【SW2.0】シノビ・ワールド【閃乱カグラシリーズ】 作:龍委員長
なぜか? その答えは本文にて。
忍基地内 死塾月閃女学館基地 叢私室
GM(未来):
まずは部屋に入ったときのところから描写していきましょうか。
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ハイリア地方ロウラル王国 東部山中 遺跡内
GM(未来):
冒険者が中に入ると部屋の奥。正面の壁に、入り口に尾を向けるように1頭の獣が居た。
尾は長く細い。体の上に鎌首をもたげるように持ち上げられていることから細さとは裏腹に筋肉の発達が窺える。その先端にはコブのような大きな結晶が妖しい光を放っている。
獣がゆっくりと振り返る。獣とはいうが体毛は見当たらず、代わりにといえばいいのか体の所々に宝石のような結晶が生えている。見ようによっては皮膚を突き破っているようにも見えなくはない。体形は扁平で、体が側面より伸びる四肢もあり、哺乳類より爬虫類のような印象を受ける。
頭部は目の周りを仮面のように大きな1枚の結晶が覆っている。冒険者の存在を死人した魔物の目に殺意が篭もり、遺跡を振るわせる咆哮をあげた。
SE:ガアアァァッ!
魔結晶実験体
ジュエルロック
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椿:
あれ? まだ魔物知識判定してないけれど名前教えてくれるの?
GM(未来):
オリジナル、というかゼルダの伝説のほうの魔物だから名前だけでソドワ式の魔物データまでは判らないだろうしね。あと、時のオカリナのボス戦でボスの名前がバーンて出るアレがやりたかったから。満足したから次回以降はやらないかも。
鴉:
まぁ、アレにわくわくする気持ちは解るけれど
GM(未来):
というわけで戦闘開始よ。
戦闘準備は無さそうね。
魔物知識判定の目標値は9/13よ。
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魔物知識判定
カメリア:3+7=10 成功!
コロネ :2+11=13 弱点看破!
タシギス:(平目)10 成功!
エウギス:(平目)6
リンダ :(平目)7
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カメリア(椿):
「あの仮面みたいな結晶は単なる装甲だけじゃ無さそうね*1」
タシギス(右京):
「あぁ。あの長い尾も油断ならない*2」
コロネ(鴉):
「? ひょっとしてあの魔物、ハンマーヘッド?」
エウギス&リンダ(右京&橘):
『え?』
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鴉:
渡されたメモ通りに読んだけど、サメなん?
GM(未来):
言われるとは思ったけれど
右京:
爬虫類みたいってさっき言ってなかった?
GM(未来):
えぇ。
というわけで説明すると、まず魔物データそのものはハンマーヘッド(レベル3動物)を改造したものよ。
で、弱点看破したからデータだけじゃなくて設定的にも、元はハンマーヘッドだったのが何かの理由で変異した事まで気がついたって事で。
橘:
魔結晶“実験体”なのと関係ある?
GM(未来):(ニヤリ)
ノーコメント。
はい、これ魔物データを書き出したシートね。魔物知識判定成功してるから見ながら戦略考えてくれていいわよ。
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L3動物 ハンマーヘッドを<剣のかけら>3個で強化。「蹴り(胴体)」を「殴打(尾)」に変更(名称のみ)。
追加で、『エピックトレジャリー』収録ルール「トレジャードロップ」を採用してトレジャーポイント2点使って「弱点値上昇」、「瞬間防護点(+2)」を習得。
更に、全身に「○結晶の身体(刃武器から、クリティカルを受けない)」(卓オリジナル特殊能力)追加。
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GM(未来):
弱点は変更してないから魔法ダメージ+2ね。
椿:
それはいいけど、トレジャーポイントて?
