リンネ「(^ω^)b」
ルリ「(^ω^)b」
チャタ「(^ω^)b」
リスモ「(^ω^)b」
中二病「あ″あ″あ″あ″あ″あ″あ″あ“あ″!!!」
SAO内のスキルの中に[体術]と言うものがある。
その名の通り己の拳でモンスターにダメージを与えるスキルである。SAOの武器には耐久値とゆうものが存在し、耐久値がゼロになると武器が折れ消滅してしまう。その対策のため事前に耐久値をMAXにしておくか、同じ武器もしくは類似の武器を複数持つとゆうのがオーソドックスだ。その点[体術]スキルはもし武器が消滅してしまってもそのまま戦闘を続行できるため攻略を進めるのなら是非とも欲しいスキルだ。そしてもちろん…
「ねぇ~まだなの?」
「もうちょっと先だ」
「おいそれ何回目だよ、本当にこっちなんだろうな?」
「
「
「おいやめろ。それ俺たち詰んでるから」
「ごめ~ん。俺、
「チャタ、今それ関係ないから。ちなみに俺は撫○ちゃん派」
「かみまみた派」
「妹派」
「どれだよ?」
「止めとけ。リンネは基本妹系は全部好き派だから」
「分かってる~!」
このアホ達もスキル目当てに動いていた。彼らも今後攻略を進めるため少しでも役に立つスキルを求めこの第二層の迷宮区を歩いていたのだ。
ところで全く関係ないが全員の趣味が幼女であることに四人は気づいていない。
そうして話の内容が物○シリーズから何故かクトゥルフ神話に変わりながら目的のスキル習得が出来る場所に到着する。そこには二人ほど先客がいた。
「ふん!…駄目だ、全然ビクともしない」
「オイオイもう少し頑張ってくれヨ、キー坊」
先客は男女が一人づつだった。一人は黄色のローブで全身を隠しているが顔に特徴的な三本線が入った背の低い女子プレイヤー。名前は
「げ!お前ら…!」
「あ、レ○シス・○ィ・フェ○シティ・煌!」
「鳳○院○真!」
「○ーク○レイムマ○ター!」
「○影!」
「そこまで言うならもう中二病でいいだろ!なんでちょっとはぐらかすんだよ!!」
彼は第一層攻略後に出された
「お前らのせいで俺がまるで中二病拗らせた痛いプレイヤーみたいになったんだぞ!!」
「いいだろ別に。あの場で騒動にならなかったんだから」
「そ、それはそうだけど…」
「それに元からだろ?」
「元からって何だ!俺は別にノーマルだ!」
「『俺をあんな初心者連中と一緒にしないでくれよ』」
「うっ!」
「『他にも知ってるぜ?情報屋なんか目じゃないくらいにな』」
「ぐほっ!」
「『ビーター?良い呼びなだなそれ。そうだ俺はビーターだ。これからは元テスターごときと一緒にしないでくれ』」
「ぐはぁ!」
「『ふ、俺の左手に封印されし[邪神黒龍]の力を解放すれば一瞬だったがな…』」
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!って、それはお前らが勝手に言ったセリフだろ!」
四人がキリトのものまねをしながらキリトに精神的ダメージを与える。ちなみにものまね自体は微妙に似ている。
「おいキー坊、さっきのセリフ本当カ?」
「え!?いや…それは言葉のあ「言ってたぞ」オイ!」
「ねぇちょっと奥さん聞きました?あそこにいる黒ずくめのお人、お世話になってる情報屋さんをいらない存在とか言ったらしいんですって」
「まぁ!なんて恩知らずな子なんでしょうねぇ~。きっと友達もいないボッチだったんでしょうねぇ~」
チャタとリスモがまるで住宅地で立ち話をしている奥様のような話し方でキリト煽る。ちなみに奥様特有の片手に手提げを持って口に手を当てるあのポーズをしている。
「そうか。よし、じゃあ次からキー坊に売る情報は三倍額にしよウ」
「ちょっと待ってくれアルゴ!誤解だから!」
「でも嘘じゃないんだロ?」
「確かに言ったが!」
その後の抗議の末、今後キリトは攻略の役に立つ情報を通常の半額でアルゴに提供することで決着した。
「で、お前ら何してるの?」
「見てわかるだろ?体術スキルの習得クエストだよ」
ルリの疑問にキリトがゲッソリした顔で答える。キリトの目の前には全長三メートルはある岩がありその隣に年老いた老人がいた。
「ならアルゴは?」
「オレッちはその体術スキルの習得方法の情報を取ろうと思ってナ。偶然いたキー坊に頼んでオレッちの代わりにクエストを受けて貰ってるんダ。あ、キー坊今回の報酬も値引きさせてもらうからナ」
「で、成果は?」
「見ての通りサ」
アルゴが指差す方向にはキリトが正拳突きの構えを取り右手に力を溜め撃ち放つ姿がある。
ゴンッ!!
