ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~   作:とんこつラーメン

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今回のサブタイトルは、原作におけるこのシーンを見た時の私の素直な感想から来ています。

だって、そうでしょ? 幾ら季節ネタだからと言っても、唐突すぎますよねぇ~?







いきなり過ぎてワロタww

 突然だが、読者の諸君は休日の学校に来た事はあるだろうか?

 因みに作者は、高校時代に補習で何回も訪れた事があるらしい(実話)。

 

「なんで……私はここにいるんだろう……」

 

 短パンとTシャツに身を包み、モップ片手にプールサイドに座っている。

 眩しく輝く太陽が私の体力を確実に削っていく。

 

「柊さん、ちょっとは手伝ってくれよ」

「えぇ~……」

 

 我等がオカルト研究部は、とある事情によりせっかくの休みの日にプール掃除をやらされているのだ。

 これはソーナ先輩からウチの部長に依頼された事で、最初はグレモリー先輩も難色を示していたけど、掃除をしてくれたら一番にプールに入っていいと言われた瞬間、即座にOKサインを出しやがった。

 毎度毎度思うけど、ちょっと単純すぎやしませんかね?

 まぁ、ソーナ先輩には別の思惑があるみたいだけど。

 どうも彼女、この間の一件以降、色々と我慢をするのを止めたみたいで、今までとは打って変わってズケズケと物を言うようになった。

 特にグレモリー先輩にはその傾向が顕著で、見事な超正論で次々と論破されている光景をよく目にするようになった。

 きっと、これまでに溜まりに溜まった鬱憤を晴らしまくっているに違いない。

 どうもソーナ先輩、これまでずっとグレモリー先輩のせいでかなりの苦労をしょい込んでいたみたいだし。

 私としても、これぐらいは許される範囲じゃないかと思う。

 そこに私を巻き込まなければ、の話だけど。

 

「暑いよ~。キツイよ~。疲れたよ~」

「とか言いながら、ちゃっかりと麦わら帽子を被ってサングラスをつけて、おまけにジュースを飲みながらパラソルの下にいるじゃねぇか。少しは動いてから、そのセリフを言ってくれよ」

「私はあれだよ。監視員? 的な立場にいるから容易に動けないのですよ」

「プール掃除に監視員って……」

 

 一誠君もモップを持ちながら一生懸命に頑張ってはいるけど、あの二人の迫力には押し負けている。

 

「「………………」」

「さっきから黙々と掃除をしてるよね……部長と小猫ちゃん」

「熱心ですね~。私も見習わなくっちゃ!」

「いや……あれは違うと思いますわよ?」

 

 必死にプールの底をモップで磨きまくって、その顔には鬼気迫るのを感じさせる。

 何があの二人をそうさせるんだろう?

 

(これが終われば千夏の水着! これが終われば千夏の水着! これが終われば……)

(一刻も早く掃除を終わらせて、千夏先輩の水着をこの目で拝むんです!)

 

 …………なんとなく、ここは深くツッコまない方がいいような気がする。

 私のスタンドとペルソナがそう言ってる。

 

「にしてもさ、今の時期でこの暑さって事は、今年の夏は相当な猛暑になりそうだよね~」

「だな。こりゃ、またニュースとかで熱中症で倒れたって人が沢山報道されるんだろうな」

「僕達もこれから気をつけないとね。一誠君、水分補給は忘れずにね」

「水分補給はいいけどさ、お前が俺に差し出しているそのペットボトルは、木場がさっきまで飲んでいたヤツじゃないのか?」

「チッ……バレたか」

「お前は何をしようとしてたんだっ!?」

 

 あれは確実に間接キスを狙ってたね。

 流石は木場君、僅かな隙も見逃さないとは。

 今の彼は、今まで以上に爽やかになって、女子からの人気も相当な事になってるけど、実際には完全完璧に新世界の住人の仲間入り。

 もう彼は、君達の手の届かない場所に行ってしまったのだよ。

 それでも、一部の女子達にとっては役得かもしれないけど。主にネタとして。

 

「ほれ、頑張れ一誠君。私の萌え萌え水着姿を見たくはないのか~?」

「お……男としては喜びたいけど、ここで感情のままに言葉を発したら、色んな意味で終わるような気がする」

 

 色んな意味とはなんぞや?