GM(未来):
サプリメント『エピックトレジャリー』収録のオプションルールで、魔物がポイントに合わせて強化される代わりにドロップ品とかの報酬が増えるルールよ。今回はTP2点使ってるわ。「弱点値上昇」と「瞬間防護点」がそれね。
橘:(『ET』確認中)
結晶の身体は? 強化の選択肢にはないみたいだけれど。
GM(未来):
あぁ、それ? 最初はオリジナルの特殊能力を追加する形になるからTP増やす予定だったんだけれど、道中のアンデッド戦でそういえばあなた達、打撃と魔法しか攻撃手段無いから実質無意味だなって気付いて、強化はされてるけどTPは無しってことにしたの。
鴉:
報酬減るやんけ!
GM(未来):
元々無かったと思って頂戴。
さ、先制判定してもらおうかしら。
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先制判定 目標値:9
カメリア:4+8=12 成功!
コロネ :(平目)2 自動失敗!
タシギス:4+7=11 成功!
エウギス:(平目)9 成功!
リンダ :(平目)9 成功!
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GM(未来):
さ、互いに10m離れた状態から戦闘開始よ。
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第1ラウンド 表
リンダ(橘):
まずは守りを固める。ここで【フィールド・プロテクション】すればジュエルロックを巻き込むことはないわよね?
GM(未来):
えぇ。問題なく仲間にだけ効果が現れるわ。
リンダ(橘):(<魔晶石(2点)>でMP代用)
行使判定は成功。
「双子女神よ我らに加護の盾を」
左京:
いや、確かに成功してるけど
リンダ(橘):
出目が大きかろうが小さかろうが効果は同じだから。
タシギス(右京):
まぁまぁ。
カメリアたちが近づく前に私たちでダメージを与えておくよ。
エウギス(左京):
了解。
タシギス(右京):(MP:18→15)
【ソリッド・バレット】と念のため【ターゲットサイト】。
頭を狙う。命中力判定は17。これは避けられないだろ。
GM(未来):
ボスだからこっちも判定するから出目しだいでは……11。全然届かないわね。
タシギス(右京):
弱点入れて11点!
「狙い撃つ!」
GM(未来):
放たれた弾丸が仮面のような結晶に突き刺さる。
「ガアアァァッ!」
エウギス(左京):(MP:19→16)
「これも喰らえ!」
同じ構成で追撃する。命中力10。低いけど出目しだいでは……
GM(未来):
そうね。出目のおかげで達成値12。回避よ。
体を震わせて弾丸を結晶の斜面を使って逸らせる。
コロネ(鴉):
えらい器用なことしよるな。
コロネちゃんは殴りにいくで。10m前進。
GM(未来):
ジュエルロックも移動妨害のために3m前進。7m地点でお互い接敵よ。
コロネ(鴉):
近付かれたところで後が狙われるワケでなし。
ボスやし守りも考えんと、かな。盾は持ったままで片手持ちの状態で殴るで狙いはモチ頭や。
判定は12。これはイケるやろ。
GM(未来):
基準値が2も離れてると厳しいわね、命中よ*3。
コロネ(鴉):
ほな遠慮なく、7+6の13。防護点は4やから9点か。
GM(未来):
ところがどっこい。
A.R.C:
!?
GM(未来):
ここで「瞬間防護点(+2)」を使わせてもらうわ。
仮面のような結晶が突然成長するように盛り上がってコロネのメイスが勢いに乗る前に迎えうつ。
防護点が6点になるからダメージは7点ね。残り17。え? もう半分削れたの!?
コロネ(鴉):
「結晶が“生えた”?!」
と驚いてみるもののダメージは順調に与えられてるな。
椿。
カメリア(椿):
えぇ。命中不安はあるけれど基準値差3だからまだこっちが有利。《両手利き》適用させて殴るわよ。
1発目達成値10。
GM(未来):
回避力判定9。惜しかったわね。
カメリア(椿):
9点だから防護点引いて5点かしら。
GM(未来):
そうね。想定より早く削られてて驚いてるわ。このラウンドはこれで手を止めてみない?
カメリア(椿):
そんなことするわけないでしょ。
2発目っ……
GM(未来):
ね、止めておけば1ゾロなんて出なかったのに。
1発目を受けたノックバックで2発目の軌道から外れたみたいね。
カメリア(椿):
何の3回目《追加攻撃》! 達成値16! 避けれるもんなら避けてみなさい!
