ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~ 作:とんこつラーメン
本当に短い文章にする予定なので、おつまみ感覚でご覧ください。
公園でソーナ先輩が螺旋力に覚醒し、そのまま匙君に愛の鞭ならぬ、愛の超天元突破ギガドリルブレイクをかました後、私達は解散してそれぞれ帰路についた。
愛しの我が家に戻ってきて、帰りにスーパーで買った夕飯のカップ麺とおにぎりを食べて、お風呂でスッキリして、残りの時間はネトゲーをしながら深夜アニメ視聴と洒落込む気満々だった私のスマホに、いきなり着信が来た。
「もう~……こんな時間に誰なのさ~。エチケットを弁えてよね~」
画面を見ると、それは義父さんからのメールだった。
また計画に関する指令かと思って、訝しながらメールボックスを開くと、目を疑うような事が書かれてあった。
【もう十分にデータは揃って、それらは全部サーゼクス達に送信した。今夜辺りに全部終わらせるぞ。だから、今から駒王学園に向かえ。そこで盛大なネタバレをする事に決まった。俺から見ても、アイツ等はあれぐらいしないと聞かないと思うからな。分かったら、今すぐに準備をしてから学園に向かえ。その前に、ちゃんとアイツを誘う事を忘れんなよ?】
今夜で終わり……?
いや、それ自体は一向に構わないんだけどさ……。
なんで……なんで今なのさ……。
「今日は私がずっと見たいと思っていた『ジョジョの奇妙な冒険 第7部スティール・ボール・ラン』の第一話の放送日なのに~~~~!!!」
『仕方あるまい。今回もまたいつものように録画をするしかないな』
「イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ~~~! 私は今日、見たいんだよ~! ジョニィとジャイロとディエゴとヴァレンタイン大統領が私の事を待ってるのに~~~!」
『お前は昔から【ジョニィ×ディエゴ】と【ジャイロ×ヴァレンタイン】推しだったもんな……』
うわぁぁぁぁぁぁぁんん!!! どうして、よりにもよって今晩なのさ~!!
別に明日でもいいじゃ~ん! 特に急ぐような事でもないのに~!
『観念した方がいいぞ。恐らく、学園で待っているのは【アイツ】だろう。怒らせたら怖い事はお前が一番よく知っているんじゃないのか?』
「そうだけどぉ~……」
チックショ~! 背に腹は代えられないって事なのか~!?
「第二話からは絶対に全話深夜に視聴してやる……」
『それがフラグにならないといいがな』
言わないでよ……急に不吉になるから。
「はぁ~……。ちゃんと、ソーナ先輩にも知らせないとダメ……だよね」
『当然だな』
こんな時間帯に通話をするには気が引けるので、義父さんと同じようにメールにしよう。
メールも普通に迷惑だと思うけどね。
「よし。送信完了っと」
『後は着替えるだけだな。別に私服でもいいだろう』
「だね。……あ」
『どうした?』
「セグウェイ……絶賛充電中だ。どうやって学校まで行こう……」
『前のように、今回は【彼】におんぶして貰えばいいんじゃないか? それぐらいだったら快く引き受けてくれるだろう』
「そうだね~。何気に優しいし」
そうと決まれば『彼』にも連絡だ。
この時間帯はまだ起きている可能性が高いから、すぐに出てくれるに違いない。
こうして、聖剣を巡った一連の出来事は収束に向けて動き出した……って言ったら、なんかカッコよくない?
