ハイスクール ワン×パンチ   作:アゴン

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今回はこの小説の主人公をそれぞれの視点で簡単にまとめてみました。

ちょっと皆さんと予想と違ってたりするかもですが、その辺りを含めて楽しんで戴けると嬉しいです。


幕撃 ヒーロー考察

 

 

 リアス=グレモリーの場合

 

 ───そうね、一言でいうなら“何でもあり”これに尽きるわね。コカビエルを一撃で倒した事から始まり、今や魔王や堕天使の総督、天使長までもが……いえ、世界中の全てが彼の行動に注目をしているわ。彼には多くの借りがあるのだし、人間だからあまり無理せず今後も頑張って欲しいわ。

 

ま、無駄な心配かもしれないけどね。

 

 

 

 兵藤 一誠の場合。

 

もう、あの人に全部任せればいいんじゃないかな?(遠い目)

 

 

 

 木場祐斗の場合。

 

彼……アオヤマ先輩は凄い人だよ。人間なのに悪魔や天使よりも強くて、そして無自覚に厳しくて……。あの人に一太刀でも浴びせられたらその時は──きっと、本当の意味で皆の剣になれる。そう、思うんだ。

 

……いや、思いたい。思えるといいなぁ。(涙目)

 

 

 

 アーシア=アルジェントの場合。

 

き、期待に応えられる様に頑張りましゅ!

 

 

 

 塔城 小猫の場合。

 

強い人です。人間なのにもの凄く強い人。肉体的な強さだけでなく、心も私なんかよりずっと強い。

 

だから、あの人の言葉が今も私の中に刻まれている。『答えは一つしかない』それがどんなに辛いことでも苦しくても、自分の目的の為ならひたすら頑張る。

 

難しい。でも、だからこそ頑張る。姉さまに追い付くため、皆の力になるために私はもっと頑張ります。

 

 あ、あとお菓子の事で良く話します。先輩はタケノコ派らしい。……むぅ、そこだけは分かり合えない。

 

 

 

 ゼノヴィアの場合。

 

私は以前、人間だった頃に仕事柄色々な国を巡り、様々な人間に出会ったのだが……彼の様な人間は初めてだな。

 

メチャクチャに思えて筋は通してるし、理不尽に見えて誠意を持つ。きっと彼がデタラメに見えるのは彼自身の力の所為なのだろうな。

 

ハゲるまで努力する……か、私も並々ならぬ努力を重ねてきたつもりだが髪が抜けた事は一度もなかった。

 

修行とは……深いな。

 

 

 

 姫島 朱乃の場合。

 

彼には感謝してますわ。父との和解の切っ掛けを作って下さいましたし、何より自分のもう一つの力と向き合う事が出来ました。

 

そして過去とも。……彼はきっとそうやって無自覚ながら沢山の人達を助けていったのですね。

 

ヒーロー。私達とは対極に位置する存在ですが、私は彼の行く末を応援したいと思います。

 

 

 

 ソーナ=シトリーの場合。

 

……正直、彼には申し訳ない気持ちで一杯です。人間なのに悪魔や堕天使に加担し、何の見返りも求めずテロリストや世界の脅威に立ち向かう。

 

私はこれまで彼の言葉を信じませんでした。彼の言葉を妄言と決めつけていました。

 

彼は、最初から無敵ではなかったのです。そこに至るまで沢山傷付き、何度も死にかけ、誰にも知られずに戦い続けました。そんな彼に私は一度聞きました。私に出来ることはないのかと、手伝える事はないのかと。

 

返ってきたのはまた勉強を見て欲しいといういつも通りの彼の返答。

 

彼は、凄い人です。彼は、誰よりも強い人です。

 

だからお願い。もっと私を頼って欲しい。

 

世界が貴方に全てを押し付ける前に……。

 

貴方が世界に失望してしまう前に……。

 

 

 

 

 アザゼルの場合。

 

下手な好奇心は猫を殺す。確かイギリスにはそんな諺があったな。俺とアイツの関係は正にその通り。中途半端な気持ちで関わったら躯が幾つあっても足りやしねぇ。

 

コカビエル、白龍皇、オーフィス、ロキ。これだけの面々を唯の人間が倒した。しかも奴は神の遺志をも破壊しやがった。

 

聖書の神。世界を創造したとされる神の遺志を奴は己の拳一つで粉々に砕きやがった。この意味を他の連中はどの程度理解出来ている? 奴が破壊した神の遺志は“天地創造”の遺志だ。

 

文字通り天も地も一から作り直す神の御業。その遺志を奴は唯のパンチで砕きやがった。

 

天地創造の一撃を破壊する一撃。それ即ち……世界を壊す一撃だ。

 

神話……奴の前では神々の奇蹟も霞んじまう。オーディンの爺も奴の力の源が解らないと言ってたし、こりゃ本格的に新たな神話の始まりになるのかもしれないな。

 

……ハゲの神様ってのは、少しアレだと思うがな。

 

 

 

 無限の龍神、オーフィスの場合。

 

アオヤマ、強い。我、従う。

 

お尻ぺんぺん、怖い。だから我、従う。

 

でも、アオヤマの作るご飯は美味しい。エビフライが特に。

 

お手伝いすると頭が撫でられる。撫でられると我、ポカポカする。

 

だから我、もう少しここにいる。色々学んで、次元の狭間に戻るその時まで。

 

それと、ハゲ言うの禁止。アオヤマ、傷付く。

 

フェンリル達も来た。グレートレッドと話した。

 

少し、騒がしくなった。けれど、嫌じゃない。

 

アオヤマは、優しい。アオヤマは眩しい。

 

だから我、暖かい。アオヤマの光に照らされてポカポカする。

 

 

 

 魔法少女、ミルたんの場合。

 

にょ? 結局アオヤマ君は何者かって? それさ皆が知ってる筈にょ。

 

アオヤマ君はヒーローにょ。 

 

皆色々心配しているけど、その必要はないにょ。

 

 

だって、彼の中にはもう一人のヒーローが宿っているのだから……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぇっくし! 何だ? 誰か噂してんのか?」

 

 

 




次回は日常編。ほのぼの編でその次辺りが修学旅行編。

……多分。ごく普通の修学旅行になりそう。

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