クロスアンジュ トライブブラザーズ   作:マシンクーガー

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お待たせしました。エンディングを考え、やっと投稿できます。

OP:「Valkyrie-戦乙女-」(双星の陰陽師 第2話 - 第13話: OP)


チャプター01 堕とされし皇女との出会い・前編

 

 

 

『16歳の誕生日をむかえるアンジュリーゼ様を祝福しようと、会場には多くの国民が集まっています。これからアンジュリーゼ様は皇室の方々と共に、アケノミハシラ前の会場へと入られ、いよいよ“洗礼の儀”が執り行われます。』

 

「始まったな、ミスルギ皇国第一皇女 アンジュリーゼの洗礼の儀が。ノーマである彼女は洗礼の儀でバレるかな?」

 

『国民よ、今こそ真実を明かそう。アンジュリーゼは、ノーマだったのだ! バケモノに国を荒らされてなるものか!今こそ真実を明らかにする!それがアンジュリーゼの洗礼の犠だ!』

 

「嘘だろ?……まさかのあの皇女さんの兄貴、妹を普通にノーマだって暴露しやがった。」

 

「ま、お陰で警備があの皇女さんに向けられた。ジュライ皇帝陛下の所に行かないと…」

 

アーサーは混乱の中、ジュライ皇帝陛下の所に行こうとすると、アンジュリーゼを連れて逃げる皇后『ソフィア・斑鳩・ミスルギ』の姿を見る。

 

「しょうがない…」

 

アーサーはジュライ皇帝よりソフィア皇后陛下の所へと向かう。

 

 

 

アンジュリーゼは皇姫である自身に銃を向ける警備の者に無礼をはかる輩[やから]だと言い剣を鞘から抜こうとするが……警備の者は怯えた目で、命令も待たずに発砲してしまうが……皇后陛下はアンジュリーゼを庇い発砲した警備の者に撃たれてしまった。皇后陛下はアンジュリーゼに言い残すと目を閉じてしまう。

アンジュリーゼはそのまま警備の者に取り押さえられ、警備の者たちに連れていかれてしまう。

すると近衛兵が撃たれたソフィア皇后陛下がいない事に驚く。光学迷彩機能が搭載された『OCマント』でソフィア皇后陛下を担ぎ上げ、人混みの中を走り抜ける。森の中に隠しているフラドーラの医療用カプセルにソフィアを寝かせ、マナの光で弾丸を摘出、そしてカプセルハッチが閉められ、中のバイオ液がソフィアの傷口を癒していく。

 

「良し、あとはジュライ皇帝陛下を助けると同時に聞き出すか。」

 

アーサーはOCマントを身に付け、直ぐにミスルギ皇都へと戻る。

 

 

 

 

 

『ミスルギ皇国地下牢』そこには、元皇帝陛下のジュライ・飛鳥・ミスルギが地下牢に幽閉されていた。捕らえよと命じたのは、息子であった第一皇太子 ジュリオ・飛鳥・ミスルギである。ジュリオは皇国を再建する為に、ノーマである妹を16年間も隠蔽し続けたジュライを後日、公開処刑する事となっている。

ジュライは息子であるジュリオや娘のアンジュリーゼ、二人目の娘である第二皇女 『シルヴィア・斑鳩・ミスルギ』の事を考えていると。

 

「よぉ、皇帝陛下。」

 

突然の声に、ジュライは振り向く。そこには衛兵から鍵を盗み出し、鍵を指で回すアーサーの姿であった。

 

「君は!?」

 

「昨夜の話の続きを聞きに来たんだ。」

 

「……もう私は終わりだ。この国は私の息子 ジュリオの物になり、さらに世界に嘘を広めていく。」

 

「嘘を?」

 

「……この世界を作りしお方 『エンブリヲ』にな。」

 

「エンブリヲ……(タスクの両親を殺した敵…)」

 

アーサーはその男の名前に違和感を感じ、鍵を開ける。

 

「さて、話の続きをしよう……君の左手の痣を持った男……その名は『その必要はない』」

 

「「っ!!?」」

 

アーサーの前に現れたのは全身が布で多い包まれた大男であり、腰に大剣を背負っていた。

 

「(いつから!?それに何なんだこの殺気!?)」

 

アーサーはアーミーナイフと拳銃を向けると、大男は左手をアーサーに見せる。大男の左手にアーサーやマイラと同じ、変な紋章があり、見た事も無い文字が並んでいた。

 

「出ていくのだ、虫ケラが。ここはお前の来るところではない…」

 

