ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~ 作:とんこつラーメン
ついでに言うと、千夏のネトゲパーティーも全員出てきたわけですね。
ここで一言。
HGレーバテイン買いました~!!
すっごいカッコいいよ~!!
色々と騒がしかった授業参観のあった次の日。
私達は部室のある旧校舎一階にあるという『開かずの間』と皆が呼んでいる場所の前に立っていた。
「なしてここに来たでごわすか?」
「柊さん。もう方言めちゃくちゃになってるぞ」
「面白いからいいじゃん」
人生、楽しんだ者が勝ち組なのですよ。
「ここにはね、私の眷属の子が封印されているの」
「実際には封印と言う名の引き籠りなんだけどね」
「おぉ~。私の同志か」
「いや……今はもう柊さんは引き籠りじゃないだろ?」
「休みの日は基本的に布団から出ないよ?」
「家から……じゃないのか」
自分の体温で温もったオフトゥンは、人類最後の楽園だよ?
私は義父さんとオフトゥン以上に私の事を包み込んでくれる存在を知りません。
「にしてもさ。私、初めて生で『KEEP OUT』って書かれた黄色いテープを見たよ」
「俺も。これって普通は事件現場とかに警察関係者以外の人が入り込まないようにする為に張られている奴だよな。どっから持ってきたんだ?」
「私達も知らないのよね……。ホント、どこから仕入れて来たのかしら?」
意外と、そこら辺のディスカウントショップに普通に売ってたりして。
「でも、どうして引き籠りになってるんですか?」
「理由は幾つかあるわ。ここにいる子も神器を所有しているんだけど、その力が余りにも強大過ぎて、当の本人が制御しきれていないのよ」
「それによって、その子自身も極端に他人を怖がるようになって、自分からここに閉じこもってしまったんですの」
強大な神器を制御出来ずに引き籠り……か。
私も一歩間違えば、そうなっていた可能性があると思うと、なんだか複雑な気分だ。
義父さんやコカビエルさん、グリゴリの皆に感謝だね。
あの人達がいなかったら、どうなっていたか分からないから。
「けど、こんな場所で悪魔としての仕事って出来るんですか?」
「それなら大丈夫よ。ネットを通じて契約を取っていて、何気に私達の中では一番の稼ぎ頭だったりするのよ?」
「マジですか……」
「ネットの海は広大かつスピーディーだからね~。一誠君がその二本の足で依頼人の元まで向かっている間に、その子は軽く数百人規模で契約取ってるんじゃない?」
「文明の利器……恐るべし」
一誠君の家はネット環境が整ってないのかな?
それとも、彼自身がパソコンに詳しくないとか?
私に言ってくれれば、基礎的な事ぐらいは教えてあげるのに。
勿論、有料で。
「それでね。その子をここから出そうって事になったの」
「何故に今頃?」
「なんでも、一誠と千夏の影響が大きいらしいわ」
「私と?」
「俺が?」
どゆこと?
「数ある神器の中でも最も強大な力を誇る、二天龍を宿す籠手と翼。その二人がいれば万が一の事があっても大丈夫と判断したらしいの」
「過分な評価だねぇ~」
「俺、そんな大したことはしてないんだけどな~」
二天龍ってだけでそんな評価されちゃ、こっちとしては溜まらないですぜ?
私はただ、好きな物に囲まれて生きたいだけなのに。
「それに、千夏は元引き籠りで、この子とも趣味が共通しているから、一番話しやすいと思って」
「ふ~ん」
趣味が共通……ねぇ~。
つまり、ここにいる子も私と同様にアニメとラノベとネトゲが三度の飯よりも大好きで、いつもネトゲばかりをしていると……そーゆーことですかにゃ?
「そんな訳だから、まずはこの封印(物理)をなんとかして解除するわよ」
体を使った労働において私は基本的に戦力外なので、ここは後ろから皆が黄色いテープとかを剥がしてい行く様子を黙って見ている事に。
(と言いつつも、しれっとFGOをする私なのであった)
おぉぉ!! 10連ガチャの一発目から、私の新たな嫁候補であるシトナイちゃんがキタ――――――――――――!!!
今度は酒呑童子(キャスター)が欲しいな~。
私が早速、愛しのシトナイちゃんを強化していると、皆が封印(物理)を解除し終わっていた。
「これ、私でも簡単に壊せそうじゃね?」
「だから、別の意味で慎重に開けるわよ」
まるで幽霊屋敷のようにギィィィ~……と軋んだ音を出しながら、開かずの扉が開かれた。
その瞬間! 私のニュータイプと言う名のイノベイター的なXラウンダーかもしれない勘が猛烈に嫌な予感を悟り、ポケットの中に忍ばせていた通販で密かに購入していた高級耳栓(税込2500円【送料無料】)をすぐに自分の耳に装備した!
「イィィィィィィィィィヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!」
振動だけで分かる。これは耳栓をして正解だった。
だって、他の皆は必死に耳を抑えて堪えてるし。
グレモリー先輩は頭を抱えながら、姫島先輩は溜息を吐きつつ中へと入っていく。
それに続くように私達も中に行くけど、まともな光源が殆ど無いのか、室内は真っ暗だった。
私はこっちの方が落ち着くけどね。
暗くてよく見えないけど、中にいる人物と先輩が何かを話している。
「久し振り。元気そうで安心したわ」
「なぁっ!? なぁぁっ!? なんなんですかぁぁぁぁっ!? 一体全体何事なんですかぁぁぁぁぁぁっ!?」
引き籠りの割には威勢がいいなぁ~。
けど、声のトーンが随分と高い気がする。
「アナタはもうここにいる必要は無いの。封印を解いていい許可が出たのよ。だから、私達と一緒に外に出ましょう?」
「そんなのイヤですぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!! お外になんて行きたくないですよぉおぉぉぉぉぉおおぉぉぉっ!!! 誰かに会うなんて絶対にイヤァァァァァァァっ!!」
うむ。その気持ちはすご~く分かるぞ~。
暗闇に目が慣れてくると、徐々にではあるけど部屋の内装が明らかになってくる。
全部の窓が板張りで閉じられていて、その上から更にカーテンをしている徹底っぷり。
部屋自体は年頃の女の子みたいに華やかになっていて、可愛らしいぬいぐるみも幾つか乱立している。
けど、その中に埋もれて強烈な存在をアピールしている、あの黒光りする西洋式の棺桶はなんぞや?
「この声……まさか中にいるのは女の子かっ!?」
「急に元気になりましたね。流石は変態先輩」
「せめて名前で呼んでっ!?」
小猫ちゃん、今回一発目のセリフも痺れるね~。
「ちょ~っと失礼~」
グレモリー先輩の横からそ~っと例のこの姿を覗いてみる。
「ふむふむ……」
金髪で赤い目、そんでもって女子の制服を着用……と。
でも、この感じ……まさか?
「姫島先輩、姫島先輩」
「あら、どうしたの千夏ちゃん?」
「この子って、もしかしてとは思いますけど……」
「千夏ちゃんの目は誤魔化せないみたいね。そうよ、こんな格好をしているけど、この子は立派な『男の子』なの」
「矢張り……『男の娘』だったか……」
「ちょっとニュアンスが違ってない?」
いえいえ。これはこの呼び方でいいのですよ。
「一誠君! リアル男の娘が実在した!」
「え? 男の娘ってアレだろ? 見た目は完全完璧な女の子なのに、実際の性別は男だっていう……」
「そう、その通り! その男の娘が中にいたのだよ!」
「……グレモリー眷属って、何気にレアな人材が揃ってね?」
「だね」
魔王の妹にドSな先輩。
新世界の扉を開いた男子に猫耳美少女。
元シスターなピュアっ娘と来たもんだ。
「そうして見れば、一誠君ってキャラとしてのインパクトが薄いよね」
『赤いのを宿しているのを除けば、唯の性犯罪者だからな』
「せめて変態って言って!!」
「じゃあ、影の薄い変態さんで」
「一言余計じゃないですかねっ!? 小猫ちゃん!」
横から小猫ちゃんの追撃。
一誠君の心に100のダメージ。
ここから更に私が追い打ちを掛けようとしたら、なんだか変な感じがした。
「ん?」
あれ? なんか皆が固まってない?
試しに小猫ちゃんの目の前で手を振ってみても、何の反応も無い。
『これは……時が止まっている?』
「時が止まるって……それはつまり……!」
「『ザ・ワールドっ!?』」
どこの誰がこんな芸当を?
まさか! 新たなスタンド使いか!?
「でも、なんで私は動けるの? はっ!? もしや……私は時の止まった世界に介入出来る程になってしまったのかっ!?」
『あながち冗談でもないかもしれんぞ?』
「ふぇ?」
冗談で言った事なのに、マジなの?
『お前の白龍皇としての才能は、間違いなく歴代の連中よりも抜きん出ている。暴走した力の時間停止などで、お前を止める事は絶対に不可能だ』
自分で言うのもアレだけど、私ってスゲ――――――――――――――!!!
