ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~ 作:とんこつラーメン
そんでもって、名前だけですが『彼』も登場します。
最近、誰でもいいから千夏のイメージイラスト書いてくれないかな~っと贅沢な事を考える私です。
木場君と一緒に、彼が噂で聞いた『魔女っ娘』とやらがいる場所へと向かう私達。
実際の現場に到着すると、そこでは大勢のカメコ達がフラッシュを焚きながら集団の中心にいると思われる存在を一心不乱に撮影していた。
「なんだ、この集団は……」
「まるでコミケのコスプレ会場みたいだ~」
「俺コミケって行った事ないんだけど、こんな感じなのか?」
「本場はもっと激しいかな? 私も前に何回かコスプレして撮影して貰った事あるし」
「!!!」
グレモリー先輩が激しく反応したような気がするけど、ここは無視をします。
「どんなやつ?」
「ごちうさのチノちゃん」
「すっげー想像しやすい」
「『まるで本物みたいだ!』って、すっごく興奮してたっけ」
ちゃんと口調まで真似したら、泣き出す人まで出てくる始末だったし。
あれにはマジで引きました。
「ところで一誠君。ここからだとよく見えないね」
「だな。別に気にするような事でもないし、ほっとけばいいんじゃね?」
「でも、どんな人なのかは気にならない?」
「まぁ……多少は」
「だったら、はい」
「へいへい……肩車ね」
「よろしい」
流石は私の宿命のライバル(笑)。
何も言わずとも分かってくれる。
もう阿吽の呼吸だね。
「よいしょっと」
「おぉ~。高い高い」
こうして誰かに肩車をされるなんて、幼い頃に義父さんにされて以来だ。
なんとも懐かしい気分になりますね~。
「あ。見えた」
「どんなだ?」
「え~っとね~……」
黒い髪をツインテールに纏めた女の子が、魔法少女っぽい衣装を着てから、どっかで見た事があるようなカラフルなステッキを器用にくるくると回している。
うわ……。なんか、あのウィンクがあざとい……。
「ってな感じ」
「ふ~ん。聞く限りじゃ、そこまで変わった感じは見受けられないな。ここでそんな恰好をしている事を除けば、だけど」
「だよね」
一体何をしたくて、この学び舎であんな色んな意味で凄い恰好をしてるんだろう。
もしかして、頭にアルミホイルを巻いて黄色い救急車を呼んだ方がいい人系?
「気のせいかな……。この人、どっかで似たような雰囲気を感じた事があるような……」
もう少し直に見れば分かるかもしれない。
それにはまず、このカメコ達に退散して貰う必要があるんだけど。
「こらそこ~! んな場所で何やってんだ!!」
おっと。ここで生徒会役員の匙君が他の子達を引き連れてやって来た。
彼の言葉を聞いたカメコ達は、すぐさま蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
これで私達もよく見えるようになる。
「やぁ匙君。君だけのルイス・ハレヴィは見つかったかい?」
「出会ってすぐにそれかよっ!? つーか、どうして兵藤に肩車されてんだ?」
「さっきまでの人込みの上から彼女を見ようとしてたんだよ」
「成る程な。って、そこのアンタも、こんな場所でそんな恰好をしないでくれませんかねぇ? 仮にもここは学校なんスよ? 誰の御家族かは知らないですけど、もう少し節度ある恰好ってヤツをですね……」
匙君が真面目な話をしているだとっ!?
そんな馬鹿なっ!? 彼は一誠君と双璧を成すツッコみ役だった筈だ!!
「そんな事を言われてもぉ~。これが私の正装だもん♡」
ひぅっ!? こ……この感覚はっ! 間違いない……!
