恐らく史上最もアホなギルド   作:茶久良丸

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前回のあらすじ
『[体術]スキルの習得方法について』
何か説得力のあるキャラのイメージを頭に浮かべ、モーションを反映させることでお題である岩を破壊できる。
尚、既に使用されたキャラ、並びに説得力が薄いキャラだと失敗するので注意すること。
ん、何を言ってるか分かんないって?大丈夫、アルゴの攻略情報だよ!(ごり押し)
使用例↓
ニンジャ○レイヤー、OT○NA、○F(キャ○テン・ファルコン)
ト○(激流に身を任せる方)、アン○ンマン

エギル「なるほど、わからん」




名前決めは大体深夜のテンション

《第三層 とある町のとある店内》

 

 そんなこんなで第三層。

 え?第二層のボスはどうしたかって?事前に言ってる(書いてる)通り作者のSAO知識はアニメが基準なのでアニメでやってない所は大体カットですよ?(論破)

 え、じゃあ何で第三層の話するのかって?それはもちろん必要だからですよ?

 何故なら…

 

「「「「最初はグー、ジャンケンポイ!アイコでしょ、アイコでしょ、アイコでしょ、アイコでしょ…」」」」

「勝ったぁ!」

「クソッ!これでリンネがギルドリーダーかよ!」

「何故だ!カッコいいチョキ出したじゃん!」

「いいやまだだ!僕のチョキは石をも砕…けない!」

 

 そう、ギルドを作ることが出来るからである。

 ギルドとはその名の通り[団体]である。パーティー等の一時的なチームではなく組織して組み込まれる物だ。ギルドにすることで様々なメリットがある。例えば経験値の振り分け。通常の戦闘でパーティーがモンスターを倒したとき、経験値の半分はその倒したプレイヤーにいき、パーティーメンバーは残った半分の経験値を人数分に割り送られる。しかしギルドの場合、戦闘に参加したプレイヤー全員が平等に経験値を振り分けてくれるのだ。これによりレベルの大差をなくすことが出来る。他にもメリットはあるがここでは説明しきれないので省略させてもらう。

 そうゆう訳でこの四人もギルドを作ろうとしているのだが、ここで問題に直面する。

 

「よし。俺がリーダーで決定で、次はギルド名だな」

「それはもう考えてある」

「俺も」

「僕も」

「俺もだ。じゃあ一斉に言うか」

 

 机に越しにお互いの顔を見合せる四人。すぅっと息を吸い込む。ちなみにだが今彼らは円卓に座り何故かゲ○ドウポーズ(マダオのポーズ)をしている。ただでさえ顔面偏差値が低層カーストのアホどもが円になっていると近寄りがたいオーラが出ている。てか完全に放課後のオタクの集まりである。

 

「いくぞ?せーのっ!」

 

最○の四○(レ・○ャトル・ピオ○ール)

「第二〇三航○魔○大隊」

「○R○A旅団」

「ネ○アトラ○ティス」

 

「「「「…」」」」

 

 一瞬の沈黙。しかし体制(マダオのポーズ)は崩さない一同。

 

「うん、ちょっと待って。一回整理しよう」

 

 リンネが沈黙を破り三人に言い聞かせるように言う。

 

「まずルリ、何でそれになった?」

「いや、単に直感でこれかなって」

「なんで直感でそれになるんだよ。俺達魔法も使えなければ空も飛べねぇよ。つか立ち位置的に俺幼女になるの?」

「そうなるな」

「あれ?それはそれで良いかも」

 

 文句言っておいて幼女の単語で気持ちが切り替わるロリコンの鏡。これがリンネである。

 

「次にチャタ」

「うん」

「俺たち別に人類のために戦ってないからな?いやある意味人類のためにはなってるけど宇宙は目指してないからな?つか俺の死因が溺死になる」

「いや~、最近コ○マが恋しくて」

「永遠に光を逆流してろ!」

 

 ここで補足しておくとチャタは重度のコ○マ汚染者である。割とヤバめの…

 

「そんなこと言ったらお前のはどうなんだ?」

「え、俺は別に普通だろ?」

「俺たち病原菌になってるじゃん。なに?全プレイヤーにゾ○ハ病感染させて皆笑顔の世界作るの?怖っ!」

「だってアイツら四人でちょうど良いし」

「四人でちょうど良いんだったらソレ○タルビー○グとかあったろ。てゆうか元ネタわかるヤツがいねぇ!」

「全く皆センスが無いな」

「「「お前が一番センスねぇよ!!」」」

 

 まるで自分は除外の人間とでも言うリスモ。それに反論する三人は椅子から立ち上がりリスモに人差し指を突きつける。

 

