

 

神父2人は外へ出た。

 

 

 

 

『BGM:安穏』

 

ローズ・メイリン「ふぅ・・・」

 

タスク「ここまで上手く行ったな。」

 

ヒカル「はぁ〜・・・」

 

ドロシー「ふぅ・・・」

 

実はじゃなくヒカルであり、ウェンディじゃなくドロシーだった。

 

ヒカル「ここまでバレずに済んだな。」

 

ドロシー「このままバレなきゃ良いけど・・・」

 

ヒカル「ん〜・・・」

 

ドロシー「な、何?私に何か付いてるの?」

 

ヒカル「いや、結構似合うなって。」

 

ドロシー「何その言い方?私が生贄になっても構わないって訳?」

 

ヒカル「誰がそんな事言った?似合ってるって言うだけの話。」

 

タスク「よしヒカル、こっそり調査して来い。」

 

ヒカル「OK。」

 

彼は静かに外に出て、調査を開始する。

 

 

 

 

外を歩くと。

 

???「良くやったぞ。ハーゲンティ様も嘸かし喜びであろう。」

 

ヒカル(ん?この部屋か?)

 

小屋の窓をこっそり開けて、中を覗く。

 

ヒカル「っ!?」

 

そこで彼が見たものとは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『BGM:懊悩』

 

ギニアス「娘もこの村も、助けて貰えるのだな?」

 

騎士「安心しろ。」

 

ウェンディ「良かったぁ・・・」

 

ギニアス「これで救われる・・・」

 

2人は安堵な表情をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしヒカルは激怒していた。

 

ヒカル(ちくしょう・・・!!騙しやがったのかよ・・・!!っ!!)

 

騎士達の気配を感じ、ジャンプして隠れた。騎士達は礼拝堂へ向かって行った。

 

ヒカル(マズイ・・・ドロシーが!!)

 

 

 

 

礼拝堂。

 

騎士「娘を迎えに来た。ハーゲンティ様がお待ちだ。」

 

タスク(ドロシー、気を付けろよ。)

 

ドロシー(ええ。)

 

騎士達がドロシーを連れて行った。タスクとローズとメイリンも同行する。ヒカルはこっそり隠れながら後を付ける。

 

ヒカル(彼奴ら・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『BGM:焦眉』

 

村の裏にある洞窟。その洞窟にある扉を騎士が開けて中に入る。

 

タスク・ドロシー・ローズ・メイリン(っ!)

 

周囲の松明が燃えた。そして奥には、黄金の玉座があった。更に白骨化とした遺体も転がっていた。

 

騎士「頭を下げろ。」

 

3人が頭を下げると、1人の騎士がドロシーを前に出した。それと同時に、玉座の横の扉が開いた。そこに入って来た人物は・・・

 

 

 

 

 

 

魔族・ハーゲンティだった。そして弟達。

 

 

 

 

 

 

タスク(奴がハーゲンティか。)

 

ハーゲンティ「これはこれは、我が王宮へようこそ。美しき花嫁よ。いや・・・」

 

 

 

 

 

 

「ドロシー殿。」

 

 

 

 

 

 

ドロシー「っ!?」

 

ローズ「嘘!?」

 

メイリン「どうして!?」

 

タスク「バレたか!」

 

 

 

 

『BGM:示威』

 

司祭の服を脱いで、ドロシーを救出しようとするが。

 

ハーゲンティ「動くな!!」

 

掌から炎を出現させる。

 

メイリン「人質なんて!!」

 

ローズ「卑怯よ!!」

 

ハーゲンティ「おい。」

 

騎士達が3人を確保した。

 

タスク「ハーゲンティ!」

 

ハーゲンティ「こんな小癪な手段で僕を騙せると思ったら大間違いだぞ。罰として、この娘を先に生贄として迎えてやろう。さて、どう料理して食べようかな〜?」

 

ローズ「ドロシーさん!!」

 

メイリン「ドロシーさん!!」

 

タスク「ドロシー!!」

 

ハーゲンティ「ほう?良く沸いてるな。」

 

井戸の中の溶岩を見て満足してる。

 

ハーゲンティ「今夜は特製スープだ!!」

 

弟「やったー!!」

 

ローズ「止めて!!」

 

タスク「ドロシーを返せ!!」

 

ハーゲンティ「ははははははは!!お前達には、この3人を食わせてやろう!!」

 

騎士達「おーーーーーー!!!」

 

メイリン「姉さん!!怖いです!!」

 

ハーゲンティ「これより!婚礼の宴会を行う!!」

 

