ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~ 作:とんこつラーメン
眠いけど、頑張って書きますよ~。
冥界に到着したはいいけど、駅の構内の中は人っ子一人いない。
駅の構造自体は私が知っているのと大差ないんだな~。
「迷わないように、ちゃんとついて来てね」
「なんて言いつつ、なんでしれっと私の手を握るんですかね?」
「迷子にならないようによ」
「い……一誠く~ん! なんだか猛烈に貞操の危機を感じるんですけど~!!」
「それ、ずっと前にも言ってなかったか?」
そうだったっけ? なんて言ってる場合じゃない~!
「我も手、繋ぐ」
「オーフィスちゃん……♡」
この子は龍やない……天使や……。
神様が私の元に連れてきてくれた天使なんや~!
「うぅ~……出遅れました……」
「こ……小猫ちゃん?」
「気のせいか……小猫ちゃんの体から猛烈な嫉妬オーラを感じるような……」
こうなったら、素直に諦めよう……。
なぁに。今は別にグレモリー先輩と二人っきりって訳じゃないんだし。
こうしてオーフィスちゃんも一緒にいるんだから大丈夫……だと思う。
別の意味でドキドキしながら構内を進んで行き、駅を出た途端に大人数の叫び声が聞こえてきた。
「「「「「お帰りなさいませ!! リアスお嬢様!!!」」」」」
「うぉっ!?」
「ひゃぁっ!?」
「わ……」
「耳が痛いんですけど」
一誠君は普通に驚いて、ギャー君はビックリして私の背中にしがみ付いた。
オーフィスちゃんもリアクションは薄いけど、少しは驚いている。
んで、私は鼓膜が痛かったです。
前にテレビで見た外国の皇太子さんが日本に訪問した時のような歓迎をしていた。
西洋風の服を着た兵隊さんが儀礼用と思われる銃を空に向けて何発も発砲したり、かと思えば音楽隊らしき人達が一斉に演奏を開始。
うん。純粋に五月蠅い。五月蠅いのはロープレでボスキャラを倒した時の効果音だけで十分です。
「これ……もしかして全部、部長の帰りを祝ってるのか……?」
「みたいですね……」
「グレモリー部長って、もしかして有名人?」
「もしかしなくても有名人ですわよ」
「そうなんですか、朱乃さん」
「えぇ。リアスは現魔王であるサーゼクス様の妹であり、若手悪魔のホープの一人。冥界ではかなりの知名度と人気を誇ってるのよ」
「へぇ~……」
私から見た部長さんって、表向きは成績優秀でスタイル抜群の学園のマドンナ、裏ではレズ疑惑が急浮上した変態のイメージしか無かったから、マジで驚きだわ~。
「ふふ……どう? 驚いたかしら? 私に惚れ直してもいいのよ?」
「いや、最初から惚れてないし」
グレモリー部長。0はどこまで行っても0なんだよ?
驚きと呆れが混ざり合って、どんな反応をしたらいいか困りながら歩いていくと、メイドさんや執事さんの一団の中から、私達もよく知っているグレイフィアさんがやって来た。
「お帰りなさいませ、お嬢様。そして、ようこそいらっしゃいました、千夏さん。道中、御無事でなによりです。特に千夏さんが」
「それはどーゆー意味っすか?」
「そのままの意味です。列車なんて限りなく密室に近い場所に千夏さんとお嬢様が一緒にいたとなれば、間違いなく乙女のピンチですから」
「グレイフィア……」
我等が部長。家のメイド長からの信用0である。
「他の皆様も、お疲れ様でした。どうぞこちらへ。馬車を用意しておりますので、それでグレモリー邸へと向かいます」
おぉ~! 馬車とな! 実在してたんだ……。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「ドナドナド~ナ~ド~ナ~。子牛をのせ~て~」
「その歌止めぃ! 切なくなるから!」
グレモリー家所有の豪華感満載の馬車に揺られて移動中。
お馬さんは超絶でっかくて、あれは明らかに世紀末覇者が乗ってる奴だ。
名前は黒龍号で決まりだね。
馬車と言っても、そこまで広いわけじゃないので、私達は二台に分けて乗る事に。
もう一台の馬車を引っ張ってる馬も大きかったなぁ~。
馬車を操作してるのは、これまたグレモリー家お抱えの運転手っぽい人。
グレイフィアさんは私達と同じ馬車に乗っている。
んでもって、この馬車には私の他にオーフィスちゃんと小猫ちゃんに一誠君。
それからゼノヴィアちゃんが乗っている。
最初は部長が一緒に乗ろうとしてきたけど、グレイフィアさんのプレッシャーに押し負けて、仕方なくもう一台の方に乗った。
グレイフィアさん、グッジョブ。
「思ってるよりも馬車って揺れないんだね」
「この道はちゃんと舗装されていますからね。馬車=揺れる乗り物と言うイメージが定着したのは、恐らく昔の道が原因かと」