「どうした?」
「彼女からは……『のうりん』に登場する女教師『ベッキー』と同じ匂いがする」
「ベッキーって……確か40まで婚期を逃して祟り神になったあの?」
「そう、あのベッキー」
戦慄しながら、私は一誠君に頼んで床に降ろして貰った。
「あ、丁度良かったッス。リアス先輩、実は今ですね、魔王様と先輩のお父さん、それから柊のお父さんだっていう方を案内してたんです」
匙君が振り返ると、そこにはソーナ先輩と一緒に並んで、ウチの義父さんとサーゼクスさん、そして赤い髪のワイルドでダンディなおじさまが立っていた。
「どうしたんですか匙? また私のギガドリルブレイクを受けたいのですか?」
「あれだけはもう勘弁してください! って、そうじゃなくてですね……」
匙君がソーナ先輩に説明をしようとした矢先に、彼女の目線が例のコスプレっ子(笑)に固定され、その顔が完全に固まった。
「あ~! やっとソーナちゃん見~つけた☆」
「お姉さま……」
「「「「お姉さまとなっ!?」」」」
「はぁ………」
私と一誠君と匙君とアーシアちゃんの声が見事にハモった。
ソーナ先輩のお姉さんって事は、必然的にこの人も悪魔な訳で、同時に年上になるんだよね……。
「セラフォルー。君も来ていたのかい?」
「セラフォルーって……サーゼクスさんと並ぶ四代魔王の一角……だよね?」
「その通りよ。よく知ってたわね、偉いわ千夏」
毎度の如く頭を撫でてくるグレモリー先輩だけど、その声には元気がない。
またもやサーゼクスさんと会ったからかな?
「お前の所も大変だな」
「言わないでくれ……」
そっと義父さんがサーゼクスさんに耳打ちして、彼が肩を落とす。
どうやら、彼女のコスプレ趣味に関しても思う所があるみたい。
「えっと……セラフォルー様……御無沙汰しております」
「リアスちゃ~ん! 久し振り~! 元気だった~?」
「お……お蔭様で。そちらはソーナの授業参観にいらしたのですか?」
「そうだよ☆ それなのに、ソーナちゃんったら今日の事を黙ってたの。だ・か・ら~……サプライズでこっそり来ちゃった♡ テヘペロ♡」
い……痛~い! 痛いよ~! これは痛々しすぎるよ~!!
「ま……魔王も千差万別なんだな……」
「言わないで頂戴……」
あ、これはグレモリー先輩も過去に彼女から何か被害を被ったと見た。
それがどんな事なのかは、敢えて問わないけど。
「そう言えば、この学校には二天龍の子達が通ってるんでしょ? どこにいるの?」
「目の前にいるよ。そこの活発そうな男の子が赤龍帝だ」
「あ! 君か~!」
サーゼクスさんによって一誠君がロックオンされた。
後ろでしれっとサーゼクスさんがジェスチャーで謝ってる。
「どうも初めまして☆ 私がサーゼクス君と並ぶ現魔王のセラフォルー・レヴィアタンです♡ 気軽にレヴィアたんって呼んでね♡」
「ひょ……兵藤一誠です。よろしくお願いします」
流石の一誠君も、彼女のキャラを掴めずに困惑しているね。無理もないけどさ。
「じゃあ、白龍皇は……」
「この子です」
ぬなっ!? 一誠君! 私を売ったな~! はぁ……仕方がない。 私も自己紹介しますか。
「白龍皇の柊千夏です。コンゴトモヨロシク」
「か……か……か……か……」
か? 蚊がどうかしたの?
「可愛い~~♡♡♡」
「ふにゃっ!?」
また抱き着かれた。
もう何も言いません。言っても『無駄ァッ!』だと諦めているから。
「この可愛い子がアザゼル君の娘で現代の白龍皇!? すっごく可愛い~~♡♡」
「はっはっはっ! 俺の千夏が宇宙一可愛いのは当然だっつーの!」
「おっと。それは少し聞き捨てならないな」
親バカ乙。
それと、グレモリー先輩とソーナ先輩がさっきから凄い形相なんですけど。
「私に抱き着くのは勝手ですけど、一ついいですか?」
「なに~? 千夏ちゃんも魔法少女の恰好したいの?」
「やっぱり、その姿は魔法少女をイメージしてたんだ……」
最初見た時から思っていた事を、ここでぶつけてしまおうか。
うん。そうしよう。
「セラフォルーさん」
「どうしたの?」
「アナタは! 魔法少女の事を何も理解していない!!」
「えぇ~~~~っ!?」
バーン!! という効果音と一緒に『異議あり』の字幕付きでアピール。
「わ……私の何処が理解していないっていうの!?」
「恰好だけを見れば確かに魔法少女のように見えるかもしれない。けど、雰囲気作りが全くもってなってない!!」
「雰囲気? それなら充分にしているつもりだけど?」
「どこがですか!! 魔法少女はステッキを振りながらキラキラしていればいいんじゃないんですよ!!」
「な……なんでっ!? 魔法少女は皆に夢と希望を与えているんだよ!?」
「それは一昔前の『表向き』の魔法少女の姿に過ぎない!! 本当の魔法少女は微塵もキラキラなんてしてない! それどころか、ドロドロして陰鬱として、自分の欲望の為にしか動かなくて、場合によっては手段すらも選ばないような連中の集まりなんです!!」
「そんなっ!?」
ショックかもしれないけど、これは紛れもない事実だ。
私もアニメやラノベをこよなく愛する一人のオタクとして、魔法少女の僅かな一面しか見ないでコスプレをするのは、どうしても許せない!!
