【SW2.0】シノビ・ワールド【閃乱カグラシリーズ】   作:龍委員長

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奈落に相当する設定を全然考えてません(汗)


1M-5

忍基地内 私塾月閃女学館基地 一室

 

 

 ではそろそろ再開しようか。

 場面は5人が黒い球体の中への侵入を試みるところからだ。

 

==========

 

ハイリア地方ハイラル王国迷いの森

 

 

GM(叢):

 穏やかな森の中に鎮座する漆黒の物体。全ての光を吸収しているかのような表面の質感も伺うことができない闇の塊。

 5人がそれに恐る恐るという具合に手を伸ばす。指先が触れると抵抗なく闇の中に沈んでいく。何かに触れたという感覚は無い。

 

セラ=ドーン(舞):

 「・・・入れるみたい、だね」

アン(篝):

 「だな。じゃぁ中に」

マル=デルー(如水):

 「待ってください」

 

GM(叢):

 歩を進めようとする皆を静止すると、マルは地面に膝をつき、地面に手をついた状態で手を闇へと触れさせた。指が半分ほど入ったところでマルは意を決したように地面に腹ばいになると、肩の辺りまで闇に入れてみせる。

 

ペアル(珠姫):

 「何してるの?」

マル=デルー(如水):

 「・・・地面がありません」

冒険者s

 『?!』

 

GM(叢):

 腕を引き抜いたマルの言葉に4人が思わずあとずさる。

 

マル=デルー(如水):

 「とはいえタビット(わたし)の腕では届かないだけかもしれないので・・・アンさんにも確認してほしいのですが・・・」

アン(篝):

 「うげ」

 

GM(叢):

 この中で一番身長が高いアンに白羽の矢が立つ。

 

アン(篝):

 「あぁ、一応やるけどよ。こいつらとあんま変わらないからな?」

マル=デルー(如水):

 「それでもわたしの倍はありますから」

アン(篝):

 「あぁ、はいはい」

 

GM(叢):

 アンが同じように腕を差し入れると、直ぐに指先が硬い土のような感触をとらえる。肘も伸ばしきっていない。段差はあるものの大した高さではないだろう。

 

アン(篝):

 「よっ。

 こんくらいの段差だな。中は普通の土の地面みたいだぞ」

 アンが両手で幅を作って大体の段差を皆に示すぞ。

セラ=ドーン(舞):

 「中、見えないかな」

 

==========

 

 顔だけ中に突っ込んだら中の様子見えないかな?

 うむ。そうすると中は今5人が居るのと同じような森の中だ。こちらよりやや暗いようだが[暗視]が必要なほどではない。

 例の狼は居る?

 いや。そこから見える範囲では、馬車が通れそうな幅の未舗装の道と、道の両脇に生い茂る木々ぐらいしか見当たらないな。

 ただお前たちの前にある黒い球体の体積よりもはるかに広い空間が広がっていると感じるだろう。

 結界とか異界とかそういうやつか。

如水

 これ以上の情報はないのかしら。

 まぁ、白状するとその通りだ。この中でボスと戦ってシナリオ終了となる。

 じゃぁセラがみんなに中もひとまず安全そうだよって伝えるね。

珠姫

 はぁい

 

==========

 

セラ=ドーン(舞):

 「ふぅ。中にも森があったよ。とりあえずあの狼は居ないみたい」

マル=デルー(如水):

 「ありがとうございます。この中にも森があるなら、結界・・・あるいは空間を歪めるような物と考えられますね」

イヴ=ソワール(夕霧):

 「ではあのウルフの出現も含めてこの中に原因があるのでしょうか?」

ペアル(珠姫):

 「きっとそうだよ!

 とつげきー!」

冒険者

 『あ』

 

GM(叢):

 突然駆け出したペアルを追いかける形で4人も黒球の中へと飛び込んだ。見かけの地面と実際の地面の段差につんのめるようになりながらも5人とも無事に中に入ることができた。

 セラが首を入れて確認したとおり、薄暗い、そして広い森が広がっている。未舗装とはいえそれなりの広さがある道が通っているにもかかわらず木々の枝は頭上を覆い隙間からかろうじて空を確認できる程度。木漏れ日と呼べないほどの光がそこから差し込んでいる。満月の夜の森の中のような、暗いが何も見えないほどでもないという程度の明るさだ。

 

セラ=ドーン(舞):

 「みんな大丈夫?」

マル=デルー(如水):

 「・・・全員居ますね。セラさんの言うとおり森ですが・・・」

アン(篝):

 「? ?! おい! うしろナンもねぇぞ?! あたしらどっから入ってきたんだ?!」

ペアル(珠姫):

 「えぇ、なんでぇ? さっきの黒いのはぁ?」

イヴ=ソワール(夕霧):

 「道の脇も獣道すら見当たりませんね。どうしてこれほど明るいのでしょう・・・」

アン(篝):

 「どうする? こっちむきに着地したってことは、こっちが『奥』で良いのか?」

 入ってきたときに体が向いていたほうを指差す。

マル=デルー(如水):

 「おそらくは・・・」

セラ=ドーン(舞):

 「じゃぁ、こっちに行くって事で良い?」

 

GM(叢):

 提案を否定する事由もなく、周囲を警戒しながら進むことにする5人。

 

アン(篝):

 「鳥の声すらしねぇ」

セラ=ドーン(舞):

 「何も居ない・・・のかな」

ペアル(珠姫):

 「狼は居るんじゃないの?」

イヴ=ソワール(夕霧):

 「先ほどの3頭が最後の個体、などということがない限りはそうですよね」

マル=デルー(如水):

 「ウルフが道の横から飛び出してくることはあるでしょうか?」

アン(篝):

 「どうだろうな。毛皮の厚みから言って通れないこたぁ無いだろうが、わざわざそんな所とおる理由がねぇだろ。縄張りを荒らしたやつを追いかけるとかでもない限りは」

ペアル(珠姫):

 「ここから出てきたなら、ここが縄張りじゃないの?」

 

冒険者s(ミルポ):

 『・・・・・・』

 

セラ=ドーン(舞):

 「け、警戒していこう! ね!」

イヴ=ソワール(夕霧):

 「そうですね。さいわい霊体系のアンデッドではないですから、木立や下生えを揺らす音がするでしょうし」

 

GM(叢):

 再度警戒を強め歩を進める5人。相変わらず続く道は直進を続けている。体感だが既に球体の直径を超える距離を歩いているだろう。そこで前方警戒を担当していたペアルが小さな声を上げた。

 

ペアル(珠姫):

 「あ」

冒険者s

     た  ?!』

 『どうし

     ました?!』

ペアル(珠姫):

 「なんか居る。小さいのが・・・3つ」

アン(篝):

 「マジだな。向こうはこっちに気づいてるみたいだな。まっすぐ突っ込んでくんぞ!」

 

==========

 

GM(叢):

 という所で予告どおりボス戦だ。

 

 

つづく

 




本来の奈落の魔域なら
触れたら中に放り込まれて核を破壊するまで出られない。
が正しいのかなと思いつつ。全身入るまではセーフというハウスルールです。
魔域の特性はそれぞれバラバラみたいですし、その都度ルールを定めるでも良いかもしれませんね。

次回、ボス戦です。
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