クロスアンジュ トライブブラザーズ   作:マシンクーガー

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チャプター34 黒の破壊天使・前編

タスク達は元老院でかぐや議長達との会話が済んだ翌日、アリマ司令がタスクに話す。

 

「ミスルギ皇国に侵攻!?」

 

「アウラの民であるリザーディアがミスルギ皇国へスパイとして送った結果、報告を得た。彼女の情報によると、神聖ミスルギ皇国の象徴である暁ノ御柱の地下にてアウラを発見したと。」

 

「皇国の地下にアウラが!?」

 

「我々連邦艦隊はこれより、ドラゴン達と共にミスルギ皇国ヘ侵攻し、フェリシア・朱鷺・ミスルギの救出作戦をする。向こうで待っているアーサーの為、我々も全力を尽くす。協力してくれるか?」

 

「勿論です、司令。」

 

タスクはアリマと握手で交わし、事の説明を聞く。

丁度同じ頃、アンジュはサラと温泉に入っている中、サラがミスルギ皇国ヘ侵攻するとの話を聞いていた。アンジュはそれに問う。

 

「それを聞かせてどうするの? 私に戦線に加われっとでも言うつもり?」

 

「…まさか、貴女は自由ですよ?アンジュ。この世界に暮らす事もあちらの地球に戻る事も…。勿論我々と共に戦っても貰えるとなればそれ程心強い物はありませんが。明日の出撃の前に貴女の考えを聞いて置きたくて…」

 

「私の…?」

 

アンジュはそれに頭を傾げ、それにサラは頷く。

 

「あなた達には、民を救っていただいた恩があります。出来る事なら何でもお手伝いしますわ」

 

アンジュはそれを聞いて少しばかり考えいた。

これから自分はどうすべきなのか、どうするのかを…。

その後、アンジュとタスクはそれぞれの話が同じだった事に驚く。そんなタスクの返答は。

 

「悪くないと思うよ。アウラを取り戻せばエンブリヲの世界に大打撃を与えられるのは間違いないからね。」

 

「それでいいのかしら…」

 

っとアンジュのその言葉には振り向く。

 

「信じられないのよ…」

 

「…サラマンディーネさんの言葉が?」

 

「何もかもが…」

 

アンジュは空を見上げながら言い、それにタスクはアンジュの方を見る。

 

「ドラゴンが人類世界に侵攻してくる敵だって言うのも嘘、ノーマの戦いが世界の平和を守るってのも嘘…あれもこれも嘘ばっかり。もうウンザリなの…ドラゴンと一緒に戦って、それが間違っていたとしたら……だいたい、元皇女がドラゴン達と一緒にミスルギ皇国に攻め入るなんて…悪い冗談みたい。分からないわ……何が正しいのか…」

 

「誰も分からないよ……何か正しいかなんて。」

 

「え?」

 

「大切なのは何が正しいかじゃなくて、君がどうしたいか…じゃないかな?君は自分を信じて進めばいい。俺が全力で支えるから…」

 

「バカね……そんな自分勝手な理屈が通じる訳ないでしょう?」

 

「えっ?そう?」

 

タスクはそれに振り向き、アンジュは安心するかの様な雰囲気を見せる。

 

「でも救われるわ、そう言う能天気な所」

 

「フッ、お褒めに預かり。光栄ですっ!!?──」

 

良い雰囲気なのに……転がっていたドライバーに足を取られ、タスクはアンジュの方へと倒れる。

 

「うわああああああっ!?」

 

「えっ!?きゃあああああああ!!」

 

アンジュを巻き込んで倒れ込んで、そこに運悪くヴィヴィアンがやって来た。

 

「アンジュ!アンジュ!お母さんがお礼したいって!」

 

煙が晴れると、そこにはアンジュがタスクに上になって、頭に自分の股を当ててる風な感じだった。

ヴィヴィアンは頬を少し赤くして、“いやんっ♡”と可愛らしいポーズをとる。

 

「~~~~っ!!この、A級発情期がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「あ〜〜〜〜〜っ!!!」

 