 

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」」

「リアスと小猫ちゃんのスピードが上がったっ!?」

「あわわわわわ~。もう目で追えません~!」

 

 ここでまさかのTRANS-AM発動ですか。

 見る見るうちに汚れが取れてきますですよ~。

 

「もうあの二人だけで十分じゃねぇの?」

 

 あ、それ言っちゃう? でも、私も同感。

 だから、私は二人の掃除風景を眺めながらスマホでゲームと洒落込みますか~。

 石も溜まってるし、ガチャガチャ~っと。

 

「ぬおっ!? アルビオン! 一発目でいきなりクーフーリン・オルタの兄貴が当たった!」

『これはまた幸先がいいな』

 

 今日は休日に学校に来て憂鬱気分になってたけど、実は意外といい日だったりするかかな?

 こんな日に、ゼノヴィアちゃんはどうしてるのかな~?

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 

「この数学の問題集の指定された範囲が全部解けるまで、昼飯は無いと思え!」

「なんですと~っ!?」

「今のお前にはそれぐらいでも物足りないレベルなんだよ! 自分がどれだけヤバイ状況にあるのか、いい加減に自覚しろ!」

「しかし……私は教会の戦士として……」

「アホか!! 教会だろうがどこだろうが、そんなの関係無しに一般教養と基本的な知識、それから国語や数学を初めとした勉強は絶対にと言っていい程に必須科目だ!! 今度また馬鹿な発言をしたら、ノート一冊丸々に『文武両道』と延々と書かせるぞ!」

「お……お慈悲を~!」

「俺に慈悲を願う暇があるなら、一問でも多く問題を解け!!」

「うわ~~~ん!!!」

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 

 部長と小猫ちゃんの奮闘で、午前の内にプール掃除が終了して、昼食を食べた後で午後からは待望のプールタイムとなった。

 男子と女子で別れて更衣室に入って水着に着替えているんだけど、どうもグレモリー先輩と小猫ちゃんの視線が痛いです。

 

「千夏先輩はどんな水着を持ってきたんですか?」

「それは見てからのお楽しみ。ここで言っちゃったらネタバレになるし」

「メタ発言ね」

 

 そんな事を言っている姫島先輩は、一度白いスリングショットを出した後にこっちを見て、何を思ったのか別の水着を取り出した。

 

「あれ? 朱乃はそれにしないの?」

「最初はそう思ったんだけど、千夏ちゃんの前ではちょっと刺激が強いと思って……」

 

 私は別に気にしませんけど?

 寧ろ、一誠君の方が心配でしょ。きっと、ワンピースのサンジみたいに鼻血の出血多量で病院に担ぎ込まれちゃうよ。

 

「おや。外から二人の声が聞こえる。もう男子二人は着替え終わったみたいだね」

 

 男の子は隠す部位が少ないから、着替えも早いしね~。

 にしても、一誠君はちゃんと貞操を守り切れてるんだろうか……。

 木場君と二人きりだったから、ちょっとした油断が命取りになりそうな気がする。

 

「私達も急ぎましょうか」

「ですね」

 

 二人を待たせちゃ悪いと言う事で、私達も少し急いで着替える事に。

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 水着に着替えて更衣室から出ると、早速、一誠君が木場君に言い寄られていた。

 

「へぇ~……一誠君。思ったよりもいい体つきをしてるんだね」

「い……一応、部長に鍛えられてるしな。前よりかは体力はついてると思うぜ?」

「本当に……溜まらないよね……うほっ♡」

「た……頼むから、俺の下半身を恋する乙女の目で見ないでくれ……」

 

 この会話から察するに、流石の木場君も騎士道精神で更衣室では襲わなかったみたいだね。

 でも、それもいつまで続くのやら。

 

「お待たせ~」

「着替えてきたわよ」

「おぉっ!?」

 