GM(未来):
さすがにそれはムリね。
カメリア(椿):
2発目を避けられて体勢を崩しかけるけれど、その勢いを使って体をひねって裏拳を叩き込む。
「なんのぉ!」
GM(未来):
これで残りHP6。こんなに楽な展開になる想定じゃなかったんだけど……。
まぁいいわ。こっちの反撃よ。
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第1ラウンド 裏
乱戦エリア ジュエルロック
│ カメリア、コロネ
3m │
↓ 7m
↓
タシギス、エウギス、リンダ
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GM(未来):
一番ダメージ出してきたのはカメリアを狙いましょうかね。
まずは尻尾から。先端の結晶の塊で殴りかかる。
命中力は13。これは微妙かしら。
カメリア(椿):
6で回避できるものね。……5なんだけど。
芸能人:ドッ
GM(未来):(苦笑)
6点受けてちょうだい。
カメリア(椿):(HP:25→19)
グラップラーは防護点が無いのよ!
視界の外から殴られた感じかしらね。
GM(未来):
(ジュエルロックやジークロック(神トラの方)の尻尾ってクォータービューだから避けられるだけで、一人称視点なら絶対に回避できないわよね)
そのまま頭突きで追い討ちよ。達成値14。これは避けられないでしょう。
カメリア(椿):
7で避けられんだから早々当たるわけ……
鴉:
どした? またイチタリナイか?
カメリア(椿):
じゅうに。
右京:
え?
カメリア(椿):
12。6ゾロで自動成功したのよっ。
バンドウィメン:ワッ
カメリア(椿):
尻尾で殴られながらでも目線はジュエルロックから離さずに体当たりを避けるたわ。
「っ!!」
GM(未来):
(ボスなのに大した被害出せていない……)
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第2ラウンド 表
コロネ(鴉):
トドメさしちゃる! 盾をその場に置いて両手持ちに持ち替えての《全力攻撃I》! 命中力判定も11で高め!
「たぁーっ!」
GM(未来):
悪いわね。出目9で達成値12。
そんな
コロネ(鴉):
ぐぬぬ。椿っ! このままやとコロネちゃんの回避力下がってて危ない! 頼む!!
カメリア(椿):
しょうがないわね。
GM(未来):
この攻撃も避けてコロネを攻撃してやる!
カメリア(椿):
……出目で避けられても困るし手数で攻めようかしら。《両手利き》適用して頭に攻撃。
命中力達成値11。どうかしら?
GM(未来):
8以上で回避だから充分あり得……
左京:
未来?
GM(未来):(両手で顔を覆う)
A.R.C.:イエーッ!
カメリア(椿):
このまま畳み掛けるわよ。
! 出目11! クリティカルよ!
GM(未来):
(え、ここで出るの? たぶんトドメになるんだけどどうしたものかしら)
カメリア(椿):
7+4+5で16点ね。これはキマッたでしょ。
GM(未来):
残り6点だったのに(防護点込で)12点受けて助かるはず無いのよ。
ジュエリーロックは頭部がコア部位だからこれで撃破ね。
カメリア(椿):
「そこぉっ!」
みんなの攻撃でついた傷たちから、特にもろくなっているポイントを見極めて拳を叩き込む!
GM(未来):
拳が叩き込まれた箇所から、仮面全体にヒビが広がっていく。ガキンッとガラスをこすり合せるような耳障りな音とともに仮面の一部が大きな破片となって床に落ち砕け散る。
SE:ガアアァァッ!
GM(未来):
ひときわ大きな咆哮をあげると、動きが止まる。かと思うと、尾の先端の結晶が爆発する。砕けるではなく爆発。体内に燃料があったのかと思わせる爆発が、尾の先端から小爆発が根元へと向かって連続する。それはまるで火の点いた導火線のごとく。
尾の根元まで爆発が到達すると数瞬の間があり、
SE:ボンッ ボンッ ボボンッボンッボボボボッ
GM(未来):
ジュエルロックの全身でいくつもの爆発が連鎖的に発生する。その間隔は徐々に狭まり、今や爆発音に爆発音がかぶさるような状態で全身が爆炎に包まれ魔物の姿が見えなくなっていた。
が、突然爆発がおさまる。尾を失い皮膚も結晶もボロボロの状態のジュエルロックがそこに居た。冒険者が呆然と眺める中、誰かが何かをする前に、
SE:ドオォン!