アンジュの怒り鉄拳がタスクを大きく吹き飛ばし、彼を宮殿外、つまり下の川へと落ちたのであった。

 

 

そして夜となり、町の人々がアンジュ達にお礼のバーベキューをしてくれて、ラミアがキオにお礼を言った。

 

「本当にありがとうございました、街と私達を護って頂いて。」

 

「私はサラ子…サラマンディーネを助けただけです。それに。」

 

アンジュは崩壊した街やゲートの向こうにいるアーサーの方を見て、辛い表情をしてしまう。

 

「助けれなかった人も…沢山います。」

 

 

一方、川から無事救助されたタスクはあちこち包帯を巻いていた。

手が使いないタスクにアウラの民の女たちがタスクにお肉を食べさえていた。

 

「はい、あ~ん♪」

 

「あ~ん、はむはむ…」

 

タスクが食べてくれた事にその女たちは喜んでいた。

 

「うわ~!食べてくれた~♪」

 

「男の人って可愛い~!」

 

「えっ? そ…そう」

 

っと思わずタスクは笑みを浮かばせながら照れてしまう。「楽しそうね」

 

「あっ」

 

タスクは運悪くアンジュがその場にやって来た事に固まり、そしてアンジュの右手に何やら見覚えのある形をしているバーベキューのお肉串を持っていて(何の形かは言わない。)、アンジュはその先端のキノコをかぶりつく。

 

ガブッ!!

 

「痛い!!」

 

タスクは思わず自分の股をおさえ、女たちは悲鳴をあげてその場から逃げて行く。

それにアンジュは鼻で笑い飛ばし、タスクのそばまで行って隣に座る。お肉を差し出す。

 

「はい、あ~ん」

 

「えっ?」

 

「何?いらないの?」

 

アンジュの行動にタスク達は少々戸惑いを隠せない。

 

「えっ?…な、何で?」

 

「手、使えないんでしょう? 少しやり過ぎたわ」

 

っとアンジュは頬を赤くして、申し訳ない表情をしながら謝る。

 

「こ、このくらいどうってことないさ。アンジュの騎士は不死身だからね」

 

タスクはそれに苦笑いしながらもアンジュが差し出したお肉を食べる。

 

「うん!美味い! アンジュが食べさせてくれると格別だね!、それに一気に直る気がするよ!」

 

「バカ…」

 

その事にアンジュは呆れ返り、街を見渡して、タスクがアンジュに言う。

 

「良い所だね」

 

「モテモテだもんねあんた達、特にタスクが一番…」

 

「えっ!?いや!そう言う意味じゃ…?!」

 

タスクは慌てて言うも、彼が言う言葉には説得力がない。

しかしアンジュはそう言いながらも、タスクの言葉に同意する。

 

「でも本当に良い所、皆助け合ってる生きている…あっ、そっか」

 

「ん?」

 

アンジュは過ぎ通る風にある事を思い出す。それは…。

 

「アルゼナルみたい…なんだ」

 

その事にオリバー達は理解した表情を示し、そしてアンジュは立ち上がる。

 

「私…帰るわ。ヒルダ達が待ってるわ!」

 

「アンジュ…」

 

「それが…貴女の選択なのですね。また…戦う事になるのですね? 貴女と」

 

「サラ子…」

 

「やはり危険です!この者達は我々の事を知り過ぎました!」

 

ナーガは後ろにある刀を手を伸ばしてアンジュ達を警戒する、それをカナメは止める。

 

「でも!アンジュさん達は都の皆を救ってくれたわ!」

 

「それでもこの間まで殺し合っていたんだぞ? 拘束するべきだ!」

 

ナーガとカナメの言い合いを聞いていたアンジュ達、アンジュは決意を決めた表情で言う。

 

「…私は、もうあなた達とは戦わないわ」

 

「ほら!私達は…えっ?!」

 

その言葉にナーガは思わず驚き、タスクもそれに頷いて言う。

 

言葉を聞いたサラは微笑みを浮かばせて言う。

 

「では明日開く特異点により、あちらにお戻りください。必要ならばカナメとナーガを護衛に付けましょう」

 

「さ!サラマンディーネ様!?」

 

