ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~ 作:とんこつラーメン
胸は小猫以上アーシア以下と言った感じで、背の方も小猫よりも一センチ大きいぐらいです。
それに加え、かなりの貧弱&虚弱体質で、おまけに運動音痴。
原作での白龍皇であるヴァーリとは、何から何まで真逆の少女。
それが柊千夏と言う人間です。
一誠君におぶさったまま教室に入っていくと、予想通りにクラス中の皆から注目された。
女子達の視線がかなり怖いけど、私はその程度じゃ怯みません。
一誠君も思ったよりも平然としていたけど、まさか、この視線に慣れたって事は無いよね……?
「お…おい! 一誠!!」
「なんだ、お前の背中にいる白髪の美少女はっ!?」
「お~。松田に元浜。おい~っす」
ん~? この眼鏡君と坊主頭君は一誠君の友達か何かかな?
やはり、彼も立派な陽キャラの一員のようだ。
「おい~っす、ではない!! 俺のデータが正しければ、こんなロリっ子はこの駒王学園にはいなかった筈だ!!」
「そう言われてもな……」
今日初めて会った私の事について聞かれても、一誠君だって説明に困るよね。
よござんしょ。ここは私から説明しようじゃありませんか。
「一誠君。もう降ろしてくれてもいいよ」
「いいのか?」
「ん。流石の私も、教室の中までおんぶをしてもらう訳にはいかないよ」
「それもそっか」
簡単に納得してくれた一誠君は、すぐに降ろしてくれた。
「学校に来るのは久し振りなんだろ? どこの席か分かるのか?」
「だいじょ~ぶ。見た目ですぐに判別できるし」
「どうしてですか?」
「ほら、これ」
私が自分の席である、窓際にある一番後ろにある机に座る。
「ここだけ、新品同様に綺麗でしょ?」
「「あぁ~……」」
他の子達とは違って、私の机は殆ど使用してないから新品みたいになっているのだよ。
しかも、教室を掃除する際に机も拭いてくれているのか、埃も乗ってない。
「一誠貴様~!!」
「何を仲良さげに話してるんだ!!」
「別に俺が誰と話そうと自由だろうが……」
「「ふざけるな!!」」
お~お。朝から元気なこって。
こんな風に朝から騒げるから、朝勃ちとかもするのかにゃ?
「アーシアちゃんやリアス先輩達と同伴登校するだけに飽き足らず、遂には新しい美少女を背中に乗せて教室まで来るとは……!」
「リア充死ね!! もしくは爆発しろ!! 木端微塵になれ!!」
初めて生で『リア充死ね』って言う人を見た。
これは本当にレアだな。ちゃんとスマホで動画として撮影しなくては。
「アンタ達。また朝から騒いでるの?」
「桐生!! お前からも言ってやれ!!」
「一誠の奴が、また新しい美少女を毒牙に掛けようとしてやがるんだ!!」
「人聞きの悪い事を言うな!! お前等の方が酷いだろうが!!」
「「お前が言うな!!」」
「うぐ……!」
今度は眼鏡を掛けた三つ編みの女の子のご登場ですか。
彼女も周りの女子とは少し雰囲気が違って見える。
「あ~…この馬鹿共に聞いても話が見えないから。アーシアちゃん、どういう事か説明してくれる?」
「あ……はい。実は、千夏さんが来た事に皆さんが驚いてしまったようで……」
「千夏さん?」
おや? こっちに来ましたですよ。
「白い髪に小柄な体……。もしかして、あなたが先生の言っていた、ずっと不登校だったって言う柊千夏ちゃん?」
「私の事を知ってるの?」
「名前だけはね」
てっきり、私の事はすっかり忘れ去られているとばかり思ってたけど、先生だけは律儀に覚えていてくれたみたいだね。
学校の教師も侮れませんな~。
「桐生も知ってるのか!?」
「知ってるも何も……ほら、前に先生が話した事を覚えてない? ウチのクラスには一人だけ事情があって学校に来れてない子がいるって」
「あぁ~……そんな話をしていたような気がしないまでも……」
「呆れた……。姿を知らなくても、クラスメイトの事なんだからちゃんと覚えてなさいよ」
「いやだって、あの頃は不登校児がこんな美少女だったなんて想像もしてなかったし」
「そうだそうだ! こんな美少女だって分かっていたら、脳細胞の一つ一つにまでキッチリと刻みこんでおくわ!!」
「ウワ……純粋にキモイ」
私もキモイ。
これが生理的嫌悪感ってヤツか。
思わず背筋がゾクってしたよ。
「一誠君や。この三人は君のお友達かい?」
「おっと。そういや、まだ紹介してなかったっけ。つーか、同じ教室なのに会った事無いのか?」
「ないね~。極稀に私が学校に来た時は、いつも教室には行かずに保健室に直行してたし」
「マジか……。んじゃ、テストとかも?」
「保健室でやってたよ」
あそこは本当に落ち着くんだよね~。
まるで実家のような安心感。
これ、保健室のキャッチフレーズにすればいいんじゃない?
