クラウドブルースに戻ったタスク達は東護ノ介に連れられ戻ってきたアーサーの無事に喜んでいた。しかし……。
「…………////」
アーサーは頰を赤くしながら空を見上げていた。それを心配するフェリス達。
「何か、アーサーさんの様子…おかしくない?」
「うん…ここに帰ってきてからアーサーお兄ちゃん、ご飯の時や習い事でいつもあんな風なのよ。」
「ほんと…何があったのでしょうかね〜」
「あ〜〜〜……サラ…」
アーサーが頭の中で彼女の微笑みを浮かべていた。フェリスとミントはその言葉に首を傾げる。
「「サラって、誰?」」
フェリスとミントは首を傾げるとミントがある事に気づく。
「もしかして!」
「何か分かったの?」
「あのね!あのね!」
ミントはフェリスの耳元で話をする。
「あ〜〜なるほど!」
フェリスが納得すると、一緒に同居しているタスクにその事を言う。
「アーサーが『恋』をしてる?」
「そうなの、それのせいかご飯の時や習い事でもボォ〜っとしてるの。」
「どうにかできない?」
「う〜ん。流石にこれは俺もどうしようも出来ない…人は恋をする生き物でもあるし。」
「「そこを何とか!」」
「わ!分かった!」
タスクは二人を落ち着かせ、学生寮にいるライドとエクエスにその事を話す。
「「アーサーが恋をしただと!!?」」
「うん、上手くは言えないけど……」
「「うんうん…!?」」
「……何か…“あ〜〜……サラ〜…”って。」
「何だとぉぉぉぉぉっ!!?タスクの次はアーサーが恋をする番かよ!!」
ライドが悔し涙目でタスクを肩を掴み、揺さぶる。
『バリィン!!』
「っ!?」
その時、後ろから割れる音がして、3人は振り向く。そこにはお茶を持ってきたマイラがタスク達の話を聞いて、床にお茶をぶちまけていた。
「アーサーが…他の女に……恋!?」
マイラから物凄いオーラが放たれ、タスク達はギョッとする。
「ちょっとその事を話してタスクさん!」
マイラがタスクの首を掴み上げながら振り回す。
「「タスク〜〜!!」」
昇天しているタスク、恋のことで燃え上がるマイラをライドとエクエスが止めさせ、落ち着かせる。
「落ち着いたか?」
「うん、何かごめんなさいタスクさん…」
倒れているタスクは横になっていた。
「それで、アーサーが恋をしてるってどう言うこと?」
「分からないんだ。家に帰ってから、ボォ〜〜っとしてしまってるし、しまいには“サラ”って言う名前を呟いてるしな。」
「ほぉ〜〜サラって言うんだ……その女…」
「…!!」
またしてもマイラから乙女心の闇と言うより、嫉妬のオーラを出す。
「落ち着け、落ち着け!」
「……それで?」
オーラは治ったが、まだ乙女心の闇を出しており、ライドたちは恐る恐る話す。
「恋ね……そう言えば、ライド達は恋をした事があるの?」
「「え!?」」
二人とも図星なのか、顔が真っ赤に染まる。
「ふ〜〜ん♪」
「「な、何だよ?」」
「その人の名前を言ってみてよ♪」
「……はぁ!?」
「良いじゃないですか!」
「う…………」
ライドとエクエスは小声で呟く。
「るだ……」
「りあ……」
「ん?」
「……ヒルダ」
「……サリア」
ライドとエクエスはその二人の名前を呟いた。するとマイラがメモ帳を取り出し、ライドとエクエスの情報を記録する。
「アーサーが『サラ』、タスクが『アンジュ』、ライドが『ヒルダ』、エクエスが『サリア』……他にもトウジが『ロザリー』でマナコが『クリス』、ガイが『エルシャ』……良し!」
「おまっ!いつからあいつ等の馴染みの名前を記録したんだよ!?」
ライドとエクエスはマイラのメモ帳を取り上げようとするが、マイラはそれを持って逃げ出すのであった。