と、いうわけでぬオルタちゃんとティアマトさんがメインの小説となります(真顔)
ん? おっきー? 水着になってくれないで礼装になりやがったことの娘は知りません。来年こそはじゃねぇんだよナァ!? お前に金を入れたかったんだよォォ!(作者のおっきー:レベル100 フォウくん2000 スキルレベルオール10 宝具レベル1)
頭をまあまあ空っぽにして読むタイプの小説なので暇潰し程度に楽しんでくださいませ。スタンスとしてはティアマトさんと日向ぼっこしながら嫁(ぬオルタちゃん)にツンデレさせるだけの内容となっております。
ではどうぞ。
私は何も考えずに必死に走っていた。
辺りは自分の手の形も見えないほど暗く、
画集で見た太陽もなければ月もない、図鑑で見た木も花も見えなければ、動物や虫も見えなし、声も聞こえない。感覚でわかるものと言えば素足に当たるのが草と、たまに踏んづけて血が滲む石ころぐらいのものだ。
聞こえる音といえば背後から施設の奴らが走って追ってくる沢山の足音と、怒号だけ。
私が思い描いていたものとはまるで違った。笑っちゃうぐらい私は惨めで、ちっぽけで、バカだった。
私はただ走り続ける。だって私は
神様は不平等だ。不公平だ。不条理だ。
私を造ったならなんで、考える頭なんて与えた? どうして走れる足なんて与えた? なんで人並みの心なんて持たせた?
神様は下世話で、悪趣味だ。
私は走って、走って、走り続け、最後に大きく一歩踏み出した時。その足は地面につかなかった。
体勢を崩して倒れ、風を切る感覚を感じながら暫くの浮遊感を味わわされた後、水面に強く叩きつけられた。
直後に凍てつくような冷たさが全身を襲い、呼吸が出来ず目がチカチカした。
口のなかいっぱいに塩辛い水が入ってきて、息苦しさと共に感じたしょっぱさから私は海に落ちたんだとなんとなく感じた。あんなに見たかった海に感動も何もなかった。
それどころか海は私を殺そうとした。だって私は泳ぎ方なんて知らなかったから。
何度も波に揉まれ、呑まれ、振り回され、それでも私は生きようと必死でもがいて、足掻いた。
けれど最後には一際大きな波が私を包み、そのまま暗い海に沈んだ。
ああ……死ぬのか……こんなところで……。
私はまだきっと……生きてすらないのに――!
目を瞑った直後、私の世界は真っ白に輝いた。
瞼を開けばあんなに暗かった海は明るくなり、それに私の簡素な服を何かがついたと思えば、鈍く輝く細い糸のようなものが私を包み込む。
そして、私は勢いよく引っ張りあげられ、急速に水面に上がる。
そして私は海面を貫き、陸地に打ち上げられた。
「………………えーと……ある意味大物かな?」
それが、麦わら帽子の似合わない彼から私に掛けられた最初の言葉でした。
◆◇◆◇◆◇
突然だが、釣りとはなんであろうか。
魚を餌と糸と長棒を使って捕獲する漁業方法も釣りと呼ばれる。魚を釣り上げるから釣りあるいは魚釣りと呼ばれていると推測されている。
その正確な起源は定かではないが、少なくとも約4万年前の旧石器時代まで遡ることができ、日本でも、石器時代の遺跡から骨角器の釣針が見つかるという。
日本では縄文時代に釣り針が出土しており、刺突具と併用して漁業に用いられ、江戸時代ごろから趣味としても行われるようになり、魚釣り専用の本なども販売されていたらしい。
また、釣りは世界各地で行われておりかつてはオリンピックに魚釣りの競技があったほどらしい。更に中国の偉大な人物であるかの太公望も釣りが大好きだったとされる。
故に釣りとは人類が生きてきた歴史の中で必要不可欠なことであり、現在は両親が二十回以上目のハネムーンというよくわからないものでいないことをいいことに、同居人に――。
『アンタねぇ……高校2年にもなってなんでそんな釣りばっかりなのよ!? 別に私はどうでもいいけど! その……映画とかお出掛けとか色々あるでしょ!? 別に私はどうでもいいけど!』
とか言われながら白い目で見られつつも防波堤に釣りに来ているのは別段不思議なことではないのだ。
まあ―――。
「釣れねぇ……」
現実はこの通り、非情なのである。既に陽が傾きかけているというのにボウズどころか一度も引きもしない。俺の"神器"壊れているんじゃないかと思うレベルである。
「うーん……」
このままでは家で漫画を読んでいるか、ゲームでもしているであろう彼女に――。
『ボウズ……? ハァ、つっかえ!』
とか言われて愉快な顔で煽られてしまうに違いない。別にそれはいいのだが、流石にいつもお留守番している彼女に魚ぐらい持って帰れないのはちょっと後ろ髪引かれるのである。
まあ、魚持って帰っても彼女に――。
『魚って骨とるの面倒なのよ……アンタの寄越しなさい』
とか言われてほぐした魚を持っていかれるに違いないが、まあいつものことなのでいいだろう。