「でも、時間の止まった世界ってのも貴重だよね……」
この体験を無駄にしない為にも、何かしたいよね……。
「……そうだ」
この何故か手に持っていたマジックペンで一誠君の顔に落書きをしてやろう。
少し背伸びをして一誠君の顔をキャンパスにして、私の芸術性を存分に発揮していると、なにやら足音らしきものが聞こえてきた。
「おや?」
よく見ると、さっきの男の娘が四つん這いになって部屋の奥に行こうとしている。
きっと、この『スタープラチナ・ザ・ワールド』をやったのは彼だろう。
追いかけて事情を聴き出そうじゃありませんか。
「お~い。そこの男の娘ちゃ~ん」
「ひぃぃぃぃっ!? なんで動いてるんですかぁぁぁぁぁっ!?」
「それは、私も時間操作系のスタンド使いだからさ!」
バ~ン! とジョジョ立ちで決めながら答えると、何とも言えない空気が流れた。
うん。完全にスベりましたね。
「と……とにかく、今のこの現象をやったのか君なんでしょ?」
「ご……ごめんなさいぃぃぃぃぃぃっ!! ぶたないでくださいぃぃぃぃぃぃっ!!」
ぶたないでって……私ってば、そんなにも暴力的なイメージがあるのかしら?
「お?」
またもや変な感じがして、よく見たら室内にある停止していた筈の時計が再び時を刻み始めた。
って事は、時間停止が解除されたのか。
「え? ち……千夏? もしかして、動けたの?」
「そりゃもうバッチリと。割とマジで何なんですか? 今さっき起きた現象は」
徐々に時間停止から復活していく皆を見ながら、グレモリー先輩が説明をしてくれた。
なんでも、この男の娘に宿っている神器『
因みに、私が停止した時間の中で動けた理由も、ちゃんと教えておきました。
「それって……リアル『ザ・ワールド』じゃん!! すっごいカッピョいい~~!!」
「あの神器をそんな風に言えるのは千夏だけでしょうね……」
そうかな~? 私以外にも大勢いると思うけど?
主にジョジョ大好きな人達が。
特にDIO様ファンの腐女子達が。
私は第一部のディオ様も、第三部のDIO様も大好きだ!!
どっちもマジでLOVEです!!
「止まった時間でも動けるなんて、流石は白龍皇ってところかしら……」
「でも、イッセー君は止まってましたわよね?」
「それは単純に、イッセー先輩が千夏先輩よりも弱いって事じゃないんですか?」
「ズバっと言うね……小猫ちゃん」
「言わないでくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!! つーか木場!! お前も少しはフォローしろよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
「そのえっと……ゴメン」
「そこで謝るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! 却って傷つくわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「だ……大丈夫です! イッセーさんは弱くても素敵ですから!」
「アーシア……全然慰めになってない」
「あぁっ!? すみません~!!」
Oh……久々に見たのぜ。グレモリー眷属のショートコント。
もうさ、学園祭の演目でオカ研のコントでも披露すればいいんじゃね?
この腕なら、素人相手にならドッカンドッカン笑いを取れると思うよ?
「フフ……」
「わっふい?」
さっきまで怯えてたのに、笑った?
ふ~ん……笑った顔は結構可愛いじゃないの。
「ねぇ君……お名前は?」
「え? ぼ……僕ですか?」
「うん。私は柊千夏。二年生」
「僕は……ギャスパー・ヴラディ……です」
「ギャスパー君ね。うん覚えた」
ギャスパー君、ギャスパー君…………あれ?
もしかして……いや、まさかそんな偶然があるわけが……。
で……でも、念の為に聞いてみようかな?
「ね……ねぇ、まさかとは思うけど……『ギャー君』?」
「な……なんでその名前をっ!?」
この反応……やっぱりか。
「私……アルビオンです」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
まさか、私のパーティーの最後の一人が、こんな場所に隠れ潜んでいたとは……。
これは流石のグレイフィアさんやレイヴェルちゃんも予想出来なかっただろうな……。
「あ、そうだ。さっきの時間停止の時に一誠君の階に落書きをしておいたんだった」
「なんですとっ!?」
「ゴメン……実はさっきからずっと、笑いを堪えるのに必死だったんだ……プクク……」
「すみませんイッセーさん……ククク……」
「アーシアまで……何を書いたんだよっ!?」
「額に『肉』って書いて、ついでにヒゲを」
「アンタはマサルさんか!?」
「大丈夫。ちゃんと油性で書いたから」
「最悪じゃねぇか!!」
「冗談だって。本当は水性だよ。後で私が持ってるウェットティッシュを貸してあげるから」
「クソ……ついてないぜ」
「イッセー先輩、こっち見てください。写真にとってネットに拡散するので」
「それされたらマジで俺の人生終わりなんですけどっ!?」
「嘘です。本当はイッセー先輩の弱みを握って、いざという時に私の意のままに操る為の下準備です」
「ある意味でそっちの方が質悪くねっ!? 小猫ちゃんは俺に何か恨みでもあるのか!?」
「別にありませんよ? 単純に面白そうだと思ったからです」
「理由が酷過ぎないかっ!?」
(言えるわけないじゃないですか……。大好きな千夏先輩を取られて悔しいなんて……)
余談ではあるけど、リアスと朱乃は一誠の顔の落書きを見て、声を殺して爆笑してました。
歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?
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是非とも見たい!!
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別にいいかな~
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千夏ちゃんは俺の嫁!
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いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
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よろしい、やりたまえ