第1話
聖剣計画、それは数年前に天界のある人物が行っていた実験だった。聖剣は適正がないと使えない。だから人工的に適正を与えるというものだった。しかし、その実験は一人の適正者も出せないという結果で終わった。そして、その実験の実験体となった少年少女たちは………
今日は、旧校舎が工事で使えないため最近新しく大きくなった一誠の家で部活をすることになった。だが、今その部屋はリアスやアーシアや朱乃さんが悶えていた。
一体何を見て悶えていたかと言うと
「きゃー、この小さい一誠すごくかわいいわ!」
「はい!私もそう思います!リアスお姉様。」
「ええ、本当に可愛らしいですわね」
まぁ、こんな感じに一誠の昔の写真のアルバムを見ているのだ。
事の発端は、一誠の母親がせっかくだからと気を使った結果だ。
そして、木場も見ていたのだがさっきから何も話さないから一誠と俺は心配になったので話しかけてみた
「おい、佑斗。どうかしたのか?さっきから何も話さないが」
「そうだぞ、一体どうしたんだ?何か気になるものでもあったのか?」
そう聞くと
「うん、一誠くん。この写真の後ろに写っているものに覚えはある?」
「いや、それはもう随分と前のものだからなぁ、悪いけど覚えてないわ」
そう一誠が言うと
「そっか、ありがとう、一誠くん。」
次の日、木場の様子がおかしいので理由を一誠に聞いてみたところ、木場は聖剣計画の生き残りで、復讐のために生きていた彼はその事を思い出してしまい、今は聖剣の破壊と聖剣計画の責任者である、人物を殺害するために動いているのだとか。
「一誠、お前はどうしたい?」
俺がそう聞くと
「俺は木場を放っておけない。それに、俺はあいつにたくさん助けられた。だから今度は俺が助ける番だ」
との事だったので、まずは部長に相談することになったのだが、木場を元に戻すのはいいが、他勢力に攻撃をするのはダメだとの事だった。
とりあえず俺達は木場を元に戻すための方法を考えるために場所を移した。
「さて、これからどうしたもんかなぁ」
と、言っているので少し助言してやる事にした
「一誠、俺たちの最終目標はなんだ?」
「それはもちろん木場を元に戻すことだろ?」
「そうだな、なら俺たちがやることは一つ。いいか?それには聖剣の破壊が1番手っ取り早いが、木場が壊さなければ復讐したことにはならないだろう。だから、俺たちがまず最初にしなければいけないのは、聖剣の場所と聖剣計画の責任者がこの街にいるのならその居場所の特定だ」
そこまで言うと一誠も分かったのか
「なるほど、でも俺たちじゃそんなこと無理じゃないか?どうやって探すんだよ?」
「ま、その前に協力者を呼ぼう」
そう言って電話をしてから数分後匙が来た
「で?俺に相談ってなんだよ?」
「ああ、実はな俺達は今、木場がおかしくなってるから、元に戻すために動こうとしてんだけど、ちょっと人手が足りなくてな。だからお前に協力して欲しいんだよ」
「わるい、俺帰るわ」
そう言って帰ろうとしているので
「ちょっと待て、帰るなよ」
「いやだよ!絶対面倒なことになるだろ」
「はぁ、そうか、残念だな。ほんとに残念だ」
「ああ、だから諦め……」
「折角お前専用の武器を作ってやろうかと思ってたんだがな。まぁ、嫌だと言うなら仕方ない、この話もなしにしよ…」
そこまで言うと
「ちょっと待ったぁぁ!やはり力を貸してやろう!だからよろしくな!」
「(かかったな)」
どうやら一誠と子猫ちゃんは俺の考えが分かったような顔をしているので親指を立てて返事としといた。
「それで?あてはあるのか?」
俺の質問に一誠は首を傾げた
「あてって?」
「だから、木場の事を助けるために必要なものを揃えるあてだよ」
そういうと、「うっ。」といい黙り込んでしまった。つまりないという事だ
「はぁ、まぁお前のことだからなどうせそんなことだろうと思ったよ。」
「もしかして、お前には何かあるのか?」
「ああ、もちろん。とりあえず、あそこにいる不審者さんにでも話を聞こうか」
と、俺が視線を向けた先では乞食のような事をしている白ローブの人間が立っていた。
中途半端ですがここで一旦切らせてもらいます。
それと次の投稿はかなり遅くなるかもです。