 急に眼を輝かせてこっちを見た一誠君。

 よほど目の保養が欲しかったのね……。

 

 グレモリー先輩は髪の色と同じ、真っ赤なビキニ(少し布面積は小さ目)で、姫島先輩はそれと対になるような真っ白なビキニ(こっちも布面積が小さい)。

 小猫ちゃんとアーシアちゃんは水着を用意出来なかったのか、学校指定のスク水。

 これはこれで萌えるから十分にアリだけどね。

 んでもって、私はと言うと……。

 

「し……白いスク水?」

「学校指定のじゃないよね?」

「うん。これは私の完全な私物だよ」

「私物にスク水って……あれ?」

「どうしたんだい?」

「この、頭に付けた少し大きめのゴーグルに、その手に持っている運貨筒……。よく見たら他にも色々とつけてるし! トドメに、お腹に書いてある㋴マークは……ま…まさかっ!?」

「そう……その通り!!」

 

 くくく……。一誠君なら絶対に分かってくれると信じていたよ。

 それでこそ、この恰好をした甲斐があるってもんだ。

 

「白い水着に幸運乗せて、暁の水平線に勝利を刻む! 三式潜航輸送艇潜水艦まるゆ! 羅針盤の導きに従って只今抜錨!」

「やっぱりか! しかも、なんでマイトガインっぽい名乗り?」

「カッコいいから! ダブル動輪剣は漢の浪漫だ!」

 

 決まった……! 

 

「どこで見つけたんだ? そんな物……」

「例のコスプレショップですよ」

「あそこか!」

 

 探すのに苦労したんだよ~、マジで。

 店員さんに頼んで、最後の一着だった在庫を売って貰ったんだから。

 

「最初はゴーヤやゆーちゃんやはっちゃんみたいなデザインのスク水も悪くないかな~って思ったんだけど、よくよく考えたら、この学園指定の水着も似たようなデザインじゃない? だったら、ちょっと変化球で白いスク水にしようって考えたの」

「だからって、そこまでやるか……?」

「オタクの情熱を舐めちゃいかんぜよ」

 

 サイズも私にピッタリで、割と本気で気に入ってます。

 これを機に、私の艦隊でまるゆの魔改造計画でも考えようかしらん?

 

 カシャッ

 

「「「「「「「ん?」」」」」」

 

 なんか今……カメラのシャッター音が聞こえたような気が。

 

「ナイスアングルです……なんて素晴らしいんでしょう……♡」

「ソーナっ!?」

 

 なんで生徒会長がここにいるのっ!? って言うか、その手に持っているカメラって、プロの人が使う超本格的な代物じゃないのっ!? なんかすっごい装備になってるんですけどっ!?

 

「あ。別に私の事はお気になさらずに、リアス達は普通に遊んでいて構いませんよ。私は唯、柊さんの可愛らしい水着姿をカメラに収める為にここにいますので」

「あなたねぇ~……」

 

 おう。流石の部長さんも怒りに行きますか?

 

「後で私にも焼き増しして頂戴」

「一枚1000円です」

「ぐっ……! 足元見るわね……!」

 

 おい。ちゃんと聞こえてるぞ。

 

「私にも後で頂けますか?」

「塔城さんはタダでいいですよ」

「どうしてよ~!」

「これまでの行動を顧みれば当然の事だと思いますよ?」

「何も反論出来ない……」

 

 小猫ちゃんもかい。

 しかも、グレモリー先輩は簡単に論破されてるし。

 

「……遊ぶか?」

「…………うん」

 

 なんとも微妙な空気になりながら、私達はプールで遊ぶことにした。

 ちゃんと日焼け止めを塗っておかないとにゃ~。

 

 

 

 

 

 




思ったよりも長引いたので、プール遊びは次回にします。

今回、千夏にまるゆのコスプレをさせたのはなんとなくです。

急にピーンと来たんですよね。

歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?

  • 是非とも見たい!!
  • 別にいいかな~
  • 千夏ちゃんは俺の嫁!
  • いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
  • よろしい、やりたまえ
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