この世界には仮面ライダーは存在しない。
「フアハハハハハハハハァ!ひれふせろ人間共が!俺にひざまずけ、言うことを聞けないなら死んでしまえ!」
「いやぁ!」
存在してはいけない。
「た、助けてくれぇ!」
でも一人だけ、存在が世界に許されたライダーがいる。それは······
「仮面ライダー!」
「はいはい~、お呼びでしょうか!っとぉ」
「グボアァ!?」
「いくら俺がとりのがしたとは言え、好き勝手やってくれたなぁ
「な、何なんだ貴様は!一体何者だ!」
「あぁ俺?俺は<仮面ライダーゲート>、世界の門番だ」
「仮面ライダーだと!?そんな馬鹿な!この世界は仮面ライダーが存在しないハズだ!」
「へぇ、ちゃんと下調べしてんじゃん。でも残念、勉強不足だったな。俺はどの世界においても干渉することが出来るライダーなんだよ」
「な、なんだと!?」
仮面ライダーゲート。そのなの通り、世界の扉を管理する門番だ。自らが装着する<ゲートドライバー>に<ライドキー>を刺し、回すことでライドキーの力を引き出して変身する仮面ライダー。本来、自分の居るべき空間でインベイダーを抑えるのだが、万が一のために、世界に干渉する力を持つ事が許されたライダーだ。まぁ、ゲートの変身者はその力を使って毎度異世界に行ってるのだが······。
「さて······、殲滅開始」
ゲートはそう言って、インベイダーに向かって走り出した。
「くっ!お前ら、行け!」
インベイダーは自分の力を使って未熟なインベイダーを生み出し、ゲートに対抗した。
「いやぁ流石にこの数じゃ素手はキツいか。よし、あれ使おう!」
ゲートはそう言ってどこからともなく専用武器、<ガンブレードキー>を取りだし、数多のインベイダーたちに対抗した。
「オラ!オラ!オラ!そしてお前にもう一発!大したことねーな侵略者!」
「グヌヌヌヌ!まだだ、まだ終わらん!」
インベイダーは更に数を増やし、ゲートに対抗した。しかし、その無策な戦い方のせいで攻撃はゲートに当たらず、むしろどんどん数が減っていった。
「この無能共が!もういい、俺が直接相手をしてやる!」
「へぇ、やっとやる気になった?」
お互い相手に向かって走りだし、そして衝突した。ゲートが一方的に押しており、インベイダーを圧倒している。
「グッ、グハァッ······!」
「トドメだ。いくぜ?」
ゲートはベルトに刺さったライダーキーをガンブレードキーに刺し変え、回して必殺技を発動した。
[ゲート!ワールドブレイク!]
紫がかった光をまとった剣を構え、ゲートの目の前に何枚もの扉が出現する。ゲートが剣をつき出して右に回すと全ての扉が開いた。ゲートは思い切り地面を蹴り、一飛びで扉を潜り抜けていく。やがて剣はインベイダーに突き刺さる。
「ハァァァァァァァァ!」
後ろを向いて力強く剣を右へ振り、インベイダーの世界を壊した。
「グアァァァァァァァァァァァァッ!」
次の瞬間、インベイダーは断末魔と共に爆発して四散した。
「さて、今日も世界を守ったし、帰るか!」
ゲートはそう言ってオーロラを呼び出し、自分のあるべき世界へ消えていった。
今さらだが、これは仮面ライダーゲートが幾つもの世界を守る話である。
ゲートは後々オーロラではなく扉を呼び出して世界を移動するようになります。まだ未熟でゲートの力が使いこなせておらず、オーロラになってしまったと考えてくれると嬉しいです。