仮面ライダーゲート   作:YOPPY1031

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言ってるのに登場はしません。
何が登場しないって?
セリフで分かるだろ


俺、参上!

《Ride Attack!Kabuto!World Break!》

 

「であぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

今俺が何をしているのかと言うと、それはもう見ての通りインベイダーを倒していたところだ。今回のインベイダーはかなり特殊で、雑魚のインベイダーを召喚するのは今までのインベイダーと何ら変わりはない。のだが、問題はその召喚されたインベイダー達だ。ハーフインベイダーではないのだ。普通、強大な力を持ったインベイダーが召喚出来るのはハーフインベイダーなのだが、今回戦った(あり)型のインベイダー、アントインベイダーと呼ぼうか。アントインベイダーは、召喚された一体一体が意思を持っていた。つまりハーフインベイダーでは無いのだ。数多のアントインベイダー達だが、もし本当の蟻に例えるのならば、召喚されたインベイダー達は働き蟻で、それらを召喚しているインベイダーは女王蟻という事だろう。こうもインベイダーの数が多いと倒すのにも一苦労する。しかし、フィリップの提案で女王蟻のアントインベイダーを重点的に攻撃する事になった。女王蟻を倒せば、司令塔を失った働き蟻達は動けなくなり、自然とこちらの勝利が確定する。俺はフィリップの提案を受け入れ、それを実行した。作戦は見事に成功し、女王蟻のアントインベイダーを倒すことが出来た。働き蟻達は司令塔を失い、動きをピタッと止め、その場で狼狽(うろた)えだす。

 

「お前らの女王様は死んだ!まだ俺と戦う勇気のある奴はかかってこい!」

 

その言葉に働き蟻達は(おび)え、その場から逃げ出し、目の前に闇色の空間の裂け目を開いてその中へ逃げていった。これで終わり、だと思っていたが、まだ終わっていなかった。もっと早く気づくべきだった。この世界に存在する、異常なまでの「砂」の多さ。これに気づいてさえいれば、二次被害を起こさずに済んだのかもしれない······。

 

 

 

「お前の望みを言え。どんな望みも叶えてやろう」

 

 

 

「行くよ、モモタロス」

 

「おう!」

 

 

 

「だぁーもうっ!インベイダー逃がしちゃったよ······」

 

「落ち着きたまえ鍵、そんな時もあるさ。しかし、まさかインベイダーが召喚するものが、ハーフインベイダーでは無かったとは。興味深いね」

 

「出たよ、フィリップの、知識に飢えた子供の目!」

 

「ふふっ。しかしあの世界、存在する「砂」の量が異常だったな。そして何度か、時空の歪みが生じた反応を感知した。まぁ、ものの数分でその歪みは消えたようだけどね」

 

「砂と時空の歪み?どういう事だ?」

 

「そのままの意味だよ。鍵、砂と時空に関連するライダー、知ってるかい?」

 

「思い当たる節はある。電王だな。未来からやって来た、電王の敵である『イマジン』は、自分の契約者となる人間に取り憑く時、人間の体に入ってその人間のイメージを元に自分の体を形成する。なんでも一つ願いを叶える代わりに、契約が成立した時に完全体となり、契約者の過去の時間を奪って過去の世界で破壊活動を行う。イマジン達は人間に取り憑く時、異常な量の砂を発生させる。取り憑いたばかりの、願いを聞く直前の姿もただの砂の塊だ。そして過去に飛んだイマジンは過去を破壊し、『時空の歪み』を発生させる······!」

 

「なるほど······。どうやら、当たりのようだね」

 

「フィリップ!」

 

「分かってる、行こう!」

 

 

 

一体の異形しか存在しない闇色の空間、そんな中に黄色に光るもうひとつの異形が発生し、異形の体に激突する。光は砂となって異形の体から溢れ出し、その砂で自らの体を形成した。

 

「お前の願いを言え。どんな願いも叶えてやろう。むっ、貴様は······」

 

「どんな、願いも······?どんな、どんな······。お前を、喰わせろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

 

「なっ、何をする!!?グァァァァァァァグガァァァァァギガガガッ······」

 

異形は砂の異形を喰らい、全ての砂をその口へと放り込む。蟻は地面を這い回り、砂の味を知る。放り込んだ砂はジャリジャリと音をたてて更に砕けていき、砂の味が口の中に広がっていく。散々味わっているはずの砂の味は、いつもより酷く苦味があり、そしてその苦味がしつこく喉に残るような、そんな風に感じてならなかった。

 

「女王様を殺したアイツを······、ゲートを!殺すっ!!」

 

永遠の忠誠を誓った女王を殺された(アントインベイダー)は、女王の幻想(イマジン)を喰らい、復讐に燃える『イマジンインベイダー』へと姿を変えた。

 

「俺は、イマジンインベイダーだっ!!!」

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