仲良くなりたいっていう気持ち、忘れちゃダメだよね 作:雨降り
空を見上げれば、青白い月。
月の光に照らされて、私たちは黒い海をただ突き進む。
…さっきまで隣にいたはずの私の姉は、暗闇の中へ泡沫と消えた。悲鳴も呻き声も上げず、ただ静かに闇に吸い込まれた。
…どこで選択を間違えたのだろう。
私たちはあてもなくさ迷い続ける。もはや還るべき場所など無い。
いや……正確にはある。だが、一体どんな顔で帰還すればいいというのだ。
無断で出撃し、そして無駄に沈んだ。無用な戦いに身を投じ、最愛の人たちを失った。もし今帰還しようと舵をきれば、間違いなく私たちを闇夜に葬ろうとする者たちをそこへと誘ってしまう。
還れない。還れるはずがない。
そんな思考が頭を支配する。でも、それはすぐ隣で起きた爆発により、掻き消された。
あぁ…また、また姉が沈んでいった。
そして遂には私だけ。独りになってしまった。
不思議と笑みが溢れ落ちる。
…頭上には凄まじい轟音を響かせながら、おびただしい数の飛翔体が飛び交っている。
そして、私の側で次々と水柱があがり、その衝撃で私の体は大きくバランスを崩した。
あぁ…いよいよか。これが最期の時か…。
それならば、私は叫ぼう。
それこそありったけの力を振り絞って叫んでやろう。
おそらく最後になるであろう一呼吸に私は全身全霊で息を吸い込む。
そして、言ってやったんだ。
「…ちょっと宜しいですか?霞さん」
反長門派の集会を終え、自室に戻ろうとしていた私はこの会合の主たる人物に呼び止められた。
静かに笑みを浮かべるその顔は、どことなく憂いを含んでいるようにも見える。
「…何かしら?」
私は呼び止められたワケを尋ねるため、その声を掛けてきた人物……榛名に向き直った。
他の艦娘が何事かと私たちを一瞥しながら部屋を後にする中、彼女はそっと微笑むと、「…ここではなんですから」と私を別の部屋へと誘う。
連れてこられた場所は、ぼんやりとオレンジ色の光が照っている、こじんまりとした部屋だった。
そして彼女に促されるまま私は古びた椅子に座る。それを確認すると、彼女は向かい合うように対に置かれた椅子に座り、私の目を見据えながら、静かに話始めた。
「今日はありがとうございました。霞さんたちも協力してくれるというのは、心強い限りです」
「…こちらこそ。…人間の指図を受けるなんて有り得ない話だし、ちょうどいいわよ」
私の言葉に耳を傾ける榛名を尻目に、何故か私が思い出したのは、あの人間だった。
朝潮姉はなんであんな奴に親身になっていたのだろう。私があの人間について問いただした時にも、朝潮姉はただ静かに笑いながら、「霞も会ってみますか?」と。
その笑顔の意味は当初…いや、今でも分からない。
結局、そのまま朝潮姉は……。
思い出したくもない現実に思わず首を振ると、目の前の榛名は心配そうな顔をして、私を見つめていた。
「心配しないで」と彼女に伝えるも、彼女は未だに不安そうな顔をしていたので、私は呼び止めた用件について彼女に尋ねることにした。
「…で、何か用かしら?」
「あぁ、そうでしたね。すいません」
彼女は私に平謝りすると、急に今まで見せていた笑みを捨て、深刻そうな面持ちになると、ゆっくりと話し出した。
「…霞さん。急な話なのですが、本日出撃していただけませんか?」
「はぁ?」
思ってもいない言葉に耳を疑い、そして疑念に満ちた目を彼女に向ける。…しかし、彼女はそれに動じず、開いた口を閉ざそうとしない。
「反長門と銘打っていますが、その真髄は結局のところ、私たちの命を軽視した上層部…人間に対する反逆。今日の会合に出席していた皆さんは、それ理解してくれたはずです。…もちろん霞さん、あなたもです」
確かに。
陽炎が言っていたように、反長門とは言っても、長門さんに恨みがあるわけではないのだ。恨みがあるのは人間という存在。それは変わらない。
だが、出撃とは……あまりに突然ではないか。
それを口にしようとすると、彼女は片手を挙げ、それを制す。
「…それが今日の出撃とどう関係しているのか、という顔をしていますね。その気持ち、榛名は痛いほど分かりますよ」
そこまで言うと、彼女は急に笑い始めた。
高らかな笑い声。それは普段の彼女からは想像できない様なもので、私が更に欺瞞に満ちた目を向けるも、構わず笑い続ける。それはまるで、人間を心底侮蔑したような嘲笑いに私は思えた。
そして、一頻り笑ったところで、彼女は謝りながら、話の続きを私に聞かせてきた。
「…失礼しました。単刀直入に言えば本日、この鎮守府の近海を上層部の人間を複数乗せた船が航行します。それを霞さんには襲撃して頂きたいのです」
「なぁ!?」
…襲撃?