俺は現在彼女と二人で生活しており、学校の友人らは血涙でも流さんばかりの様子で羨ましがるが、実際のところはそのように常に損ばかりしている感じである。
まあ、友人らに言っても"惚気話かてめぇ!?"とキレられるだけなので最近は言わないように気を付けている。
彼女とはそういう関係ではないし、彼女も家族ぐらいに感じているハズだ。気の置けない間柄ではあるがな。まあ、前に思い切って冗談混じりに好きなのかと聞いてみた時にそれはそれは丁寧に何度も何度も否定されたので間違ってもそんなことはないだろう。寧ろ、ちょっぴりトラウマである。
「ん……?」
釣糸を垂らしながらそんなことをボケーっと考えていると、突然携帯に着信が入る。携帯から流れる音楽は"やる気のないダースベーダーのテーマ"である。
設定した当初は彼女に大変怒られたものだが、カッコよくて可愛いと思ったからと俺が思った通りの設定した理由を述べたところ何故か絶対に変えるなと念押しされた曲である。
「"ジャンヌ"か」
ぽつりと彼女の名前を呟く。この着信音に設定している人間は一人しかいない。うちの同居人である。
名前は"ジャンヌ・ダルク"。かのフランスの百年戦争の英雄であるジャンヌ・ダルクと繋がりがあるという大層な肩書きであり、普通に考えたら統合失調症の誇大妄想の類いとしか思えないのだが、それは事実らしい。
まあ、この世界には普段は表に出ないだけで"悪魔"やら"天使"やら"妖怪"やらと色々存在しているので今さら驚くようなことでもないといえばそれまでである。俺の学校なんて人間の学校だけど悪魔が経営してるしな。わからないものだ。
魂を受け継ぐ者ではなく、繋がりがあるというのは、彼女の出生が少し特殊だからなのだが、今は語ることでもないだろう。
「おっと……」
少し染々としていたら電話に出ていなかったことを思い出して通話ボタンを押した。
《出るのが遅い!》
「ごめん」
開口一番にこれであるが、彼女にとっては挨拶に等しいので特に疑問も懐かない。我ながら慣れたものである。
《まあ、それはいいわ……アンタ今日はどうなの?》
「なんの成果もあげられませんでした」
まあ、釣れない時もあろう。彼女に対しては少し心苦しいが、仕方あるまい。このように主語のない会話が成立する程度にはジャンヌとの仲は良いと思われる。
《あっそ、わかったわ。ハァ、つっかえ! じゃあ、適当になんか用意しておきますね》
ちなみに家のご飯とか学校へ持っていくお弁当とかは全てジャンヌに作って貰っている。聖女様々である。ちょっと口は悪いが、根はいい娘で家庭的なのだ。
《一応、聞くけど何かリクエストはあるかしら? 一応よ、一応》
何故か一応をとても強調してくるジャンヌ。まあ、言うだけならタダである。
「肉系がいいなぁ……後、酸っぱいものが食べたい」
《ふ、ふーん……そう……。まあ、参考までですしー。精々期待しないでいなさいな》
それだけ言うとジャンヌは電話を切った。釣りに来て夕飯は肉系がいいとか何言ってんだコイツと思われたかもしれないが、思ったので仕方なかろう。
「ん……?」
携帯を内ポケットに戻し、今日はもう帰ろうかと思い立ち、竿を上げたのだが妙な感触に気がつく。
「…………なんか釣れてるなこれ」
全く竿が動かない、更に言えば"俺の神器である糸"がピクリとも動かない。しかし、引いてみれば少しだけぷるぷると生物的な反応が帰ってくる。
「………………」
俺はちっとも暑さ対策になってる気がしない麦わら帽子を被り直し、竿をしっかりと両手で握り、呼吸を整える。
「とうっ!」
そして、全身全霊を込めて勢いよく竿を立てた。
◆◇◆◇◆◇
突然ですが、私の同居人は何処かおかしい。
まあ、一口におかしいというのは流石に幼馴染みとして心苦しいので、表現を柔らかくして変わっているといいましょう。
今日は彼の趣味については私がとやかく言えたことではないので、日常生活についてふたつ程語ろうと思います。
ひとつは変わっているところは"服装"です。
見てくれはかなりいいクセに、冬場は上下芋ジャージで、夏場はやっすいTシャツに短パンとかしか着ません。めんどくさいらしいです。
まあ、家では私も似たようなものなので百歩譲ってそれは未だしも、全く自分に無頓着なのか、夏で更に暑くなると麦わら帽子にタンクトップにママチャリで外出しようとすることが一番の問題です。ホント、センスの欠片もあったもんじゃないわよ。麦わら帽子も壊滅的に似合ってませんし。
最近になってようやく私と外出するときぐらいは私が選んだ服を着てくれるようになりましたけど、本当に彼の無頓着ぶりには驚きを隠せないわ。元は目の覚めるよう紅顔なのですから容姿はかなりマシになったといえます、ええ!
