シャルティアが精神支配されたので星に願ったら、うぇぶ版シャルティアになったでござる   作:須達龍也

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このまま日刊でいけるのではという幻想を抱きだした…

それは溺死フラグだ。


感想にてご指摘を頂きましたアインズ様の外見について、追加記載しました。


またまた感想にて、外見が異なるNPCが他にもいるとのご指摘を頂きました。
WEB版、挿絵がないから…(震え声)


4

「…では、こちらの世界ではどれだけ使えるかはわからないが、そちらの世界の状況を教えてくれるか?」

 

 

 

 アインズの要請に、シャルティアが嬉しそうに頷く。

「まず、妾のいたうぇぶ版の世界と、こちらのショセキ版の世界には、大きな違いと小さな違いがございんす」

「ほほう」

 異世界との差異、どのように影響するかはわからないが、参考にはなるだろう。

 

「まず一番大きな違いは、アインズ様の外見です」

「ん?」

「へえ、どのような違いがあるの?」

 言葉にしたアルベドはもとより、アインズに関することだと守護者全員が気になるようだった。

「妾の世界のアインズ様は、どちらかと言いますと、エルダーリッチ寄りの見た目をなさりんした。

 もちろん、スケルトン寄りのこちらのアインズ様も素敵でありんす。甲乙つけがたい、どちらも魅力的でありんす!」

 そちらのアインズ様も見てみたいという守護者達の空気に、アインズ本人は微妙な気分になる。

 スケルトンでもエルダーリッチでも、どっちも微妙だろう…その意見はアインズだけのものだった。

「外見といえば、デミウルゴスも違いんすね」

「へえ、どんな風に違いますか?」

「んーと、もっと悪魔寄りの見た目になっていんす」

 シャルティアいわく、こちらのデミウルゴスは人間寄りとのことだ。

「あと、プレアデス達も、髪型とか髪色とか、まあいめちぇんレベルでありんすが」

 外見データが変わっているの、結構いるようだな。

 

「外見レベルで済んでないものもおりんすよ。

 妾の世界には、守護者統括という地位はありんせんでした。だから、アルベドは存在しません。あとは第六階層の守護者はアウラだけでした。双子でもありんせんでしたし、マーレも存在しませんでした。

 大事なことなのでもう一度言いますが、アルベドはおらんしたし、存在もしませんでしたし、ここでも消えたらいいと思います」

 

「喧嘩売ってんのか、ごらぁ!!」

 

 喧嘩を売っていると判断したアルベドと、地味に傷ついているマーレ、他の守護者達も、どう判断すべきか戸惑っていた。

「ふむ、アルベドがいなかったという話ですが、それではナザリックの運営は大変だったのではないですか?

 私が代わりを務めていたのでしょうか?」

 デミウルゴスの質問は、ある種の興味本位のものだった。また、もしもアルベドの代わりを務められるものが他にいるのだとしたら、それは稀有な存在と言えよう。

 余談ではあるが、シャルティアを殺すために必要なワールドアイテムを取りに行っていないため、パンドラズアクターの存在は、守護者は全員知らなかった。

 

 知っているのは、今まさにシャルティアからその名前が出ないかとドキドキしているアインズのみだった。

 

 WEB版でも絡みがなかったため、シャルティアもパンドラズアクターを名前しか知らなかった。

「えっと、そうでありんすねー。妾の印象では、アインズ様ご自身がなされていたように思いんす。

 ですので、アインズ様はナザリックから外出されることはあまりなかったですし、後で話すつもりの小さな違いになるのでありんすが、妾の世界で冒険者になったのはナーベラルだけでした。モモンの名前もナーベラルが名乗っていたと聞いておりんす」

 そのシャルティアの説明に、さもありなんという空気が流れる。

 アルベドの代わりになるものなどいないと思われたが、アインズ自らがされたとなると話は違う。

 アルベド自身も、それなら問題はないなと納得しているくらいである。

 というよりも、自分の代わりになるのがアインズのみだと考えると、まさに自分こそが正妻であると思わざるを得なかった。

 

「くふー」

 

 その満面のどや顔を見て、シャルティアが話を続ける。

「も、もちろん、アインズ様だけではないでありんす。妾も、いえ、妾こそがしっかりとアルベドの代わりも務めていたでありんす」

 そのシャルティアの言葉は、嘘というよりは、強がり、あるいは冗談の類として、みんなに受け止められ、ホッコリとした顔で見つめられることになる。

 

「う、嘘ではないでありんすー!」

 

 そう、嘘ではない。WEB版ではシャルティアがメインヒロイン、ただ一人の正妻ポジションで頑張っていた。

 ただ、残念ながら、書籍版ではアホの子ポジションの印象が強すぎるだけで。

 

「シャルティアよ、ナーベラルが単独で冒険者になっていたという話だが、その、なんだ、…大丈夫なのか?」

 

 他のみんながアルベドの代わりをアインズが務めたということに重点を置いたのとは別に、アインズとしては自分がアルベドの代わりとかありえないと思いつつ、それよりもナーベラルが単独で冒険者を務めたという話に、違和感しか覚えなかった。

「…えっと、あくまでも妾個人の印象でありんすが。

 …こちらよりもあちらのナーベラルのほうが優秀だった気がしんす」

 なんというか、ああ…という空気が漂い、プレアデスは召集しなくて良かったとアインズは思った。

 

「コホン。では、小さいほうの違いを聞こうか」

 

 アインズが話を変えた。

「そうでありんすね。まずは先ほど言った冒険者になったのが、ナーベラルだけということと。

 あとこれは妾にとっては、小さい違いではないでありんすが…」

 

 

 向こうでもアインズからの任務は受けた。

 武技の使えるものを、目立たぬように調達して来い。細かな違いはあるが、ほぼ同じ任務だった。

 途中まで馬車で、セバスとソリュシャンと一緒だったのも同じ。馬車内での会話の内容も、大体は同じだったと思う。

 そこで二手に分かれ、盗賊団のアジトへ向かうところまでも、あまり差異はないと記憶していた。

 ブレインという男と戦ったのも同じ。戦力的に相手にならなかったのも同じ。

 

 ただ、逃がしはしなかった。きっちりと下僕にしてやった。

 

 その後、盗賊団のアジトを滅ぼしたのも同じ。

 アジトを出たところで、冒険者達と遭遇したのも同じ。

 ブリタという女にポーションをぶつけられたのも同じ。…あれ、ブリタだったかなと思いつつも、そっちの記憶はだいぶ前なので、バだか、ブだか、あやふやだった。

 レンジャーを取り逃がしていたのも同じ。

 

 だが、そこで撤収をした。つまり、森の中で奇妙な一団とは会わなかった。戦わなかった。

 

 つまりは…

 

 

 

「…あちらの妾は、精神支配などは受けなかったでありんす」




WEB版と書籍版で大きく印象が違うオーバーロードですが
この辺は、そこまで大きくは違いませんね。

…クレマンさんとか大きい違いですが、シャルティアは把握してないしな…

アインズ様の外見設定を忘れるとは、痛恨のミス!
こういうことを普通にやらかすので、ご指摘頂けると幸いです。

NPCの外見設定も忘れておりました…
WEB版、読み返したはずなんですが…外見描写、読み飛ばしていたんでしょうね。
挿絵、漫画、アニメでのイメージが強すぎるのが良くない…と言い訳してみたり。

これに懲りずに、温かい目で読んで頂けたら、幸いです。
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