ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~ 作:とんこつラーメン
他の作品を再開した結果、どうも遅くなってしまいました。
でも、スローでも進めていく所存なので、これからも読んでくれれば嬉しいです。
あ……ありのままに今起こった事を話すのぜ……。
階段の上からドレスを着た綺麗なお姉さんがやって来たと思ったら、その人があろうことかグレモリー部長のお母さんだった。
ちゃちな手品とかトリックなんかじゃない。
もっと恐ろしい物の片鱗を感じちゃったのですよ……。
「一誠君……」
「なんだ……柊さん」
「グレイフィアさんも大概だとは思うけど、悪魔の女の人って皆が皆、こんな感じなのかな……?」
「セラフォルーさんやカテレアって人の例もあるからな……。悪魔の女性は年齢だけじゃ測れないって事なんじゃないか?」
「かもだね……」
少なくとも、悪魔って種族に『おばあちゃん』はいないのかもしれない。
人間の女性からしたら、嬉しい事この上ないだろうね。
「あら?」
お? なんかこっち見てる。
「リアス。そこにいる可愛い子が、もしかして例の白龍皇ちゃんなの?」
「そうです。この子こそが、現代の白龍皇です。千夏、自己紹介してくれる?」
「いいですよ」
向こうがこっちの事を一方的に知ってても、私からしたら初対面だしね。
きちんと挨拶をしないと失礼にあたっちゃうよね。
「初めまして。柊千夏と申します。どうか、よろしくお願いします」
ちゃんとペコリと腰を曲げて挨拶をする。
この手の礼節はコカビエルさんから徹底的に叩き込まれているのだよ。
「ご丁寧にどうもありがとう。私はリアスの母親の『ヴェネラナ・グレモリー』よ。貴女の事は、よくリアスやサーゼクスから聞かされてるわ」
どんな事を言っているのか、非常に気になるんですけど。
サーゼクスさんは大丈夫そうだけど、グレモリー部長は絶対に碌な事を言ってない。
「それにしても……」
おぉ? ヴェネラナさんのこの目は……まさか……!
「千夏ちゃんって、物凄く可愛いわね~♡ お姉さん、思わず抱きしめたくなっちゃう~♡」
「むぎゅ……」
なんて言いながら、ちゃっかりと抱きしめとりますがな!
く……くりゅしい……! 部長の胸の大きさは母親譲りだったのか……!
「やっぱりお母様もそう思うでしょ! 特に、お菓子を食べてる時なんか最高に可愛んだから!」
「あらそうなの? それは是非とも見てみたいわね!」
蛙の子は蛙……か。
あ、意識がボ~ってしてきた。
「奥様。お気持ちはよく理解出来ますが、千夏さんのお顔がいい加減に洒落にならない色になってますので、その辺で……」
「あら大変。ごめんなさいね?」
「らいひょうぶれふ……」
地味に酸素欠乏症になりかけたんですけど!
美人人妻のオッパイで窒息死とか、そんなのは一誠君だけで十分だよ!
実際、彼はさっきから血涙流してるし。
「くぅぅぅぅ……! 柊さんの場所と入れ替わりてぇ……!」
『相棒……』
ドライグが完全に呆れてますよ?
