ハイスクールD×D ~歴代最愚の白龍皇~   作:とんこつラーメン

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割とあっさりとライザー編が終了したので、少し聖剣編まで間を開けようと思います。

流石に、いきなり次からってのはおかしいですからね。








ライザー編が終わったな?では閑話だ!!

 ライザーさんとグレモリー先輩との婚約騒動(笑)が何事も無く収束してから数日、私達オカルト研究部は特にこれと言った騒動も無く、実に穏やかな日々を享受していた。

 しかし、私限定で今日だけはちょっと違った。

 

「偶には緑茶も悪くないね~」

「そうですか。お気に召したようでなによりです」

 

 と言うわけで、今日の千夏ちゃんは生徒会室にお邪魔しておりま~す♪

 いや~、色々とごちゃごちゃとしたオカルト研究部の部室とは違って、実にスッキリと整理整頓がなされてますね~。

 これは見ているだけで気持ちがいいです。

 

「あの~……私、どうしてココに呼び出されたんですかね? あの変態三人組とは違って、私は別に何も悪さとかしてないと思いますけど……」

「あ、すいません。別に柊さんを説教しようとか、そんなつもりでお呼びしたんじゃないんです」

 

 そう言って畏まっているのは、この駒王学園の生徒会長の『蒼那支取』こと『ソーナ・シトリー』先輩。

 私がオカ研のメンバーだと知っているこの人は、生徒会室に入ってすぐに自己紹介ついでに自分の正体を明かしてくれた。

 個人的に、隠し事をあまりしない人は非常に好感が持てる。

 私の中での生徒会長さんの第一印象はかなり良かった。

 なにより、眼鏡っ子なのが素晴らしい。

 

「今までずっと不登校だった柊さんがちゃんと学園生活を満喫できているかどうか、生徒会長としてどうしても気になったものでして」

 

 な…なんて真面目一直線なんだ……!

 立場的にはウチのグレモリー先輩と同じだと言うのに、どこでこの差が生まれているんだ……。

 

「最初は不安がありましたけど、思ったよりは楽しくさせて貰ってますよ。特に私のクラスは騒がしいですから、暇はしません」

「その件に関しては本当にすみません……。なにか、あの三人にされたりとかはありませんか?」

「今のところは特に。ただ、元浜君の視線がイヤらしいです」

「………今度、厳重注意しておきます」

「お願いします」

 

 どうもね、彼の目線って私の足や胸に行ってる気がするのよね。

 ここで男子諸君にアドバイス。

 女性ってのは、君達が想像している以上にそう言った目線に敏感だから気をつけたまえ。

 

「それ以外には何かありませんか? 特にリアスとかリアスとかリアスとか」

「どんだけあの人を警戒してるんですか」

 

 気持ちは痛いほど分かるけど。

 

「アナタがオカ研に入ったと聞いて、本気で心配してました。一応、姫島さんや木場君と言ったブレーキ役がいますけど、それでも不安が残るんですよね……」

「苦労してるんですね」

「はい………」

 

 この様子、あのパイセンの騒動の尻拭いを今まで散々とやらされてきたと見た。

 普通に同情するわ~……。

 

「羊羹もありますよ。いかがですか?」

「いただきます」

 

 綺麗に切り分けられた栗羊羹を持ってきてくれたのは、副会長の真羅椿姫先輩。

 生徒会の眼鏡っ子2号だ。

 

「モキュモキュモキュ……」

「!!!」

 

 ん? 急に会長さんが後ろを向いたぞ?

 

(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い♡♡♡♡)

 

 数回の深呼吸の後、会長さんは前を向いた。

 ちょっと顔が赤い気がするけど。

 

「にしても、このちっこい子があの兵藤と対になる白龍皇だなんてな~……」

「ちっこいは余計だよ。沙慈・クロスロード君」

「俺の名前は匙元士郎だ! 別にオーライザーに乗ったりしねぇよ!」

「ハイハイ。精々、斎藤千和声の好きな人でも見つけてリア充になればいいよ」

「んな都合のいい声の主がそう簡単にいるか!」

「いるかもしれないよ? 例えば自由国籍を持つどっかの学園のロシア代表な生徒会長さんとか、狐耳で良妻賢母な魔術師の英霊とか」

「どっちもラノベ&ゲームのキャラだろうが!!」

「別にいいじゃん二次元でも。同人誌片手に鼻の下を伸ばしながらシコシコでもしてればいいじゃん」

「んなことするかっ!」

「え……匙……?」

「してません! 本当にしてませんからね会長っ!?」

 