「なんでよりによってネ○アト○ンティス!?古代文明でも発掘するのか!」

「アイツらの目的は世界征服だろ!俺たちと全くあってねぇよ!」

「つかそれだとリンネがガー○イルになるじゃん!?嫌だよ!あんな全身赤マントに仮面の自称アト○ンティス人!対面するたんびに緊張するじゃん!」

「フェ○トさんの叫びシーンが好きで」

「「「あのシーン好きなヤツの気が知れねぇよ!」」」

 

 一同は机に置いてあった茶を啜りとりあえず落ち着く。

 

 ずずぅ~、ふぅ~

 

 熱いお茶が熱くなった思考を逆に冷まし冷静にしてくれる。余談だかお茶とは表現したがこの世界だと茶一つでもファンタジーぽさが出ている。例えば今彼らが飲んでいるお茶は色がなぜかケミカル色である。

 

 

「とにかく全部無し。もう一回考えるぞ!」

「え~、ダメ~?」

「これからSAO終わるまで一生付いてくる名前だぞ?ふざけた名前は無し!」

「いやお前が言えたことじゃないよね?」

「ブーメラン!」

「じゃかしい!いいからもう一回やるぞ!はい、せーのっ!」

 

「機○六課」

「蒼き(は○ね)

「ガ○マ侯○軍第三○隊」

「最後の大隊」

 

「だからさぁ!」

「だからさじゃねぇよ!お前もどっこいだろ!」

「[蒼き(は○ね)]よりマシだわ!それ女しかいない上、艦隊だろうが!」

「そう言うリンネはさっき俺に魔法ダメとか言っといてバッチリ魔法少女じゃねぇかよ!」

「それにその部隊、古代遺物の管理部じゃん!さっきリスモの古代遺跡に文句言ってたくせに自分からアウト取りに行ってるじゃん!」

「ガ○マ侯○軍とかマニアックな名前出すヤツに言われたくないわ!だれもわっかんねぇよ!つーかそれも戦車隊だし!」

「全く皆もっとポピュラーな名前にしようよ」

「「「お前のはポピュラーつうか、物騒な名前なんだよ!」」」

 

 またしても「自分、普通なんで」みたいな目で三人を見るリスモ。

 

「なに、俺達いつナチスドイツになったんだ!?あのチョビ髭オッサンの部下にいつなったんだ!?」

「一様予定ではリンネがカ○テルで、ルリがク○ープス、チャタがブル○ドルフ、僕がヨー○ル」

「「「居残り組じゃねぇかぁぁぁ!!」」」

 

 ずずぅ~、ふぅ~

 

 再び机のお茶を啜り、落ち着く一同。

 

「もうこうしよう。名前の最後に[戦線]を付ける」

「[戦線]?」

「そうだ。名前の最後にこれを付ければ多少はネタに走らなくなるし名前も絞れる」

「このメンバーでネタに走らないヤツがいないんだけど…」

「それな!」

「しゃらうるせえ!いいから今度は真面目にやれよ!はい、せーのっ!」

 

「○んだ世界戦線」

「○んだ世界戦線」

「○んだ世界戦線」

「血○戦線」

 

「「「そこは合わせろよぉ!!」」」

「え~、僕のせい?」

 

 その後の彼らの論争は熾烈を極めた。

 

「チ○メ隊」

「七○隊」

「焔○蓮隊」

「ス○ーレット隊」

 

 反論が反論を異論が異論を呼ぶ殺伐とした空間。

 

「メ○クシ団」

「バッ○ドラ○ト団」

「帝国○撃団」

「鷹の○団」

 

 飛びかう罵声、立ち上がるメンバー、そして笑顔のままその場を立ち尽くす店員NPC。

 

「ドー○ー一家」

「ト○ン一家」

「ブン○ーン一家」

「あ○しり一家」

 

 まさしく会話のドッチボール。会議は踊るされど進まず。

 

「荒○一味」

屁○絽(ヘ○ロ)

「伊集○隼人」

「モ○ク」

 

 と言うかこいつら(アホ四人)まず変化球どころか魔球しか投げて来ないので普通に会話しろと言うのが無理な話であり…

 

「マ○ェーテ」

「沈黙の○隊」

「沈黙の○急」

「コ○ンドー」

 

 てか見事に話が脱線しさっきからコックの話しかしてない。

 

「脂肪にドーン!」

「だったら漕げばいいだろ!」

「私に良い考えがある!」

「正義の味方がク○など漏らすか!」

 

 いやよく聴いてみるとコックじゃなくて玄○哲章になってる。

 そうして当初の目的も忘れて会議が踊り続けた。

 

 ━━━━━━━━━━━

 

 その後約五時間が経過した。

 

