何が登場しないって?
セリフで分かるだろ
《Ride Attack!Kabuto!World Break!》
「であぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
今俺が何をしているのかと言うと、それはもう見ての通りインベイダーを倒していたところだ。今回のインベイダーはかなり特殊で、雑魚のインベイダーを召喚するのは今までのインベイダーと何ら変わりはない。のだが、問題はその召喚されたインベイダー達だ。ハーフインベイダーではないのだ。普通、強大な力を持ったインベイダーが召喚出来るのはハーフインベイダーなのだが、今回戦った
「お前らの女王様は死んだ!まだ俺と戦う勇気のある奴はかかってこい!」
その言葉に働き蟻達は
「お前の望みを言え。どんな望みも叶えてやろう」
「行くよ、モモタロス」
「おう!」
「だぁーもうっ!インベイダー逃がしちゃったよ······」
「落ち着きたまえ鍵、そんな時もあるさ。しかし、まさかインベイダーが召喚するものが、ハーフインベイダーでは無かったとは。興味深いね」
「出たよ、フィリップの、知識に飢えた子供の目!」
「ふふっ。しかしあの世界、存在する「砂」の量が異常だったな。そして何度か、時空の歪みが生じた反応を感知した。まぁ、ものの数分でその歪みは消えたようだけどね」
「砂と時空の歪み?どういう事だ?」
「そのままの意味だよ。鍵、砂と時空に関連するライダー、知ってるかい?」
「思い当たる節はある。電王だな。未来からやって来た、電王の敵である『イマジン』は、自分の契約者となる人間に取り憑く時、人間の体に入ってその人間のイメージを元に自分の体を形成する。なんでも一つ願いを叶える代わりに、契約が成立した時に完全体となり、契約者の過去の時間を奪って過去の世界で破壊活動を行う。イマジン達は人間に取り憑く時、異常な量の砂を発生させる。取り憑いたばかりの、願いを聞く直前の姿もただの砂の塊だ。そして過去に飛んだイマジンは過去を破壊し、『時空の歪み』を発生させる······!」
「なるほど······。どうやら、当たりのようだね」
「フィリップ!」
「分かってる、行こう!」
一体の異形しか存在しない闇色の空間、そんな中に黄色に光るもうひとつの異形が発生し、異形の体に激突する。光は砂となって異形の体から溢れ出し、その砂で自らの体を形成した。
「お前の願いを言え。どんな願いも叶えてやろう。むっ、貴様は······」
「どんな、願いも······?どんな、どんな······。お前を、喰わせろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
「なっ、何をする!!?グァァァァァァァグガァァァァァギガガガッ······」
異形は砂の異形を喰らい、全ての砂をその口へと放り込む。蟻は地面を這い回り、砂の味を知る。放り込んだ砂はジャリジャリと音をたてて更に砕けていき、砂の味が口の中に広がっていく。散々味わっているはずの砂の味は、いつもより酷く苦味があり、そしてその苦味がしつこく喉に残るような、そんな風に感じてならなかった。
「女王様を殺したアイツを······、ゲートを!殺すっ!!」
永遠の忠誠を誓った女王を殺された
「俺は、イマジンインベイダーだっ!!!」