それは…つまり……。
私はあまりに衝撃的な内容に思考が一時的に停止する。
「…誤解をされないように。襲撃と言っても、人間を殺してこいと言っているのではありません。あくまで襲撃のフリをして頂ければいいのです。…つまりは演技ですね」
「…その意図は?」
なんとか口を出たのは至極真っ当な疑問。
榛名はそれにニコリといつもの笑みを浮かべ、答える。
「人間に知らしめるんです。私たちの存在を。あぁ、ちゃんとお伝えしておきますね。霞さんが襲撃してしばらくしたら、朝潮型の誰かにその場で霞さんを撃退してもらいます。そして、その朝潮型の誰かはこの鎮守府の所属している……それ位なら、いくら愚かな人間たちでも分かると思いますから……もう分かりますよね?」
何故か勿体振る榛名。それをまるで試されているように感じた私は語気を強めて叫ぶ。
「…私が襲って、それを朝潮型の誰かが防いでって……全く意味が分からないわ!それが何だって言うの!?」
「…鈍いですね、霞さん。この鎮守府の艦娘が絶体絶命の状況にある人間…しかも軍の高官たちの命を救ったとしたら、どうなりますか?それこそ話を聞かぬどころか、対等に話を聞くきっかけとなるかもしれません」
目をこれでもかと見開きながら、強く語る榛名に若干恐怖を覚えながらも、負けじと私は疑問を呈す。
「…そんな都合よくことが進むかしら!?それに何で私に襲わせて、朝潮型の誰かに助けさせるのよ!?それこそ私とその誰かが共謀して、一芝居打ったと突け込まれたら終わりじゃないかしら!!?ハッ!いつもニコニコしているかと思ったら、とんでもないことを考えているのね!?…悪いけど、そんな話には乗れないわ!!」
叫ぶようにそう言うと、私はその部屋から飛び出そうと立ち上がる。すると、榛名は特に慌てることもなく、大きく溜め息をつくと、不快感を呼び起こすような笑みを浮かべながら静かに私に言う。
「……所詮、朝潮型ですか」
私の拳が榛名の顔目掛けて放たれたのは、そんな言葉を言われて間もなく経った頃だ。
しかし、彼女は私の拳を受け止めると、そのまま私を壁の方へと追いやる。私は必死に抵抗するが、さすがに戦艦の力は強い。私は成す術もなく、ただ壁に押しやられた。
「…ッ!」
「…失礼しました。手荒な真似をしたこと、そして朝潮さんを霞さんを引き止める為とは言え、侮辱してしまったこと。榛名、謝ります」
…さも申し訳なさそうに宣う彼女だが、決して私を押さえ込む力が緩むことはない。むしろ、その力はどんどん強くなってきているように私は感じた。
「…ですが、榛名の話を最後まで聞いてください。霞さんを今回の出撃に抜擢したのは、何も気紛れで…というわけではないんですよ?霞さんの人間に対する並々ならぬ怒りや憎しみを、榛名は今日の会合で感じたんです。その気迫は間違いなく、演技とは言え、この襲撃に活かされると感じました。そして、なぜ別の朝潮型に襲撃を止めさせるかと言えば、まずこの計画を知る存在は極力少なくなければなりません。ですから、同型の姉妹艦が相応しいと榛名は思うのです!さらに、人間が対等な話をしたいと申し出てきた時、朝潮型の意見は優遇されると思いますし、仮に変な嫌疑で霞さんの存在が危うくなった時に、姉妹艦であればフォローでも何でも柔軟にできると思いますから」
