仮面ライダーゲート   作:YOPPY1031

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はいどーも、主のヨッピーです!
今回はシヨン、もとい言葉・紡の作品、「ソードブレイブ・トリガーバースト(長いのでSBTBって呼びますね)」とのコラボ回です。
コラボ自体、急遽決まった事なので展開がこれで良かったのか、と言う感じはありますが。そもそもSBTBをあまり知らないので色々と危ない所がありますが······。まぁSBTBを知るいい機会にはなったとは思っています。
それではどーぞ!


異世界の魔法使いと白竜の使い魔

「なるほど、アンタらの言うそのインベイダーって奴を追っかけて、ここまで来たんだな?」

 

「あぁ、何でも良い、何か心当たりはないか?」

 

俺達は今、休息も兼ねてやって来た、「音ノ木坂戦乱学院」で出会った少年少女達に話を聞いていた。出会った経緯は、「てんね」という少女が実験で失敗して爆発が起き、俺達がそれに気づいてかけつけた、という事からだ。

 

「いやぁゴメンねお兄さん達、なんか心配かけたみたいで」

 

「全くだよ······。で?シヨンって言ったか?お前は前に会ったことあるよな?」

 

「えっ、何?シヨンの知り合い?」

 

「知り合いって言うか、本当に一度会った事がある程度だけどな」

 

「あぁ。前にスフィアアースでの大戦があった時以来ですね」

 

「お?お前の性格からしてシュンガと同じタイプだと思ったけど、そうでも無いみたいだな?」

 

「異世界のとはいえ、一応人生の先輩なんで」

 

先輩、先輩かぁ······。

 

「ちょっ、ちょっと鍵さん!?何泣いてるんですか!?」

 

「あーゴメン、今まで先輩なんて呼ばれた事一度もなかったからさ······。生きてて良かった······」

 

「ちょっと鍵くん、いくら職場で仕事の後輩に先輩って呼ばれたことがなかったからって、さすがに泣かないでしょ?」

 

「うっせ!」

 

なんて話をしていると、何がおかしかったのか、突然「カチナ」という少女が大声で笑いだす。

 

「うふふふっ、あっはははははは!」

 

「うぉっ、カチナ!?」

 

「いやーゴメン、この人たちのやり取り、見てて面白いんだもん!なんか、この人たちの何気ない日常会話が私的にツボっちゃってさ、はぁ〜お腹痛いw」

 

カチナの笑いにつられてか、周りのみんなも笑いだす。

 

「おいカチナやめろ、俺まで何だか笑いが込み上げて来たじゃねぇかwwwお前らもやめろwww」

 

「だ、だって、カチナが笑うんだもんwww」

 

「おいカチナ、お前笑いすぎだwww」

 

「だって、ははははっ!」

 

いつまでも笑ってるコイツらに俺は痺れを切らし、ため息を一つつく。

 

「はぁ、お前らなぁ······。なぁ、インベイダーの居場所は分かってるんだろ?俺とアラタでこれからそこに向かう。梓の事は頼んでもいいか?お前らそこそこ力を持っているみたいだし安心だ」

 

「えっ、これから!?でも······」

 

「お願いします。早く片付けないと大変な事になるんです。あなた達の世界の、その、オーバーメガ?の力を吸収した事で通常のインベイダーの何倍も強くなってる。早くしないと取り返しがつかなくなる!お願いします!」

 

俺とアラタで真面目な話をすると笑い声も止み、シヨンがため息をついて前に出る。

 

「ふぅ······。分かった、そのインベイダーとやらの場所までは俺が案内する。ついてきてくれ」

 

そう言うとシヨンはそこから歩きだし、実験室を出ていく。俺とアラタもそれについて行く。

 

「それじゃぁ皆、梓の事を頼んだ」

 

「はい!」

 

「任せて!」

 

「早く行った行った!」

 

 

 

シヨンは学園の校門を出たところで立ち止まり、空を見上げて声を張って叫ぶ。

 

「レシラム!」

 

名前か何かだろうか?それを叫ぶと突風が巻き起こり、白い巨体が空から舞い降りてくる。

 