 あっはっはっ。

 一誠君と同じぐらいに面白い子がいたもんだ。

 彼こそが、この生徒会における黒一点の『匙元士郎』君。

 彼もまた龍関係の神器を宿しているらしいがどんなものか知らない。

 

「うんしょっと。あ」

「どうしました?」

「今……私が足を組んだ時にスカートの中を見たでしょ」

「見てねぇよ!!」

「ふ~ん……」

「疑いの眼差しはやめてくれませんかねぇ~…! さっきから皆の視線が痛いんですけど……」

「それじゃあ、詫びとして後で私の買い物に付き合ってよ。荷物持ちとして」

「冤罪なのにどうして詫びをしなきゃいけないんだ……」

「匙、行ってあげなさい」

「会長っ!?」

 

 あらまぁ。ここで会長さんの鶴の一声キタ―――――。

 

「アナタも知っている通り、千夏さんはあまり体が丈夫ではありません。困っている生徒を助けるのも、生徒会の立派な仕事ですよ」

「う……! 会長がそう言うなら……」

「はい決定~! んじゃ、早く行こうか」

「もう行くのか?」

「善は急げってよく言うでしょ? そんな訳で会長さん、私はここらで」

「はい。今回は私の呼びかけに応じてくれてありがとうございました。柊さんがよかったら、いつでも遊びに来てください、喜んで歓迎しますよ」

「ありがとうございます」

 

 今更ながら、私は入るべき部活を間違いたんじゃなかろうか。

 生徒会は部活じゃないけど、こっちの方がリラックスできた。

 

「なんで会長には優しいんだよ……」

「それは、君が面白いからさ」

「褒めてんのか……それって……」

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 

「はい。てなわけで駒王町の商店街へとやって来ました。レポーターの柊です」

「誰がレポーターだ、誰が」

「って言うか、普通に読者に向かって話しかけるな」

 

 別にいいじゃないか。読者あっての二次小説だろ?

 読者様は神様だよ?

 

「しっかし、まさか兵藤も一緒だったとはな~……」

「お前と同じで、俺も教室でパンツ見た疑惑を掛けられてパシリに任命されちまった」

「そっちも苦労してんだな……」

「まぁな……」

 

 こらそこ。男子同士で何をこそこそと話してますですか。

 傍から見ると普通にキモいからやめなさい。

 

「んで? どこに何を買いに行くんだよ?」

「模型店」

「模型? 意外な場所に行くんだな」

「てっきり本屋にでも言って漫画とかラノベとか買い漁るとばかり思ってた」

「確かにそっちにもよく行くけど、今日は予約しているプラモが入荷されるから、受け取りに行かなくちゃいけないんだよ」

「因みにどんなプラモだ? ガンプラ?」

「うん。サイズはPGだよ」

「パ……PGっ!? あれって1/60だったよなっ!?」

「そうだけど、それが何か?」

 

 別におかしなことは何も言ってないでしょ?

 この二人は何を驚いてるのよ?

 

「こりゃ……柊さんが俺等を選んだ理由も納得だぞ……」

「だな。PGの箱ともなれば相当なサイズになる。絶対に彼女一人じゃ持って帰れないだろ」

「でもさ、それ以上に疑問に思う事があるんだよな」

「俺もだ」

 

 ん~? またぞろヒソヒソ話ですか~?

 

「「もしも俺等がいなかったら、どうするつもりだったんだ……?」」

 

 なんで二人して私を見る?

 道行く人が君達を怪しんでるよ。

 

「お店が閉まっちゃう前に、さっさと行くよ~」

「「お~」」

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 街外れの住宅街の一角にひっそりと聳え立つ一つのお店。

 それが私の行きつけのお店である『イオリ模型店』である。

 小さいながらも品揃えは豊富で、お店の人も優しいから、かなり人気のあるお店だったりする。

 

「こんな場所に模型店があったのかよ……」

「今の今まで全く知らなかった……」

「入るよ~」

 

 セグウェイを降りてから男子二人を促して、お店の中へと入っていく。

 すると、レジの所にいる一人の女性が笑顔で迎えてくれた。

 

「あらいらっしゃい。久し振りね~千夏ちゃん」

「こんにちわ、リン子さん」

 

 相変わらず、子供がいるとは思えない程に若々しい人だよね~。

 

「お…おい……美人のお姉さんだぞ……」

「ヤベ……ちょっとドキドキしてきた」

 

 思春期の男子を満喫してるね~。

 でも、今回の目的はリン子さんに会う事じゃないからね?