捲し立てるように彼女に言われ、私はひどく困惑した。
…先程の榛名の豹変振りもそうだが、どうもこの話はきな臭い。この様な逃げられない状況だが…私は断ろうと口を開く。
だが、結局。
断ることは出来なかった。口を噤んでしまった。
「…命を削ってこの鎮守府を守り抜いた朝潮さんの意志を無下にしてはいけません。そして、そんな場所を蔑ろにする人間たちを決して許してはなりません。これは朝潮さんの死が報われるかどうかの重大なものなのです。…霞さん、協力してくれますね?」
そんな言葉に言い返す言葉は私の中に存在しなかったのだから。
…そのまま時間は過ぎ、彼女に言われるがまま、私は嘘の襲撃のため、母港へと赴いた。母港にはすでに任務から帰投したと思われる艦娘が何名かいたが、私はそれを気にも留めず、ただ出撃をした後の流れを頭の中で反芻する。榛名の話では、人間を乗せた船の護衛に付いている艦娘は榛名の古くからの知り合いらしく、それゆえ彼女はこんな大胆な計画を思い付いたらしいのだが、どうやら私が襲撃する前に、上手く人間たちから離れてくれるらしい。
一体朝潮型の誰が来るのかは分からないが、詳しいことは榛名に任せ、私は静かに目を閉じると覚悟を決めた。
「霞、抜錨する!」
夕焼けが水平線の向こうへと沈み行く中、榛名に教えてもらった襲撃ポイントにて待機する私だったが、まさか再びこの場所へ来ることになろうとは。
私は思わず息を呑む。そして、胸を締め付けられるような痛みを感じた。
鎮守府の近海を航行すると彼女は言っていたが、なにもここを通る必要はないじゃないか…そんな想いが私の中で激しく渦巻く。
その場所は……亡き姉を見送った場所だった。
あの時のことは鮮明に脳裏に焼き付いている。朝潮姉が死んだと聞いた時は、私…いや私たちは頭が真っ白になった。そして、後悔した。
朝潮姉には多大な迷惑を掛け、時には激しく罵ったことさえある。それでも、それでも朝潮姉はいつでも優しく私たちを見守ってくれていた。
ライブで私たちのことを歌にしていた時は、さすがに驚いたが、姉らしい一興にクスッと笑みを溢しながら涙を流したものだ。そして、その夜にたくさんお菓子を持ってきた朝潮姉と夜遅くまで私たちは語り合った。朝潮姉は今まで以上に私たちを見て、私たちの言葉を聞いて、私たちを受け入れてくれたと思う。
その時は、本当に時間が経つのが惜しいと思われる位に楽しかった。
それなのに…。やっと仲直り出来たと思ったのに…。
朝潮姉は居なくなってしまった。
まさか姉妹揃って笑い合ったのがあの日で最後になってしまうなんて…信じられなかった。
「…ッ!なんで、なんで朝潮姉が!」
頬を何かが伝う。
私はそれを拭うと、その時が来るのを静かに静かに待ち受けた。
…辺りが闇に包まれ、視界不良となった海。普段は美しい波のせせらぎも果てしない闇の中へ放り出された私にとっては、不安を煽るものでしかない。
一体、いつその船はやってくるのだろう。
襲撃のため、光を灯さずに静かに待ち受ける身としては早くことを成したいところなのだが、一向に目的の船舶は姿を現さない。
一度母港へ帰港すべきか?いや、その間に来てしまったら…。
どうすべきか悩む私だったが、その時は突然訪れた。
幾つもの光がこちらへと向かってやって来る。