堅い岩に拳を作った右手が当たるが岩はヒビすら入らない。
「
「ふーん」
「…なぁアルゴ?その依頼俺らも便乗していいか?」
「別にいいガ…、元
「ま良いじゃん。失敗しても情報として売ってくれるんだろ?」
「あぁ、実績として売らせてもらうゾ」
「んじゃやろうぜ!」
そうして意気揚々とクエストを受ける四人。
『我が秘伝の技を習得したければこの岩を己の拳で粉砕してみせよ!』
年老いた老人のセリフと思われるテロップが四人の前に表れ全員がOKボタンを押す。
この時彼らは割と軽~い気持ちでこのクエストを受けた。
だが実際は…
━━━━━━━━━━
2時間後…
「ドチクゥショオオオオ!!!」
「何故だ!何故!!」
「ガデムゥッ!!!」
「あ″あ″あ″あ″あ″あ″、チーズ蒸しパンになりたぁぁぁぁいぃ!!」
アホ達の阿鼻叫喚。一体こんな光景誰得なのだろうか。
「クソッ!なんで二時間以上も殴ってんのにヒビ一つ入らないんだ!」
「なにか!?この岩、実はゴーレムで俺達が攻撃してる間にガッツ溜めて[竜○アタック]でもかます気なのか!?」
「それかこの岩を百万回殴り続ける事で習得できる魔法的なヤツ!?」
「あ、ジャ○プの打ち切り漫画」
「るせぇ!俺は好きだったんだよ!なんで打ち切った編集部!!」
「そんなこと言ったら永遠に謎だろ、シャー○ンキ○グ」
「「「あれは編集部の陰謀」」」
同意…じゃなかった。
アホ達の叫びに「何してんだアイツら」みたいな目でキリトとアルゴは見ていた。
「はぁ…、なぁじいさん何かヒントとかないのか?」
見かねたキリトが状況打破のために老人にアドバイスを貰おうとする。その老人はどこか虚空を見つめて動かない。
「…」
「?おい、じいさん?」
「…さ」
「さ?」
「砂漠を渡るなら[コ○]のカードが必要じゃ」
「おいこのジジィ、バグり始めたぞ!!」
砂漠でも無いのに何故か[コ○]のカードを求める老人。アホどもに毒されでもしたか。そして張本人達は…
「え~[コ○]~?俺
「俺ワ○トデッキだから鳥類いない」
「ライ○ロード」
「ナイ○ルラデッキ」
何故か自分のデッキの話をしていた。とゆうかリスモのデッキは勝てるかどうかも怪しい。
「あ″ぁ~、しょうがねぇ。最終手段だ」
リンネがきびすを返し岩の前に立つ。すると今までガムシャラに岩を殴っていた姿とは比べ物にならないほど真剣な顔になる。
「ハァァァァァァァ…」
深い息を吐き、精神を集中する。その姿にルリ達やキリトとアルゴも真面目な顔つきになる。
そして…
カッ!
「イヤーッ!」
ドガシャアァンッ!!
割れた、岩が。
「「「アイエエエエエエ!!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」」」
「ゴボボボボボボボーッ!」
「オイキー坊!いきなり吐くナ!!」
いきなり現れた[ニンジャ]に(満面の笑みで)恐怖するルリ達三人。失禁はしてないが恐怖で嘔吐をするキリト。その背中をさするアルゴ。
「ニンジャ殺すべし」
そしてオジギをするリンネ。第三者から言ってカオスである。
「うん、やっぱチャドーの構えだわ」
「いや、ちょっと待てぇ!なんで攻略法がニンジん!?ゴボボボッー!!」
もはやキリトは[ニンジャ]の単語で嘔吐する始末。南無阿弥陀仏。
「いや、何となくチャドーの構えなら何とかなるんじゃねと思っただけだけど?」
「うん、チャドーなら行けるな」
「チャドーは偉大」
「フ○キド・ケ○ジ=サンなら仕方ない」
謎の説得力。ニンジャなら仕方ない。
「なるほどナ。攻略法はチャドーの構えカ」
「あれ?てかニンジャで行けるならこれも行けね?」
リンネに続くように今度はルリが岩の前に。
「ハァァァァァァァ…」
リンネと同じく精神を集中するルリ。
そして…
カッ!