「そっか。馬車が乗り物として主流だった頃は、今のように綺麗に道を舗装する技術が無かったもんな」
「その通りです。一誠さま」
「一誠先輩がインテリな発言をしました。明日は雪確定ですね」
「なんで俺が偶に真面目な話をしたら、そんな反応になるの?」
「いや、一誠君ってあんまり頭いいイメージないし」
「俺だってちゃんと勉強してるんですけど……」
「そうだな! 勉強は生きていくうえでとても大切だ! よく分かってるじゃないか!」
「脳筋剣士からガリ勉女にジョブチェンジした奴に言われてもな~……」
なんて話している内に、前方になにやら大きな建物が見えてきた。
見事に真っ赤でございます。一発で分かるね。
「あのお城っぽいのがグレモリーのお屋敷なんですか?」
「はい。あれが本邸となります」
「ほんてー……ってことは、他にもあるって事?」
「はい。他にも様々な屋敷が揃っております」
ははは……自力で制覇するのは絶対に不可能だな。
でも、お屋敷の中でセグウェイって普通にアウトだろうし。
「そうだ。実は私、グレイフィアさんの息子さんにお土産を持ってきたんですよ」
「まぁ……ありがとうございます。きっとあの子も喜びます」
「気に入ってくれると思いますよ。頑張ってチョイスをしましたから」
いやホント。マジで悩んだよ~。
魔王の息子にあげるガンプラとか、普通は思いつかないもんね。
でも、私もガンプラビルダーとしての意地がある!
だから、無数に存在しているガンプラの中でも特に厳選した逸品をお持ちしましたのぜ。
「もうすぐ到着いたします」
これから夏休みの間、暫くはあそこで過ごすのか~……。
絶対に落ち着かないんだろうな~……。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
二台の馬車が大きな城門みたいな場所の前で停車し、グレイフィアさんを先頭に降りていく。
すると、ゆっくりと古めかしい音を出しながら城門が開いて、そこには見事なレッドカーペットがお屋敷まで続いていて、その両脇を大勢のメイドさんと執事さんが整列していた。
私はいつの間にユーチューバーからハリウッド女優に進化してしまったのだろうか。
美少女は辛いぜ。
「では、お嬢様と眷属の方々。それから千夏さんとオーフィス様とゼノヴィア様。どうぞお進みください」
今度はグレモリー部長が先頭になって進んで行く。
幾つもの視線を感じて、すっごい痛い……。
「リアスお姉さま! お帰りなさいませ!」
「ミリキャス!」
「およ?」
私達が歩いていくと、メイドさん達の隙間から一人のショタっ子が飛び出してきた。
もしかして、あの子が例の……?
「部長。この子は……」
「この子はミリキャス・グレモリー。お兄様の息子であり、私にとっては甥っ子に当たるの」
「この子が柊さんの言ってた……」
サーゼクスさんがイケメンなだけあって、ミリキャス君も見事な美少年だ。
これは将来が今から楽しみですにゃ~。
「ほら、ミリキャス。ご挨拶して」
「はい」
ミリキャス君が綺麗に屹立し、丁寧なお辞儀をしながら自己紹介をしてくれた。
「初めまして。ミリキャス・グレモリーです」
「は……初めまして……。リアス部長の兵士をしてる兵藤一誠です……」
一誠君。自分よりも明らかに年下なショタっ子に緊張してどうするのさ。
仕方がない。ここは私がお手本を見せてあげよう。
「初めまして、ミリキャス君。私は柊千夏。君の事はよくサーゼクスさんから聞いてるよ」
「あ! あなたがよくお父様がお話してくださっていた白龍皇様ですか!?」
「そんな畏まられるような人間じゃないよ。白龍皇って言っても、特に何かしたわけじゃないし。私自身はどこまでも普通の人間のつもりだよ」
「なんて謙虚な姿勢……素晴らしいです……」
うぐ……! ミリキャス君の純粋無垢な瞳が痛い……。
「柊さん。お土産お土産」
「おっと、そうだった。ナイス一誠君」
ちょっとお行儀が悪いとは思うけど、急いで出せば問題無いよね?
ゴソゴソと荷物の中から~っと。
「あった。これだこれだ」
箱もへこんでない。状態もバッチリだ。
「はいこれ。ミリキャス君にお土産だよ」
「僕に!? いいんですかっ!?」
「勿論。その為に持ってきたんだからね」
「ありがとうございます!」
眩しい笑顔でお礼を言われてしまった。
私の中でショタっ子ブームが到来しちゃいそう……。
「これは……もしかしてガンプラですか?」
「そう。HGガンダムバルバトス。カッコいいし組み立てやすいし、なにより主役機だしね」
「わぁ~……」
喜びを通り越して興奮してない?
