ぼっちのシンフォギア   作:ミネラルいろはす

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お待たせしました。先日GのBoxを買って即見ましたがやっぱりシンフォギアは最高ですね


事の顛末

目を開けるとそこは異世界だった……なんていうことはなく、二課の医務室の天井だ。

俺が二課の医務室にいるということは俺が気を失った後奏さんが連れ帰ってくれたのだろう。また彼女には大きな貸しができてしまった。辺りを見回してみるが誰もおらず俺一人だけだ。

 

ふと、自分の体を見てみると体中包帯でぐるぐる巻きにされていて、阿修羅丸の刀を握っていた右手にはギブスをはめている始末だ。

俺のことを知らない人が今の姿を見たら現代に蘇ったミイラ男と断言するだろう。むしろ知り合いでもミイラ男と間違えるのではないだろうか?

立花あたりならアホの子だから間違えそうである。翼さんが見たら私の剣は物の怪と言えど斬り伏せるとか言って斬りかかってきそうだ。…いや、今の状態でやられたら洒落にならないんだけどね。

とは言えまずは現状の確認をしてみる。

右手はギブスで固定されているが左手は動かすことができる。

次に足を確認してみると包帯は巻かれているがギブスを嵌められてないことから折れてはいないようだ。

 

次に今の状況を確認するためにベッドから立ち上がろうとするが、

 

「いてぇ」

 

そう立とうとした瞬間足から激痛が走る、おそらくネフシュタンとやりあった時の怪我と無理して動いていたからその反動の筋肉痛のダブルパンチの痛みであろう。

 

だがまぁそれでも状況の確認は最優先事項なのでゆっくりとであるが司令室を目指して進むことにした。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

痛みに耐えながらやっとこさ着いた司令室だったが、入ってみると皆忙しそうにしている。

何があったのか気になったので司令の元へと話を聞きに行く。

すると、こちらに歩いてくる俺に気づいた司令が一瞬驚いたような顔をしたがすぐにすまなそうな顔に変わった。

 

「比企谷君体の方は大丈夫なのか?」

 

「えぇまぁ体の方は痛いですが、動けないほどではないですね、それに完全聖遺物とやりあってこの程度で済んだならむしろ得です。……まぁ最後は奏さん頼りにはなりましたが」

 

俺の言葉を聞いた司令はいきなり笑い出した。

いやまあ俺としては特に面白いことを言ったつもりはないのだがまさか笑われるとは思ってはいなかった。

俺が怪訝そうにしているのを見て司令が謝罪をしてくる。

 

「いや、すまない。大怪我をして、まさかこの程度で済んで良かったなんて言われるとは思っていなくてな。確かに命に別状が無かったのは良かったが体が治るまでは戦闘に参加するのは禁止する。わかったな?」

 

先程までとは違った真剣な表情で司令が言う。

確かに戦闘に参加しなくていいってことは働かなくていいことと同義なので俺の中では文句はないのだが…

 

「司令‼︎商店街方面にもノイズの出現反応多数」

 

藤尭さんが焦ったように叫ぶ。

俺は今の発言に違和感を覚えた、藤尭さんは今商店街の方にもと言った。ということは他の場所でもノイズが出現していることになる。

一応敵の雪音クリスは俺の影深で捉えたので、奏さんが10分以内に司令室まで戻っていれば雪音クリスが逃げることはできなかったはずだ。

俺の影深は10分間しか影に潜れない代わりにどんなことをしても俺が技を解かなければ逃れることはできない。

 

「何だと‼︎奏たちの状況はどうなっている?」

 

司令の方も焦ったように奏さんたちの状況を確認している。

 

「奏さん、響さん両名ともに現場のノイズで手が離せません。それに、先程からノイズの数が減っておらず、むしろ増えていっています。」

 

オペレーターの友里さんが奏さんたちの状況を伝える。

 

だが俺は違和感を覚える。奏さんはわかるが、確かに友里さんは響とも言った。と言うことは立花も奏さんと一緒に出撃していることなる。

俺は司令に問いただそうと一歩司令に近づく。

 

