オラリオで暗躍するのは間違っているだろうか 作:チョウハジメ
ヘルメス
シン「ようやく『
ヘルメス「お?やっと現れるのか?」
殺人事件終息から半年。今、シンは【ヘルメス・ファミリア】のホームにいる。
シン「あんたも知ってるだろ?『ベル・クラネル』」
ヘルメス「ゼウスの義孫の?」
ヘルメスは思い当たる人物を思い浮かべ、口に出した。
シン「そうだ」
ヘルメス「だけどゼウス曰く「意気地や根気はあるが、素質が圧倒的にない」らしいけど……」
ヘルメスはゼウスから聞いた話を思い出し、聞いてみた。
シン「まぁ、大成のきっかけがあれなら、あの糞神でも分からんだろな」
ヘルメス「きっかけとはなんだい?それにゼウスを糞神って酷い言いようだね……」
シン「それは言えないな~。あとゼウスは母親すら犯す色欲爺だろ」
ヘルメス「否定できない……」
ヘルメスはシンのゼウスに対する発言に反論するものが無く、言うのを諦めた。
シン「まっ、この二年、ベル君のために舞台を作ったようなもんだからな」
ヘルメス「本当にシン君がブラックリストに載ってまでしてやる『英雄』なのかい?」
ヘルメスはシンを心配するように言った。
シン「あぁ、ベル君は『本物の英雄』だ。俺のサイドエフェクトがそう言ってる」
ヘルメスの心配を知ってか知らずか、シンは自信をもって答えた。
シンは一回ベルの故郷に赴いたことがある。そこでベルを一目し、有り得る未来の数に驚き、そしてベルに『本物の英雄』の姿を見たのだ。
ヘルメス「ほんと、その【未来視】ってスキルは羨ましいしいね~」
シン「これは俺の特権だからな」
ヘルメス「そういえば今頃【ロキ・ファミリア】は50階層に着いた頃合いじゃないか?」
シン「……そうだな」
ヘルメス「寂しいかい?」
シン「寂しくないっていったらウソになる。でも、それよりも俺にはやることがあるからそんな感情に任せてはいけない」
ヘルメス「……」
ヘルメスはシンに哀れみの視線で見つめる。
アスフィ「ヘルメス様……シンさんいたんですか」
シン「おぉーアスフィじゃん。どうした?俺の
アスフィ「そんなことしません!それにシンさんがいたことなんて知りませんでしたから!」
シン「確かにそうなんだけどねー」
ヘルメス「そうアスフィを弄ってやるなよ、シン君」
シン「それ人の事言えるのか?」
アスフィ「シンさんのごもっともです!」
ヘルメス「酷いなー」
シン「俺はそろそろお暇するよ」
ヘルメス「お尋ね者は大変だねー」
シン「まぁ、やろうと思えばブラックリストなんて取り消せるけど、今の立場の方が動きやすいからな」
アスフィ「お尋ね者の方が動きやすいなんて、おかしなこと言いますね……」
シン「事実だからな。そんじゃあ俺はお暇しまーす」
ヘルメス「バイバイ、シン君」
アスフィ「さようなら、シンさん」
シン「テレポート」
シンは転移魔法でどこかに転移した。
ヘルメス「シン君はほんとチートの塊だね……」
アスフィ「そうですね……」