GM(未来):
今までで一番大きな爆発が起き残っていた身体も砕け散り、後には「何かの残骸」としか表現できない破片たちだけが残りそこに生物が居たとは思えない。
後はただただ、静寂だけが場を支配していた。
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戦利品
<アビスシャード>×3、<剣のかけら>×3
宝石(100G)
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余談
橘:
戦利品のダイスはどっちの部位も「なし」だったのに何で椿はダイス振らされたの?
椿:
出目1だったのになんか宝石もらえてるし。
GM(未来):
あぁ、これねぇ……どこから話したものかしら。
まず第一に、こんなにあっさり倒される想定してなかったのよね。だから特定の行動や条件で弱体化するギミックが仕込まれていたの。
鴉:
せやったん? なんかそれっぽいのあった??
GM(未来):(机に突っ伏す)
あんたたちの探索の出目がふるわないから、ギミックスルーしてんのよ!!
なんでスカウトが罠の有無確認だけで終わってんのよぉ!
右京:
そう言われても、なぁ?
椿:
ねぇ?
何も無かった部屋に何かあったって事?
GM(未来):
あそこは達成値の高さで3段階の結果があったのよ。
最低ラインが罠の有無。次が換金できる物としての魔動機械。
で一番上だと特殊なマギスフィアが見つかってたのよ。
左京:
? マギスフィアって今さら手に入って何かなるの?
GM(未来):
あぁ、そこからかぁ。ホント長くなるわよ?
まず冒険者技能用で売られている<マギスフィア>は魔動機文明時代に戦闘のために生産・使用されていた物が発掘されて流通されているだけで、「マギスフィア」ていう物自体は目的なんかに合わせていろんな種類が開発されていたことが判っているし、そうしたものが現代で活躍している場面もあったりするの。
で! 前置きが長くなったけれどあの部屋で見つかるマギスフィアは宝物判定で調べると、【グレネード】の魔動機術専用マギスフィアだと解るようになっていたのよ。
右京:(ルールブックをめくる)
グレネードってレベル5の魔法じゃん。手に入っても使えてねぇよ。
GM(未来):(ため息)
専用化している代わりに低レベルでも使えるって設定だったのよ。
橘:
なるほど。その大ダメージで戦闘が楽になる予定だったのね。
椿:
必要ないくらい弱かったけどね。
GM(未来):
うっさいわね!
ダメージじゃなくて頭部位の防護点を2点減少させるギミックだったのよ。
鴉:
確かにそれは強い。
GM(未来):
さらにギミックに気がついた場合の報酬的な意味で、自動で手に入る戦利品の中に『宝石((低下させた防護点)d×100G)』を用意してたの。砕けた仮面の破片を後で拾うイメージね。
椿:
? え? でもその爆弾使ってないわよ?
GM(未来):
もう1つギミックとしてね、頭部への打撃武器での攻撃でクリティカルを出すと防護点が1点減るギミックがあったのよ。
右京:
あ
GM(未来):
まさかトドメの一撃でクリティカル出るとは思って無かったけれどね。
というわけで、追加報酬100G分の宝石どうぞ。
椿:
もらえるんならもらっとくけど……。
GM(未来):
さ、それじゃぁ戦闘後の様子を描写していくわよ。
つづく
と、いうわけでボスとは思えないほど瞬殺されたオリジナル魔物 ジュエルロックさんでした。
レベル的には引く過ぎってほどではないはず……2部位だから数的にも大丈夫なはず……トレジャーポイントまで使ったのに……何でこうなった?
とにかく、ボス撃破です。
次回は後処理からエピローグという感じですかね。
しばらくお待ちください。