こちとらジョジョを見損ねてるんだ。これぐらいの遊び心があっても文句は言われないと思う。
そうだよね? 作者さん。
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千夏からのメールを受け取ってから十数分後。
ソーナは眷属達を引き連れて、学園前に集合していた。
「皆、分かっていますね?」
全員が揃って頷く。
その中で一人だけ、匙だけが未だに困惑した表情を浮かべていた。
「あの……夕方に公園で言った事って本当なんですか?」
「本当です。今回の事は、これからの私達にとっても重要な事ですから。嘘をつく理由がありません」
「そうっすか……」
今までずっと一誠達と行動していただけあって、何とも言えない心境なのだろう。
「小猫ちゃんもそうだけど、あの柊が密かに頑張っていたのは、かなり驚きましたね~。アイツって普段の言動から、頑張る事が一番嫌いそうに見えるから」
「本人のいない所で失礼な事を言うもんじゃないですよ。確かに、柊さんの普段の生活態度を見れば、そのような感想を抱くのも無理はありません。ですが、彼女はああ見えて、かなりの努力家です。そうでなければ、学年一位の成績なんて取れませんよ」
「えぇっ!? アイツってそんなに頭よかったんですかっ!?」
「そうです。しかも、成績は一年の頃から変動が無いとか」
「今まで不登校だった奴が、何をどうしたら学年一位になれるんだ……?」
「だから言っているじゃないですか。努力家だと」
「その一言で片付けていいのかな……」
千夏の事になると途端に話題が逸れる。
それ程に彼女の存在が大きいと言う証拠なのだろう。
「少し話が逸れましたね。兎に角、今から私達はお膳立てをする準備をします。グラウンドでは既に『彼』がスタンバっていると聞いています」
ソーナが視線を送る駒王学園のグラウンドは、何やら虹色に輝く光で覆われている。
普通に考えれば、かなりの近所迷惑である。
「今から電話でリアス達を呼び出します。彼女達が来るまでに私達の手で学園全体を覆う結界を生み出します。と言っても、別に頑丈にする必要はどこにもありません。これはあくまで『お膳立て』なのですから。強度よりも、それっぽく見せる事の方が大事になってきます」
「視覚効果を使って、『中で何か大変な事が起きているぞアピール』をすればよいのですね、会長?」
「その通りです、椿姫。では、それぞれ配置についてください」
ソーナの号令と共に、眷属達がそれぞれに散っていった。
それを見届けてから、自分のスカートのポケットからスマホを取り出して、リアスに掛け始める。
「もしもし、リアスですか? こんな夜遅くに申し訳ありません。実は……」
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一方その頃。
イリナと別れて……と言うか、完全に一人で突撃して勝手に逸れたゼノヴィアは……。
「あ……あの、だから……私は教会の使いで……」
「あ~? 何言ってんの! この街の教会はとっくの昔に潰れちゃってるんだよ? 言い訳ならもうちょっと上手く言わないと」
「し……しかし、私は………」
即座に警官に補導され、交番にて事情聴取を受けていた。
「大体ね~、君みたいな未成年者がそんな恰好で夜の街を走るとか、常識的に考えても不審者丸出しだからね! しかも、身分を証明するような物は何も無しと来たもんだ。君はどこの学校なの? 親御さんは?」
「い……いや……私はバチカンから来て……」
「バチカンって、あのバチカン市国の事? だとしたら、観光客か? でも、だからと言って、こんな格好をする理由が無いしな~。それに、本当に外国から来たのかも怪しい……」
「本当の事だ! 信じてくれ~!」
「信用に足る材料が足りなさすぎるんだよ! しかも、なんなの、このデカい剣は!」
「そ……それは聖剣で……」
「あ~……はいはい。聖剣っていう設定なのね。分かる、分かるよ~。おじさんもね、若い頃はそんな風に木刀を『名刀正宗』とか言ってブン回してたもんさ。にしても、かなり精巧に出来てるよな~。重量まで再現してるとか。どんだけ金を掛けかけてるんだよって話」
「それは本物だ~! その前に、なんで持てるんだ!? 聖剣を持つには因子が必要で……」
「因子? そんな細かい設定まで練り込んでるのか……。最近の若い子は色んな事を思い付くもんだな~」
「設定じゃないと言ってるだろう! どうして聞いてくれないんだ!」
「そんな話をまともに聞くわけがないだろうが! 普通に考えろ!!」
裏の事情なんて微塵も知らない警官に何を話しても信じて貰える筈もなく、ゼノヴィアは体を縮こませながら、警官の怒号に圧倒されていた。
「兎に角、保護者の方が来るまで、暫くはここにいて貰うからね」
「ほ……保護者……」
日本にはイリナと二人きりで来ている為、当然だが保護者なんている訳もない。
右も左も分からない国にて、ゼノヴィアは戦闘とは全く関係無い要素で絶体絶命の大ピンチに陥ってしまった。
だがそこに、この状況を打破してくれる救世主が降臨する。
「あ~! 総督さんから電話があって駆け付けてみれば、マジで掴まってやがる!」
「き……貴様は、はぐれ神父のフリードっ!?」
なんと、ここで誰もが予想しなかった人物、フリードがやって来た。
彼の顔は汗だらけになっている事から、ここまで全力疾走だったのだろう。
「なんなのおたく? もしかして、この子の知り合いかなんか?」
「ふざけるな! こいつは教会の裏切り者……!」
「いや~、すんません! この子、ちょっぴり頭が痛い子なんですよ~! ほんと、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした! ほら、お前もとっとと謝れ!」
「な……なんで私が!」
「いいから謝れ!!」
「ご……ごめんなさい……」
今度はフリードの剣幕に押され、渋々謝ったゼノヴィア。
だが、その顔は全く納得していない。
「実は俺、この子の親戚なんすよ~。で、最近まで少し喧嘩してまして……」
「成る程ね~。道理でこの子の態度がツンケンしている筈だわ」