「そうだったんですか……」
ア…アーシアちゃん? そんな純粋な目で見られると、流石の私も罪悪感で苦しくなりますよ?
「私は桐生藍華。よろしくね」
「ん。よろしく桐生さん」
「私の事は別に名前で呼んでくれてもいいわよ? 私もそっちの事は名前で呼ぶし」
「それじゃあ藍華ちゃんでヨロ」
「こっちこそよろしくね。千夏ちゃん」
この子とは不思議と波長が合いそうだ。
私もリア充の仲間入りを果たせるのだろうか?
「にしても……」
「わっふ」
後ろから抱き着かれたし。
息が掛かってくすぐったい。
「本当に、ちっちゃくて可愛いわよね~…♡ まるでお人形さんみたい」
「おいおい桐生……」
「別に大丈夫だよ一誠君。私は別に気にしてないし。この手の事はもう言われ慣れてる」
昔からなんだけど、どうも一部の女子は私の事をマスコット的な扱いをするんだよな~。
それで困った事は無いからいいんだけど。
「んでもって、こっちのメガネが元浜で、ボウズ頭が松田だ」
「「適当に紹介するな!!」」
「ふむふむ。こっちのメガネ君が浜田くんで、ボウズ頭が松本くんだね」
「「全然違うんですけどっ!? 俺達はダウンタウンじゃない!!」」
「ははははははっ! もういっそのこと、本当に改名しちゃったら? そうすれば、少しはまともになるんじゃない?」
「「冗談じゃないわ!!」」
私の渾身のギャグはウケたようでなにより。
でも、割と違和感は無かったでしょ?
「この千夏ちゃんとやら……ただの美少女じゃないな……!」
「見た目だけなら俺の好みドストライクなのに……!」
おいおい……元浜くんとやらはロリコンなのかい?
私みたいな幼女体型の女に欲情しちゃいけないのぜ。
「なんで今まで学校に来れなかったとか、そこら辺の事情は聞かないでおくから。これから仲良くしましょ?」
「そうしてくれると助かるよ」
いや、別に話しても構わないんだけど、話すこと自体が面倒くさい。
思ったよりも話し込んでいたようで、もう予鈴が鳴ってしまった。
皆はすぐに席について一時限目の準備を始めた。
藍華ちゃんや元浜くん、松田くんも例外じゃなかったけど、ロリコン疑惑のある元浜くんだけはずっとこっちをジロジロと見ていた。
うん。生理的に無理。
一誠君やアーシアちゃんの席は前の方にあるみたいで、二人とは離れてしまった。
なんだろうか……この言い知れぬ孤独感は。
先生が来る前に、教室の後ろにある各生徒ごとに用意されたロッカーの中にある自分の教科書を全部取り出して机の中に放り込んだ。
教室掃除の時に机を運ぶ際、かなり重くなるかもしれないけど、そこら辺はちょっとしたトレーニングと思って割り切って貰いたい。
教室のドアが開いて先生が入ってくると、すぐに私の方を見て驚きやがった。
「お…お前は! もしかして柊かっ!?」
「もしかしなくても柊ですよ、先生。お久し振りです」
「やっと……やっとお前も学校に来る気に……。うぅ……教師生活15年。こんなに感動した事は無い……」
大げさすぎるだろ、この親父。
どんだけ涙脆いんだっつー話ですよ。
あ~あ。なんかなし崩し的にサボれなくなってきたし。
しゃーない。こうなったら腹をくくって教室でのんべんだらりと過ごしますかね。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
授業中。
私は形だけ教科書とノートを開いて、ボケ~っと窓の外を眺めていた。
(余所見をしていてもいいのか?)
