四糸乃とのデート
今、俺は四糸乃とデートしてる。
なんでかって?
そりゃあ、心配させたお詫びみたいなもんさ。
まあ、最も俺にとってもご褒美に近いが!
あ、ちなみに場所は神社だ。
これは四糸乃からの希望だ。
おっと、四糸乃に呼ばれてるな
「蓮お兄ちゃん、蓮お兄ちゃん。」
「ん?なんだい四糸乃?」
「あの、あの、次はかくれんぼしませんか?」
「ああ、いいよ。」
ジャーンケーン ポン
「私が鬼ですね。」
「よーし、それじゃあ、俺は隠れるからな」
「はい。」
10.9.8.7.6.5.4.3.2.1.0
「お兄ちゃんどこかな?」
『うーん、それじゃあとりあえず探そーか?』
「うん!わかった。よしのん。」
お、四糸乃が探し出したな、ここは少し服が見えるようにしてと
「蓮お兄ちゃん見つけました!」
「うわぁ、見つかっちゃったかー。
凄いぞ四糸乃!えらいえらい。」
と頭を撫でてあげると、天使のような、いや、女神のような笑顔で照れてるので思わず抱きしめたくなるが、ここは、我慢した。
「よし、今日は、もう遅いし、なにか食べてから帰るか。」
「はい、では、どこに行きましょう?」
うーん。四糸乃が楽しめそうな場所だと、
「四糸乃は、どこか行きたい所はあるか?」
とりあえず四糸乃に聞いてみたが四糸乃も悩んでるようなので
「じゃあ、とりあえずファミレスにでも行ってみよっか?」
「はい、そうですね。」
と、とりあえずはOKを貰えたので近くにあるファミレスに向かった。
「四糸乃、何食べたい?」
と、聞くと
「えっと、どうしましょう。」
「あ、金は気にしなくていいからな。
今日は、四糸乃との大事なデートの日なんだからな。」
そう言ってやると
少し照れながらも
「は、はい、じゃあお言葉に甘えて」
と、決まったので店員さんを呼ぶと
「すいません、俺はこれと、これを」
「私はこれを、お願いします。」
「はい!分かりました!」
と、とてもニコニコした顔だったので不審だったのだが、デザートを頼んで、運ばれて来たところでその疑問は、解消された。
それは…
「あの、これは?
頼んでないんですが」
「これはカップル限定のスイーツなのですが、お二人にサービスとしてお出ししようと思いまして」
「なるほど、そういうことならわかりました。」
と、そのお言葉に甘えていると四糸乃が何故か赤くなってるので心配なので
「四糸乃顔が赤いがどうかしたのか?
具合でも悪いのか?」
と、俺がそう聞くと慌てて
「い、いえ!だ、大丈夫です!なんでもないですから!」
と、なんか過剰反応してるがここは、気にしないで置いた。
そして、そのスイーツは、大体直径8cmのケーキだった。
持ってこられたスプーンは、2個ありどちらも柄が長く完全に食べさせ合うためと言わんばかりのものだったので
「四糸乃、あーん」
と、俺が言ってやると
「ひゃい!あ、ありがとうございます!」
と慌てながらも食べていた
その表情は、もう、女神だ。
他の席に座ってる男性がかなり見とれていたので(女性も何気見とれてた)男性だけに殺気をあて無言の圧力を掛けておいた。
で食べ終わったので帰ることにした。
「あの、今日は、本当にありがとうございました。」
「どうしたんだ急に?」
と、聞くと
「あの、今日はとても楽しかったから、
また、連れてって貰えますか?」
と、聞かれたらもう即答だな
「ああ!もちろん!ていうかむしろこちらから頼みたい。」
「はい!ありがとうございます!」
と、最高の笑顔で言われたので
「よーし!それじゃあ、ちょっとした、俺からのサービスだ。」
と言って、おいでと言うと来てくれたので
「よっと。」
お姫様抱っこをしてあげた。
そうすると四糸乃は、物凄く焦って
「え、えっと、あ、あの、ちょっと恥ずかしいです。」
でも嬉しいですと、俺の腕の中で女神のような笑顔で言われたのでゆっくりと歩いて行った。
次回も頑張ります。