「フンッ!!」
ドガシャアァンッ!!
割れた、岩が。
「いやなんでぇぇぇ!なんでそんな簡単に割れるんだよ!今までの二時間何だったんだよ!!」
「知らんのか?飯食って、映画見て、寝る!
OT○NAだった。
「うん、OT○NAなら仕方ないな」
「OT○NAなら出来て当然」
「もう司令が歌えよ」
この説得力。OT○NAなら仕方ない。
「はいはいはい!次俺!」
続いてチャタ。
「ハァァァァァァァ…」
そして精神を集中。
カッ!
「ファ○コォォォォン・○ァァァンチィ!!」
ドガシャアァンッ!!
割れた、岩が。あと炎が出た。
「「「さすが
さすがの説得力。
「じゃ、最後僕ね」
そして精神集中。が、何故かあぐらをするリスモ。
「ハァァァァァァァ…」
そして…
「ヌンッ…!」
手刀を前に出し。
ブウォン!!
ビームが出た。
もう一度言う、ビームが出た。
ドガシャアァンッ!
割れた、岩が。
「命は投げ捨てるもの」
「ト○か~」
「ト○ならな~」
「さすが病人」
やっぱり説得力。北○なら仕方ない。
「いや何故ぇぇ!!」
「どったのキリト?」
「どうしたもこうしたもあるかぁ!!さっきから見てりゃなんでものまねで岩割れてんだよ!」
「「「「だって説得力あるじゃん」」」」
「そうだけどもぉ!!」
残念ならがキリトの叫びはこの場では全く意味をなしていない。説得力の違いである。
「ほら次キー坊だゾ」
「いやいやいや、あれでどうやって割れってゆうだよ!ものまねしかやってないぞ!」
「ならキー坊もやれば良いだロ?」
「俺もっ!?」
「ほら、何でもいいからやるんだヨ」
アルゴに押される形で岩の前に立つキリト。ため息をしつつ、
「ハァァァァァァァ…」
同じく精神集中。
そして…
カッ!
「ホワッチャアッ!!」
ボキッ
折れた、指が。
「あ″あ″あ″あ″あ″あ″あ″!!!」
「ジャ○じゃ無理だな」
「ジャ○じゃなぁ~」
「ジャ○はノーカン」
「ボインボインボインジャ○ィ」
「うん、ジャ○は無理だと思ったゾ」
「いやケン○ロウのつもりだったんだけどぉ!?」
「え、今の[北○千○殺]じゃなかったの!?」
「どう見ても[撃○指]だろうが!!」
完全にアッチの方に向いてしまった指を戻しながら叫ぶキリト。アッチの方とはとある[
「う~ん、一度やったネタじゃダメなのカ?何度もやると説得力なくすシ」
「「「「なるほど~」」」」
「なるほどじゃねぇよ!」
「じゃあキー坊、他のやってくレ?」
「他のって!俺そんなにレパートリー無いぞ!?」
「いいからやれよ、何でもいいからさ~。何かあるだろ」
「ん?今何でもって?」
「リスモ、ステイ」
「ええっと、ううんっと…」
「ほら、早くやれ」
「早くしろ」
「早く早く」
「ヘイヘイヘイ、ピッチャーびびってるぅ!」
「キー坊早くしてくれヨ」
「だぁぁうるせぇ!こうなったらヤケだ!」
後ろの煽りを力に変え放つ一撃。
その技の名は…
「アン○ーンチ!!」
ドガシャアァンッ!!
割れた、岩が。
「…」
「「「「「…」」」」」
静まり返る場。振り向くキリト。
「「「「バイ○イキーン」」」」
「止めろぉぉ!!!」
こうして[体術]スキルの習得方法が判明した。
次回でようやくギルドの結成。(ようやくタイトル詐欺から抜け出せる)
登場人物の紹介も出来そう。
シリアスはまた有給です。