ルナ「アンダドーゥレハ!アカマジャナカッタンテェ゙…ウェ!」
全員「お、おう」
「ウェェェェェイ!!」
私がソードスキルを使うと、目の前のコボルドはポリゴンの欠片となった。ざまあみやがれ。
「フェンサーさんスイッチ!」
キリトが相手をしていたコボルドは、キリトに武器を弾かれ、大きな隙を見せる。その隙に後ろからアスナが細剣のソードスキル、《リニアー》をコボルドに食らわせる。大きくダメージは削りきってはいなかったので、私が横から残りの体力を削りきる。
「ありがとう」
「パーティは助け合いでしょ!」
そう言って私はフードを整える。そして、ポーションを取り出して飲む。…うえぇ、不味い…。何度飲んでも慣れない味…。上位ポーションは不味くないんだっけ。さっさとこのポーションから卒業したいんですけど。
「ぷはぁ…うーん、あっちのボス戦も頑張ってるみたいだね〜」
私はそう言いながら念のため剣を握ってボスとの戦いを見る。HPバーは残り一本と半分。ディアベルさん凄いね。めっちゃ指示上手い。
「ルナ後ろ!」
「ふぇ?」
次の瞬間、私の後ろに鈍い感覚とビリビリとフードが破れる音がした。後ろを自分のHPバーが6割目ぐらいまで削れる。あ゛ー!!やられたー!!
「キャーッ!!み、見ないでー!!///」
「「「「「ん!?」」」」」
攻略隊の人達が、私の方に一斉に向く。私が装備している《乙女の羞恥》は性能は非常に良い。けど欠点もある。露出が多すぎる。ほとんど紐。手と足には黒と赤のグローブとヒール。スカートに下乳を露出した服にスカートと服の部分を繋ぐ紐。
「茅場晶彦…絶対にゆ゛る゛さ゛ん゛!!///お前の罪を数えろー!!///お前らも私を見ずに攻略しろー!!///」
「「「「「おー!!!!!」」」」」
私は周りの雑魚共を一掃しながらボスに突撃する。くっそぉ…茅場晶彦めぇ…原作なんてしるか…私にこんな思いをさせたことを後悔させてやる…!あれ?茅場晶彦ってどんなアバターだっけ?あーなんか忘れた。とりあえず全部倒せばいいんダルォ!?
「お前ら私についてこい!!突撃ィィィィィ!!」
「「「「「YEAHAAAAAAAAAAA!!!!!」」」」」
私に続いて後ろから続々とアタッカー達が続いてくる。私が攻撃するに続いてどんどん攻撃してくる。しかし、攻撃前モーションが出る。
「タンク隊ガードお願い!!」
「「「「「おうっ!!」」」」」
私が叫ぶと後ろからタンク隊が飛び出して攻撃を防いでくれる。いける…茅場の変態に一泡吹かしてやる…!すると、ボスが手に持っていた斧を落とし、後ろから新たな得物を手に取る。
「ッ!!囲まないで!!タンク前にお願いっ!!」
私が叫んで、前に出た瞬間、一線の斬撃が閃き、タンク隊のガードに対し高い金属音と共にHPを削る。
「スイッチ!!アタッカー一斉攻撃ぃ!!一気に削れぇ!!」
「「「「「おおおおお!!!」」」」」
アタッカー達がそれぞれ一撃ずつ攻撃をいれて後ろに下がる。しかし、大人数なので、一気にそれだけで1割程度最後のHPバーの1割程度を削った。
「さぁ…振り切るぜ!!ウェェェェェイ!!」
「「「「「エ゛ェ゛ーイ!」」」」」
「「……なにこれ……」」
その後30分後、第1層ボスは撃破された。まあここは原作通りにキリトにラストアタック譲ったけどね!キバオウさんはディアベルさん無事だし大丈夫っぽい。さーて、二層二層〜♪
これ以来、《純粋》とかいう変なあだ名をつけられた。………………誰だこんなあだ名をつけたやつは!!くっそぉ…!これも茅場晶彦ってやつのせいなんだ。茅場晶彦…貴様だけは絶対に許さんっ!!
「ん!?なんか今悪寒が…!」
※裏マーケットではルナの姿の写真が出回っているらしい
次回予告
ルナ「にゃーにゃー!ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」
月黒の人達「!?」