息子達がテーブルに座り、騎士達が3人を溶岩前まで連れて行った。

 

ローズ「いや!!スープにするのは止めて!!」

 

メイリン「嫌です!!助けて下さい!!」

 

タスク「俺達を食っても美味しくねえぞ!!」

 

???「その宴会ちょっと待った!!!」

 

全員「っ!?」

 

そこに扉が開かれた。現れたのは・・・

 

 

 

 

 

 

ヒカルだった。

 

 

 

 

 

 

ドロシー「ヒカル!!」

 

タスク「ヒカル!!」

 

ローズ・メイリン「ヒカルさん!!」

 

ヒカル「おい!!こっちに来やがれ!!」

 

彼の他に、ギニアスとウェンディが来た。ウェンディがロープで縛られてる。

 

ヒカル「花嫁はこっちだ!!」

 

ローズ・メイリン「先生!!」

 

ヒカル「ったくよくも嵌めやがって・・・俺達を騙しやがったな!!」

 

ギニアス「ご、誤解だ!」

 

ウェンディ「助けて下さい!」

 

ヒカル「何が助けてだ!!自分達だけ助かろうとすんじゃねえ!!おい!!花嫁と引き換えにドロシー達を返せ!!」

 

ハーゲンティ「何の事だ?」

 

ヒカル「開き直ってんじゃねえ!!お前らの考えなんか全てお見通しなんだよ!!」

 

ドロシー「ヒカル!!その2人を離しなさい!!」

 

ヒカル「あのなぁドロシー。この2人が俺達を騙しやがったんだ・・・よ!!」

 

騎士達「がぁっ!!」

 

彼はウェンディの後ろに隠してる3本の短剣を投げて、タスクとローズとメイリンを捕えてるの腕に刺した。

 

ヒカル「タスク!!」

 

タスク「ああ!!エアロ!!」

 

ハーゲンティ「ぐああああ!!」

 

風の魔法でハーゲンティを吹き飛ばして、ドロシーを解放させた。

 

タスク「ドロシー!!こっちだ!!」

 

ドロシーは急いでタスクの方へ。

 

ヒカル「はっ!!でやっ!!おるぁ!!」

 

近接格闘で騎士達を次々と蹴散らす。

 

タスク「はぁっ!!」

 

剣で騎士達を蹴散らす。

 

ローズ・メイリン「ジャベリン!!」

 

光の槍で騎士達を蹴散らす。

 

ハーゲンティ「邪魔な虫共だ。スネーク!!」

 

大蛇を呼び出し、ギニアスとウェンディを喰おうとした。

 

ヒカル「危ない!!」

 

前に出たヒカルが喰われた。

 

ヒカル「がああああ!!」

 

タスク・ドロシー「ヒカル!!」

 

ローズ・メイリン「ヒカルさん!!」

 

ヒカル「お前ら!!後は頼むぞ!!」

 

彼はそのまま胃の中に飲み込まれてしまい、大蛇が去った。

 

ドロシー「ヒカル・・・!!」

 

タスク「・・・仇を必ず取る!!さぁ!こっちに!!」

 

ギニアスとウェンディを連れて逃げようとしたが。

 

ハーゲンティ「何処へ行く気だ?」

 

タスク「くっ!」

 

ハーゲンティ「娘は貰うぞ!!」

 

右手でウェンディを捕まえた。

 

ギニアス「ウェンディ!!」

 

ウェンディ「お父さん!!」

 

ハーゲンティ「ん?また小癪の作戦を使ってるな。」

 

タスク「何の事だ?」

 

ハーゲンティ「惚けても無駄だ。この娘は人形だ!!」

 

右手で握り潰すと、人形になりバラバラになった。

 

ハーゲンティ「そしてギニアスも!!」

 

掌から炎を放って、ギニアスを燃やした。ギニアスが人形になってドロドロに溶けた。

 

タスク「くっ!」

 

ハーゲンティ「だが安心しろ。本物はもう既に捕まえてある。」

 

タスク「っ!何!?」

 

ローズ「嘘っ!?」

 

メイリン「これもお見通し!?」

 

ハーゲンティ「そこの小娘も来い!!テレポート!!」

 

ドロシー「嫌っ!!」

 

テレポートでドロシーを連れて逃げ出した。

 

タスク「ドロシー!!行くぞ!!」

 

ローズ「ええ!!」

 

しかしその時、洞窟が崩れ始め、奥の部屋へ通ずる扉が塞がれてしまった。

 

タスク「エクスプロージョン!!」

 

爆発魔法を使ったが、岩は砕かれてない。

 

タスク「駄目か・・・」

 