私は撃つつもりのない砲をそちらに向け、息を殺してその到達を待つ。だが、不意に聞こえたのは、近付く船のエンジン音ではなく、馴染み深い者たちの声だった。
「霞ー!!どこいったのー!!?」
「出てきてよー!霞ーー!!!」
私は思わず、襲撃のことなど忘れ、光を灯すと声のする方へと向かう。そして、大声で叫び続ける。
「霞!?」
私がその者たちのところへたどり着いた時、私は胸部に強い衝撃を受けた。
「霞!心配させないで!!!」
…見ると自分の胸に大潮が顔を埋めている。そして肩を小刻みに動かし、「よかった…本当によかった」と涙声で言う。周りを見れば、なんと朝潮型が全員揃っているではないか…そして皆一様に目に涙を浮かべている。
「…どういうこと?」
私が呟くと、「どうもこうもない!」と霰に頬を叩かれた。そして、霰が私を優しく抱き締める。
…聞けば、私が母港から思い詰めた表情で近海へと赴いたと榛名から知らされ、全員でその後を追ってきたとのこと。
「霞の向かった方角が朝潮姉を弔った方だったから……まさかと思って……私ほんとうに」
荒潮が目元を拭いながら、そう語りかける。
…どういうことだ?
ますます意味が分からない。榛名は何を考えている?
そんな疑問が私の心を支配し、同時に胸騒ぎがした。
…なぜだろう。すごく嫌な予感がする。
「さぁ!霞も見つかったし、帰ろ!」
「そうね!もう夜も遅いし♪お肌が荒れちゃうわ」
「全く!心配かけないでよね!!」
…違う。違う違う違う!!!
何かがおかしい!!!
私はそんな強い不安を笑顔を浮かべる彼女たちに吐露しようとした……その時だった。
爆音が聞こえたかと思えば、私たちのすぐ側で大きな水柱が上がる。私たちは何が起きたのかを理解できず、ただ呆然と立ち竦む。だが、それも一瞬。
悲痛な叫び声と、痛々しい呻き声に一気に呼吸が早くなる。
「朝雲姉!朝雲姉!!!ど、どうしよおぉぉ」
見ると山雲が口から血を吹き出した朝雲を抱えるようにして膝まずいている。そして、朝雲は「……っあ」と呻きながら、目の焦点が合わず、体は痙攣しているのか、大きく震えている。
「何よ!?何が起こったの!!?」
「…敵襲!?」
「敵は?どこ!!?」
混乱する私たちを嘲笑うかのように、水柱が再び複数上がる。悲鳴に次ぐ悲鳴。そんな中でも、大潮は冷静に状況を把握し、敵のいる方角及び鎮守府への帰還ルートを考えていたようで、鬼気迫る顔で私たちに叫ぶ。
「…敵の居場所が分からない以上、無用な交戦は避けよう!山雲及び朝雲を囲むように陣を組め!このまま撤退する!!!」
その声にハッとした私たちはすぐさまその指示に従い、陣を組む。そして、その海域からの撤退を図るが…。
風を切る私たちの耳元に聞こえたのは、複数のエンジン音。そして、その音はどんどん大きくなり、それが空からだと気付いた時には、私の真上に今まさに爆弾を落とされた時であった。
あ……。
時間が止まったような。そんな感覚に襲われる。
落ちてくるその黒い鉄の塊が私の命を奪おうと、一直線に向かってくる。
私は、目を閉じた。
「霞!」
…私の側で、大きな爆発が起きる。
いや、側というより今の今まで私が居たであろう場所で大きく炎が上がる。そして、その炎の中には……私を思いっきり突き飛ばした艦娘…大潮がいた。