「あぁ~、なんかもう色々どうでもよくなってきなきたな~」

「そう言うなら早く名前きめようぜ…」

「もう大体出し尽くしたと思うけど~…」

「途中からポケ○ンしりとりになってたけどな~」

 

 円卓に座っているアホ四人はまるで生きた屍のようだ。リンネは頬杖をついて不機嫌オーラを出しネクラぽさは更に増しており、ルリは椅子の背もたれに全体重を乗せているのでポッコリ出た腹が服をめくり上げヘソが出ている。チャタは燃え尽きた後のボクサーの様に、リスモは顔を机に押し付けている。

 変わっていたのは彼らはだけではない。建物内は何故かあちこちがボロボロで窓は割れ、壁は穴を空き、偶然立ち寄ったと思われる頭に赤いバンダナを巻いた顎髭のプレイヤーとその仲間達が床で犬○家していた。この中でただ一人、店員NPCが笑顔でつ立っている。

 一体五時間の間に何があったのか?それは当人達と、(読者様)のご想像にお任せする。

 

「もう俺の独断でいい?もうめんどくせぇよ全員で名前の意見言い合うの」

「そうだなぁ~、あんま酷い名前じゃないならそれでいっか」

「異議な~し」

「同意~」

 

 最早覇気の無い一同である。今までのやり取りはいったい何だったのか。

 

「じゃあギルド[SOB]これで決定ね」

「[SOB]?何て意味?」

「昔俺達が結成した同盟は?」

「「「あ、(察し)」」」

 

 こうしてこのアホ四人のギルドは[SOB]と命名された。 [SOB]がなんの略称なのかそれは今後の話で語られるかもしれない。

 

 

 

 

 

オマケ

 

《第三層 とある町の町道》

 

「ふむ、少しデフォルトに手を掛けすぎたかな?」

 

 第三層の町を歩くプレイヤーが一人いた。見た目は筋肉の付きが良い筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)の体で髪は長い白髪をオールバックにし顔はやや老けた30代程度の男。その男はまるで町の風景を楽しむかのようにゆっくりとした歩みで進んでいる。

 

「しかし第一層の攻略が一月以上かかるとは誤算だったな。まぁ、今回の第二層は犠牲者も無くそれほど時間もかからなかったが…」

 

 他人事…と言うよりはまるで観察結果を述べる学者の様な、それでいて結果を楽しんでいるようなそんな一言では表せない複雑な思考の言葉がその男の口から語られる。

 

「いずれにしても今後攻略の要となるギルドを早急に設立しなければなるまい。今のところ候補となりうるプレイヤーは何人か絞り込めているが…まぁ攻略を進めていればその内逸材も見つかるだろう。出来ればあのスキル(・・・・・)を手にするに値するプレイヤーが近くにいれば()いのだかね」

 

 そんなことを言うプレイヤーの足はある建物のドアの前で止まる。そこはギルド設立を申請することができる建物だ。プレイヤーはその建物のドアノブに手をかける。

 

「さてここからは私もいちプレイヤーだ。システム保護で不死にはなっているが描いたシナリオ道理に役を演じなくてわな。まずは絞り込めた候補に声をかけて徐々にギルドを大型にしていくことから始めるとしよう」

 

 プレイヤーが手にかけたドアノブを下に捻り扉を開ける。

 

 ガチャリ、ギギギ~

 

 木造特有の軋んだ音をならしながらその扉が開かれる。

 が、

 ここで(読者様)にちょっと思い出してほしい。このプレイヤーが来る前にあった惨劇について。

 

「…え?」

 

 部屋の中を見たプレイヤーの第一声がそれだった。それもそうだろう。

 何せ建物の中は…

 陳列していた机や椅子は何故か破壊され、壁や天井は穴が空き、窓は割れ、中にいたプレイヤー達は何故か床に頭から上半身にかけて突っ込んで足をがに股に開いている。

 

 バキッン!ギギィ~、バタン!

 

 そして今さっきプレイヤーが手をかけた扉の金具が壊れ、そのまま倒れた。

 

「いらっしゃいませ!本日はどの様なご用件でしょうか?」

 

 そんな中で見事な笑顔でプレイヤーを迎える店員NPCが一人。

 当のプレイヤーは入り口(扉無し)に立ち尽くすのみであった。

 

 翌日、何故か建物内のオブジェクトが破壊不能になった。

  

 




この小説の問題はアホ達の会話がマニアック過ぎて全部の元ネタわかる人がいるかどうかなんですよね。(大体作者の趣味ですゴメンナサイ)
今後は読みやすいように分かりやすいネタ中心で書こうと思ってます。
SOBについては何の略称か皆さんで予想してみてください。
感想も受け付けているので良ければお願いします。
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