ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~   作:とんこつラーメン

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ちょっとした心境の変化があり、これからは基本的に通常公開は無しにして、限定公開のみにしようと思います。

ですので、私の作品が読みたいという酔狂な人は、活動報告にて登録要請をお願いします。

この作品も、いずれは限定公開にし、場合によっては消す事もあります。






エロいことをする気でしょ!エロ同人みたいに! 

 ドアを開けて、真っ先に飛び込んできた光景に、男性陣は石になり、女性陣は光よりも早く行動した。

 

「一誠さん!! 見ちゃダメです―――――――――――!!!」

「ゴボハァッ!?」

 

 アーシアの見事なコークスクリューブローが一誠の腹に直撃し、リアス達が即座に部屋の中に入った。

 

「男子!! すぐに回れ右をしてドアを閉めなさい!! 早く!!」

「「は…はい!」」

 

 リアスの形相に負けた男子二人は、言われた通りに後ろを向きながらドアを閉めた。

 残ったのは、未だに布団の中で爆睡中の千夏とオカ研の女性メンバーのみ。

 

「ふぅ……一先ずは危機は去ったわね」

「でも、リアスがあれだけ叫んでも、全く起きる気配がないわね……」

「気持ちよさそうに寝てます」

「で…でもでも…裸で寝るなんて~……」

 

 リアスもあまり人の事は言えない為、ちょっとだけ目を逸らした。

 

「と…とにかく、まずは彼女を起こしましょう。目を覚ましなさい! もう朝よ!!」

「う~……?」

 

 部屋に響いた大声に千夏が反応し、もぞもぞと体を動かして布団に潜り込もうとする。

 

「こら! そこでもっと寝ようとしないの! って言うか、どうして裸なのよっ!?」

「多分、寝相が悪いんじゃないでしょうか」

「え?」

 

 小猫が指差した所には、無造作に放り投げられた寝巻と思わしき服と水色の下着が置いてあった。

 

「どんな寝方をしたら、こんな風になるのよ……」

「現代の神秘ですね」

「小猫ちゃん。これを神秘にしたら、世界中の神々や神話が泣きますわよ?」

 

 一連の会話が終わると、やっと千夏が起きる兆候を見せ始める。

 

「なんか……さっきからうっさい……」

 

 ボサボサになった髪を掻きながら、大きな欠伸と一緒に起き上がった。

 その白い髪で、辛うじて胸が隠れている。

 

「…………今何時……?」

 

 枕元に置いてある自分のスマホで時間を確認する。

 

「…………7時30分……」

 

 そっとスマホを置いてから、またゆっくりと布団の中へと入ろうとする。

 この少女、起きる気ゼロである。

 

「まだ朝じゃん……。人間が起きるような時間じゃないよ……」

「ちょっとそこ!! 折角、目が覚めたのに、どうしてまた寝ようとするのよ!!」

「え~……?」

 

 目を擦りながら再び半身を起こす。

 ここに来て、やっと千夏の視界がリアス達を捉えた。

 

「………………誰? なんで私の部屋にいるの?」

「やっと私達に気が付いたのっ!?」

 

 さっきからずっと話しかけているのに、まさか存在すら視認されていなかったとは。

 柊千夏、中々の大物だ。

 

「あれ……? ちゃんと鍵掛けといた筈なんだけどな……」

 

 少しだけボ~ッと虚空を見つめ、ある結論に辿り着く。

 

「……………強姦魔?」

「なんでそうなるのよ!!」

「だって、これって明らかに不法侵入じゃん」

「それは、あなたが幾らチャイムを鳴らしても起きなかったからでしょ!!」

「私にエロい事をする気でしょ。エロ同人みたいに。エロ同人みたいに」

「どうして二回言うのっ!? それと、ちゃんと棒読みで言っても全然被害者っぽくないわよ!」

「大事な事を二回言うのは常識でしょ?」

「どこの常識よ!!」

 

 朝っぱらから何をやっているのか。

 朱乃達は、呆れた様子で千夏とリアスの即席コントを眺めていた。

 

「そもそも、女性同士で強姦とは普通ないでしょ?」

「いや、最近じゃ同性愛とかかなり普通になってきてるし。それなら、男が男を性的に襲う事も、女が女を性的に襲う事もあるかもしれないじゃん」

「どうして、ここで正論を言うのよ……」

「正論を言って何が悪い」

 

 もうこの二人、コンビを組んでM1にでも出場したらいいんじゃなかろうか?