ナーガはそれに問うも、そこにアリマ司令が来訪し、言う。

 

「大丈夫ですよ、我々も行きますから♪」

 

「お達者でアンジュ。戦いが終わりましたら、何時かまた決着を付けましょう」

 

「ええ、今度はカラオケ対決でね」

 

っとアンジュとサラは握手をして、それにタスク達は苦笑いをしながら見届けていた。するとサラがある事を言う。

 

「それに、フェリス殿との約束でありますし♪」

 

「約束?」

 

サラが言う約束……それは数日前に遡る事。誘拐される前のフェリスはサラマンディーネとマイラを呼び、仲良くお茶会を楽しんでいると、フェリスは言う。

 

 

「単刀直入に聞きます。お二人共、“アル”の事が好きですよね?」

 

フェリスの言葉にサラとマイラが顔や耳を赤くする。

 

「な!何言ってるのよ!べっ!別に私はあの赤単細胞の事なんて…ほら、アイツっておっぱいが大きい子を見ると鼻血を出してしまうじゃん!?まぁ、でも…お母さん(マーサ叔母さん)も相当あったけど、反応なかったし、それに優しくちゃんと責任感もあるし…。じゃなくて!」

 

「でも、トリト村でサヨリちゃんと言うお姉さんの目を盗んでこっそりとデートしていませんでしたか?」

 

「っ!?何でそれを!?」

 

「本人から聞きました。」

 

「アイツ〜〜!」

 

「それと、サラさんも初めてアルに裸を見られてどう思いました?」

 

「えぇっ!?あっあ!私は!確かに、アーサー殿は私の胸を見ただけで鼻血を出してしまう者でした。でも何でしょう、彼も私を見て頬を赤くして。」

 

「実は結婚する前、聞いたのです。アルは最初、サラさんに初恋したと。」

 

「あ!言ってた!アイツ確かに!」

 

「私はそれを不快に思ってもいません。寧ろ喜ばしく思っているのです。アルの事を心から信じ、支えてくれる者達もいっぱいいる、そして彼の事を心から恋愛を持つものが二人もいるのですから♪」

 

「あんた変わってるわね、不倫相手が出来そうになったら普通問いかけてガンガンと飽きない様に努力するんじゃ?」

 

「その気になったらいつでもしますよ。でもアーサーは結婚して初夜を終えた際に言ったのです。一夫多妻でも構わない、俺は愛人と呼ばない、その彼女達も家族の一員だって。それにアルは将来近いうちに凄い事を成し遂げるかも知れません。そんな凄い運命を背負った人を独占するなんて、私は出来ません。私一人では支えるのにもちゃんと限度もあります。独り占めしたい、そんな理由で彼を縛りたくはありません。」

 

フェリスの言葉にマイラとサラは驚く。そしてフェリスは言う

 

「だから、二人ともや近いうちになる数人…アーサーのお嫁さんになりませんか?」

 

「「……え?」」

 

その言葉にマイラとサラは顔を赤くする。

 

「い、いきなりそんな事言われてもさ…」

 

「え〜っと…その…ううっ。」

 

「サラさん、今でもアーサーの事でドキドキしていませんか?」

 

「……はい。」

 

「マイラさんも、アルの事で心配ですよね?」

 

「そ、そんな事は……ある。」

 

「私は二人や他の候補達と共にアルを支えたいと思っているのです。だから改めて言います。私達、アルのお嫁さんになりましょう♪」

 

「「えぇ〜!!」」

 

その事に二人は顔を真っ赤にし、さらに頭の中で妄想を浮かばせる。ウェディングドレスを着たサラとマイラ、二人の想像が激しさを増し、鼻血を出してしまった事を…。

 

サラの言っていた約束…それはアーサーの妻になる事であった。アンジュとタスクはそれに呆れ、その事に暴走し始めたナーガ、それを抑えるカナメであった。

 

 

 

早朝…、アウラの民がアウラを奪還するべく総力を持って進攻する為、戦力を集結させていた。

 

「リーベルの民、シルフィスの民、待機完了」

 

「ジェノムスの民は、まだ?」

 

