クロスアンジュ トライブブラザーズ   作:マシンクーガー

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どうも初めまして『マシンクーガー』と申します。他の作者のクロスアンジュの小説を見て私もクロスアンジュの小説を書きたいと思って、このクロスオーバー作品を作りました。何か誤字や脱字、足りないと思いましたら修正します。下手かもしれませんが、頑張ってこの作品の投稿を頑張ります!
では、どうぞ。


プロローグ

「うああああああああああっ!!!!!!」

 

少年の悲痛の叫び、煉獄の炎が館を燃やし、辺り一面には壁や地面に付着した血、その中に一人…左手に浮かぶ紋章を死んだ魚のような目で見つめ、何かを呟く。

 

「ごめん、皆んな……許してくれ…“ユーマ”…“アリサ”…“てっちゃん”…“シュン”…“ユキ”…“ムツミ”…“かっちゃん”…“ルリ”…“チエちゃん”…“サユリ”」

 

暗い夜、空から雨が降り注ぎ、炎を消して行く。村の家々がズタボロに破壊され、男は皆殺され、女は身体中に白濁液と異臭を漂わせる。またその中には何かによってバラバラにされた死体の肉片が彼方此方に転がっていた。

 

「何で……何でこんな……」

 

少年は虚ろな目で呟く。

 

「何が……何が平穏な世界だ……何がマナこそが人類だ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青い空、白い雲、透き通っと海にポツンと浮かぶ無人島。岸の上でのんびりと釣りをする男が竿を持っていた。

 

「お、来たか!」

 

男が糸が引っ張られるのを見て、これは大物だと。男は力を振り絞り、竿を力よく引き上げた。すると海の中から釣り針に引っかかった大木と大木にしっかりと捕まっている右腕のない少年が釣られてきた。

 

「海から…子供!?」

 

男は急いで子供を砂浜へ引き上げる。

 

「おい!しっかりしろ!」

 

男は少年の意識を確かめ、額に触れる。

 

「すごい熱だ!」

 

男はすぐさま森の中に連れ、洞窟内にある施設に少年を連れて行く。施設の中では複数の人がベッドに寝かせた少年の安否を確認する。時に、ベッドに横たわっている少年が何かに魘されている事もあった…何かに襲われたり、誰かに謝罪をしていた。

 

「(この少年…何故大木と一緒に流されてきたのだ?むしろ気になるのはどうして儂のマナが砕けた。こやつもしかして例に言う“旧人類”の残党か?しかし気になるのは…彼の右腕と左手だ。なくなった右腕は何かに食いちぎられた後のようだが、左手のあの痣と言うより見たこともない文字が並んだ紋章、目を覚ますと同時に調べるか…)」

 

老人がそう考えていると、少年は意識を取り戻し、目を覚ます。

 

「モーガン、砂浜に女の子が打ち上げられていた!」

 

「何!?」

 

モーガンと言う男は仲間の男と共に砂浜打ち上げられていたと言う女の子を救助する。女の子の方も酷い重傷を負うっており、急いで手術する。施設の人達はその少女の左手を見て驚く。それは少年と同じ、妙な痣が出来ていたことを。それから数日が過ぎ、少年はベッドの上で目を覚ます。隣に座っていたモーガンが声を掛ける。

 

「気がついた様じゃな。」

 

「ここは?」

 

「ここは儂の家みたいなものじゃ。お前、名前は?」

 

「……名前?」

 

「ん?」

 

「僕は……誰?」

 

「お前、自分の名前を覚えていないのか?生まれた場所は?」

 

「……(コクリ)。」

 

「…そうか、“記憶喪失”か。」

 

「記憶喪失?」

 

「自分の事や全てを忘れてしまう……謂わば、心と頭の中の病気になるな。」

 

「病気…」

 

「……良し、決めた。」

 

「?」

 

「記憶が分かるまで、この島で修行して見るか?」

 

「修行?」

 

「この世界の事とこれからの為の力を備える為だ。儂には既に三人の弟子がいる…だからお前は四人目だ。二人は連れさらわれた幼馴染を助けようとここに漂流して来た。きっと仲良くできると思うぞ…」