「ヤダな!先ずお前の名を聞きたい!そして俺の痣とマイラ、お前の痣が知りたいんだ!」

 

「……聞けば、お前は『絶望』する」

 

大男は背負っていた大剣を持ち上げ、アーサーに振り下ろして来た。

 

「っ!」

 

アーサーは大男が振り下ろして来た大剣を回避する。大剣は壁ですら意図も簡単に破壊し、めり込んでいた。

 

「(ゲッ!?なんちゅう破壊力だ!!?)」

 

「お前らは大人しくあの方の為に“贄”を差し出せれば良い物を…」

 

「え?」

 

大男は壁にめり込んだ大剣を抜き、アーサーに構える。

 

「(あの大男は何かを知っている……だけど!)」

 

アーサーは一歩一歩後方へ下がりながらジュライを守り、アーミーナイフと拳銃を構える。

 

「去れ!」

 

大男からとてつもない威圧が放たれ、アーサーの身体中に電流が走る。

 

「(なんだこの男!今……何をした!?)」

 

「今だけは見逃してやる……次、会う時は、殺す!!」

 

大男がさらに威圧でアーサーを抑える。アーサーの心臓が警告音を鳴らしている化のように鼓動が速くなり、すぐさまジュライを救出し、その場から逃げ出してしまった。

 

 

 

ミスルギ邸から離れたアーサーは下水道を通り、皇都から森の中へと入り、止めていたフラドーラに辿り着く。

 

「ハァ…ハァ…ハァ……」

 

「君、大丈夫か?」

 

額には汗が流れ、荒い呼吸をしながら、アーサーは落ち着きを取り戻す。

 

「えぇ、大丈夫です。(何なんだあの大男は……凄い威圧を出してたけど、アイツ…何なんだ!?)」

 

アーサーはそう思いながらフラドーラに乗り込む。フラドーラの医療用バイオカプセルの中にソフィアが治療されている事と安心するジュライ。そしてアーサーはミスルギ皇国から出る。

 

「さぁ、話してもらいましょうか?」

 

アーサーは操縦席をジュライ方に向けて座る。

 

「…………その男の名は『モルドゥレイス』。」

 

「モルどぅれい……何?」

 

「モルドゥレイスだ。」

 

「名前長…」

 

「その男が私とソフィアに会ったのは12年前……」

 

12年前のミスルギ皇国。雨が降るミスルギ邸にある者が参って来た。その男はこう言った。

 

「ある村が全滅した。調査隊を頼む」

 

その男こそがモルドゥレイスであった。そのモルドゥレイスそう言い、ジュライは構わずミスルギ皇国調査隊を派遣させた。村に到着後、調査隊がそこで見たものは恐ろしい光景であった。村々の家全てが土砂で埋もれ、中にはどう言う事なのかバラバラ死体や腐敗した死体もあった。調査隊は村の人間の死体を回収し、焼却処分していると、モルドゥレイスは焼かれている死体の山を見てこう呟いた。

 

「“ボスキート”」

 

 

……《回想終了》……

 

 

 

 

 

 

 

「“ボスキート”?」

 

「私にも分からない。“ボスキート”が何なのか……エンブリヲなら知っていると思ったが、彼はその言葉に恐怖しながら怯えだしたのだ。」

 

「え?(エンブリヲが……怖がっている?)」

 

「……私が知っているのはこれだけだ。」

 

ジュライはそう言い、冷凍保存状態のソフィアを見る。

 

「……アーサーと言ったな。君に頼みたい事がある」

 

「?」

 

「今の私やソフィアではエンブリヲには勝てない。あんた達、古の民に…最愛の娘であるアンジュリーゼとシルヴィアを守ってほしい!私が今もなお生きていると、奴らはしつこく追いかけて来る。頼む!私をソフィアの側にいさせてくれ!」

 

「……つまり、共に冷凍保存状態になると言う事ですね。」

 

「……そのつもりだ。」

 

「…分かりました。」

 

アーサーはそう言い、ジュライに冷凍保存用のバイタルスーツを渡す。バイタルスーツを着用したジュライはカプセルの中に入り、コールドスリープする

それから数時間後、海上を飛ぶフラドーラは生憎な事に、豪雨が降り注ぐ天候に巻き込まれてしまっていた。

 

「最悪だ……エクエスのゼーアなら水中形態で海中へと潜水できるが、フラドーラは高起動機体だしな…そうだ!」

 

アーサーは何かを思いつき、フラドーラを上昇させる。豪雨と暴風がフラドーラに襲いかかるが、構いもなしで雲の中へと入り、豪雨や暴風もない天空へと到着する。雲から出たフラドーラは静かな天空と雲の上を飛行する。