「うぉっ、なんだ!?」

 

「風が······っ!鍵さん、あれ!」

 

「あれは······!」

 

やがてその巨体は俺達の目の前に着地し、その姿を現す。

 

「呼んだかシヨン?」

 

「なんか来た!」

 

「白竜!?」

 

案内するだけなのに流石にこんなのが来るとは思わず、俺とアラタは息を飲み、目を丸くしてそいつの蒼い眼を見る。そいつの眼には太陽に似た暖かさが込められており、そして聖母に似た優しさまで感じた。しかし何故だろう、俺はこの竜を初めて見るはずなのに既視感を感じる······。

 

「シヨン、この者達は?」

 

「異世界の人間だよ。どうやらシュンガの知り合いらしい」

 

「なるほどな。インベイダー関係という事か?」

 

「お前なんで知ってんだよ······。まぁ、そういう事。扉が出た場所だ、頼んだぜ相棒」

 

「あぁ」

 

「ほら、二人とも乗れよ。コイツかなりのスピードと火力だから、振り落とされたり火傷したりしないようにしてくれよ?」

 

「あ、あぁ」

 

ってか乗れるのか!?なんて事を考えながら白竜の背中に乗ると、既視感の正体がようやく分かった。コイツはポケモンだ、伝説の。まだ中学生の頃、必死になって遊びまくっていたシリーズに出て来たのを覚えている。名前こそ忘れたが、俺はコイツを手持ちとして使っていた。

 

「それじゃぁ頼むぜ」

 

「では行くぞ。シヨンはともかく、客人の二人は怪我をしないよう気をつけてくれ」

 

「おい、俺はともかくってどういう事だ!」

 

どうやらかなり仲がいいらしい。互いに冗談を言い合えている。と、そんな漫才にも似た受け答えを見ていると

 

「着いたぞ」

 

どうやら目的地に到着したらしく、白竜は地面に着地していた。尾の部分を見ると、白竜の尾はバーニアのようになっており、高速移動に特化したフォルムとなってるのが確認できる。

 

「さて、着いた訳だけど、二人が探してるのってコイツであってるか?」

 

シヨンが親指で指した先にいたそいつは、紫がかった闇色の瘴気をまとい、元々黒い体が更に黒くなり、知能のないハーフインベイダーとは思えない力を発していた。

 

「あぁ、アイツだ」

 

「鍵さん、あれ本当にハーフインベイダーですか?」

 

「分からない。ただ、アイツがオーバーメガとやらの力を吸収した事で並のリーダークラスのインベイダーと同等か、それ以上の力を手に入れてるのはまず間違いない」

 

「な、なぁ、二人はさっきから······」

 

「シヨンは下がってろ!アイツは俺達の敵だ、責任をもって世界を守ってやる。アラタ行くぞ!」

 

「はい、鍵さん!アイン行くよ!」

 

「「変身!」」

 

《World gate keeper!KamenRider Gate!foooo!》

 

《World treasure hunter!KamenRider Ine!fuhahahahahahaha!》

 

「殲滅開始!」

 

「貴方の運命を頂戴する!」

 

俺達はそれぞれゲートとアインに変身し、オーバーメガの力を吸収したハーフインベイダー、「メガインベイダー」に向かって走り出す。メガインベイダーはハーフインベイダーとは思えないほどの力を持っており、二人がかりでもかなり厳しい状況だ。通常のハーフインベイダーなら、ガンブレードキーのブレードモードで一発なのだが、何度切りつけても倒れない。ガンブレードツヴァイも同様だ。ガンブレードツヴァイは、アインがゲートから盗った「ガンブレードキーの戦闘データ」を元に作った武器でしかない。つまりコピーだ。俺のガンブレードキーで倒せないのだから、同スペックのツヴァイで倒せないのも当たり前だ。つまり何が言いたいかって?

