ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~ 作:とんこつラーメン
皆さんは何かご予定とかありますか?
え?私?逆に聞こう。あると思うのか?
「そんな訳で、今はオーフィスちゃんと一緒に暮らしてます」
「どんな訳っ!?」
はい、唐突に始まりました今回のお話。
私は今、オーフィスちゃんと一緒に毎度お馴染みの憩いの場であるオカ研部室に来ておりま~す。
オーフィスちゃんは私の隣でチビチビと朱乃さんが淹れてくれた紅茶を飲んでいる。
「さっき、かくかくしかじか、かくかうまうまって言ったじゃん。ちゃんと聞いてた?」
「分かるか!」
「んもぉ~……修業が足りないぞ?」
「どんな修行をすれば、かくかくしかじかが分かるようになるんだよっ!?」
「う~ん……勉強?」
「勉強でいいのか!?」
「だって、実際にグリゴリではこの方法が使われてるよ?」
「それ、堕天使特有の言語じゃないのか……?」
え~? 朱乃さんだってこれ使ってるよ~?
あ、朱乃さんも堕天使とのハーフだった。
「にしても驚いたわ……。まさか、禍の団の首領と目されていたオーフィスがこんな小さな女の子で、しかも千夏の元に来るなんて」
「千夏ちゃんが話してくれた話によると、実質的に動いているのは『旧魔王派』だけで、それ以外は殆ど何もしていないみたいね」
「しかも、オーフィスさんはそんな人達に利用されていたんですよね……」
「旧魔王とかそれ以前に、人道的に許されざることだね……」
昨日、義父さん達にも話した事をオカ研の皆にも伝えておいた。
情報伝達が早いに越した事はないからね。
後で生徒会室にも伝えに行かないといけないね。
「これ、美味しい」
「お気に召していただいてよかったですわ」
「今までずっと連中の場所にいたから、オーフィスちゃんにとって色んな事が新鮮なんだよね」
「ん」
あ~……心がぴょんぴょんするんじゃ~♡
今……ハッキリと分かったよ。これが真の『萌え』なんだね……。
「む~……」
「で、なんで小猫ちゃんはさっきからむくれてるの?」
「私の方がずっと千夏先輩の事が大好きですから」
「え?」
「だから、絶対に負けません」
「???」
い……いきなりの告白? って言うか、もしかしてオーフィスちゃんに嫉妬してる?
「今日はずっと、こうして千夏先輩にくっついてます」
「我もする」
「ちょ……真似しないでください!」
「なんで?」
「な……なんでって……それは……その……」
右腕にはオーフィスちゃん、左腕には小猫ちゃん。
見事に身動き取れません。はい。
「本当に千夏ちゃんはモテモテですわね」
「じゃ……じゃあ、私は後ろから千夏の事を……」
「ギャスパー君」
「はい。スター・プラチナ・ザ・ワールド!!」
「えっ!? ここでっ!?」
ギャー君のファインプレーでグレモリー先輩の暴挙は見事に阻止されたのでした。
「う……動けない……」
「ここで三人の邪魔をするのは無粋ですわよ?」
「私だって千夏の事を本気で愛してるのよ~!」
「その愛を許した瞬間、千夏ちゃんが望まない大人への階段を昇りかねないでしょう?」
「それの何が悪いの?」
「リアス……」
これは想像以上に重傷ですな。
夏休みにたっぷりと絞られてきてくださいな。
「んで、その……なんつったっけ? 柊さんにその子の事や禍の団の情報を教えてくれた……」
「美猴さんの事?」
「そうそう! その人って禍の団を抜けて味方になってくれたんだろ?」
「三大勢力の味方ってよりは、私個人の味方になってくれたって言った方が正しいかな?」
「それってつまり、千夏先輩のチームに加わったって事ですか?」
「ギャー君の言う通りかな? 電話すればいつでも駆けつけてくれるって言ってくれたよ」
「なんか頼もしいな。その人ってさ、あの孫悟空の子孫なんだろ?」
「らしいよ。全然スーパーサイヤ人にはならないけど」
「いや……逆になったらスゲーよ」
でも、かめはめ波や元気玉、瞬間移動とかは出来るかもしれない。
今度会った時に尋ねてみよう。
「チームと言えば、この前フリードさんことキリトさんに会ったら、また女の子が増えてたよ」
「またかよっ!?」
「『サチ』って名前の子で、キリトさんの彼女さんの同級生で、彼女さんからの紹介で会ったみたいだよ? ちょっと幸薄そうで暗い子だったけど、あれはもう完全に彼にベタ惚れですな」
「キリトさん、カッコいいですもんね~♡」
ハイキター。アーシアちゃんの惚気ターイム。
「また一歩、キリトさんは一誠先輩が目指すハーレム王に近づいたわけですね」
「それを本人の目の前で言うっ!?」
「本人が目の前にいるから言うんです」
「鬼畜かっ!?」
おっふ。今日はいつも以上に一誠君に対する風当たりが強いのね……。
