「ヴぁ~」
悲痛な悲鳴を上げるのはある一本道を歩く勇斗だった。理由は永遠亭を出て分かった単純なことだったのだが…
「俺、住むとこないじゃん…」
今までは誰かのお世話になっていて気にしていなかったが、いざこうなると問題になることだ。
兎に角、風呂に入りたい…永遠亭を後にしてから6日目、ずっと野宿だ。夜間に妖怪と遭遇していないだけマシだといえばそうなのだが…腹も減ったしもう限界。
ふと空を見ると、何かが飛んでいる。人型…?腹が減って目が霞んで、あれは…
「よう勇斗、久しぶりだな!元気だったか?」
どうやら空に飛んでいたものは霧雨魔理沙だったらしい。魔理沙とは2年前、修行する以前に会ったことがある。
元気かと聞かれても今の状態の勇斗では、元気というには無理があった。
「どうやら元気そうじゃなさそうだな…。勇斗これからアリスのところに行こうと思ってるんだが一緒にどうだ?すぐそこだし」
まぁどこにも行くとこないし行こうかな、なにかご馳走されるとなおいいかな。
「じゃあご一緒しようかな」
「よし決まりだな、じゃあ行こうぜ」
歩くこと10分ほどでアリスの家に着いた。
「おーいアリスー、開けてくれよー」
「はいはい、全くあなたはいつも騒々しいわね」
「私は騒々しいんじゃない、活発なだけなんだぜ?」
「はいはい、それに勇斗じゃない久しぶりね」
「そうだね、久しぶり」
そんなこんなでアリスの家にお邪魔する、部屋には沢山の人形が置いてある…ん?
「あれ?この人形、俺とそっくり…?」
アリスはひとつの人形を手にとって首を傾げている勇斗を見て大慌てで
「あ、ああああそ、そう?!た、たまたま似てるだけじゃないかしら!」
と言いながらオーバーな身振り手振りを見せる。
「ど、どったの?」
「ご、ごめんちょっと取り乱してしまったわ、ごめんなさい。紅茶淹れてくるわね」
アリスは少々赤面気味で紅茶を淹れに行った。
「なんかいつものアリスじゃないみたいだ、どうしたんだ?」
魔理沙が首を傾げながらそう言う。
しばらくしてアリスが紅茶を淹れて戻ってきた、アリスは紅茶を魔理沙に出し、勇斗に出そうとした時だった。
アリスが手元を狂わせて宙を舞う紅茶入りのコップは迷いなく勇斗めがけて飛んでくる、無論紅茶は勇斗に全てかかってびしょびしょだ。
「(なぜだ?俺何かした?)」
「ご、ごごめん勇斗、大丈夫!?」
いつもの落ち着きがないアリスに魔理沙も勇斗も疑問でならなかった。
「アリス、お風呂借りていい?」
「え、ええいいわよ」
勇斗は衣服に掛かった紅茶を軽く拭き取ると席を外した。
シャー
シャワーから出る温かい水、体を洗い流すのは何日ぶりだろうと思いながら汚れを洗い流す勇斗。
するとドア越しからアリスが話しかけてきた
「ねぇ勇斗この服よければ洗わせて、もちろん乾くまで替えの服は用意するから」
「そう?じゃあお願いしようかな、よろしく頼むよ」
「じゃあタオルと替えの服ここに置いておくわね」
アリスは汚れた服を持ってその場を離れる、無論勇斗はドア越しで分からないがアリスは赤面で話していた。
「いい湯だったよ~」
勇斗は頭をタオルでゴシゴシしながら魔理沙達のもとに戻ってきた。
魔理沙はソファーで寝ている、一方アリスはというと
「あぁ勇斗、あなたの服少し破れたりしてるところがあったから刺繍してたんだけど…余計だったかな…?」
そう言うアリスに勇斗は「そんなことないよ、ありがたい」と言いながら近寄る。
「…刺繍、上手だね」
「ま、まぁいつも人形とか作ってるし、こういうのは私の得意分野…いっ!?」
アリスは誤って針を指に刺してしまう。傷口から滲み出る血、それを見た勇斗は。
カプッ
「えっ…」
アリスは言葉を失う、そこには自分が針で刺した指を口でくわえる勇斗がいた、
アリスの顔は熟したリンゴのように真っ赤になった。
アリスの状態を察した勇斗はすぐさまくわえるのをやめる。
「ご、ごめん余計なお世話だったかな…」
「い、いえ大丈夫よ…全然…」
お互い赤面しながら別々の方向に視線を逸らす2人、そこにソファーで寝ていた魔理沙が起き上がる。
「?二人共どうしたんだ、そんな顔赤くして?」
「な、なんでもないよ」
「な、なんでもないわ」
2人は声を揃えて答えた。
それから2時間後、魔理沙と勇斗はお暇することになった。
「ありがとアリス、お陰で服の見栄えが良くなったよ」
「そう言ってもらえると嬉しいわ、ありがと」
「じゃあな、アリス!」
そうして魔理沙と勇斗はアリスの家をあとにする、アリスはそれを見届ける。
「ふふっ、私にとって今日は最高の一日だったかも」
そう言って部屋に戻るアリス、そしてさっき出来上がったばっかりの人形をある人形の隣に置く。
それはまるで金髪の女の子と黒髪の男の子が寄り添うような光景だった…
すみません遅くなりました、6話の投稿完了しました…って、
やっちまったあああああああああああああああああ
というような内容になってしまいました、申し訳ない(^_^;)
久しぶりにキャラソートをしたのですが3位が宇佐見2位がアリスだったんですよ(無論1位はあの人です、これはブレない)
今回の話は大目に見てくだしゃい(泣)
少し雑談に入りますが最近体力テストの結果が返ってきたんですよ、評価はC判定ぐらいかな~なんて見てみたら…結果はB!いいじゃんと思ったら最高のA判定まであと1点足りなかったんです。ここまで来たらA取りたい!来年はA取れるよう頑張りたいです。(ちなみに握力で右49左56で学年1位取りました、これは嬉しい)
それでは次回についてですが話の内容はまだ考えていません笑、すみません
3連休の内に1、2話ぐらい投稿できたらいいなと思っています。
あと最後に一つ
アリスがヒロインって決まったわけじゃないんだからね!そこ勘違いしないでよね!
でもどうなるかわからないです、すいません。
それではまた次回!