ローズ「ドロシーさん・・・ヒカルさん・・・」

 

メイリン「けど、ヒカルさんはもう・・・」

 

タスク「・・・挫けるな!!例え彼奴が居なくなっても、俺達が彼奴の分まで頑張らなきゃならねえんだ!!」

 

メイリン「・・・頑張る?」

 

タスク「そうだ!彼奴は俺達の大切な仲間だ!仲間の為に戦うのが俺達だ!!」

 

ローズ「・・・そうね、そうだね!!」

 

メイリン「・・・はい!!」

 

タスク「ヒカル、お前の分まで成し遂げてやる。さて、この岩を退かさなきゃな。」

 

ローズ「でもどうやって?」

 

タスク「もうすぐ来るぞ。頼もしい助っ人が。」

 

丁度そこに、助っ人が到着した。

 

メイリン「あ、あなたは!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『BGM:邪悪』

 

奥にあるもう1つの玉座の間。そこにハーゲンティが入った。

 

ハーゲンティ「早速小娘からスープにしてやろう。来い。」

 

最初の生贄はドロシーから。

 

ギニアス「ドロシーさん・・・」

 

ドロシー「・・・大丈夫よ。必ず助けるわ。」

 

ウェンディ「ドロシーさん・・・」

 

笑顔で2人を見せて、溶岩の前まで来た。ハーゲンティがドロシーの両肩を掴む。するとドロシーが微笑んで、小声で話した。

 

ドロシー「・・・・来るの遅いわよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒカル。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『BGM:示威』

 

このハーゲンティはヒカルだった。

 

ヒカル(どうだ?俺の最高の演技力。)

 

ドロシー(まぁまぁかしら?けど今回は高評価ね。)

 

ヒカル(ありがとよ。)

 

ドロシー(これからどうするの?作戦はここまでしか練ってないけど。)

 

ヒカル(最後の作戦は、俺をこの溶岩に突っ込め。)

 

ドロシー(っ!?本気で言ってるの!?)

 

ヒカル(心配すんなって。俺を誰だと思ってる?俺を信じろ。)

 

ドロシー(・・・解ったわ。)

 

ヒカル(ほんじゃ行くぞ。)

 

ドロシー(ええ。)

 

ヒカル「ドロシー殿覚悟しろ!!」

 

ドロシー「いやああああああ!!」

 

ヒカル「うわああああああ!!!」

 

力強くヒカルを押して、溶岩へ落とした。

 

 

 

 

ギニアス・ウェンディ「っ!!」

 

騎士達「っ!?」

 

弟「お兄ちゃん!!」

 

 

 

 

ドロシー「・・・っ!」

 

騎士達「ハーゲンティ様!!」

 

溶岩が強く噴射した。

 

ドロシー「ヒカル!!」

 

彼女は逃げ出した。

 

 

 

 

玉座の間から出ると。

 

ドロシー「っ!?ゴウラム!」

 

ゴウラムがドロシーを発見した。

 

ローズ「ドロシーさん!!」

 

メイリン「無事だったんですね!!」

 

タスク「こっちだ!!」

 

 

 

 

玉座の間。

 

弟「お兄ちゃ〜ん・・・・!!」

 

騎士達がパニックになり、2人の弟が泣いてしまってる。すると誰かが入って来た。

 

 

 

 

 

 

ハーゲンティ「ふぁ〜・・・・宴会の準備はまだか?」

 

本物のハーゲンティを見て、全員が唖然とした。

 

ハーゲンティ「ん?どうした?僕の顔に何か付いてるのか?」

 

騎士A「え、どう言う事だ?」

 

騎士B「ハーゲンティ様はさっき落ちたはず・・・」

 

溶岩の横に、小さな光があった。その光は高速で玉座の間から去った。

 

 

 

 

 

 

洞窟の外。

 

タスク「やっと抜け出せた!」

 

ローズ「脱出出来た〜・・・」

 

ドロシー「ヒカルが・・・ヒカルが・・・」

 

メイリン「ヒカルさん・・・私達の為に・・・」

 

ローズ「メイリン・・・ドロシーさん・・・」

 

タスク「・・・ヒカルなら近くに居るぞ。」

 

ドロシー「何処に・・・?」

 

メイリン「幽霊にでもなったんですか・・・?」

 

タスク「いや、ドロシーの背中。」

 

ドロシー「え?」

 

背中を見ると、小さな光が浮かんでいた。その光が地面に落ちると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒカル「よっと!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『BGM:幕間』

 

何とヒカルの姿になった。

 