「チクショー……。少し前まで女っ気の欠片も無かったアイツが、どうして急にモテまくるんだよ……」
「顔と性格じゃないですか?」
「ストレートにも程があるっ! せめて変化球で言って!」
「一誠先輩が変態だからじゃないですか?」
「それで変化球なのっ!?」
内角低めどころか、さっき以上の超ドストレートじゃん。
「一誠君も名前と顔を変えればモテるかもよ?」
「それってもう俺の原型無くねっ!? 因みに、変えるとしたらどんな感じにするんだ?」
「「エレン・イェーガー」」
「だと思ったよ! つーか、柊さんもそう思ってたのっ!?」
「いやもうさ、それしか選択肢無くね?」
「もっとあるよ! ありまくるよ!」
「そりゃ、探せば沢山あるだろうさ。でもね、それじゃあ面白くないんだよ」
「判断基準そこなのっ!?」
「え? それ以外にあるの?」
「そこで素に戻られても困るんだけど」
なんか、このやり取りも久し振りな気がする。
最近は色々とドタバタしてたからね。
「ほら。エレンになれば、もれなくヤンデレマッチョな美少女のミカサやツンデレ巨人属性持ちのアニとかが付いてくるかもだよ?」
「確かに二人共可愛いけど、『ヤンデレ』と『巨人化』の二つで全てが台無しだよ!」
「贅沢言わない。いいじゃん、二人共マジで可愛いよ?」
「いや……それは俺も認めるんだけどさ……明らかに二人共俺より強いよね?」
「強いね~。めっちゃ強いね~」
「ミカサは普通に作中最強のヒロインだし、アニはCQCっぽいのを使いこなしますしね」
「もしも二人が普段の一誠君がしている事を知ったら、即座に全身の骨を粉々にされた挙句、正面から真っ二つにされちゃうね(笑)」
「普通に死ぬわ! もう明らかにヤンデレとかツンデレの領域を超えてるよねっ!? 完全にメンヘラになってるよねっ!? あと、(笑)ってなんだよっ!?」
「実際に想像してみたら面白かったから」
「もうオブラートに包む気ゼロなんですね、分かります」
やっと理解してくれたか。
「どうして彼女に殺されないといけないんだよ……」
「イッセーが大人しくしていれば済む話じゃない?」
「それは出来かねます。あれは俺にとっての
「一誠君。カッコよく言っても何も変わらないよ」
変態行為が存在意義って、ある意味で知的生命体として終わってない?
「俺にまともな恋愛は不可能なのか……?」
「他にエレンとお似合いなカップリングってあったかな?」
「エレン基準で考えるのやめてくれませんかねっ!? 俺は兵藤一誠君ですよっ!?」
はいそこ五月蠅い。ピッタリなカップリング……カップリング……。
「我、アルミンを推す」
「いやいやいや。アルミンはれっきとした男だから。……あれ? 今……オーフィスが言ったのか?」
「ん」
「なんで世間知らずのオーフィスがアルミンの事を知ってるんだ?」
「……………」
「柊さん。なんで目を逸らす?」
「逸らしてないよ。そこの空間にいる半透明の白装束のおじいさんを見てるだけ」
「それはそれで普通に怖いから止めて」
おやおや。仮にも転生悪魔が幽霊を怖がるのかしら?
「実はさ、昨日の夜に進撃の巨人の第三クールの再放送があって、それを一緒に見たらオーフィスちゃんがえらく気に入っちゃって。私が持ってる進撃の巨人の単行本を読ませたらすっかりハマっちゃった♡」
「昨日会ったばかりだって言ってたよな? まさか、たった一晩で染めたのかっ!? ソッチ方面に染め上げちゃったのかっ!?」
「まだまだ序の口だよ。私と一緒に暮らす以上、オーフィスちゃんには私と同等の領域に来てもらう」
「それでいいのかよ……」
いいんだよ。本人も楽しんでるんだし。
それに、アニメや漫画から学ぶことだって多いんだよ?
「我、リヴァイがカッコよくて強いから好き」
「うぉう……劇中で一番の人気キャラの虜になっていらっしゃる……」
リヴァイ兵長のファンは多いからね~。
でも、その気持ちは分かる。
私もリヴァイ兵長大好きです。
ハンジさんも同じぐらい好きだけどね。
「折角だし、今度の配信にはオーフィスちゃんも出てもらおうか?」
「配信? 何それ?」
「簡単に言うと、私個人で映像を出しているの。私の場合は色んな所と提携してする場合もあるけど」
「そうなんですの?」
「えぇ。チャンネル登録者数が20万を超えた辺りから来るようになりました」
「20万って……かなり大人気じゃねぇか」
「僕も登録してるんです」
「ギャー君も視聴者さんだったのね」
「いつも楽しみに見てます! 特にゲーム実況やガンプラレビューの回はワクワクしながら視聴してるんです!」
「ここまで熱狂的なファンがいると、頑張ろうって気になるね~」
アンチも少なからずいるけど、それを圧倒する数のファンがいるから、私は頑張れるのですよ。
それはきっと、他のユーチューバーの人達も同じじゃない?