完全な作り笑いをしながら、フリードは壁に立てかけてある剣を手にとって、もう片方の手でゼノヴィアの手を握る。
「ったく……んな物騒な物を見せびらかすように持ちやがって。少しは隠す努力をしろっつーの」
「ちゃんと布で覆っていた」
「んなの隠している内に入るか!! よく今まで何にもなかったな!」
実に正論。フリードよ、君の言い分は非常に正しい。
「えっと。一応、引き取る際に必要書類を書いてもらえるかな?」
「わかりやした。どれっすか?」
「これなんだけど……」
警官から渡された書類をサラサラと慣れた手つきで書いていく。
「終わりっす」
「はい。それじゃ、もう目を離さないようにね。いくら駒王町の治安がいいからって、変な格好で夜の街を歩いていい理由にはならないから。それでは、行ってよし!」
「ほんと、すんませんでした! 以後は気をつけますので」
「ふん! 失礼する」
「なんでお前は偉そうなんだよ! 今回の事は1から10まで、全部お前が悪いだろうが!!」
「な……なんだとっ!? それはどういう意味だ!」
「そのまんまの意味だよ! この、力任せに剣を振って突撃するしか能の無い怪力猪娘が!!」
「か……怪力猪娘!?」
今まで言われた事のない罵倒に、絶句するゼノヴィア。
「ったく……ほれ、とっとと行くぞ」
「行くだと? どこに?」
「駒王学園だよ。そこでタップリと絞られてこい」
「はぁ?」
意味も分からないまま、フリードに手を引かれて歩き出す。
その姿を後ろから見ながら、警官はお茶を飲んだ。
「あの女の子は色んな意味でぶっ飛んでたけど、あの青年はしっかりしてるね~。他の若い連中も、彼を見習ってくれればいいのに……」
警官としての、割と切実な一言だった。
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場所は戻って、駒王学園校門前。
急いで走ってきたのか、リアス達は息を切らせていた。
「ハァ……ハァ……。こ……ここにコカビエルがいるのね?」
「そうです。私達は念の為にグラウンド全体を覆うように結界を張っておきました。ですので、心置きなく行ってきてください」
「分かったわ……ありがとう。ソーナが親友でよかった」
「そうですか」
「ところで、千夏は来てないの?」
「柊さんなら、少し遅れるそうです。なんでも、セグウェイがまだ充電中らしく、どうやって学園まで来ようか考えているとか」
「そんな……」
「今から迎えに行きましょうか?」
「い……いえ。それでは間に合わないかもしれないわ。ここは千夏の事を信じて行くべきよ」
「「はい!」」
「ええ」
威勢よく声を出してから、結界に少しだけ通り道を作って、そこからリアス達がグラウンド内へと入っていく。
因みに、小猫だけは声を出さなかった。
「私は最近、貴女の親友である事を後悔し始めてますけどね」
本当に小さな声で呟いた、ソーナの偽らざる本音だった。
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グラウンドに入っていったグレモリー眷属を待ち構えていたのは、その10枚の漆黒の翼を雄々しく広げた堕天使、コカビエルだった。
腕組みをして地面に立っていて、その顔は明らかに不機嫌そのものだった。
彼の立っている地面には魔法陣のような物が展開されていて、眩しく光り輝いている。
「アナタがコカビエルね! 私の管理する領地に入ってきたことを後悔させt……」
「この……ばっかも―――――――――――――――――――――――――――――――――ん!!!!!」
リアスの啖呵を完全に掻き消して、コカビエルの怒号が学園全体に響き渡った。
因みに、結界の恩恵で外には聞こえていない。
今回の黒歌
夕飯の買い出しに商店街まで足を運んだ黒歌は、既に常連になっている八百屋の前を通りかかった。
「お! 今日も可愛いね~! 黒歌ちゃん!」
「もう~! そんな事を言っても何も出にゃいわよ~! 八百屋のおじさん!」
「ははは! ところで、今朝獲れたての新鮮な人参と大根があるんだけど、どうだい?」
「人参と大根……。煮物にしたら美味しそうにゃ」
「お! 分かってるじゃねぇか!」
「でも、少し高い気もするにゃ……」
「こっちも商売だからね~」
「だったら~……ちょっと安くしてほしいにゃ!」
「え~? そう言われてもな~……」
「お願いにゃ……お・じ・さ・ん♡」
「えぇ~い! おじさんの負けだ! これでどうだ!」
「もう一声!」
「これならどうだ!」
「よし買った!!」
「毎度あり!!」
人参と大根をビニールに入れて、持参しているエコバッグの中へと放り込む。
「いや~! 毎度毎度、黒歌ちゃんにはしてやられるな~!」
「こっちはおじさんに感謝してるにゃ」
「黒歌ちゃんみたいな美人さんにそう言われちまうと、今後もサービスしたくなっちまうんだよな~」
「私的にはそれが一番嬉しいにゃ」
「よし! 明日はまた別の新鮮な野菜を仕入れててやるから、来てくれよな!」
「勿論にゃ!」
今や、黒歌は完全に街の中に溶け込んでいた。
このコミュ力……恐るべし。
歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?
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是非とも見たい!!
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別にいいかな~
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千夏ちゃんは俺の嫁!
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いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
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よろしい、やりたまえ