それでいいのか赤龍帝。
「それで、さっきから千夏ちゃんに寄り添ってるのが、例の無限龍のオーフィスちゃんね?」
「ん。我、オーフィス」
「この子も可愛いわ~♡ あぁ~……もう! 二人共、私の手で可愛くコーディネイトしてあげたい!!」
「「え?」」
嫌な汗が顔からタラタラと流れてる。
これは嫌な予感がしますぞい。
「ん? ミリキャス、その手にあるのは何かしら?」
「千夏さんにお土産としてガンプラを頂いたんです!」
「まぁ、そうなの? よかったわね~。千夏ちゃん、度々ありがとう」
「いえいえ。これぐらいは当たり前ですよ」
ミリキャス君の存在を知らなかったら、絶対に持ってきてなかっただろうけど。
「それじゃあ、行きましょうか?」
「どこに?」
「勿論、千夏ちゃん達を可愛くしによ」
「マジですか……」
ヴェネラナさんは、私達二人をヒョイっと抱え上げて、そそくさとこの場を立ち去ろうとする。
「お……奥様っ!?」
「グレイフィア~。千夏ちゃん達ならちゃんと私が部屋まで送り届けるから、貴女は荷物の方を頼んだわよ~」
「お母様! 後で私にも見せてくださいね!」
「任せといて~!」
あ~れ~。またこのパターンですか~。
「一誠く~ん」
「どうした、柊さん!」
「FGOの紫式部って可愛くて萌えるよね~」
「なんで去り際にそれを言うの!? 確かにめっちゃ俺好みの美人だったけどさ!」
そんな訳で、私とオーフィスちゃんだけ早くも戦線離脱するのでした。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「「「「可愛い!!」」」」
「私の想像以上だわ……!」
「「………………」」
え~……私とオーフィスちゃんが現在置かれている状況について説明しようと思います。
まず、私達はヴェネラナさんによって大きなクローゼットがある広い部屋に連れてこられて、その後にヴェネラナさんがグレイフィアさんの部下と思わしきメイドさんを数名呼んだ。
そこからは、あれよあれよという内に服を丁寧に脱がされて、気が付けば私達も少しサイズが小さいメイド服を着されられていたのであります。
まぁ……服が可愛い事は認めるけどさ。
「ここまでよく似合うとは思わなかったわね……! リアスが夢中になるのも分かるわ」
分からないでください。
貴女はガンダムに初めて乗ったアムロですか。
「お二人共、よくお似合いですよ!」
「ハァ……ハァ……お持ち帰りしたい……♡」
まさか、グレモリー家のメイドさんって皆こんな感じなの?
それとも、グレイフィアさんの影響をもろに受けちゃっただけ?
「さぁ! 夕食まであまり時間も無いから、どんどん行くわよ~!」
「「「「はい! 奥様!」」」」
変なところで意気投合しないでくれませんかね!?
オーフィスちゃんは暇そうに欠伸してるし。
次に着させられたのは、婦警さんの制服。
ちゃんと玩具のニューナンブもセットなのが驚いた。
「きゃ~! 逮捕された~い!」
「こんな子達になら、喜んで掴まりたいわ……♡」
「お次はコレよ!」
今度はナース服。注射器までついてる親切使用(笑)。
「治療されたいわ……♡ 体を使って、ねっとりまったりと……♡」
「私のこの萌え萌えな心を癒して~♡」
「キュン死しちゃいそう……♡」
キュン死て。
そんな言葉使うヒト、初めて見たわ。
「次はコレを推奨するわ!!」
「リアスお嬢様!」
おい、部屋に行ったんじゃないのかよ。
そして、その手に持ってるのは『プリズマ☆イリヤ』に登場するイリヤと美遊の魔法少女としての衣装じゃないか!
流石にアレは恥ずかしいから着たくないんですけど!?
なんて訴えが通用する訳も無く、私達は成す術も無く魔法少女になったのでした。
「か……可愛すぎる……♡ これは反則級だわ……♡」
「さいですか」
私がイリヤの衣装を、オーフィスちゃんが美遊の衣装を着ている。
しかも、ルビーとサファイアのおまけ付きで。
これ……本当に喋ったりしないだろうな?
「実際に千夏達は魔力を行使出来るから、正真正銘の魔法少女なんじゃ……」
「「「「確かに!!」」」」
『確かに』じゃねぇよ。
いい歳した人達が、年下の子を着せ返して楽しんじゃダメでしょ。
「ところでリアス。この衣装はどこで手に入れたの?」
「三大勢力会談の時にセラフォルー様から頂きました。是非とも千夏がコレを着た姿を写真に収めて欲しいと頼まれまして」
「二着あったのは、いずれはオーフィスちゃんが千夏ちゃんの元に来ることを予見していたのかもしれないわね。流石はサーゼクスと並び立つ魔王だわ」
いやいや。そもそも魔王がそんな事を頼んでいること自体がおかしいでしょ。
ちょっとは誰かツッコんでよ!
こんなのは私のキャラじゃない! 一誠君の役目でしょ~!
一誠君! 今すぐにここに来て、いつのもキレのいいツッコみをしておくれよ~!
「オーフィスちゃん、大丈夫?」
「我、平気。色んな服を着れて楽しい」
「そ……そっか……」
本人がいいのなら、私は何も言えないんだけどさ。
実際にオーフィスちゃんの美遊の恰好は可愛いしね。
「今度はこれをお願いします!!」
「小猫!」
「「「「喜んで!!」」」」
小猫ちゃんまで……。
んで、その手にあるのはアレか? 第一期のなのはとフェイトの衣装ですか。
いや、なのははいいとして、フェイトのアレは普通に痴女丸出しになるじゃん!