 

コイツクソ硬ぇ。

 

「あーもうなんだよコイツ!普通のハーフインベイダーみたいに行かないのは分かってたけど、いくらなんでも硬すぎだろ!こちとら金属殴ってるんじゃ無いんだよ!」

 

「まぁ鍵さん落ち着いて。でも、確かにコイツの硬さは異常ですね、これもオーバーメガの力?」

 

「にしたって硬すぎだって······!」

 

「ですね······。鍵さん、パワー系の力で攻めてみましょう。幾分マシにはなるかもしれません」

 

「そうだな。パワー系ならコレとコレだな」

 

「僕も行きます」

 

俺はゲートライドキーを引き抜き、ナイトゲートライドキーとビルドライドキーに刺し換える。アラタもアインライドキーを引き抜き、透明感のある虹色のライドキーとクローズライドキーに刺し換える。

 

「アラタお前、そのライドキーは······!」

 

「鍵さんが必死に世界を守ってる間、僕にも色々あったんですよ」

 

「なるほどな。それじゃぁ······」

 

「「グレードアップ!」」

 

《World of Guardian Knight!!!KamenRider Knight Gate!!!Type Build!!!》

 

《World of Masked Thief!!KamenRider Masquerade Ine!!Type Cross-Z!!》

 

俺達はそれぞれ新たな姿に変身する。俺は、ビルドの『ラビットラビットフォーム』と『タンクタンクフォーム』の要素を足して二で割ったような姿に。アラタは、クローズの『クローズマグマ』のような姿に変身した。

 

「それがお前の新しい力か」

 

「はい。『マスカレードアイン』、仮面(アイン)の力じゃない、本当の意味での僕の力です!」

 

「なるほどな。仮面を取って、本当の自分()をさらけ出して戦うアイン、マスカレードアインか。その力、頼りにするぞ」

 

「任せてください!」

 

俺は虚空から「フルボトルバスター」を取り出し、アラタは拳に炎をまとう。それぞれ戦闘態勢に入り、再びメガインベイダーに攻撃を開始する。相変わらず硬いが、さっきよりは攻撃が通ってる。アラタの提案のおかげで戦闘が楽になり、時間はかかったがこちらが有利な状況となった。やがてあと一撃で奴を倒せる状況となり、ダウンまで追いつめる。トドメだ。俺達はそれぞれベルトに刺されたライドキー二つを回し、必殺技の構えをとる。

 

《Knight Gate!!Build!!Hazard World Finish!!!》

 

《Masquerade Ine!!Cross-Z!!Volcanic World Finish!!》

 

「決めるぞアラタ!」

 

「はい!」

 

「「でぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

 

上空に舞い上がり、ライダーキックの姿勢をとる。ライダーキックがメガインベイダーに命中し、二人同時に着地したところで、俺達の背後で爆発が起きた。

 

「よし!」

 

しかし、奴はまだ倒れていなかった。正確には効いていなかったのだ。ゲームで例えるなら、そうだな、HPが残り1になったけどそれ以降無敵状態になって全く倒せない、というのが今の状態だ。

 

「鍵さん、まだです!」

 

「なぁアラタ、アイツ、ダメージ受けてなくね?」

 

「ですね。これはかなりまずいですね······!」

 

メガインベイダーに手こずっている俺達を他所に、後ろで俺たちの戦闘をずっと見ていたシヨンが歩み寄ってくる。

 

「なってないなぁ二人とも、これじゃぁシュンガの方が強いんじゃないか?」

 

「そりゃぁ、専門的に倒してる奴らが違うからな」

 

「それもそうか。なら、俺が戦い方を教えてやるよ。来い、『レシラム』!」

 

そう言うとシヨンはズボンのポケットから謎のメダルと宝石のような物を取り出し、腕に装着された大きめのデバイスにセットする。

 

《フレアクリスタル!ギア・ON!》

 

「ブレイブ、ON!」

 

《フレア!レシラム!》

 

デバイスからハイテンションな声で機械音声が流れる。シヨンの頭上にレシラムと呼ばれた白竜が現れ、光に包まれる。やがて光の粒子となって四散し、シヨンの体にまとわり、姿が変化する。今のシヨンの姿は、白竜を鎧としてまとったような姿だ。

 

「変身した!?」

 

「でもベルトを!」

 