 もしかしたら、一回戦ぐらいは突破できるかもしれない。

 

「あ~あ。なんか話してたら完全に目が覚めちゃった」

「やっとなのね……」

 

 学校に行く前から疲れ果てたリアス。

 そんな彼女を見て密かに笑っている朱乃は、相当なやり手だと思う。

 

「で? どうして私の部屋にいるのさ? いい加減に説明してよ」

「説明するのはいいけど、その前に……」

 

 傍にあった服を手に取って、思いっきり千夏の顔面に投げつけた。

 

「まずは服を着なさい!!」

「わぷ」

 

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 全く状況が飲み込めないまま、私は投げつけられたパジャマと下着を身に付けた。

 

「私達は、あなたのお父さんに頼まれて、こうして起こしに来てあげたのよ」

「あの親父……!」

 

 私がいつまで経っても学校に行かないもんだから、遂には実力行使に撃って出てきたか。

 しかも、私と同年代の女の子を使って。

 なんて巧妙な手を使うんだ。

 

「って、ウチの義父さんとアンタ等と、どんな関係があるわけ?」

「簡単に説明すると、私の兄と貴女のお父さんが知り合いで、兄に貴女のお父さんが今日の事を頼んだらしいわ」

「なんつー遠い関係……」

 

 下手したら、田舎のご近所と同じぐらいに遠い関係だ。

 

「とにかく、早く支度をして学校に行くわよ。ほら、さっさと立って布団を仕舞って」

「えぇ~……」

 

 何が悲しくて、あんな陽キャラの巣窟に自ら足を踏み入れないといけない訳?

 シンジラレナ~イ。

 

「そういえば、部屋に中に学校の制服や鞄とかが見当たらないですね」

「言われてみれば……」

 

 黒いポニテの子とパツキンの清純そうな子が部屋を見渡してる。

 パツキンの子は見ているだけで眩しいですな。あと、巨乳死すべし。

 

「どこにあるの?」

「どこだったかな~……。アルビオ~ン、鞄と制服、どこに仕舞ったっけ~?」

『最後に見たのはもう随分と前になるから、私もどこにやったのか忘れた』

「だって。残念だったね。それじゃこれで……」

 

 さて……と。こうして目が覚めた以上、布団に潜りながらしっぽりと早朝ネトゲと洒落込みますか。

 

「ちょ……ちょっと待って」

「え? なに?」

 

 さっき、私と楽しいコントを繰り広げた赤い髪の子が、私の手を掴んで離さないんですけど。

 え? なに? 私に惚れた?

 

「さっきの声……なに? どこから聞こえてきたの?」

「あぁ~……そういや、説明するの忘れてた。別にどうでもいいけど」

『どうでもいいのか』

「いや、実際問題どうでもいいでしょ。アルビオンはアルビオンなんだし」

 

 ここはテキトーに誤魔化すか?

 

「リアス……アルビオンと言えば……」

「同姓同名の別の存在でなければ、赤龍帝ドライグと並び称される白龍皇の名前の筈……」

 

 小声で言ってるつもりだろうけど、ちゃんと聞こえてるからな?

 オタクの聴力を舐めんなよ?

 

「部長、それじゃあこの人が……」

「えぇ……現代の白龍皇……!」

 

 あらら。とうとうバレちゃったか。

 だからと言って、何かが劇的に変わるとは思わないけど。

 

 まだ何か話してるけど、このまま出て行ってくれないかな~?

 

「あ」

 

 朝から柄にもなく沢山話したせいで、空腹でお腹が鳴ってしまった。

 

「あらら。お腹が空きましたの?」

「っぽいね」

「朝ご飯はあるんですか?」

「逆に聞こう。この部屋にあると思う?」

 

 一応、部屋の隅に小さな冷蔵庫はあるけど、中にあるのはミネラルウォーターとカロリーメイトだけ。

 私の食事は基本的に近くのコンビニで買ってくる弁当か、カップラーメンの二択だ。

 

「はぁ……仕方がないわね」

 

 お? 急にドアに向かって歩き出したって事は、遂に諦めてくれたのか?