 

モーガンは少年に手を差し伸べる。

 

「あ、まだ儂の自己紹介がまだじゃったのう……儂の名は“モーガン”だ。」

 

モーガンはそう言い、別の洞窟へと案内する。そこには一人寂しそうな少年と眼鏡をかけたクールな少年と少し筋肉の少年がいた。

 

「お前達、集まれ。新人を紹介する。」

 

「初めまして、え〜っと。」

 

「そうだった、お主は記憶喪失であったな…」

 

「“アーサー”」

 

「「「「「「?」」」」」」

 

すると別の方から松葉杖で歩いている少女が現れた。

 

「アーサー、無事だったのね!」

 

少女はアーサーの所に駆け寄り、抱き付く。彼女の名前は“マイラ” 村に捨てられていたアーサーをマイラのご両親に拾われ、家族の一員として大事に扱われていたと……。

 

「それで、アーサーについて何があったのか知っているのか?」

 

「よく分からない……何も思い出せない。」

 

「そうか…良し!今日からお前達を古の民の一員として丁重に保護してやる!その代わり、皆んなに迷惑をかけるなよ!分かったかお前達。」

 

「「?……はい!」」

 

アーサーとマイラは返事する。

 

「お前達、自己紹介しろ。」

 

「俺はライドル・ヴルム・ヴァーレン。気軽に“ライド”と呼んでくれ!」

 

「僕はエクエス・アルフォート、よろしく。そして…」

 

「……僕はタスク。」

 

「ほら、タスク!」

 

「えぇっ!?」

 

ライドはタスクを無理やり連れて来させ、アーサーとマイラと握手させる。四人はとても仲が良く、喧嘩したり、泣いたり、笑ったり、学び合っていた。

数ヶ月が過ぎたある日、五人は木箱の周りに集まる。

 

「知ってるか?左手の刺し傷を入れ、相手の手の傷と握手を交わせば永遠の兄弟なるって事を!」

 

「そんなの物迷信だろ?」

 

「迷信じゃねぇ!昔そう言う風習があったって親父から聞いたんだ!多分、俺たちは成長し、バラバラになるかもしれない。俺達のこの絆は兄弟として生き続けて行く、どこで何をやろうとも、俺達の絆は永遠に不滅だ!」

 

ライドは針を持ち、手の平に刺す。タスクやエクエス、そしてアーサー、マイラも刺し傷を入れて生き、誓い合う。

 

「これで俺たち!」

 

「私も!」

 

「「「「「永遠不滅の兄妹!!」」」」」

 

ライド、エクエス、タスク、アーサー、マイラの五人はここに、“絆で結ばれた兄妹”

 

だがある日…。

 

……《二年後》……

 

タスクの両親であるイシュトバーンとバネッサ、そして古の民達が皆んな死んだと聞かされた。前線にいたタスクはモーガンや他の仲間達に救助されたが……突然の両親や仲間達の死に、アーサーやライド達はタスクにどうにか慰めようとしたが、どうする事も出来なかった…。

さらに年月が流れ、10年後…。

 

森の中から薬草を取って帰って来たアグニ。洞窟内でモーガンを探していると。となりの部屋にモーガンが血を吐いて倒れていた。

 

「モーガンさん?……モーガンさん!!」

 

アーサーは急いでライドとエクエス、タスク、マイラを呼ぶ。エクエスが急いで薬草すり潰し、薬を作ろうとした時。

 

「エクエス……無理だ。」

 

「何を言っているのですか!?」

 

「儂はもう長くはない……それにいくら薬草で寿命を長引かせようとしても、無駄な事だ。それに、お前達に話しておかなければならない事がある……、これを…。」

 

モーガンは懐から四つの左籠手をアグニ達に渡す。

 

「モーガンさん、これは?」

 

「『ナックルライザー』だ。それはお前達のそれぞれのエレメントと古の民によって開発された支援兵器だ。それを使ってエンブリヲを倒せ…」

 

「何を言っているのですか!」

 

「アーサー、聞け!」

 