「大潮!!!」
満潮や荒潮が何やら叫ぶ中、微かに挙げられた手は炎にまかれて、そして静かに海に沈んでいった。
「お、大潮……」
その名を呼んでも返事が返ってくることはない。
「…ッ!!荒潮!霞たちを連れて、鎮守府へ戻って!ここは私が食い止めるッ!!!」
そう言うと満潮は空に砲を向け、砲弾を撃ち込む。
無数に飛ぶ飛翔体に砲弾が当たると、暗闇に一瞬光が灯り、すぐに闇に包まれる。
「…任せたわ満潮。私が先陣を切る!霰、霞!山雲と朝雲を庇いながら、全速力で進むわよ!!!」
…とにかく必死で。必死に荒潮の後を追う。
ふと後ろを振り返れば、満潮が懸命に空を埋め尽くすような黒い影に砲弾を放つ姿が見えた。
満潮……。
私はギュッと目を瞑ると、前を向き、速力を上げる。
間もなくして、後方で大きな爆発が起こったが、もう私は振り返らなかった。
…どれだけ進んでも。どれだけ進んでも、闇の中。
実感が湧かない。さっきまで泣いたり、笑ったりしていた姉たちは海の底へと散っていく……そんな現実、到底信じられるはずもない。
「あぁ…朝雲姉…!沈んじゃだめ!嫌だよぉ!!」
山雲が叫ぶ。涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔を必死に朝雲の胸に埋め、その名を呼ぶが、徐々に徐々に朝雲の体は暗い海の底へと消えていく。それに必死で抗おうとする山雲は、懸命にその体を支えるが、海へと引き摺り込まれる朝雲を引き止めることは容易いことではない。
少しずつ私たちと山雲たちの間に距離が出始める。
だから、私は叫んだ。
「山雲!!このままじゃ、あなたも……」
その後に続く言葉は口から出ることはない。きっとそれは惨い言葉だ。だけど、このままじゃ……。
そんな私の気持ちを察したのだろうか、荒潮が大声で山雲に声を掛ける。
「山雲!!朝雲は……朝雲は残念だけど…置いていきなさいッ!!」
悲痛な叫び。心が張り裂けそうになる選択。
瞳から流れるのは、涙か血か。荒潮はそれを山雲へと突き付ける。
それに対して、山雲の答えは……。
「い、嫌だ!!朝雲姉を置いてなんかいけないよぉ!朝雲姉は…朝雲姉はまだ生きてる!生きてるんだからあぁぁ!」
泣きわめきながら朝雲から離れようとしない山雲を無理やり引き離そうとしたのだろうか、荒潮が反転し、山雲の元へと向かおうとしたその時………。
ズダダダダダっと激しい音が辺りに響き渡る。
山雲と朝雲のいる海面に銃弾の雨が降り注ぎ、二人は血飛沫を撒き散らしながら、姿を消した。
「クッ!退避!!!」
荒潮が叫ぶ。私は霰と共に回避行動を取るが、霰は腹部に被弾してしまったようで、ポタポタと血を流す。
「大丈夫…」
霰は笑う。だが、そんなに血を流したら……。
荒潮も被弾してしまったようだが、再び私たちの前に躍り出ると、懸命に海を進む。
「絶対に!生きて帰るわよ!!!」
荒潮の鼓舞する声に私たちは必死で応えた。
そして、荒潮も霰も居なくなった今。
私は力なく、立ち竦む。
間近で上がった水柱によりバランスを崩した私。
その私に向かって、複数の飛翔体が突っ込んでくる。
あぁ…これが私の最期か。
そして、私は息を吸い込むと大声で叫んだ。
「朝潮型に栄光あれ!!!」
直後、私は白い光に包まれ、何も感じなくなった。