ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~   作:とんこつラーメン

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今回は前回の最後に引き続き、ディオドラ目線でお送りします。

彼も何気に胃薬が必要になってきそうなポジションになります、今回は。






皆で食べるご飯は美味しいな~♡

 僕がプライベートでのんびりとファミレスで食事を楽しもうと思っていたら、いきなり僕の席に巨漢二人(サイラオーグと美猴)が謎の少女二人組を連れてやって来た。

 完全に想像もしていなかった事態に、思わず固まってしまった。

 

「「「………………」」」

 

 あ~向こうもどんな反応すればいいのか困ってるよ~!

 そりゃそうだよね! 分かるよ、分かるけどさ、まずは座ってくれないかなっ!?

 このままだと無駄に目立ってしまうから!

 この際、もう相席になる事は割り切るから!

 今の状況で目立つ事だけは本気で避けたいんですけど僕!?

 

「どーしたの? 早く座ろうよ」

 

 ナイスアシストだ! そこの見知らぬ白髪の美少女ちゃん!

 ほら、あの子もこう言ってるんだし、とっとと座りなよ!

 

「そう……だな。千夏の嬢ちゃんもこう言ってる事だし……」

「まずは座るか……」

 

 よし! それでいいんだよ! それで!

 で、ちゃんと座ったのはいいんだけど……。

 

(なんで僕と向かう合うように男二人が座るんだよ!!)

 

 文字じゃ分かりにくいかもしれないけど、僕が一番端に座って、その横に女の子達が並んで座り、ガタイのいい男共が僕を見つめるように向かい側を陣取っている。

 何が悲しくてムキムキな男共を見つめながら食事をしないといけないんだ!

 いや、だからと言って隣に座られても、それはそれでむさ苦しいだけだけど。

 あれ? それじゃあ、こいつ等が来た時点で僕って詰んでない?

 

「ご注文は何になさいますか?」

「「そうだな……」」

 

 そこでハモんなよ! おっと……イライラしすぎて、つい細かい事にまでツッコむようになっていってる……いかんいかん。

 落ち着けディオドラ・アスタロト。僕はアスタロト家の次期当主だぞ。こんな事で心を乱してどうする。

 

「オーフィスちゃん。私達は何にしようか?」

「ん~……」

 

 おや~? おやおや~? 僕の気のせいかな~?

 さっき、隣にいる白髪の娘が黒髪の娘の事を『オーフィス』って呼んでた気がするぞ~?

 違うよね~? こんな小さな女の子が、あの『無限の龍神オーフィス』なわけないよね~?

 

「そういや、オーフィスちゃんって何でも好き嫌いなく食べるよね。やっぱ、龍って雑食性なの?」

「我、分からない」

 

 気のせいじゃなかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!

 凄い気配とかは全く感じないけど、やっぱりこの幼女が最強の龍神であるオーフィスでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!

 

「龍の専門家のアルビオンさん。そこんとこの見解はどうですか?」

『誰が龍の専門家だ。そうだな……確かに、俺もまだ封印されていなかった頃は、あまり好き嫌いなどせずに色々な物を食べていた気がするな……』

「じゃあ、やっぱ雑食なんだ?」

『かもしれん。屋敷に戻った後で赤いのにも聞いてみればいい』

「そだね~」

 

 …………あのさ……なんか変な声が聞こえたんですけど。

 明らかに別に誰かがいるような口調でこの子、話してたよね?

 しかもさ、めっちゃ聞き捨てならない単語が聞こえてきたんですけど。

 アルビオン? 僕の記憶が正しければ『0083スターダストメモリー』に登場する連邦軍の戦艦以外に一つしかないんだが……。

 

「千夏ちゃんは何を食べるんだい? やはり、白龍皇らしくガッツリとステーキとかかな?」

「う~ん……それもいいけど、今はなんとなく丼ものの気分なんだよね~」

 

 白龍皇って言ったっ!? 今、ハッキリとサイラオーグの馬鹿がこの子の事を白龍皇って言いましたよねっ!?

 あれ……? ちょっと冷静になって今の状況を考えろ僕。

 つまり、後からやって来た四人組ってこうなるのか?

 

 孫悟空の孫の美猴。

 バアル家の次期当主のサイラオーグ。

 現代の白龍皇。

 無限の龍神オーフィス。

 

(どんなパーティーだよっ!? このメンバーだけで一勢力に対して普通に喧嘩売れちゃうだろ!! アホか? アホなのかこいつらはっ!? 自分達がとんでもない集まりだって自覚してますっ!? 正体分かってる連中が見たら、涙と鼻水出しながら土下座で命乞いでもするか、裸足で逃げ出すようなメンバーだぞっ!?)