「わ……私もまたお邪魔してもいいですか?」
「小猫ちゃんも? 別にいいよ。この間の配信で小猫ちゃんのファンも沢山出来たみたいだし」
「やった!」
あら嬉しそう。
そんなに出演出来るのが嬉しいのかしらん?
「そういや、さっきからずっと気になってたんだけど、どうやってオーフィスをここまで連れてきたんだ? 流石に部外者をそのまま素通りさせたら拙いんじゃね?」
「裏口から入ってきたんだよ。ほら、この旧校舎って裏口から直行できる位置にあるじゃない?」
「裏口か~。そんなのもあったな。今までは使うどころか存在も知らなかったけど」
「私もだよ。最近になって把握した」
この学校も、まだまだ私の知らない所が沢山あるよね~。
単純に私が登校してなかったのが原因だけど。
「にしても、遅いな~。何してるんだろ?」
遅くなるとは言ってたけど、少し遅すぎじゃない?
なんて思ってたら、扉の向こうから誰かが歩いてくる気配と足音を感じた。
「いや~、悪い悪い。思ってる以上に手間取っちまった」
「遅いよ。義父さん」
やって来たのは私の義父さん。
いつものラフな格好とは違って、これまた珍しいスーツ姿。
「でも、もう大丈夫だ。明日から俺もこの駒王学園の教師ってわけだ」
「昨日聞かされた時はビックリしたよ。でもなんで教師?」
「一番穏便に入るにはこれが確実だからな。幸いな事に、俺は教員免許も持ってるし」
「いつ取ったの?」
「千夏を保護する少し前辺りだな。人間界で生活している以上、色んな資格は持っておいて損じゃねぇしな」
「だってよ一誠君」
「なんで俺を名指しで言うの?」
それは自然と察しなさいな。
「三大勢力を代表してお前等のオブサーバーになる事が決定したからな。俺は個人で神器の研究もしているから、知識面でも役に立つ筈だぜ?」
「なんてのは建前で、本音は?」
「少しでも千夏の傍にいて、千夏の学園生活を見守りたかったから」
「だと思った」
大方の予想は出来てましたよ。
例え血は繋がってなくても親子だしね。
「千夏がどこぞの馬の骨に言い寄られていると想像するだけで夜も眠れない……」
「実際、柊さんって学校でも人気あるよな」
「なんだとっ!?」
「主に女子にだけど」
「そっか……それならいいか」
「もしも男子に人気だったらどうする気だったんだよ……」
「全員去勢する」
「本当に危なかった!!」
どうやら、地味に男子達の性的な未来が私の双肩にかかっていたらしい。
ま、この学園の連中に私のバージンを渡すつもりはないけどね。
「でもさ、ここで教師をするなんて誰も文句は言わなかったの?」
「コカビエルやバラキエルは色々と言ってきたが、一応は説得できた」
「シェムハザさんは?」
「報告した途端に、痛そうに腹を押えて倒れて、救急車で病院に搬送された」
「遂にストレスが限界に到達したっ!?」
「よく分かったな。診て貰ったら、胃に穴が開いてたらしい」
シェ……シェムハザさん……。
責任の一端は私にもある気がするから、今度絶対にお見舞いに行こう。
「救急車に運ばれる堕天使って、想像するとシュールだな……」
「お前等が思っているよりも、俺達は公共の機関は利用してるぞ? ミカエルも時々、通院してるしな」
「その分だと、サーゼクスさんも普通にこっちで病院通いしてそうだね」
と言いながらグレモリー部長をチラリ。
「…………………」
冷や汗を流しながら横目になるって事は、少しは自覚があるのね。
「グリゴリの方は入院したシェムハザや俺に変わって、コカビエル達がなんとか頑張ってくれるらしい。俺も暇な時には手伝うつもりだしな」
その『手伝う』がどの程度なのかは聞かないでおこう。
じゃないと、今度はコカビエルさんがストレスで入院しちゃいそうだ。
「勿論、俺はこのままオカルト研究部の顧問もするつもりだ」
「じゃないと意味無いしね」
でも……そっか~。
これからは義父さんが学校にいる生活になるのか~。
なんか想像しにくいけど、大丈夫かな?
「オーフィスは大人しくしてたか?」
「ん。我、大人しくしてた」
「そーかそーか」
義父さん……完全にオーフィスちゃんを娘として見てるよね。
かく言う私も妹みたいに見てるんだけど。
それから、義父さんの担当教科の事とか、夏休みの事に関してとかの話をしながら過ごした。
義父さんとこんな風に過ごしたのは本当に久々だった気がする。
なんだか懐かしい気持ちになった。
オーフィス、軽くオタクに染まる。
そして、次回は夏休み前にメイジンご登場。
今回言っていた通り、小猫とオーフィスも出演予定です。
歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?
-
是非とも見たい!!
-
別にいいかな~
-
千夏ちゃんは俺の嫁!
-
いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
-
よろしい、やりたまえ