私は絶対に着ないからね!
「分かってた……分かってたさ……。私の発言がフラグだってことは……」
は……恥ずかしい……!
オーフィスちゃんのなのはは本当に可愛いけど、私のフェイトは絶対におかしいでしょ!
律儀に髪型までツインテールに変えてくれちゃってさ!
「か……可愛いです……本当に可愛いですよ……千夏先輩……♡」
「こっちは羞恥心でどうにかなっちゃいそうだけどね」
「千夏先輩」
「な……なに?」
「私とセックスしませんか?」
「自分が何を言ってるのか分かってるっ!?」
「千夏先輩が可愛すぎるのが悪いんです! こんなエロ可愛い姿を見せられたら、欲情だってしちゃいますよ!」
「私が悪いのかっ!?」
なんで逆ギレするのさ!?
別に私は悪くないでしょ!?
「なに言ってるの小猫! 千夏と結ばれるのは、この私よ!」
「幾ら部長でも、こればかりは絶対に譲れません……!」
「むむむ……!」
「あらら。千夏ちゃんはモテるのね~。もう少し若かったら、私も迷わず立候補してたけど」
危ね~!! でも、この人妻さんなら妻子持ちでも関係無く寄ってきそうな気がする。
そんな色気を全身から醸し出してるから。
グレイフィアさんとはまた違った、妖艶な魅力があるヒトだ。
「もしかしたらと思って来てみたら、案の定だったわね……」
「朱乃さ~ん!」
「朱乃~」
「よしよし。二人共、大変だったわね」
もうダメかと思った、その時!
ここで救いの女神である朱乃さんがやって来てくれた!
この人を待ってたんだよ~!
すぐに朱乃さんに抱き着いて、その場から離れることに成功する。
「奥方様だけでなく、リアスと小猫ちゃんまで一緒になって……」
「仕方ないじゃない! だって、千夏達が可愛いんですもの!」
「可愛いは正義です。これこそが世界の真理なのです」
「そこまでハッキリと言える二人を普通に凄いと思うわ……」
助かった……これで、このコスプレ地獄から解放される……。
「楽しめる雰囲気じゃなくなったわね。それじゃあ、『今回は』ここでお開きにしましょうか」
今回は!? 今回はって言った!?
次回も予定しているの!?
「折角だし、さっきまで着ていた衣装は二人にプレゼントするわ」
「はぁ……ありがとうございます……」
情けない小市民の性なのか。
ここで断れない悲しい私。
……プライベートで着るなら、別にいいかもな……。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「やっと休めるよ~」
「ふわぁ~……」
あの苦難のコスプレショーが終わった後、最初に着ていた服に着替え直してから、私達は暫くの間、過ごす事になる部屋に案内された。
私が住んでいる部屋とは全てが違う部屋で、どこもかしこも高級感に溢れまくってる。
ベッドなんて、フカフカでモフモフ、寝心地が最高だ。
私とオーフィスちゃんが二人で乗っても余裕な大きさで、伸び伸びとする事ができる。
そうそう、私とオーフィスちゃんは一緒の部屋になった。
普段から一緒にいるから、こうした方がオーフィスちゃんも寂しがらないかもしれないという配慮だった。
「ミリキャス君にガンプラ講座でもしてあげたかったけど、今はもう疲れて無理っぽいわ……」
「我……眠い……」
「そうだね。夕飯まではまだ少しだけ時間があるって言ってたし、それまで仮眠でもしようか」
「賛……成……」
眠気に負けてしまったのか、オーフィスちゃんはそのまま夢の中へ。
それを見ていたら、私も本気で眠たくなってきた。
「おやすみ……オーフィスちゃん……」
「しゅぴ~……」
ここで出される夕飯って、どんな食事なんだろう……?
そんな事を考えながら、私も目を瞑った。
恒例(?)のコスプレショーでした。
あっという間に人妻も陥落です。
考えれば、まだまだ似合いそうな衣装がありそうですね。
歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?
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是非とも見たい!!
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別にいいかな~
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千夏ちゃんは俺の嫁!
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いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
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よろしい、やりたまえ