 

「ここなら落ち着ける…」

 

アーサーはコックピットの後ろに倒し、フラドーラを自動操縦に切り替え、腰を寝かせる。

 

「(他のみんな……今頃、どうしてるかな?)」

 

アーサーは皆んなの事を思いながら、眠る。

 

 

 

夢の中、霧で覆われた森の中、川に流されている一つの籠。すると誰かが籠を拾いあげ、その赤子を見る。

 

『一体……誰の子だ?』

 

拾ったのは勇ましい男性であり、家に帰るとそこには綺麗な金髪の女性がいた。女性の背には産まれたばかりの子を抱えており、何やらぶつぶつと呟く。そして…

 

「良し!今日からお前の名は……“アーサー”だ!」

 

その名を名付けられると、炎の中に変わる。その炎の中に一つの影がポツンと浮かび上がる……何か大声で泣き叫んでいた。さらに驚くのはその影での姿であった。悪魔の様な異形な姿、耳まで裂けた口、右腕の巨大な籠手が紅蓮の炎を纏った鬼神の如く口を開け、笑い声を上げていた。拳には大量の血が付着しておったがその悪魔にはおかしな点が一つあった……“何故、その悪魔は赤い血を涙の様に流して泣いているのか、何のために泣いているのか”。アーサーはそう思い、夢から現実へと目を覚ます。

 

「夢か……(今のが多分、マイラが言っていた俺を育ててくれた……それに何だろう、あの悪魔…何処かで見た事がある。)」

 

アーサーはそう思っていると、コンソールの方に目をやる。

 

「え!?」

 

アーサーは驚く。何故なら時系列が○月□日 ▲曜日が、□月▽日 ○曜日になっていた。つまり、自分は昨日の夜から数日間も寝過ごしていたという事になる。

 

「俺、そんなに寝てた!?」

 

そして最悪な事に、フラドーラの燃料が四分の三まで減少していた。

 

「しまった…燃料の事、すっかり忘れていた。どうしよう…」

 

アーサーは困っていると、レーダーに複数の熱源体の反応が確認される。

 

「雲の下にいるのかな?」

 

そう考えていると、一つの熱源体が群れより離れる。

 

「何だ?一つだけ離れている、行ってみよう!」

 

アーサーは操縦桿を握り、フラドーラを急降下させながら叫ぶ。

 

「装着!」

 

アーサーのナックルライザーに弓の形をした紋章が浮かび上がり、紅き射手の戦士へと変身した。

 

『“セイザータリアス”!』

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ある上空では、実兄であるジュリオに暴露されたアンジュリーゼ、後のアンジュは故郷へ戻ろうと、グレイブを動かしていた。しかし、隊列から出たことに、第一中隊副隊長のサリアがホルスターから拳銃を抜き、アンジュに向ける。

 

「アンジュ戻って!もうすぐ戦闘区域なのよ!?」

 

「私の名前はアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギです。私は私のいるべき世界、ミスルギ皇国へと帰るのです!」

 

「持場に早く戻りなさい!でないと貴方を命令違反により今此処で処罰するわよ!」

 

サリアは銃を取り出し、アンジュを脅しにかけたその時。

 

「アンジュリーゼ様! 私も、私もミスルギ皇国へと連れて行って下さい!」

 

なんとココがアンジュに近寄り、自分も連れて行ってほしいと頼みに来たのだ。

 

「え!?な!何を言ってるの!? ココ!?」

 

「私も魔法の国に!」

 

「ちょっとココちゃん!何を言ってっ!?」

 

その時、特異点が開き、中から青い閃光がココのグレイブを貫こうとしたその時、上空から高速で急降下してきたフラドールのガルクローでココを捕まえて救い出し、その場から離れる。

 

「良し!」

 

アーサーは急いで、気を失ったココをコックピットにいれ、そのまま旋回する。

 

ココのグレイブはそのまま海面へ墜落し、大爆発を起こす。

 

「ココ!ココォォォ〜〜〜ッ!!!!」

 

ココが乗っていない事にまだ気づいていないミランダはただ叫ぶだけであった。そして特異点からこの世界に囚われているアウラを取り戻そうとしている存在【ドラゴン】が姿を現した。アーサーはドラゴンを見て驚く。

 

「あれが“ドラゴン”……」

 

「…な、なんなの?…これ…」

 

アンジュは酷く混乱していたが、ドラゴンが雄たけびを上げて彼女を睨むのであった。




ED :「きみをつれていく」(超星神グランセイザー: ED)

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