ドロシー「・・・ヒカル!!」

 

ローズ・メイリン「ヒカルさん!!」

 

ヒカル「よう、ただいま!」

 

ローズ・メイリン「ヒカルさーーん!!!」

 

泣きながらヒカルに抱き付いた。

 

ローズ「もう、死んじゃったかと思ったじゃない!!」

 

メイリン「どうして生きてるんですか!?」

 

ヒカル「・・・お前ら、タスクの言葉忘れてないか?」

 

ローズ・メイリン「え?」

 

タスク「俺はあの時、ヒカルが居なくなってもって言ってた。彼奴が死んだなんて一言も言ってねえぞ。」

 

ローズ・メイリン「えーーーー!?」

 

ドロシー「・・・ヒカル、さっきの溶岩からどうやって?」

 

ヒカル「これさ。」

 

懐から小瓶を出した。

 

ヒカル「この中に、一時的に小さい物になれる薬が入ってたんだ。俺はあの時溶岩に落ちる寸前に此奴を飲んで、小さな光となって潜んでいたのさ。」

 

ドロシー「でも、その薬は何処で?」

 

ヒカル「助かったぜ。タスク。」

 

ドロシー・ローズ・メイリン「え!?」

 

タスク「お前の考えなんて、全てお見通しさ。」

 

ローズ「タスクさん!!」

 

メイリン「どうして教えてくれなかったんですか!!」

 

タスク「これは俺とヒカルの秘密作戦だ。」

 

ドロシー「でも良かったわ。ありがとうヒカル。」

 

ヒカル「だが安心するのはまだ早い。あの野郎をぶっ潰してやるぞ!!皆行くぞ!!」

 

タスク「ああ!」

 

ドロシー・ローズ「ええ!」

 

メイリン「はい!」

 

 

 

 

 

 

玉座の間。

 

ハーゲンティ「今まで何をやっていたんだ馬鹿共!!もういい!!花嫁をスープにしろ!!」

 

ギニアス「ウェンディ!!」

 

ウェンディ「お父さん!!」

 

溶岩前までウェンディを連れた。

 

ハーゲンティ「はっはっはっは!さぁ、今から本当の宴会を始めるぞ!!花嫁を入れろ!!」

 

ウェンディ「いやああああああ!!!」

 

 

 

 

 

 

『待て!!』

 

 

 

 

 

 

何処からか声が聞こえた。

 

ハーゲンティ「何者だ!!」

 

???「俺達だ!!」

 

ハーゲンティ「っ!?」

 

 

 

 

 

 

ヒカル達5人が扉を開けて、玉座の間に足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 

『BGM:壊乱』

 

ハーゲンティ「貴様!!あの時喰われて死んだのではなかったのか!!」

 

ヒカル「あんな蛇なんて、腹を打ち抜いて蛻の殻にしてやったぜ。今頃尻尾を噛んで死んでる所だ。」

 

ハーゲンティ「・・・だがもう貴様らに、この僕を倒すのは不可能だ!!ここで大人しく花嫁が料理されるのを見届けろ!!」

 

タスク「そうは行かない!俺達は無性に腹が立ってる!」

 

ドロシー「あなたを倒さないと気が済まないのよ!」

 

ローズ「よくも先生とウェンディさんを!」

 

メイリン「あなた達を倒して、先生とウェンディさんを助けます!」

 

ハーゲンティ「黙れ黙れ黙れ!!」

 

前に出たヒカルが、両手を腰に当ててアークルを出した。

 

ヒカル「変身!!」

 

左のボタンを押すと、霊石アマダムが赤く輝き、ヒカルが仮面ライダークウガ。マイティフォームに変身した。

 

騎士達「っ!?」

 

弟達「っ!?」

 

ハーゲンティ「貴様、何者だ!!」

 

ヒカル「俺はヒカル。またの名は、古代の戦士クウガだ!!さぁ来い!!お前を倒して、村を解放する!!行くぞ!!」

 

 

 

 

『BGM:激闘』

 

ヒカル「おるぁ!!ちょいさー!!」

 

パンチと裏拳とハイキックで騎士達と弟達を蹴散らす。

 

 

 

タスク「はぁっ!!やぁっ!!ファイヤー!!」

 

剣で騎士達を斬り裂き、両手から炎を放って燃やした。

 

 

 

ローズ「エアロ!!」

 

風の魔法で騎士達を倒した。

 

ローズ「先生!」

 

ギニアス「ローズ!」

 

 

 

メイリン「シールド!!サンダー!!」

 

シールドでウェンディを守り、雷の魔法で騎士達を感電させた。

 