「川を渡るのに数分掛かるようです。」

 

その様子に外に居たアンジュ達、その中でヴィヴィアンは感心していた。

 

「お~!ドラゴンのフルコースなり~!」

 

「まさに総戦力…」

 

「まだまだいるな…。」

 

タスクが納得していると、するとタスクの耳元にドクターゲッコが....。

 

「タ〜ス〜ク〜さん♪」

 

「ぞぉ~!?」

 

タスクはビックリして見て、ドクターゲッコーはタスクの腕に抱き付く。

 

「もっと人型の成人男性を観察するいいチャンスでしたのに、残念です♪」

 

「あ、そうですか......」

 

「次回は是非、私と交尾の実験を.....」

 

アンジュがタスクの首根っこを引っ張って、ドクターゲッコーに言う。

 

「御免なさいドクター、これは貴女の実験用の珍獣じゃなくて。私の『騎士』なの」

 

「えっ?」

 

「あ、はい....」

 

アンジュの言葉にタスクとドクターゲッコは唖然とし、タスクとアンジュの様子にヴィヴィアンは思わずからかい始める。

 

「ヒューヒュー♪」

 

二人の行動にアンジュは思わず頬を赤くして、すぐさまヴィルキスの元に行く。

 

「な!何よ!ほら!!行くわよ二人とも!!」

 

「あ、ああ」

 

「お~!」

 

慌てて追いかけるタスクとテンションよく付いていくヴィヴィアン。

 

そしてドラゴン達が集結して、大巫女が皆の前に現れる。そして大巫女はアウラの民達に宣言をする。

 

「誇り高きアウラの民よ、アウラと言う光を奪われ幾星霜…ついに反撃の時が来た。今こそエンブリヲに我らの怒りとその力を知らしめる。我らアウラの子!例え地に落ちてもこの翼は折れず!!」

 

その言葉にドラゴン達は雄叫びをあげて、それにヴィヴィアンもつられるように興奮しながら吠えた。

宣言が終えてサラは焔龍號に乗り込み、皆に告げる。

 

「総司令!近衛中将サラマンディーネである! 全軍出撃!!」

 

焔龍號が発進して、それに続くかの様にナーガとカナメの蒼龍號と碧龍號が続き、ドラゴン達もその後を追いかけるように出撃した。

 

「さぁ、私達も出ましょう。全艦隊、発進して!」

 

オリヴァルト達も、格納庫から修理及び、改造を加えた最強の旗艦『新・轟天号』及び、機動戦艦エクレール、火龍、ランブリング、そして連邦艦であるザグザケル級巡洋艦、ザムギエル級装甲駆逐艦、アムザニ級戦闘艦、ノスティア級護衛艦、そして量産型フラドーラ、量産型ヴィンセクトの部隊も発信する。

 

「行ってきまーす!」

 

ヴィヴィアンは見送っているラミアと皆んなの無事を祈るマイラに言う、特異点に向かっている中でタスクが妙に笑っている事にアンジュが気付き、通信で問う。

 

「何?気持ち悪い」

 

「ああ、いや嬉しくてさ。君が俺の事を騎士として認めてくれたのが」

 

タスクそう言う中、ヴィヴィアンがある事を問う。

 

「ねえねえ、ドラゴンさんや連邦さん達が勝ったら戦いは終わるんだっけ?」

 

「えっ?ああ…多分そうだね」

 

「そしたら暇になるね、そしたらどうする?私はね、戦いが終わったら皆をご招待するんだ。あたしん家に♪タスクは?」

 

「えっ?俺~? 俺は…海辺の綺麗な街で小さな喫茶店を開くんだ。アンジュと二人で…店の名前は天使の喫茶店アンジュ、人気メニューはウミヘビのスープ、二階が自宅で子供が四人……」

 

「ヴィヴィアン、殺していいわよ」

 

っとアンジュが機嫌を悪くしてヴィヴィアンに言い、それにヴィヴィアンは「ガッテン!」と言って銃を取り出してタスクに向ける。

 

「あ、嫌!………俺はただ、穏やかな日々が来れば良い…ただそう思ってるだけさ」

 