 

 はぁ……はぁ……。

 あまりの無自覚さに思わず心の中でツッコんでしまった……。

 

「さっきから何を百面相してるんだ、ディオドラ」

「お前達がさせてるんだろうが……!」

「???」

 

 この……鈍感筋肉馬鹿が……!

 体を鍛えすぎて脳みそまで筋肉になったのかよ!?

 

「あ。やっぱしコイツってアスタロト家の次期当主のディオドラ・アスタロトだったのか」

「そうだよ。そういう君は美猴だろう? かの斉天大聖の孫の」

「お? 俺も有名人になってるんだな」

 

 いや。普通に有名人だからな?

 完全に二世芸能人的なポジションにいるからな?

 っていうか、僕が誰なのか気が付いてなかったのかよ……!

 それはそれでなんかムカつくな……!

 

「き~めた。私、このネギトロ丼にする~」

「山葵はお付けしますか?」

「勿論」

「分かりました」

 

 この子……意外と渋いチョイスをするな……。

 てっきり、ハンバーグとか注文すると思っていたが。

 

「我、これにする」

「ミートスパゲッティ―ですね。畏まりました」

 

 そんでもって、こっちはこっちで子供っぽいメニューだし。

 見た目が子供になっている事で、味覚も子供になっているのか?

 

「「このビッグステーキください」」」

 

 お前等は予想通りだよ!

 寧ろ、その体格でチョコレートパフェとか注文したら僕でも本気でドン引きするけどね!

 その後、店員が注文を繰り返してから奥へと引っ込んでいった。

 ちゃっかりとドリンクバーまで追加注文してたし。

 

「しかし、まさかこんな場所でお前と出会うとは思わなかったぞ。ディオドラ」

「それはこっちのセリフだよ。しかも、とんでもないメンバーを引き連れて」

「それって俺達の事か?」

「それ以外にないだろうが……」

 

 頼むから……自分達がどんな立ち位置にいるのか自覚してくれ……。

 現状、それの巻き添えをくらうのは僕なんだからさ……。

 

「オーフィスちゃん。ドリンクバーを取りに行こ?」

「ん」

「俺等の分も頼むわ」

「何がいい?」

「任せる」

「りょーかーい」

 

 席を立った少女二人がドリンクバーのある場所まで行き、楽しそうに何にするか話している。

 あれが本当に天下に名だたる白龍皇と無限龍なのか……?

 まるで、どこにでもいる普通の子供じゃないか。

 

「なぁ……あの子達は……」

「お前でも気が付いたか」

「あの白い髪の子が現代の白龍皇で、黒い髪の方が無限の龍神であるオーフィスだよ。パッと見じゃ全然分からないけどな」

 

 僕の予想が当たった事に対して喜べばいいのか? それとも嘆けばいいのか?

 

「なんでも、地上に置いてリアスと同じ学校に通っていて、今回は彼女の里帰りについてくる形で冥界にやって来たらしい」

「あのグレモリーのお嬢さんね……」

 

 無駄に高飛車な女か。

 スタイルは抜群で顔もいいのは認めるけど、性格が好みじゃないな。

 矢張り、女性は清楚じゃないと。

 

「持ってきたよ~」

「たよ~」

「お~サンキュー」

 

 少女達が両手にジュースを持って戻ってきた。

 四つのコップに全く違うものを入れてきたな……。

 

「俺のはどれだ?」

「美猴さんのはこれ。メロンソーダ」

「おう……ウーロン茶辺りを想像してたんだが、まさかのチョイスだな」

 

 に…似合わなさすぎる……。

 というか、絵面がシュールすぎるだろ……。

 

「サイラオーグ、これ」

「コーラか……」

 

 男二人が揃って炭酸系かよ……。

 

「はい」

「え? 僕にも持ってきたのかい?」

「当たり前でしょ」

「あ…ありがとう」

 

 うぐ……こんな小さな子気を使わせるとは……。

 なんか急に自分が惨めになってきた……。

 あ……これはオレンジジュースか。

 今の僕にはお似合いかもな……ハハハ……。

 

「私はジンジャーエール~♡」

「我、アイスココア」

 

 う~ん……これはこれで子供っぽい……のか?

 僕等にドリンクを渡してから席に戻る彼女達だけど、完全に床に足がついてない……。

 白髪の子の方は高校生なんだろう? 見た目は小学生に見えるんだが……。

 

「そういや、二人はこの人と知り合いなの? なんか仲良さげに話してたけど」

「別に仲がいいわけではないが……」

「こいつは『ディオドラ・アスタロト』っていって、このサイラオーグや嬢ちゃんもよく知ってるリアス・グレモリーやソーナ・シトリーと同期になる若手悪魔筆頭の一人だ」

「自己紹介ぐらい自分でさせてくれ」

「いや、なんかお前コミュ症みたいに見えたし」

「勝手に判断するな」

 

 失礼な奴め……こいつも頭の中まで筋肉なのか?

