ご了承下さい。
それから、これって東方Projectタグで合ってるのか…
合ってないと思う方はぜひ感想欄へ。
セカイが幻想郷になっちゃった!
ーココアサイドー
今日は図書館でみんなでお勉強!
「ココア、そこ間違ってるわよ」
「えっ!?ほんと!?」
「はぁ...私が教えてあげるから」
シャロちゃんの説明ってわかりやすいなぁ。
なんだか一年前を思い出すよ。
「ーーーそういえば、リゼちゃんは今年受験勉強なんだよね?」
「ああ、志望校はもうだいたい決めてる。でも勉強とバイトで忙しそうだな。」
「バイト、忙しそうだったらお休みでもいいんですよ」
「それだったらシャロちゃんがリゼちゃんの代わりに働くのかしら?」
シャロちゃんは、顔を傾けた。バイト先増やすの忙しいから迷ってるのかなぁ…
「そ、そうね!リゼ先輩の受験の為に頑張ります!」
みんな笑顔になる。なんだか微笑ましいな。
ずっと、こんな日常が続いたらいいなぁ…
ーーーみんな、大人になっても一緒でありますように。
「勉強教えてくれてありがと、シャロちゃん!」
「べ、別に...」
シャロちゃんはそっぽ向いて顔を赤く染めた。照れてるのかなぁ、かわいい。
ーーー?あれ、道端に紙?もしかしてこれって…
「ーーーねぇこれって、シストじゃない!?」
「!ほんとですかココアさん」
「やってみる?」
「父に遅くなる、とメールしておきます」
その後、みんな全員家族に許可をもらってシストで遊ぶことにしたんだけど…まさかこれが、非日常の始まりだなんて思いもしなかった。
「んー...結構遠くまで来たね」
「私はここら辺知ってるからいいけどな。たしかここら辺に神社があったはずーーーというかもう隣町だな」
リゼちゃんの言う通り、洋風な街は住宅街みたいになっていた。ちょっと地元っぽい。
「これって、リゼちゃんが言った神社がゴールじゃないかしら」
千夜ちゃんは、シストを指さす。
「ほんとだわ、行ってみましょうか」
私たちは神社の鳥居の前で止まった。
「きっとあそこですね」
「神社なんかうちの街にはないから珍しいねー」
「神社のどこかにある筈だから、みんなで手分けして...」
ーーーーーえ?
その瞬間、体が引き裂かれそうな引力に私たちは引き込まれた。
そこは確かに神社だった。でも1箇所だけ、何かが違う。
「ーーーーここ、どこ?」
「神社の鳥居の向こうーーーさっき通った道じゃなくなってます!」
「ど、どういうことだ!?」
「あらあら、異世界に来ちゃったのかしら?なんだか楽しくなりそう♡」
「♡じゃないわよ馬鹿どうにかしなさいよこれ!帰れなくなっちゃったじゃない!」
私たち、どうなっちゃうの...?みんな混乱してる。どうしようどうしよう...!
「あら、どうしたのあんた達...眠ってたのに何起こしてくれてんのよ…妖怪はお断りだから、さっさと帰りなさいほら」
妖怪?なんだかよくわからないけど…紅白の巫女服を着た誰かさんは、眠たげな声で目を擦りながら言った。
「ーーーーめめめめめめめ、女神様あああああああ!!!!!!」
私は紅白巫女さんの手を握ってぶんぶんする。これは奇跡を通り越した運命だよ!
「ココアさん、落ち着いてください…えっと、すいません」
「ーーーあんた達よく見たら人間じゃない。人里の人でもなさそうだし、神隠しでもなさそう。んー、でも反応的には幻想入りじゃなさそうだけどねぇ。どうなのかしら」
幻想入り?神隠し?もう訳が分からないよぅ...
