Neptune~蒼海の守護者~   作:R提督(旧SYSTEM-R)

18 / 23
どうも、R提督です。今回は閑話休題として、本作の主役であるふそうが分類される「ふそう型沿岸警備艦」について、改めてご紹介したいと思います。記事の体裁は、Wikipediaにおける護衛艦などの記事を参考にまとめています。現実には存在しない艦種なので、この投稿をキッカケによりふそうの外観などがイメージしやすくなれば嬉しいです。それではどうぞ。


閑話休題・世界観設定2
ふそう型沿岸警備艦性能諸元(Wikipedia風)


ふそう型沿岸警備艦

 

ふそう型沿岸警備艦(英: Maritime Guard Vessel Fuso class)は、日本国沿岸警備隊が保有する沿岸警備艦の艦級。「沿岸警備艦」という艦種として建造された、本邦初の艦船である。2023(令和5)年から2025(令和7)年にかけて2隻が建造された。

 

艦級概観

艦種: 沿岸警備艦(MGV)

建造期間: 2023年-2025年

就役期間: 2024年-就役中

前級: なし

次級: ながと型

 

諸元

基準排水量7715t 満載排水量9920t

全長165m 全幅21m 吃水6.2m 深さ12m

エンジン:CODAG方式 速力最大27kt以上

乗員: 310名

 

兵装

54口径127mm単装速射砲 1基

62口径76mm単装速射砲 1基

高性能20mm機関砲(CIWS Mk.15 mod.25) 2基

324mm三連装短魚雷発射管 2基

90式艦対艦誘導弾(SSM)4連装発射筒 2基※

 

電子戦・対抗手段

MOD自走式デコイ 2基

 

C4I

沿岸警備隊指揮システム(CGOS)

海軍戦術情報システム(NTIS)

AN/SQQ-89(V)15J対潜システム

 

レーダー

AN/SPQ-9B対水上レーダー

OPS-14航海用レーダー

 

ソナー

AN-SQS-53C艦首装備型 1基

AN/SQR-20 MFTA 曳航式 1基

 

艦載機

SH-60K対潜哨戒ヘリ 1機

MD902ドクターヘリ 1機

 

搭載艇

7m型高速警備救難艇 2艘

全天候型救命艇 2艘

 

※常時搭載する装備ではない

 

来歴

日本国沿岸警備隊の前身たる海上保安庁は、旧海上保安庁法第25条において「軍隊ではない」ものとして明確に規定され、戦時における規定を有していなかった。この為、その組織としての性質上保有船艇はあくまでも、海上における犯罪行為の取り締まりなどの警察力のみを付与され、兵装も機関砲や機銃程度と海上自衛隊(現日本国防海軍)所属艦艇と比較して限定的であった。

 

他方、尖閣諸島周辺に侵入を繰り返す中国等の警備艦は、76mm速射砲を搭載するなど軍艦に匹敵する重武装を備えており、海保に対しては国際的な緊張感を高めないようにとの目的で第一義的に対応を強いられるにもかかわらず、「武装が軽すぎる」との批判がかねてから上がっていた。

 

こうした状況下で、2022年に発生した尖閣諸島工作員上陸事件においては、初動対応に当たった巡視船2隻が中国海軍艦艇からの砲撃を受け、殆どなす術もなく撃沈。多数の殉職者を出したばかりか、その後のアジア海洋戦争の勃発を結果的に許す形となり、有事における非軍事組織としての限界を露呈することとなった。

 

この為、戦後に海保が準軍事組織たる沿岸警備隊として再建される過程において、「非海軍籍でありながら海軍艦艇に匹敵する戦闘能力を有し、より強力な抑止力と取り締まり能力を備えつつ、有事にあっては他国海軍との交戦にも耐える戦闘艦」が検討されるようになり、新設の沿岸警備隊中央司令部において構想が練られる事となった。同構想は2023年5月に行われた安全保障会議にて「MGV計画」として上申され、承認された。こうして建造されたのが本型である。

 

任務

沿岸警備隊において、本型が担当する任務は下記のとおりである。

 

・防衛(グレーゾーン事態対処)

・海上における法執行

・長距離捜索救難活動

・洋上交通の監視

・海洋情報の収集・測量

 

設計

本型はアメリカ沿岸警備隊のバーソルフ級カッターをモデルとして設計されており、ヘリ運用能力や後部ウェルドックを使用しての短艇の運用など、設計思想の基本部分をこれらに倣っている。一方、船体設計そのものはしきしま型巡視船をベースとしつつ、従来型の巡視船にはない戦闘能力の付与にあたっては、旧海自艦艇の設計も種々盛り込まれている。

 

具体的には、対潜戦闘関連はあさひ型護衛艦(現あさひ型駆逐艦)の設計が取り入れられた他、ウェルドックにはおおすみ型輸送艦、その上部に設けるヘリ格納庫およびヘリ甲板はむらさめ型護衛艦(現むらさめ型駆逐艦)と、複数艦艇の設計が流用された。

 

この為、最終的な船体は基準排水量7715トン、満載排水量9920トンと、モデルとなったこれら艦艇よりも大幅に大型化している。国防海軍艦艇との比較では、寸法はあたご型駆逐艦と同一で、あたご型の後継イージス艦であるまや型・はるな型よりもやや小さい程度である。

 

装備

・C4ISTAR

沿岸警備隊制式システムであるCGOS(Coast Guard Operation System, 沿岸警備隊指揮システム、通称シーゴス)を採用する。本システムは、国防海軍のFCS-3A射撃指揮システムと共通のソフトウェア資産を用いて設計されている。また海軍戦術情報システム(NTIS)に加入しており、リンク16を通じて海軍艦艇とも情報共有が可能である。

 

・兵装

主砲としてオート・メラーラ54口径127mm単装速射砲、及び同62口径76mm単装速射砲各1門を装備する。いずれも、海上自衛隊及び日本国防海軍以外の組織において調達されたのは、本邦において初である。また、小規模船艇への対応にあたっては、左右両舷に備えた遠隔操作型12.7mm単装機銃を用いる。

 

本型における最大の特徴は、その充実した対潜戦闘能力である。艦中央部には、68式三連装短魚雷発射管及びMOD自走式デコイを両舷に一式ずつ備える他、艦尾には曳航式ソナー一式を装備している。対潜システムとしては、あさひ型と同じSQQ-89が採用された。

 

沿岸警備隊はミサイル戦闘を任務とは定めておらず、海軍艦艇とは異なりVLSを搭載していない。ただし艦対艦ミサイルに関しては、戦時には艦橋構造物と煙突の間に広く空いたスペースを利用した、キャニスターの設置による武装強化が可能になっている。

 

・艦載機・搭載艇

艦載機としてSH-60K対潜哨戒ヘリ及びMD902ドクターヘリ各1機、搭載艇として7m型警備救難艇及び全天候型救命艇各2艘を搭載する。ドクターヘリについては、医療機関以外において本型で初めて採用された。

 

艦名

1番艦を「ふそう」、2番艦を「やましろ」と命名。艦名は日本の雅称及び旧国名にちなみ、日本の艦艇としては大日本帝国海軍の扶桑型戦艦「扶桑」「山城」に次いで2代目である。

 

同型艦

MGV-01 ふそう

MGV-02 やましろ




次回からは本編に戻ります。それではまたお会いしましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。