 

「イッセー。裕斗。このお金で適当に何か食べ物を買ってきてくれる?」

 

 ちぇっ。別に出て行かないのね。

 つーか、他にも連れてきてたのかよ。

 

『む?』

「どったの?」

『いや……かなり微弱だが、赤いのの気配が確かにした』

「赤いのって……アルビオンのライバルだって言う、ドライなんとかって言うドラゴン?」

『いや、そこまで言ったらもう『グ』まで言え』

 

 アルビオンもすっかりツッコみが板についてきたね。

 流石は私の相棒だ。

 

「二人が朝食を買ってくる間に、彼女の支度を済ませるわよ」

「まだ行かせる気?」

「ここまできたら意地よ! 絶対にあなたを学校に連れて行くから!」

 

 ちょっとは妥協する事を覚えましょうぜ~。

 人生、諦めが肝心だよ?

 

「アーシアは彼女の髪を梳いてあげて。小猫はなんとかして鞄を探し出して、教科書とかを詰め込んで。朱乃は私と一緒に彼女を無理矢理にでも着替えさせるわよ」

「わ…分かりました!」

「これ……教科書もあるかどうか疑わしいですけど」

「あらまぁ。こんな可愛い子をお着替えさせるなんて、ちょっと楽しそうですわね」

 

 き…気のせいだろうか……。

 あの『朱乃』って呼ばれた子に見られた瞬間、冗談抜きで貞操の危機を感じたんだけど……。

 

「一応言っておくけど、教科書はどこにも無いよ」

「なんでですか?」

「私だって、一日も登校しなかったわけじゃない。最初の一日目とか、テストの日とかはちゃんと頑張って学校には行ってる」

「だから、進級出来てるのね……」

「一応、必要最低限の単位は取ってるから」

 

 本当に、必要最低限だけど。

 

「で、その時に学校の教科書は全部、向こうのロッカーに置いてきてるの」

「随分と大胆な事をするんですね……」

「私、コントローラーよりも重い物は持てないから」

 

 教科書の詰まった鞄なんて持ったら、肩が疲れるでしょうが。

 

「わぁ~……白くて綺麗な髪ですね~……。とってもサラサラしてます~♡」

 

 うぐ……! このパツキンちゃんは本当に純粋な目をしてるな……。

 よりにもよって、私の髪を綺麗と言うなんて。

 今まで一度だってそんな事は言われた事は……いや、あったわ。

 過去に一回だけ、幼い頃に義父さんに同じような事を言われた記憶がある。

 

「あ、鞄ありました。ちょっと埃被ってるけど、殆ど新品ですね。どれだけ使ってなかったんですか……」

「さぁ?」

 

 あの小さな子、見た目は可愛いのに口から遠慮無く毒を吐くな……。

 これが俗に言うギャップ萌えってやつ?

 

「制服制服……あったわ。かなり皺くちゃになってるけど、虫食いとかはないみたいね」

 

 どこにあったんだ? あ~……押し入れの中に放り込んであったのね。

 言われるまで、存在自体を忘却してたわ。

 

「本当はアイロンとかした方がいいんでしょうけど、流石にそんな時間は無いから、このまま着せるわよ。自業自得なんだから、文句は無いでしょ? ほら、腕を上げて」

「ヘーヘー」

 

 腕を上げながら、さっきしれっと電源をつけたパソコンの画面を見つめる。

 ちゃんとサイトにログインしていて、とっくにゲームを始めていた。

 

「あれ? ゲーム内のチャットにメッセージが来てる」

『誰からだ?』

「ちょっと待って……あ、いつも一緒にパーティーを組む『人妻メイド』さんだ」

『あいつか。こんな朝からログインしているとは、こいつもお前に負けず劣らずの廃人だと見える』

「そんなに褒めないでよ。照れるよ」

『別に褒めていない。それと、お前に『照れる』なんて上等な感情が備わっているのか?』

「ない」

『だろうな』

 

 アルビオンといつものような会話をしながら、メッセージの内容を確認する。

 ところで、どうしてさっきから赤髪ちゃんの動きが止まってるの?

 

「人妻メイドって……まさか……」

 

 ん? この人のリアルに心当たりでもあるのか?