「平成ライダーには、ベルトを使わずに変身できるライダーなんていくらでも存在する!もしかしてアイツも······!?」

 

「ライダー、か。中々良いねその響き。でも違うぞ、俺はライダーじゃない。『魔法使い』だ!」

 

そう言ってシヨンは両手に持った白い剣をドッキングさせ、薙刀(なぎなた)のような状態にした。

 

「葉の方ばかり引っ張っても意味は無い、根っから引っこ抜かないとな。雑草と同じだよ!表面ばかりダメージを与えても、意味は無い!」

 

シヨンがメガインベイダーを攻撃し出すと、さっきまでの不利な状況は嘘のようにひっくり返り、こちらが押している。シヨンの武器の刃がメガインベイダーの体を貫通し、直接コアとなる部分を攻撃しているのが分かる。

 

「なるほどな。俺達も······」

 

そう思って俺は左腰からウェポンライドキーを取り出し、ガンブレードキーにセットしてそれを回す。

 

《Ride Weapon!Ride Jet Dragon!》

 

「はぁ?ジェット?ドラゴン?」

 

何を言い出すんだこの剣は、ウェポンなのにドラゴンなんて呼んでどうするんだ。なんて考えてると、後ろの上空から変な音が聞こえてきた。ジェット機が飛行中に出すような、キーンという嫌な音だ。

 

「ま、まさか、ジェットって······!」

 

上空に、純白ボディの戦闘機が飛んでいた。

 

「いやいや、これ武器(ウェポン)というより兵器(ウェポン)では!?」

 

「け、鍵さん!?何したんですか!?」

 

「いや俺も分かんねーよ!なんで武器呼ぼうとしたのに兵器が来るんだよ!」

 

なんて(わめ)いていると、今度はマシンゲーターにエンジンがかかり、ひとりでに動き出す。

 

「あっ、ちょっ、待てコラ!」

 

勝手に動き出したマシンゲーターを追いかけ、やっとの思いで捕まえる。俺は無理矢理にでも操縦すべくマシンゲーターに跨る。しかしマシンゲーターの暴走は止まらず、何故か召喚された白い兵器に向かって大ジャンプする。

 

「待って!事故る事故る!事故るって!アァァァァァァァァァァッ!!!」

 

やがて白い兵器とマシンゲーターは衝突し、大爆発を起こす。と思いきやそんなものは一向に起きなかった。恐る恐る(つむ)っていた目を開いて見ると

 

「ライドジェットドラゴンって、こういう事かよ······」

 

《ガァァァァァァァァァァァァッ!!!》

 

マシンゲーターがその兵器とドッキングし、機械仕掛けの白いドラゴンに変形していた。

 

「ド、ドラゴン······」

 

「えっ、レシラム!?でもレシラムは······えっ!?」

 

「まぁ良いか。シヨン、そこどけ〜、巻き込まれるぞ〜」

 

「お、おう······」

 

「よーし、じゃぁドラゴン、撃てぇっ!!!」

 

ドラゴンの口から紅い炎弾が放たれ、メガインベイダーに直撃する。灼熱の炎はメガインベイダーの体を燃やし、消滅させ、中のコアを溶かしていく。コアは溶けきり、ついにメガインベイダーを倒すことが出来た。

 

 

 

「結局俺良いところ見せれなかったよ、ほとんど······」

 

「まぁまぁ。でも、お前のあの動きが無きゃアイツは倒せなかった。感謝してる。ありがとうな」

 

「でもアレは規格外ですよ!まさか兵器が出てくるなんて······」

 

「まぁ確かに。多分レシラムの力だろうな。姿も力も似ていたし。レシラムの力、存分に使ってくれ」

 

「あぁ。さて、梓迎えに行ってそろそろ帰るか」

 

「そうですね!じゃぁねシヨン君!」

 

「あぁ!」

 

俺達はシヨンに別れの言葉を交わし、我らが姫様を迎えに行って自分達の世界へ帰った。




最後かーなーり適当になったなぁ。ついでにかーなーり自己解釈の部分が多いですね。紡、スマン!
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