メイリン「ウェンディさん!!大丈夫ですか!?」

 

ウェンディ「ありがとうございます!!」

 

 

 

ドロシー「ウォーター・ブラスト!!」

 

水の魔法で騎士達を飛ばした。すると騎士達が煙を放出して溶けた。

 

ドロシー「っ!!皆!騎士達は炎で生成されてるわ!」

 

 

 

タスク「ありがとうドロシー!!ウォーター!!」

 

水の魔法で騎士達を溶かした。

 

 

 

ヒカル「此奴を召し上がれ!!」

 

水が入った壺を持ち上げて投げた。水を受けた騎士達が溶けた。

 

 

 

ローズ・メイリン「エアロ・ウォーター!!」

 

エアロでウォーターを飛ばして、騎士達を溶かした。

 

 

 

ヒカル「最後はてめぇだハーゲンティ!!」

 

ハーゲンティ「よくも僕の宴会を台無しにしてくれたな!!許さん!!フレイム!!」

 

掌から炎を投げた。

 

ヒカル「おるあ!!」

 

回転キックで炎を弾いた。

 

ヒカル「てめぇの炎はそんな程度か?」

 

ハーゲンティ「幾らお前でも、僕を倒せないよ。僕は水を受けても炎は出せるからね。」

 

ヒカル「・・・成る程ねぇ。けどお前を倒す方法は1つだけある!!」

 

ハーゲンティ「ほう?」

 

ヒカル「行くぞ!!」

 

ハーゲンティ「はぁっ!!」

 

同時に走り出し、クウガがハーゲンティの上をジャンプで飛び越えて。

 

ヒカル「喰らえ!!」

 

テーブルの上にある水の入った瓶を投げた。水がハーゲンティの身体中に被った。

 

ハーゲンティ「水でも無傷だって言ったのを忘れたのかい?」

 

ヒカル「やってみろよ。」

 

ハーゲンティ「もう降参かい?後悔しても知らないぞ!!フレイム!!」

 

炎を飛ばそうとしたその時。

 

 

 

 

 

 

ハーゲンティ「ぐああああああああ!!!!」

 

 

 

 

 

 

突然ハーゲンティが燃え始めた。

 

ヒカル「引っ掛かったな!お前にぶつけたのは水じゃなく油だ!」

 

ハーゲンティ「がああああああ!!貴様ああああああ!!!」

 

ヒカル「これで最後だ!!フッ!!」

 

右足に封印エネルギーを集めてジャンプして宙返りした。

 

ヒカル「おりゃあああああああ!!!!」

 

マイティキックで、ハーゲンティの頭部にぶつけた。

 

ハーゲンティ「く、クソがあああああああああ!!!!!」

 

封印エネルギーが身体中に広がり、爆発して消滅した。

 

ヒカル「・・・ふぅ。」

 

変身を解いてヒカルに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『BGM:平穏』

 

その後。

 

ギニアス「皆さん、この村を救って下さりありがとうございます。そして、皆さんを騙して申し訳ありません・・・何とお詫びをしたら・・・」

 

ローズ「ギニアス先生、お詫びは必要ありません。」

 

メイリン「そうですよ!私達の目的はこの先生達を救う事です!騙したなんて、そんな事で怒ったりはしません。」

 

ローズ「これからは、ウェンディさんや村の皆さんと共に頑張って下さい。私達も立派な巫女として頑張りますから。」

 

ギニアス「2人共・・・ありがとう・・・」

 

ウェンディ「ありがとうございます・・・」

 

ヒカルとタスクとドロシーは微笑む。

 

 

 

 

 

 

そして村を離れて旅を再開する。

 

ヒカル「また再会出来た時は、お前達はもう立派な巫女になってるかもな。」

 

ローズ「勿論!それまで頑張らないとね!」

 

メイリン「はい!姉さん!」

 

ドロシー「もう生贄の体験はこりごりだわ。」

 

タスク「いやドロシー、良い演技だったぞ。」

 

ヒカル「今後も生贄の代役者頼めるか?」

 

ドロシー「絶対お断りよ!」

 

ヒカル・タスク「あはははは!」

 

 

 

 

〜ツヅク〜




         キャスト

       ヒカル:山崎大輝

       タスク:小林裕介
      ドロシー:山村響
       ローズ:藤田咲
      メイリン:佐藤亜美菜

      ギニアス:小山剛志
     ウェンディ:鈴木愛奈

        騎士:浜田洋平
           浜添伸也

         弟:長野佑紀

    ハーゲンティ:寺島拓篤

次回「温泉」
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