ちゃんとコスプレをするならば、全てを理解した上でなりきって貰わないと気が済まない!!
「まずは、『魔法少女リリカルなのは』や『魔法少女まどか☆マギカ』や『魔法少女育成計画』を視聴する事を薦めます」
「なに……それ?」
「簡単に説明すると、21世紀の魔法少女の全てが詰まった作品群です」
「全てが詰まった……」
そうだそうだクリームソーダ。
これを見ずして魔法少女を語るべからず!!
「おい……最初にしてはチョイスする作品がハードすぎないか?」
「ちょっと荒療治なくらいが丁度いいんだよ」
「いや……『リリなの』はともかく、『まどマギ』や『まほいく』は普通に心が折れるぞ……」
「俺も、前に興味本位で見て心から後悔したしな……」
一誠君と匙君も見た事があるのか。
勿論、私も全話視聴済みですぜ。
「このメモに書いてある住所に、私のオタ友が住んでます。帰りにでも行ってみてください」
「ここに……?」
「はい。そこには、私と魔法少女について熱く語れる数少ない友人がいますから」
「分かったわ。私、真の魔法少女になる為、ここに行ってくる。そして、魔法少女の事を一から勉強し直すわ!!」
「その意気です」
フフフ……。またもや迷える子羊を一人救ってしまったのぜ。
「それじゃあ、今から行ってくるね!」
「あっ!? ちょっと……お姉さまっ!?」
善は急げってか? 窓から飛び去ってしまった。
「まぁ……変に学内で騒がれるよりはずっとマシなんですけどね……」
その一言で全てを片付けてしまう辺り、ソーナ先輩からお姉さんに対する評価が窺えるよ。
「千夏ちゃんがセラフォルーを真正面から論破してしまった……」
「アザゼル殿。貴殿の御息女は随分と聡明な頭脳の持ち主のようですな」
「当然だ。俺の自慢の娘だからな」
赤髪のワイルドダンディが私の事を褒めてくれた。
ちょっと放置してたけど、あの人って誰なの?
大体の想像は出来てるんだけど。
「あの人が先輩のお父さんだったり?」
「そうよ。千夏は会うのは初めてだったわね」
親子揃って赤い髪なんだね~。
お揃いなのは純粋に羨ましいかな。
「初めまして。私がリアスとサーゼクスの父です。君の事はよく子供達から聞かされているよ。二人と仲良くしてくれてありがとう」
「そ……それほどでも」
純粋な善意の褒め言葉って苦手なんだよね……。
どんな言葉を返せばいいか分からないから。
「あらら。千夏ちゃんが照れてますわ」
「珍しいですね~」
グレモリー先輩達のお父さんに頭を撫でられる。
その手つきは優しくて、ウチの義父さんとはまた別の温かさを感じた。
「本当にいい子のようだ。アザゼル殿が褒めちぎるのも頷ける」
「フッ……当たり前だぜ」
久し振りに羞恥心を思い出したよ……。
これはかなり恥ずかしい……。
んでもって、そんな私を見て鼻血を出しながら悶絶している、そこの魔王の妹の三年生コンビはどうにかならないですかね?
つーか、止めろよ大人達。
「ところでさ、さっきは誰を紹介したんだ?」
「ミルたんだよ?」
「ミルたんっ!?」
「うん。私とミルたんは互いに魔法少女アニメに関して熱く語り合う、掛け替えのない親友同士なのだ。」
「阿部さんと言い、ミルたんといい……柊さんの交友関係って濃すぎないか?」
「そうかな?」
歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?
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是非とも見たい!!
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別にいいかな~
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千夏ちゃんは俺の嫁!
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いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
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よろしい、やりたまえ