ここは木々が生い茂った霧がかった森、そんな不気味な場所に勇斗は居た。
特に行くところはないしそこら辺を散歩するはずがいつの間にかこんな所に迷い込んでしまった。ともかく開けたところに出ようと足を進める。
「ん?彼岸花だしかも沢山」
前方には地面一面に彼岸花が咲いていた。勇斗は「花言葉は『情熱』『再会』とかだっけな」というようなうんちくな独り言を言いながら進んでいく。
「そういえば彼岸花って葬式花として有名だったな~、もしかしてこのまま三途の川ご登場~…なん…て…ふぁ?」
そんな独り言をしていると目の前に一つの川が現れた。
「ちょ、ちょちょちょ待って!?これ三途の川じゃないよね!?てかココドコ!!?」
よく周りを見るとさっきとは全く別の景色。しかもこの川、今まで見てきた川と違うのに勇斗は動揺を隠せずにいた。
「ちょいとそこのアンタ、そこで何やってるんだい?」
そんなところに声を掛けてきたのは大きな鎌を持った人だった。
「ぎゃああぁぁぁ!!ちょっ死神!?俺まだ死にたくないよっ!?」
それを見て勇斗の動揺はますます大きくなる、それを見て鎌を携えた人はこう続けた。
「まぁ落ち着きなって、確かにあたいは死神だけどあんたどうやら死んでないようだし。どこから迷い込んできたんだい?」
「え?あ、えっと、霧の濃い森を進んでたらいつの間にかここに…」
「あぁあそこね、あの森の奥は何故かこの地獄に繋がっててね。でもあそこはかなり強い妖怪が棲み付いててね、とするとあんたかなり腕がいいのかい?」
「いえ、そんなに自信はないですしそもそもあの森で妖怪と遭遇してませんし」
「ありゃそうかい?それはそうとしてどうしようか…、とりあえず四季様のところにでも…」
「そういえばお名前聞いてませんでしたけど、俺は牧屋勇斗って言います」
「あぁごめんねつい、あたいは小野塚小町。よろしくね勇斗」
勇斗はそのあと小町の案内である人の元へ行くことになった、その人はというと…
「あの…この人が、閻魔…?」
勇斗はぽかんと口を開けている、何があったかというとここに来る前、約30分前のことである。
それは勇斗が小町の案内で目的地に移動している時である。
「ところでどこへ行くんですか?」
「ここは生者が居るべきところじゃない、そこで私の上司である四季様にお願いしようというわけだ」
「四季…様?一体誰ですか」
「簡単に言えば閻魔」
「えっ、閻魔!?あの、その、顔が厳つくて大柄でその上ヒゲモジャモジャなあの!?」
「い、いやぁ、そんな事ないよ?まぁすごく説教癖のある人だけど…勇斗?」
「(ガタガタガタガタガタガタ)」
「こりゃ言わなかった方がよかったかな、まぁ実際に会わせればなんとかなるかぁ」
……ということがあったのである。
「えぇ、私が幻想郷で果てた者を裁く閻魔、四季映姫・ヤマザナドゥです、映姫で宜しいですよ。ところで小町、この人は?」
「勇斗はどうやらあの森に入っていつの間にか此処に迷い込んだみたいで…」
「勇斗?もしかして貴方が牧屋勇斗なのですか?」
「はい、そうですけど」
「そうでしたか、話は予々聞いてますよ。あなたの過去についてはこの浄玻璃の鏡で拝見済みです、どうやらあなたのこれまでの行いは善行が多く関心です」
「そりゃどうも…」
「話はわかりました、あなたを元の幻想郷の方へ送り届けましょう。しかし一つだけ条件があります」
「な、なんでしょうか?」
「私もあなたと一緒に行動する、この条件を呑んでいただければお約束どうり幻想郷に送り届けましょう」
「ふぇ!?」
小町は思わずどこから声を出したかわからない声を上げた
「し、四季様!それじゃあその間閻魔はどうするんですか!?」
「それなら心配ありませんよ、代理の方にお願いしますから」
「は、はぁ」
「で、どうでしょうか?勇斗さんは」
「別に俺は構いませんよ」
「では決定ですね、それじゃあ留守番頼みましたよ小町」
「はい~四季様~」
すると一瞬で映姫と勇斗が小町の前から消え去った。
2人はというとすでにもう幻想郷に居た
「私はあなたの後について行きますから」
「わ、分かりました」
映姫は言ったとおり勇斗の後について行く
「(勇斗と共に行動すれば何か見つかるかもしれない。ありのままの自分、絶対的な善悪の境界線を持ち何人にも染まらず惑わされない私をそう思わせる何かがある…)」
映姫は心の中で密かにそう思った。
その頃 地獄にて
「あ~、四季様が他の人と共に行動するなんてね~。あ、もしかしてこれってあれかな、いやー四季様にもそんな時期がきt(ry」
これ以上言わせるとアレなので私が口止めしました(苦笑い)
というわけできました本命!(あっ、言っちゃったヽ(´ー`)ノ )
3連休結局1話しか上げることしかできませんでした、申し訳ない。
2話連続でああいう方向のフラグが乱立してますね汗、まぁ今後のヒロイン枠の調整が大変になりそうです。
彼岸花、自分幼い頃から彼岸花が好きなんですよ。どれくらい好きかっていうと家の庭の一部を彼岸花だらけにするほどです笑
家の近くにも彼岸花が一面咲いてるところがあって幼い頃よくそこに横たわって昼寝してましたね(まるであのサボリ屋とソックリですね笑)
これから先は映姫は勇斗君と共に行動するようです。あぁ映姫俺んとこに嫁いでくんねぇかな…い、いやなんでもないですよ!?俺何か言いました今!?
次回も空いた時間を当てて、できるだけ早めに投稿できるようにしますのでよろしくお願いします!それでは!!