「司令、立花が戦っているってどういうことですか、今の話じゃあ奏さんと一緒というわけでもなく、立花一人でノイズと戦っているってことですよね、まだ戦闘訓練も初歩の初歩の立花を戦わせるって、立花を殺す気ですか!!」

 

あれだけうるさかった司令室が俺の叫びで静まり返る。

司令も俺の方に向き直る。

俺は司令と約束したはずだ、立花を戦場に出すのは妥協したが、戦わせるのだけはダメだと、だから戦闘だけはさせないでくれと……なのに、立花が戦っているとはどういうことだ。

 

それに立花は融合症例という初めてのケースだ。戦って何か起きてからでは遅いのだ。だから…だから…

 

「え?」

 

司令がいきなり近づいできたと思ったらいきなり抱きしめてきた。

 

「すまない、わかっているんだ、響君を戦わせる危険性も君との約束だって響君を想ってのことだいうことも。俺だって止めたんだ、響君を戦わせるぐらいなら俺が出るってな。だが、彼女は誰に止められても行くって言ったんだ。例え君に止められても彼女は止まらないって言っていた。なら、俺たちにできることは彼女を死なせないように最大限バックアップすることしかない。だから、本当にすまない、君との約束を守ることができなくて…」

 

司令の言葉に嘘偽りはないだろう。この人は本当にいい人だ。子供の俺たちがしたいことは精一杯応援してくれるし、間違ったことをしたら怒ってくれる。だから、司令は本気で立花を止めたのだろう、それでも立花が戦っているのは立花の意思が固かったからだろう。だから、司令たちは立花を死なせないように最大限のバックアップしていた。そこに俺が来たというわけか…

なら、俺がすることは決まっている。

 

「…いえ、立花がそう決めたのなら俺にどうこう言う権利はありません。俺こそすいませんでした急に叫んだりして」

 

俺がそういうと司令は俺から離れ再度モニターを見る。

モニター見つめる司令の顔は厳しい。

それにさっきの友里さんの言葉からして立花も奏さんはその場から動けないということで商店街の方に割ける人員がいないということだ。

 

「藤尭、あとは頼んだぞ、商店街には俺が行く」

 

「なっ、それは無理ですよ司令。いくら司令と言えどもノイズ相手に生身で勝てるはずがありません。考え直してください。」

 

司令の発言にみんながざわつく。

確かに生身の人間でノイズを相手にするということは、すなわち死を意味する。

 

それに司令は二課には必要不可欠な存在だ。ここでいなくなられては困る。

だがら…

 

「響君たちが頑張ってるんだ、大人として子供ばっかりに迷惑をかけるのは情けないんだよ‼︎俺が商店街に…」

 

「いえ、その必要はありません司令はここに残ってください。」

 

司令が驚いたようにこちらを振り向く

 

「どういうことだ比企谷君、俺が向かわないなら誰が商店街に向かうんだ、いや、まさか…」

 

「はい、そのまさかですよ、俺が出ます。俺が商店街のノイズを相手にします。」

 

「ダメだ‼︎君は重傷の体でノイズと戦うつもりか、そんなこと俺は許可しないぞ」

 

司令が叫ぶが、この場での俺の命令権を持っているのは櫻井さんだ。

なので俺が司令に従う理由はない。

緊急時なら特例が出るが、その緊急時でも櫻井さんの指示の方が司令よりも優先される。

 

「司令、俺に命令を出せるのは櫻井さんだけです。それに俺は先程櫻井さんから出撃の許可をもらっています。なんなら確認してもらってもいいですよ。なので、司令が俺を止めることはできません。それに俺もそのためにここにきましたし。」

 

全部嘘だ、櫻井さんにもあってはいないし、ここにきたのも状況確認のためだ。だがそれでもこの状況では、こう言うのがベストだろう。

 

「っ…。わかった、比企谷君に商店街に行ってもらう。だが必ず生きて帰ってくるんだぞ。約束だ、それとこの約束を破ることは許さんぞ。もし破ったらどこまでも追いかけて連れ戻す、わかったな?」

 

全くこの人は本当に優しい人だ。

約束ね…。

絶対とは言わないが俺だってただ死にに行くわけじゃない。

 

「ええ、分かってます。こんなところで死にたくないですしね。必ず帰ってきますよ。」

 

