【SW2.0】シノビ・ワールド【閃乱カグラシリーズ】 作:龍委員長
忍基地内 私塾月閃女学館基地 一室
叢:
では、デスソードを撃破した所から再開するぞ。
レブナントの体は露と消え、持ち主を失った剣が地面に落ち装飾にはめ込まれていた宝石が砕ける。黒曜石のように黒い、どこか禍々しい石だ。それが砕けると同時に皆の前に光の壁が現れる。
舞:
光の壁?
叢:
うむ。壁といったが大きさは高さ2m、幅1m程度で壁というより扉という印象だろう。何もない空間に四角い穴が開いたように感じるだろう。
メタな話をするなら、この空間から出るための出口だ。
珠姫:
どこでもd
篝:
出口の向こうは見えるのか? なんもわかんねぇまま流されてるから、いきなり現れた光に入っていくってのはしづらいんだが。
叢:
言われてみればそうだな。では出口が現れる瞬間だけ光を発し、そこにはもともと5人が入った森の光景が見える四角い穴があることにしよう。
全員、セージ技能+知力で判定をしてみてくれ。目標値は7だ。
夕霧:
セージが居ないから全員平目よね?
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ハイリア地方ハイラル王国迷いの森 謎の空間
GM(叢):
イヴの一撃で砕ける刃。それにより倒れるレブナント。アンデッド故、完全な活動停止を確認するまで油断はできない。全員がデスソードに注視するなか、屍とともに地に落ちる剣。その衝撃で柄に埋め込まれた装飾の黒い石が砕ける。
パリーン
とやけに大きな音が響いたと思うと、5人の視界の隅に一瞬強い光が瞬いた。
思わずそちらに視線を向ける。そこには額をはずした絵画のように、この薄暗い森とは別の森の光景が切り取られたように存在している。明るさ、生えている木々の様子から元々自分たちが居た森の景色であることにはすぐに気づけるだろう。
セラ=ドーン(舞):
「・・・外?」
マル=デルー(如水):
「そうみたいですね。これが出口でしょうか
てアンデッドは?!」
意識を放してしまったことに慌ててデスソードが倒れた場所に視線を戻す。
アン(篝):
「っ! ・・・。
大丈夫みてぇだな。レブナントだったやつも煙になったみたいだ」
ペアル(珠姫):
「剣だけ残ってる」
マル=デルー(如水):(知力判定成功)
「この剣を倒したから出口? が出てきたのでしょうか」
マル=デルー(篝):(判定成功)
「古代遺跡なんかの迷宮みたいに考えるなら、こいつがここの主だったということか?」
ペアル(珠姫):(判定成功)
「それか、この石が大切なものだったとか?」
ペアちゃんは地面に落ちたかけらを指でつついてるよ。
イヴ=ソワール(夕霧):(判定成功)
「確かに、装飾が砕けたときに出口? が光ったように感じます」
セラ=ドーン:(判定自動成功)
「ねぇ。こういう出入口が出たり消えたりする仕掛けって、放っておいたらまた消えるんじゃない? 早く出たほうがよくない?」
冒険者:
『!!』
ペアル(珠姫):(解呪のためにとにかく情報がほしい)
「待って待って! この石! 持ってかえって調べようよっ!」
マル=デルー(如水):(名声がほしい)
「っ! かけら! <剣のかけら>!」
アン(篝):
「セラ! 神官! 魔物が落としたモン集めろ! 報酬つっても現物支給だけじゃこの先困る。換金できるモンは持って帰るぞ!」
イヴ=ソワール(夕霧):
「は、はいっ」
GM(叢):
取るものとりあえずという様相で出口らしき空間をくぐる5人。特に何かが起こるということもなく通過できる。
そこは、最初にあの黒い球体に侵入した地点からはいくばくか移動しているものの、間違いなくカカリコ村の北の森だと村に到着して間もない5人でも確信が持てる。
振り返ってもそこにあの球体は存在せず。静かな森が広がっているに過ぎない。
セラ=ドーン(舞):
「戻って、これた?」
イヴ=ソワール(如水):
「その、ようですね」
アン(篝):
「あっちに煙が昇ってるな。火事って感じでもねぇし、あっちが村か」
ペアル(珠姫):
「早く戻って安心させてあげよう」
イヴ=ソワール(夕霧):
「そうですね。ですがアレだけが原因とも限りません。もう少し森を調べていきませんか?」
セラ=ドーン(舞):
「それは賛成だけど、大丈夫? かなり疲れてるみたいだけど」
イヴ=ソワール(夕霧):
「えぇ、ただもう神の奇跡を引き起こせるほどの力は残っていません。探索範囲もあまり広げられないでしょうが・・・」
マル=デルー(如水):
「無警戒に解決と決めつけるよりは良いでしょう。村の方たちへの報告の時にもまだ完全に排除できていない可能性も一緒に報告すれば大丈夫でしょう」
GM(叢):
狭い範囲ではあるが、彼女たちの体力が許す範囲で探索を行ったものの、あの球体はおろか変異した魔物も発見はできなかった。
自分たちの余力も考慮し、これ以上の深入りは危険と判断し5人は1度村へと帰還することにした。
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ハイリア地方 ハイラル王国 カカリコ村
イヴ=ソワール(夕霧):
「・・・・・・という状況でして。ひとまず発生源の1つは消滅しましたが、森全体を確認できたわけではありません。
冒険者の店か国か・・・とにかく、私たちのような駆け出しよりもしっかりとした実績のある方に森の捜索をしてもらう事をお奨めします」