アンジュはタスクの言葉にただ黙って聞いていて、次にヴィヴィアンがアンジュに問う。

 

「じゃあ、アンジュは?」

 

「私は…」

 

そしてカナメが皆に言う。

 

「特異点開放!!」

 

すると皆の目の前にシンギュラーが解放されて、それにとヴィヴィアンが見開く。

 

「凄い…」

 

「おお~!開いた!」

 

開放と共にサラがドラゴン軍に向かって叫ぶ。

 

「全軍!我に続け!!」

 

その言葉と共にとドラゴン達はシンギュラーに突入して行き、向かっている中でアンジュはタスクが言った言葉、喫茶アンジュの事を考える。

 

「(悪くないかもね…喫茶アンジュ)」

 

そう思いながらも皆はシンギュラーに向かって行き、オリヴァルト達も付いていった。

 

 

そしてシンギュラーを抜けてアンジュは見渡す。

 

「ここは…」

 

「ここでクイズで~す! 此処は一体どこでしょうか!クンクン…正解は!あたし達の風、海、空でした~!」

 

そして連邦艦隊もシンギュラーを抜けて、偽りの世界に侵入した実感を感じるのであった。

 

「ようやく戻って来たんだ…」

 

「ええ…」

 

だがこの時、サラは座標が違っている事にすぐに、気付く。

 

「到着予定座標より北東4万8000…?! どうなっているのですか!これは!」

 

「分かりません…!確かに特異点はミスルギ上空に開く筈…!」

 

っとその時サラの機体のレーダーに警告熱反応が表示され、それにサラは前方を見る。

 

すると目の前にミサイルが無数に飛んで来て、それにドラゴン達は光の盾を展開し防御する。

 

「何事!!」

 

煙が晴れた途端に無数のドラゴン達が海に落ちて行き。

ガレオン級が吠えた途端に緑色のビームがガレオン級の頭部を吹き飛ばして撃ち落とす、それにサラは目を見開く。

 

「あれは…!」

 

サラ達の前に現れたもの…それは数百機おり、バイザーではなくモノアイ式の量産型ラグナメイルであった。さらにドラゴンや連邦を多い囲むかの様にヴィルサルディア級戦艦が数隻、そしてアルザード艦隊、さらにデバステーター数十機が待ち構えていたそして五体のラグナメイルだけ、装甲のカラーリングが違っており、アンジュ達は驚く。

 

「何ぞ?……あれ!?」

 

「黒いヴィルキス!?」

 

アンジュ達が言うと、黒いヴィルキス達はビームライフルを突き付け、ドラゴンと連邦艦隊に奇襲を仕掛ける。

 

「これは!?」

 

「待ち伏せです…!」

 

サラが言った言葉にナーガとカナメは驚きを隠せない。

 

「待ち伏せ?!」

 

「では!リザーディアからの情報は…!?」

 

「今は敵の排除が最優先です!!」

 

そう言ってサラ達は龍神器達を駆逐形態に変形させて、ドラゴン達に言う。

 

「全軍!!敵機を殲滅せよ!!」

 

サラが先頭に進み、その後にナーガやカナメもあとに続くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ミスルギの拷問部屋では裸で縛り吊る下げられたリザーディアがマナの光で仲間を虐殺されている光景に涙を流す。そしてその隣にエンブリヲとfarther・Xことケーニヒス皇帝が眺めていた。

 

「どうかね?仲間を虐殺される事で大量のドラグニウムが手に入る。リィザ…嫌、リザーディアか。」

 

「(何故…こちらの動きが。どうして?)」

 

「簡単な事だ。我が力は…未来を見ることができる。お前の行動は常に見られていたのだよ!」

 

「何…だと!?」

 

ケーニヒスはそう言うと、艦隊に連絡する。

 

「ケーニヒスだ…恐縮だが、奴ら内、護衛艦が戦艦を守る。先に護衛艦を誘導しつつ、じわじわと戦艦を毒殺する様に殺せ♪」

 

ケーニヒスは悍しい笑顔で激戦の映像を楽しむのであった。

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