(別にいいよ。今やってる授業なんて、
言ってなかったけど、これが私の学校に来たくなかったもう一つの理由。
あまりにも授業が退屈過ぎるんだよ。
「ではここの問題を~……柊。頼めるか?」
「え? あ……はい」
いきなりのご指名を受けて呆けちゃったけど、お約束のように教室で笑いは起きなかった。
そんな事よりも、他の皆は見知らぬ女子生徒が紛れ込んでいる事に驚いているみたい。
「大丈夫か? 別に無理をしなくてもいいんだぞ?」
「だいじょ~ぶですよ。これぐらい」
自分で指名しておいて心配するとか……。
トコトコと黒板の前まで行って問題をチラリ。
(この程度のやつなら楽勝でしょ)
頭の中ですぐに答えを導き出し、チョークを持ってスラスラ~と公式と説明を書いて、最後に答えを記入。
「これでいいですか?」
「お…おぉ……正解だ。相変わらず、柊は頭脳明晰だな……」
「その代わり、超貧弱ですけどね」
教室中から注目されながら席に戻って肘をつく。
「はぁ……」
体力的な意味でも疲れたけど、それ以上に精神的に疲れた。
人の多い場所だと、どうしても気疲れしてしまう。
ついでに言うと、私の事をイヤらしい目で見てきた元浜くんが普通にキモかった。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
昼休みになって、皆は昼食をとるためにそれぞれに移動する……んだけど、今日だけは違った。
「はむ」
「「「「「可愛い~~~♡」」」」」
俺、兵藤一誠は友人である元浜、松田と一緒に教室の端っこで菓子パンを食べながら、女子達に囲まれている柊さんを眺めていた。
女子達の中にはアーシアも密かに混ざっていた。
「彼女、一気にクラスの人気者になっちゃったわね」
「桐生」
柊さんを気に入っていた桐生もやって来て、一緒に女子達のキャーキャーしている光景を眺めた。
「いいのか? お前もあの輪に加わらなくても」
「入れると思うの?」
「いや、無理だな」
だよな。
同じ女子でも、あの空気の中に入るのは至難の技だろうよ。
「それに、ここから見ているだけでも充分に千夏ちゃんの可愛さは伝わるから」
「あっそ」
まぁ……無愛想でマイペースではあるけど、可愛くはあるよな……。
おんぶしている間も、僅かに膨らんだ胸が背中に当たってたし。
いい香りも……してたしな。
「おい一誠」
「なんだよ」
「鼻の下が伸びてるぞ」
「お前等だって同じだろうが。特に元浜。お前に至っては股間が膨らんでるぞ」
「あ」
おっぱいが至高である事は変わらないし、こいつの趣味を否定する気も無いけど、そのロリコン的な一面を目の前で直に見せられると、ちょっとだけ引くわ~…。
いや、俺が皆の前でオッパイオッパイ言ってる時の皆も同じ気持ちだったりするのか?
これが、人の振り見て我が振り直せってやつか。
「頭のアホ毛が揺れまくってる……。ヤバ……めっちゃ可愛い……♡」
あのアホ毛ってどんな仕組みで動いてるんだ?
あれも神器と関係あったり……するわけないか。
「なぁ……」
「どうした?」
「柊さんが今食ってるのって、明らかにピザ……だよな?」
「だな」
「どこに持ってたんだ?」
「あれ、彼女が注文したらしいわよ?」
「「「まさかの外部発注っ!?」」」
そ…それっていいのか?
いや……別に校則にも禁止はされてないし、いいっちゃいい……のか?
「そういや、お前と柊さんがどういった経緯で知り合ったのか、まだ聞いてなかったな」
「それな」
「別に大したことじゃないんだけどな。俺がオカルト研究部に所属しているのは知ってるだろ?」
「お前から言ってきたしな。それがどうかしたのかよ?」
「リアス部長のお兄さんと柊さんのお父さんが個人的な知り合いっぽくて、そのお父さんからお兄さんが直に頼まれたらしいんだ」
「千夏ちゃんの不登校をどうにかして欲しいって?」
「その通り。同年代の俺達の方が適任じゃないかって」
「そうかもな。事情を知らない大人が頭ごなしに言っても、絶対に逆効果だろうよ」
確実に引き籠りが酷くなるだろうな。
もしもそうなれば、もう二度と部屋から出てこなくなるかもしれない。
(俺が知らないだけで、柊さんには柊さんなりの引き籠りになった理由があるのかもな……)
もしかしたら、彼女はずっと外に出たがっていたけど、タイミングが掴めなかったのかもしれない。
「多少の我儘ぐらいは、笑って許してあげてもいいのかもな……」
こうして知り合ったのも何かの縁だし、俺と彼女は互いに龍を宿す者同士だ。
ある意味で俺達は因縁のある間柄とも言えるしな。
結局、俺達の昼休みは柊さんの困った様子を見ている内に終わってしまった。
ここまで書いて、まだ一日が終わらないんですよ?
どんだけ長引かせる気だって話ですよね。
次回は放課後の出来事を予定してます。
歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?
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是非とも見たい!!
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別にいいかな~
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千夏ちゃんは俺の嫁!
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いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
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よろしい、やりたまえ