村に戻り代表で状況説明を行ったのはイヴ。リーダーを買って出たわけではなく、このなかで神官という冒険者以外にも通用する肩書があるのが彼女だけだったというだけのこと。
村人(GM):
「そうでしたか・・・姿の変わる魔物に魔物が出てくる黒い物体、その中の異空間・・・」
「ここは行商が多く通るがそのような話、聞いたことがない」
「何か悪いことの前触れじゃないといいのだけれど・・・」
イヴ=ソワール(夕霧):
「えぇ。我々もです。ですので専門家による調査が必要かと。
わたくしどももあの黒い空間の核と思われる物の破片を入手しましたのでこのまま王都に報告を兼ねて届けようかと」
ペアル(珠姫):
「え。
(うぅ。珍しそうなマジックアイテムは手放したくないなぁ)」
村人(GM):
「わかりました。そちらはお任せします。此度は本当にありがとうございました」
報告を聞いていた住民皆が頭を下げる。約束通りの物資も5人にそれぞれ渡してくれる。
「この程度しかご用意できませんでしたが、お納めください」
イヴ=ソワール(夕霧):
「恐れ入ります。神の使途として当然の事をしたまでですが、お恥ずかしいながら今日を生きるのに喘いでいる身。ありがたく頂戴いたします。
この村は森がすぐそばにあります。今回のような件は稀な事でしょうが、大型の動植物が村に近づく事もあるでしょう。皆さんが護身の
謝礼を受け取りつつ、マキシム信者として護身の武力を推奨しておくイヴ。
村人(GM):
「確かに、そうですね。何か考えることにします」
実際5人が居合わせなければ、最初の狼で犠牲が出ていたであろう事もあり、前向きな返答をする村人。
「そうだ。皆さんまだ冒険者の店に所属していないという話でしたしパーティーを組まれてはいかがですか? ここから一番近い冒険者の店がある街となると王都になりますし、皆さんの目的地は同じでしょう。
今回も魔物を退けてくださいましたし、パーティーとしてもバランスがよいのでは?」
冒険者(Milky Pop):
『え?』
セラ=ドーン(舞):
「それは・・・私たちの方からお願いしたいくらいだよねアンちゃん」
アン(篝):
「ああ。特にイヴの治癒魔法には
マル=デルー(如水):
「そういってもらえるとありがたいです」
イヴ=ソワール(夕霧):
「えぇ。わたしも調べごとがありますので、いろいろな仕事を請けられるようになるのは願ってもないことです」
ペアル(珠姫):
「わたしもわたしもー」
GM(叢):
こうして、即席で作られた冒険者チームは改めてパーティーとして共に歩むことになった。
はたして、彼女たちの行く先にどのような運命が待ち受けているのか。それは神のみぞ・・・否。
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Result
経験点:1,000+160=(1,160+自動失敗分)点/1人
報酬:
800+300=1,100G 220G/1人
<救命草> 50個 10個/1人
<魔香草> 10個 2個/1人
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叢:
と、最後にみなが正式にパーティーを組んだところで今回のセッションは終了だ。お疲れ様。
アイドルユニット:
おつかれさまー。
叢:
いろいろミスが目立ってしまったな。申し訳なかった。
舞:
うぅん。とんでもないよ。
如水:
えぇ。やってみてわかるは。これでミスをしないほうが難しいわよ。
篝:
それにミスをごまかさないでちゃんと知らせてくれるのも好感が持てたぞ。
叢:
データ上は冒険者と魔物という敵対関係だが、ゲーム自体はプレイヤーもGMも「ゲーム参加者」という意味では対等だ。なら両者が納得してゲームを楽しめるようにするのがGMの一番の役目だと私は考えている。
珠姫:
それだったら完璧だったよ。楽しかったもん!
夕霧:
えぇ。そうね。回復が使えなくなったときは不安だったけどどうにかなったしね。
如水:
あそこはレブナントがデータどおり再生してたら負けてたかもしれないわね。
叢:
ぐ。ミスの結果ちょうどよいバランスという事になると、むしろ調整に失敗しているのだ。素直に喜べん。
舞:
まぁまぁ。結果オーライだよ。
それで、今日はこれで終了?
叢:
ん。すまん、最後に能力値の成長がある。1d6を2回振りどちらか選んだ方の出目に対応する能力値が1増えるぞ。
如水:
選べるとはいえランダムなのね。
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成長
セラ :(4,6)生命力
マル :(4,4)生命力
アン :(4,6)生命力
ペアル:(3,5) 知力
イヴ :(1,4)生命力
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叢:
ずいぶん偏ったな。
如水:
ゾロ目だから選択肢がなかったわ。
ジリ貧の戦いで本能的に生命力が活性化したかしら。
叢:
なるほど。よい解釈だな。
では、これで今回は終了だ。
次回の準備ができたら連絡をする。おつかれさま。
Milky Pop:
おつかれさまでしたー。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
名誉点の計算は次回にRP込みで描写できればなと思っています。
次はA.R.C.Angelsサイドですが、他の作品を経由してなので、更新はかなり先になるかと思いますが、お待ちいただけますようお願いいたします。