 

「ディオドラ・アスタロトだ。よろしく、お嬢さん」

「私は柊千夏だよ~。よろしく~」

「我、オーフィス」

 

 うん。オーフィスの事はよ~く知ってる。

 

「因みに、千夏の嬢ちゃんはあのアザゼルの義娘だから、下手に手なんか出すなよ?」

「ぶふぉっ!?」

 

 ジュ…ジュースが喉に詰まった……!

 この少女が、グリゴリのトップのアザゼルの義娘だってっ!?

 冗談じゃない! そんなデンジャラスガール、こっちから願い下げだよ!

 

「にしても……アスタロトねぇ~……」

「僕の名前がどうかしたのかい?」

「……もしかしてだけどさ……ディオドラさんって、前に一度、身ぐるみ剥がされた事がある?」

「いやいやいや。そんな事あるわけないし。というか、なんでいきなりそんな話になる?」

「だって『アスタロト』って聞かされると、即座に連想しちゃうのが『ガンダムアスタロト』だし」

「ほぉ……アスタロトの名を冠する機体もあるのか? どんなガンダムなんだい?」

 

 僕もガンダムぐらいは知っているけど、まさか自分の家名を関する機体があるのは知らなかった。

 これは純粋に知りたいな。

 

「簡単に説明するとね~。ずっと管理していた名家が取り潰された挙句、色んな市場を行ったり来たりした結果、最終的にはとある複合企業の元にやって来るんだけど、それまでの過程で装備や装甲の殆どを分解されたり売却されたりしちゃった悲運のMSなの」

「いくらなんでも酷過ぎないかいっ!?」

 

 なんか不穏な単語が沢山出て来たんですけどっ!?

 さっき僕に『身包み剥がされたか?』って聞いてきたのはそういうわけか!

 

「なんと哀れな……」

「頑張れよ……陰ながら応援してるぜ……」

「急に僕に同情しないでくれるかな?」

 

 却って僕の心を抉るだけだって分からないのかっ!?

 

「ディオドラ……ふぁいと」

 

 とうとう幼女にまで応援されたよ……。

 本気でどう反応すればいいの?

 

「笑えばいいと思うよ」

 

 頼むから心の中のセリフにツッコまないでくれ!

 あと、この状況で笑ったら本当のロリコンになっちゃうから!

 

「その後、ガンダムアスタロトはどうなったんだ?」

「色んな機体のパーツや部品を使ってレストアに成功して、一応はガンダムとしての形にはなったんだよ」

「そっか。そいつはよかったな……」

「僕を見ながら言うのやめてくれない?」

 

 とことんまで僕を哀れな境遇にしたいようだな。このマッチョコンビは。

 

「確かに登場までの経緯は哀れだけど、一応は主人公機なんだよね」

「マジかよ……」

 

 主人公機……いいじゃないか。

 それでこそ、アスタロトの名を持つ機体に相応しい。

 

「経緯が経緯なだけに左右非対称なデザインになってるんだけど、それがまたカッコいいんだよね~! 実は地味に人気があるMSで、作品内ではずっと昔に活躍していた原初の姿や強化された状態が登場したりするし」

 

 原初の姿に強化……。

 なんていい響きの言葉なんだ。

 フッ……なんだかんだといって、僕も結局は幼心が抜けきれない一人の男だって事か。

 

「君は随分と詳しいね。もしかして、それ系の趣味でもあるのかい?」

「そうだね~。ガンプラ製作は普通に大好きだけど、最近は趣味の領域を超えつつあるからな~」

「趣味を超える?」

「うん。大会とか出て普通に入賞とかするようになったし。動画配信で視聴者にアドバイスとかする事もあるしね」

 

 あれ? なんか僕が思い描いていた白龍皇とは違うぞ?

 二天龍は常にライバル同士で争っているんじゃないのか?

 

「二天龍ともなれば、趣味でさえも達人の域に達するのだな……。俺も精進せねば!」

 

 今の話を聞いて、そんな感想が出てくるのは冥界広しと言えどもお前だけだよ、この筋肉野郎。

 この子を見習って、お前も少しは大人しい趣味でも身に付けろよ。

 

「ご注文の品をお持ちしました。ネギトロ丼のお客様は……」

「は~い。私で~す」

 

 おっと。話している間にもう食事がやって来たのか。

 なら、僕等の分が来るのも時間の問題だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんかまた長引きそうなので、ここで中断。

ファミレスでの続きは次回に続きます。

恐らく、またディオドラ目線になるでしょう。

歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?

  • 是非とも見たい!!
  • 別にいいかな~
  • 千夏ちゃんは俺の嫁!
  • いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
  • よろしい、やりたまえ
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