ふたつは彼の趣味についてです。彼は超が付くぐらい"釣りバカ"なのよ。本当に、ええ。
春夏秋冬いつでも釣りに行きたがるし、放課後で翌日学校があっても釣りに行く。その上、"神器まで釣りに関するモノ"という徹底ぶり! 本当になんなのかしらねアイツは! 今だって休日なのに私を置いて釣りに行ってますし!
何が今の旬の魚よ! だいたいアンタの神器時期も場所も問わず、水辺ならなんでも釣れるでしょう!?
「ホント……なんであんな奴のこと好きになっちゃったのよ……」
私は夕食に作った"酢豚"を眺めながら誰に吐くわけでもなく溜め息を吐いた。
いったいどんな運命を辿ったらあんな奴に私がこんなに尽くすのか、そして尽くすのがこんなにも嬉しいだなんて……やっぱ神ってクソだわ。もう、死んでいるから怨みようもありませんけど。ありませんけど!
「はやく帰ってきなさいよ……ばーか」
私はリビングのテーブルに突っ伏して髪を弄りながらそんな言葉を呟いた。ごはん……冷めちゃうじゃない。
「!!」
家の呼び鈴が鳴り、私は顔を上げた。
椅子から立ち上がり、タイミング的に間違いないだろうからインターホンは確認せずに玄関に立ち、少し恨み言のひとつでも考えてから勢いよく扉を開けた。
「遅いのよ! もう蚊も出る時間だし、帰ってくるならもう少し早く帰って……き……な――」
私は玄関の前にいた"ソレ"を見て言葉が止まり、思考も止まった。
ソレは人間では到底不可能な半ば透き通るライトブルーの長髪をしていた。そして、両耳の後ろから生えている半ばから断ち切った輪を繋げたような黒緑色の大きな角とそれに走る金色の装飾染みた規則的な模様をしている。更に身長は160cm程で、微かに呼吸で上下している様子から女性の形をした生物のようだ。
ソレは真っ直ぐと私の顔を見詰め、その瞳は淡く柔らかな黄昏の陽のように鈍い輝きを帯びた濃い桃色の瞳をしていた。
「――――――いやいやいや、誰よアンタ!?」
『Aaaaa――』
意識を取り戻して突っ込みを入れた私にそれは、歌のような声を出して反応するばかりで、表情は無表情そのものだった。
「おう、ただいま」
そこに突然どこからともかく彼――同居人の釣りバカがぬっと現れて、ソレの後ろに立って後ろから両肩に手を乗せた。
「な、なっ、な……何よコレ!?」
「これじゃなくて"ティアマト"さんだ」
「Aaaaa――(グッ)」
何故かソレ――ティアマトっていう名前の生き物は無表情のまま親指を立てていた。どや顔に見えて微妙にムカつく。
「いや……なんというかな……」
葵は頭をぽりぽり掻きながら、ばつが悪そうに目を泳がせてから私に向いて言葉を吐いた。
「釣れちゃった」
私はその瞬間、プツリと何かが切れた。
「――――バッッッカじゃないの!!?」
これが私が愛する人、"
Q:なにまた小説投稿してんの?
A:息抜きです(万能な言葉) 。後、そういえばハーメルンで、ジャンヌ・オルタさんを主体でヒロインやってる連載小説はほとんど無いなと思いまして、サバフェスの水着ジャンヌクッソ可愛かったですし読み専の私が投稿しようと思いました(矛盾)
Q:ヒロイン選びの理由は?
A:作者、実はFGOでは邪ンヌとおっきーとティアマトさんが大好きなんですよ(迫真)。おっきー成分は摂取出来ているので、邪ンヌとティアマトさん成分がもっと欲しいなって(冒涜的所業)
Q:神剣聖剣少女ジャンヌオルタさんは?
A:ものすごい正直な話をいいますと。作者が思っていた数倍公式のジャンヌオルタさんが、ポンコツ可愛く、あちらの路線では最早イメージがつかないといいますか……。あの小説ジャンヌオルタがちょろっと出た最初のサンタイベぐらいの頃に書きましたからね……(2016年辺り)。
Q:この小説って釣りが主体?
A:波打ち際のむろみさんが釣りが主体の漫画だと思うならそうなんじゃないですかね(刺身のタンポポ程度)
Q:お前、ハイスクールD×Dの投稿小説の投稿休止率100%だよなぁ……?
A:それ以上いけない