 

そう言って俺は司令室を後にする。

未だ怪我が治りきっていない体を引きずって商店街を目指す。

 

いろんな所でノイズが発生しているなら、避難対応も遅れているはずだ。

その状況はノイズや敵さんにとっては好都合だろう。

雪音クリスを捕縛してもノイズの異様な出現から考えるに彼女の後ろに黒幕と呼ばれる人物がいるのだろう。

聖遺物の扱いに関しても俺たち二課と同じかそれ以上の知識を持っていると思われる。

少なくとも俺はノイズを出現させたり、命令できる聖遺物なんて聞いたこともないし、完全聖遺物であるネフシュタンの鎧もあちら側だ。

 

それに関してうちは奏者の数ではこちらの方が多いが、立花はズブのズブで、翼さんと俺はネフシュタンにやられている、唯一の優位性といえば奏さんただ一人だが、彼女に関しても一度に多方面の援護には向かえない。

それに比べて敵はネフシュタンを失ってもなおノイズを自由自在に出現させることができるなら敵の方が有利である。それに相手の戦力がわからないがこちらの戦力は恐らく割れているのも不利な点だ。

 

だが、例え不利だとしても俺のやることは変わらない。

彼らには恩がある、死んでも返しきれないほどの恩がそれに立花を守るのも俺の仕事だ。俺のせいでそうなってしまったのならやはりそれは俺のせいなのだろう。

 

だから、彼らを守るために俺は自分の体を酷使する。

腕が取れてもいい、足が折れてもいい、目が潰れてもいい、内臓がえぐれてもいい、生きて彼らに恩を返せるのならそれでいい。

俺のせいで人生を歪めてしまった子を守るためなら命だって惜しくはない。

 

だからこそ、今ここで俺に力を貸して欲しい阿修羅丸。

この体でも戦える更なる力を俺は求める。

この先の敵にも対等にいや、圧倒できるような力を求める。

 

俺が求めるのは何者をも圧倒する力。

奏さんのような強さを俺は欲しい。

 

『うん♪待ってたよ八幡、本当はそんなボロボロになる前に僕と契約して欲しかったけど…いいよ、僕はそんな八幡を気に入っているからね』

 

彼女を捕まえても状況は更なる悪化をした。ならここからさきは、雪音クリス以上の強さを持つものも現れるだろう。

そうなれば奏さん一人では厳しい戦いとなるだろう。

だからこそ、俺は今より強くならなくてはならない。

 

『覚悟が決まってるなら僕から言うことはないかな、今回も契約内容は僕の力の解放と引き換えに君の命を削る、それでいいかな?』

 

「ああ、それで問題ない、今ここで戦う力と引き換えにするのなら、それは必要なことだったということだ。」

 

 

『いいよ契約成立だ、今回は僕なりに少しサービスをしておいたよ、そんな体じゃあ満足に戦えないだろうしね』

 

阿修羅丸との更なる契約を結んだ瞬間体の痛みがなくなる。

ギブスを巻かれていた右腕も振り回せる。

走っても足に痛みははしらない。

まさしく全快といった所だ。

 

『あぁ、勘違いしてほしくないんだけど、今のは治ったわけじゃないよ。痛みを感じなくしているだけだよ。しばらくしたら元に戻るから早めにやることを済ませた方がいいよ、それじゃあ頑張ってね八幡♪』

 

そう言って阿修羅丸との会話は終わった。

俺は2、3度体の調子を確かめた後、ガングニールを纏い商店街を目指す。

一刻もはやくノイズを殲滅してほかの二人の援護に向かうために。

願わくば立花の友達たちが巻き込まれていないことを祈って

 

 

「それじゃあお仕事再開と行きますか」

 

側から見れば気持ち悪いと言われるニヒルな笑みを浮かべながら全力でダッシュをしている

 




この話をどこで終わらせようか悩み中なんですよね。
無印でも終われるし、gでもgx、axzでも終わりの展開は考えられるんですよね。
それと俺ガイルの原作に突入するかも悩み中です。
もしかしたら上2つでアンケートをとるかもしれないのでその時はよろしくお願いします。
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