モーガンがアーサーの手を掴む。するとアーサーの目の前の光景が変わり、街が戦火に包まれていた。地面には無数の人が石の中に埋められ、黒き雲で覆われた天空には堕天使のようなロボットが浮遊していた。

 

「見えるであろう……古の民達が血も涙もない神によって殺されていく様を!今日からはお前達が最後の希望だ……これからは名乗る時『超星神グランセイザー』だ。」

 

「「「「グランセイザー?」」」」

 

四人はその名を呟くと、モーガンがエクエスに格納庫の鍵を渡す。

 

「これを渡しておく。格納庫にお前達しか扱えない機体がある、それを使いなさい……悪しき力も凌駕するそのグランセイザーは正に希望…後は託したぞ………」

 

モーガンが薄れた声で遺言を言い、息を引き取る。

 

「「「「「モーガンさん!!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーサー達はモーガンの遺体を火葬し、遺骨が入った壺を土の中に埋めて墓標を立ててやる。そしてモーガンの言われた通り、格納庫の鍵を開ける。

 

「これは!?」

 

それは大きくて巨大な機体が並んでいた。紅蓮の大鷲、紫電の甲虫、琥珀の獅子、紺碧の海獣、深緑の大鹿が並んでいた。アーサーはそれぞれの機体の名前を見る。

 

「“フラドーラ”」

 

「“ヴィンセクト”」

 

「“グランヴェ”」

 

「“ゼーア”」

 

「“ドゥケレー”」

 

それぞれの機体の名前を知り、アーサー、ライブ、エクエス、マイラは一人残るタスクに言う。

 

「タスクさん、本当に残るのですか?」

 

「何度も言わせないでくれ…放っといてくれ。」

 

「何だと!まだ言うのか、腰抜け!」

 

「ライド、よせ。」

 

「……チッ!」

 

「タスク、私は信じている……共に誓い合った兄妹として。」

 

「……」

 

タスクは無言のまま、森の中へと入る。そしてアーサー、ライド、エクエス、マイラはフラドーラ、グランヴェ、ゼーア、ドゥケレーに乗り込み、島を出て行く。エクエスはマーメリア共和国に、ライドがエンデラント連合に、マイラがヴェルダ王朝、そしてアーサーがミスルギ皇国へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

そして20日が経過。ミスルギ邸にてミスルギ皇国皇帝である『ジュライ・飛鳥・ミスルギ』が執務室で第一皇女の娘である『アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ』の洗礼の儀の計画書をまとめていると。

 

「へぇ、娘さんノーマなんだ。」

 

「っ!? 誰だ!?」

 

「驚かせてごめんなさい、皇帝陛下。僕はアグニ 貴方の味方です。」

 

アーサーはジュライ皇帝陛下に全てを解き明そして自分は他の人と違って手から火炎が出せるとのこと。するとジュライがアーサーの左手を見て驚く。

 

「君!その左手の紋章は“炎のドライブ”!?」

 

「炎のドライブ?陛下はこの痣の事を知っているのですか!?」

 

「あぁ、私は数十年前にそれと同じ痣を持つ男を見たことがある……顔は仮面で覆い隠されていたが、名前は……」

 

「お父上、入ります。」

 

「!?」

 

ドアが開き、現れたのは第一皇太子である『ジュリオ・飛鳥・ミスルギ』であった。アーサーは急いでデスクの物陰に隠れ、ミスルギ邸から遠ざかる。木々の枝を忍者のように飛び移りながら、皇帝の言葉に興味を持つ。

 

「(数十年前にそれと同じ痣を持つ男を見たことがある………名前は…)…………皇帝陛下は、一体何を答えようとしたんだろう。明日あるお姫様の洗礼の儀の後、直接聞いて見るか。」

 

アーサーはそう思い、森の中に待機してあるフラドーラの所へ戻る。だが彼は明日ある洗礼の儀で起こる事を知る由もしなかった。




どうでしょうか?誤字と脱字、おかしな文章もありましたらご報告をお願いします。感想もログインや非ログインでも受け付けておりますので、よろしくお願いします。


OP:「Valkyrie-戦乙女-」(双星の陰陽師 第2話 - 第13話: OP)


次はエンディングも出します。
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