すると九尾のおきつねさん…の尻尾がついたお姉さんがこっちに来た。
「ーーーあなたたち、どうやら『非常識』な人ではなさそうですね」
「非常識ってお前失礼だぞ、何もーーー」「何者なんだ、はこっちの台詞です」
リゼちゃんは顔を俯かせる。
「神隠しではなさそうよ。でも人里の人でも『非常識』な人でもない」
「ーーーではどういう事でしょうか...紫様がやったとも思えません」
「博麗大結界に、なにかあるのかもしれないわね」
「あのぅ...」
私は弱々しく声を上げた。
「ごめんなさい...お茶をどうぞ」
「美味しいわね、これどこのお茶?」
「この状況でお茶の銘柄質問するあんたの冷静さ尊敬するわ...」
私はよく分からないままお茶をすすった。一体何があるんだろう。
「私は八雲藍。そしてーーー」
「八雲紫よ。藍は私の従者。」
「従者ってなんかかっこいい!」
すると藍さんに凄い目付きで睨まれた。背中がぶるっと震える。
私はお茶をこぼしてしまった。うぅ、色々とすごい人だぁ...
「ーーー失礼しました。すぐにお拭きします」
いや失礼しましたとか言ってる割には反省してないような...
「ここは幻想郷。元々は日本の東ら辺にあった人間と妖怪達が共存する街だった。」
そういえば、私たちが住んでた街って日本に東ら辺にあったような...
「だけどそこには妖怪を退治する目的の人もいた。だから私は500年以上前にあなたたちの世界との境界を作って、この世の『幻想、非常識なもの』...まあ伝説とか、妖怪とかね。そういうものがここに来れるようにしたの。」
「そうだったんですか」
いやまあそれにも驚きだけどこの人が500年以上前から生きてることが驚きだよ...でも、ここでは常識なんだよね。
「あと、私が博麗大結界っていうのを張って常識なものと非常識なものを見分けられるようにしたのよ。だから外の世界にも博麗神社はある。多分常識な人が...チストだっけ?んなものの目的地をここにしたんでしょう…あ、自己紹介遅れたけど私は博麗霊夢。よろしく。」
「シストだ。なるほどなぁ…んでも、なんで常識な私たちがここに来れたんだ?」
そうだよね…結界が壊れてるのかな。
「それが、ーーー分からないんです。どっちとも結界はどこも壊れてませんでしたし」
壊れてないの!?じゃあ一体どうして...
「とにかく、今日は一回ここに留まっといて。そうそう、さすがにここに5人は狭すぎるから永遠亭って場所と紅魔館って場所に連絡しておくわ。永遠亭への案内は私が、紅魔館への案内は藍がするから。どこに誰が行くか決めておいて。」
そういうと紫さんと藍さんはどっかへ消えてった。...え、今の術何...?
それにそれ以外にも驚く事があった。
ーーー誰かが、一瞬ここに行って消えて...まるで何か、様子見していたような感じでそこにいた...気が、する。
「1人は余っちゃうよね...あ、私はここでチノちゃんといる。」
「おいお前絶対移動面倒臭がってるだろ」
えへへ、バレちゃった?と、私はポリポリ頭をかいた。
「じゃあ私が紅魔館行くよ。楽しそう」
「り、リゼ先輩私も行きます!」
ーーーとなると。
「...あ、大丈夫よ全然寂しくないんだからねほんと」
「ーーーなんかめんどくさい」
シャロちゃんはボソリと呟く。
寂しいんだろうなぁ、バレバレだよ。
「じゃあ、また明日ね」
「携帯は一応機能してるみたいなのでなんかあったら連絡...あ、みなさん9時までにはしっかり一日一回連絡を忘れずに」
チノちゃんは用心深いなー、と思いながら外を見る。
そこには、綺麗に月が出ていた。まるで私たちを見守るように。
「と、言うわけで暫くお世話になります。よろしくお願いします」
「はいはい。ろくなもんじゃないけどご飯食べる?」
「食べるー。お腹空いた」
霊夢ちゃんはその1分後ぐらいにご飯を出してきた。ほかほかな蒸気...はなくてとても冷めている。
「ご飯と鮭。以上」
そっか、貧乏なのかなぁ…
「もぐもぐ...美味しいね」
「そうですね」
「ありがと。冷めたので悪いわね」
「いいんです、ありがとうございます」
この会話だけ見ると、日常に見える。だけどやっぱり、非日常。
「私たち、どうなっちゃうんでしょうか」
「んー...大丈夫。多分ね。あなた達は生きて外の世界に元通りに帰れるわよ」
「その自信はどっから湧いてくるの...?」
それから、霊夢ちゃんは頭を2回ほど指でつんつんして言った。
「博麗の勘」
んー...地の文もっと勉強しなきゃなあ。