ここまでいいリアクションをして貰えるとは思わなんだ。
「成る程。鉄血のオルフェンズの主人公機にして、悪魔の名を冠したMSの代名詞を選んだのか。いいチョイスじゃん」
「えへへ~……でしょ?」
「てっきり、ガンダムデスサイズヘル(EW版)だと思ってたぜ」
「それも考えたんだけどね。同じカッコいいMSなら、より組み立て易い方がいいと思ったんだ」
「柊さんなりに考えたんだな」
「組み立てる側の事もちゃんと考慮しないと、ガンプラビルダーとは言えないからね」
バルバトスはかなりの人気の機体だから問題無いと思ってたけど、予想以上に効果絶大だったみたい。
「そして、これも一緒にプレゼント」
「これは……?」
「初心者から上級者まで御用達! 切れ味抜群の高性能ニッパー! その名も『蜻蛉切』!」
「なんでニッパーに本田忠勝の槍の名前をつけるんだよ……」
「それだけ凄いって事だよ」
つーか、よく蜻蛉切の所有者の名前を知ってるね。
お姉さん、普通にビックリ仰天だよ。
「何から何まで……本当にありがとうございます!!」
「どういたしまして。君さえよかったら、私が組み立て方を教えてあげようか?」
「そんなことまでっ!? あぁ……なんて慈悲深いお方なのでしょう……」
ミ……ミリキャス君? ちょっと大袈裟じゃない?
「千夏さん。息子にこんな素敵なお土産をくださって、ありがとうございます」
「いえいえ。普段はこっちがお世話になってますし。これぐらいは……ね?」
この程度じゃお返しにはなってないと思うけどさ。
「それでは、お屋敷に入りましょうか」
ミリキャス君は部長と手を繋いで、大事そうにバルバトスの箱を抱えていた。
魔王の息子が一箱約千円のガンプラを持つ光景……。
凄いような、凄くないような……。
皆でぞろぞろと歩いて、幾つかの門を潜っていくと、玄関ホールみたいな場所に辿り着いた。
外観もそうだったけど、中身もこれまた凄いですにゃ~。
高い天井には、超でっかいシャンデリアがあるし。
「スゲー……。シャンデリアとか初めて見た……」
「私もです……」
庶民的な生活しか知らなかった一誠君とアーシアちゃんは、シャンデリアだけで圧倒されちゃったみたい。
って、私も立派な庶民だった。
でも、私的にはシャンデリアは珍しくないんだよね。
「お嬢様。私は皆様をお部屋へとご案内しようと思うのですが……」
「皆も疲れてるだろうし、それがよさそうね。私も、まずはお父様とお母様に帰省の挨拶をしないといけないし」
「旦那様は現在、所用にて外出中で、御帰宅は夕刻になると仰っておられました。旦那様自身も、夕餉の席にて皆様と顔を合わせてご挨拶をなさりたいと仰られていました」
「そう……分かったわ。それなら、夕食までは部屋で休息して貰いましょうか。もう既に荷物は部屋に運び込んであるのでしょう?」
「はい。お部屋はすぐにでもご使用可能な状態にしてあります」
おぉ~……。グレモリー先輩が貴族してる……。
どうして普段からコレが出来ないんだろう……。
それに、もう荷物は運んであるって言ってたよね?
一流のメイドはやること一つ一つが凄いのね……。
「千夏も疲れたでしょう? ゆっくりと休んでね」
「だね。なら遠慮無く、そうさせて貰おうかな?」
実際問題、今すぐにでもベッドにダイブしたい気分だし。
大して体を動かして無くても、疲れるもんは疲れるんだよ~。
「あらリアス? もう帰ってきてたのね」
おりょ? 二階に続く階段から亜麻色の髪の女の子が降りてきた。
綺麗なドレスを着ていて、すっごく美人な人だ。
顔が部長にそっくりだから、お姉さんとか?
いやでも、グレモリー部長に姉なんていたっけかな?
「お母様。只今帰りました」
…………はい? 今……にゃんと?
「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」」
こ……この美人さんが部長のお母さんっ!? マジで言ってるっ!?
驚きのあまり、私と一誠君の叫び声が見事にハモってしまった。
グレモリー家に到着。
でもまだ安心できない!
千夏よ! ある意味でここからが本番だぞ!
歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?
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是非とも見たい!!
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別にいいかな~
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千夏ちゃんは俺の嫁!
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いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
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よろしい、やりたまえ