――とても強い。
同学年の優秀な生徒を見て感じた感想であった。優秀といっても定義がいろいろとあるかと思ったが、とりあえず、合格者の中から、高度育成高等学校が定める学力、知性、判断力、身体能力、協調性を対象にA以上の能力を持つ生徒を抽出してみたのだが……
まずは1人目。とっても目立つヘアスタイルの彼を紹介しよう。
氏名:葛城 康平(かつらぎ こうへい)
クラス:1年A組
学力:A
知性:A
判断力:B
身体能力:C
協調性:B-
純粋に強い。経歴もよく、面接官からの受けも非常に良い。まさに優秀型のお手本のような男だ。スキンヘッドを決めているというのも気合が入っている。個人的には見た目の威圧感もあり彼が総合力1番だろうか。そうすると二番手はこの子だろう、
氏名:一之瀬 帆波(いちのせ ほなみ)
クラス:1年B組
学力:B+
知性:A
判断力:B
身体能力:C
協調性:A-
こちらも強い。葛城よりも協調性に寄っているという感じだろう。写真で見る顔立ちも明るそうな印象を受ける。面接官からも評価が高いが、病気がちだったのだろうか?欠席数の多さからBクラス配属となっている。個人的には総合力2位のイメージが強いので、やはりこの学校の入学評価は独特な印象を受ける。
三番手は決めるのが難しい。一之瀬の面接官の審査によると葛城・坂柳・一之瀬を同格のように表現しているが、肝心の坂柳のデータが一芸枠のような気がしてしまい三番手と言っていいか微妙に感じるのだ。それに坂柳は面接官の評価が異様なのだ。なんと評価になっていないのだ。先天性の疾患があることを注意するに留まっている。しかもなぜか坂柳自体、写真がなく、性別も名前も不詳である。
とりあえず坂柳は保留である。ただAクラスであることとから、目下総合力1位である葛城との連帯を行うことが予想される。葛城の参謀的ポジションだろう。三国志ではないが、やはり参謀というのは病弱なイメージがあるし、しっくりくる。なんだか、想像が意味のない方向へ広がっていっているな……この癖は直した方がいい気がする。
さて問題の三番手は保留として、せっかくなので一芸枠を考察しよう。おそらく、一芸枠としてはCクラスの龍園・山田・椎名、Dクラスの堀北・幸村・高円寺がなかなか高スペックである。
堀北は全体的に高いバランスだが協調性が皆無という何ともぶっ飛んだ評価であり、同じく協調性が低い高円寺に至っては一部の能力が保留という状態である。
幸村・椎名組は学力が高い反面他の能力が低い。癖の強い参謀といったところだろうか。半面、山田は黒人の血が流れているためか運動能力が非常に高い。龍園は判断力がずば抜けているが面接官からの評価が非常に曲者といった形である。
一芸枠はおそらく自分よりは優秀だろうと何となくわかるが、いまいち評価に悩む人たちである。ある意味自分のハッカー能力もここに区分すべきかもしれない。
地味にA・Bクラスに一芸枠が少ないのが気になった。この学校は総合力を重視するのだろうか……?
最後は万能枠だろう。葛城・一之瀬ほどではないが能力が全体的にバランスが良く隙が無いタイプだ。Dクラスの櫛田と平田だろう。
2人とも人が良さそうな見た目でかつ能力も万能型で高めである。というよりなんでこの2人がDクラスかが分からない。やはりこの学校の評価は独特である。
この2人に一歩及ばないがBクラスの神崎も能力が高めである。先ほどの一之瀬と同じクラスであることから彼が一之瀬の手足となるのだろうか……いや協調性が若干低い事を考えると難しいかもしれない。
おそらくAクラスの葛城・坂柳ペアの方が盤石だろう。Aクラスだし。
全体としてみると人材はDクラス優位に感じた。特に平田・櫛田の2人は得難い人材だろう。他にも一芸枠が何人もいる事を考えると、自分たちの代のDクラスは歴代でも高い水準だと思われる。2000万計画は思ったより簡単だろう。
いっそのこともっと目標点を高くすべきだろうか……?いやさすがに慢心のし過ぎか……
「少なくともB評価持っている人は自分よりは素のスペックは上だろうし、ハッキング能力があるとはいえ舐めてかかるべきでは無いだろう……いや面接官の評価を気にしすぎるのも危険か?」
どちらにしろ警戒を怠るべきではないだろう。
とりあえず仮想敵はAクラスの葛城・坂柳タッグ、Bクラスの一之瀬・神崎タッグだろう。Cクラスは一芸しかいないから分からん。知力特化の椎名が司令塔になるとかだろうか……?いや司令塔に必要なのは判断力か?となれば龍園だが……うーん、わからん。
あと、どうでもいいことだが、この学校、美少女多いな。優秀な女子が全員美少女というのはちょっと驚いた。どうでもいいことだが。
こんな感じで節穴な主人公ですが、よろしくお願いします。