 

『それで? なんて言ってきてるんだ?』

「え~っと……」

 

【来月に開催される大規模レイドバトルに備えて、例の高難易度ダンジョンにアイテム探しを兼ねての予行演習でもしませんか?】

 

「だってさ」

『ふむ……。あのダンジョンの推奨レベルは95だったな。お前のレベルはとっくにカンストして100になっているから、レベルの上では問題無いが……』

「あのてのダンジョンでは、推奨レベルなんて全く当てにはならないって。どうせ、モンスターの思考ルーチンが鬼畜仕様になってたり、アホみたいに罠が仕掛けられてたりするんだし」

『トドメに、一番奥にはこっちの努力を全て否定するような、超チートなボスキャラが控えていたりな』

「だよね~。でも……」

「『だから面白い』」

 

 ゲーマーたる者、目の前に高い壁があれば乗り越えたくなるのは当然のこと。

 これは、運営から私達に対する挑戦と見た。

 

「よし。ここは私がフレンド登録している中でも最強のメンバーである『ギャー君』さんと『シスターフェニックス』さんにも参加を頼もう」

『それがいいだろう。あの二人とお前、それに人妻メイドが加われば、大概のエネミーは塵と化す』

 

 よし。そうと決まれば、まずは人妻メイドさんにメッセージを送らなくては。

 

「ギャー君って……あの子……」

 

 おいおい。今度はちみっ子が時間停止ですか?

 一体どうしたって言うのやら。

 

「即レスきた」

 

 なになに?

 【了解しました。私達四人が力を合わせれば、どんなダンジョンだろうと楽勝に決まっています。私は今から仕事なのでログアウトしますので、詳しい詳細などは後で決めましょう】

 

「分かりましたよ。んじゃ、残りの二人にも……」

 

 キーボードでリズミカルに指を動かしながら、言われた通りに腕を動かしたりする。

 いつの間にか、私の上半身には懐かしい駒王学園の制服が着せられていた。

 

「ほら、リボンを結ぶから顎を上げて」

「ほ~い」

 

 何気に手慣れてね?

 これまでにも誰かに制服を着せた事でもあるのかね?

 

「スカートも着せますわよ。はい、腰を上げてくれるかしら?」

「は…はい」

 

 このポニテ少女に逆らう事だけはやめた方がいい気がするので、素直に従っておく。

 じゃないと、後が怖いと思う。

 

「パソコンの操作、慣れてるんですね。指の残像が見えるようです」

「こちとら、年がら年中ネトゲをやってるからね。嫌でも指が動くようにはなるよ」

「私、パソコンの操作とか苦手だから、ちょっと憧れます」

「そう? ちょっと練習すれば、誰でもブラインドタッチぐらいは出来るようになるでしょ?」

 

 私だって、大体一か月ぐらいで出来るようになったし。

 

「最後に靴下を履かせて……と。はい完成!」

「随分と手間が掛かりましたわね」

「でも、ちょっとだけ楽しかったかもです」

「私も、いつもとは違う感じで面白かったです」

 

 私の体で楽しんで貰ってもな……。

 この表現、なんかイヤらしいね。

 

「部長! コンビニで食べ物買ってきました!」

「ご苦労様。もう大丈夫だから、入って来てもいいわよ」

「了解です」

 

 なにやらエレン・イェーガーみたいな声と、明らかなイケメンボイスがドアの向こうから聞こえてきた。

 ウチのドアって薄いから、防音機能って無いに等しんだよな~。

 

「失礼しま~す……」

 

 ドアが開かれて、そこから出てきた顔を見た途端……

 

「「え?」」

 

 不思議な感覚が全身を走った。

 初めて会う筈の男の子なのに、まるで幼馴染のような……。

 その時、思わずこの言葉が出ていた。

 

「赤龍帝……?」

「白龍皇……?」

 

 なんかシリアスっぽい雰囲気を醸し出してるけど、長く続くとは思わない方がいいよ?

 私はシリアスブレイカーだからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この作品、シリアスがシリアルになるように心掛けるつもりです。

各イベントも、ギャグ一色になるかもです。

歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?

  • 是非とも見たい!!
  • 別にいいかな~
  • 千夏ちゃんは俺の嫁!
  • いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
  • よろしい、やりたまえ
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