 

「一応言っておくけど、リン子さんは子持ちの人妻だよ」

「「マジでっ!?」」

 

 マジだよ。だから、あまりイヤらしい目で見るんじゃないよ。

 

「千夏ちゃんが男の子と一緒に来るなんて初めてね~。いつもはお父さんと一緒なのに」

「いつまでもお父さんに甘えてばかりじゃいられませんから」

「ふ~ん……」

 

 あ、リン子さんのこの目……変な事を考えてるな?

 

「もしかして、どっちかが千夏ちゃんの彼氏だったり?」

「んな訳ないでしょ。こいつ等はパシリですよ、パ・シ・リ」

「ハイハイ。今はそーゆーことにしときましょ」

「リン子さぁ~ん……」

 

 あまりからかわないでほしいよ。

 私はからかうのは好きだけど、されるのは苦手なんだから。

 

「なんか今……すっげぇ悲しくなった」

「俺も……。女の子に振られるって、こんな気持ちなのかな……」

 

 グレモリー先輩や会長さんからは、この二人は犬猿の仲だって聞いてたけど、実は仲いいんじゃない?

 

「ところで、予約していたヤツはどこに?」

「こっちにあるわよ。着いて来て」

「は~い」

 

 二人を指で指示してから、リン子さんの後ろを着いて行く形で店の奥まで入っていく。

 倉庫のような場所に辿り着くと、そこには布が被さっている大きな物体があった。

 

「もうお金は受け取ってるから、後は商品の引き渡しだけね」

「随分とデカく見えるけど、これってなんなんだ?」

「あれ? 言ってなかったっけ? これはね~……」

 

 布を取ってから中身を光に晒すと、一気に二人の顔色が変わった。

 

「PGのデンドロビウムだよ」

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」

 

 うっさいよ~。お店では静かにしなさ~い。

 

「デンドロビウムって、あのガンダム試作3号機のっ!?」

「RX-78GP03Dの、あのデンドロビウムかっ!? 全長140mのっ!?」

「そうだよ。それがどうかしたの?」

「「どうかするだろっ!?」」

 

 本当に息ピッタシじゃんか。

 いいコンビになれるよ、君ら。

 

「もうこの箱、完全にちょっとした冷蔵庫よりもデッカイじゃんか!! このサイズでガンプラって言い張られても、こっちが困るわ!!」

「PGって聞いてた時点である程度の大きさは覚悟してたけど、これは予想外過ぎるだろ!! もしも俺等が一緒に来なかったらどうするつもりだったんだっ!?」

「普通に業者に頼んだけど?」

「「じゃあそうしろよ!!」」

「運送代が勿体ないじゃん」

「これ買う金はあるのに、どうしてソコはケチるんだよ……」

 

 言いたい事だけ言って、遂には脱力しちゃった。

 

「今時の高校生って元気が有り余ってるのね~」

「元気だけが取り柄みたいなもんですって」

 

 なんせ、男の子だもんね。

 

「好奇心で聞くけどさ……これって幾らしたんだよ?」

「10万円」

「「一体のガンプラに掛ける金額じゃない!!」」

 

 例え何円だろうと、ガンプラはガンプラでしょ?

 値段で判別するのはよくないな~。

 

「君達が運ぶのよね? 大丈夫?」

「や…やってみます。匙、お前そっち持て」

「分かった。1・2の3で上げるぞ。1…2ぃ~の……3!」

 

 流石は若手悪魔二人組。

 このでっかい箱も易々と持ち上げますか。

 

「やるわね~。体でも鍛えてるの?」

「い…一応……」

「これ……思ってるよりも重いぞ……」

「どこから出ればいいですか?」

「裏からで構わないわよ? このまま表まで行ってたら大変だろうし」

「だってさ。行こうか」

 

 二人の歩く速度に合わせて私も歩く。

 家に着くの夜になっちゃうかもしれない。

 

「ありがとうざいました~。またいつでもいらっしゃ~い」

「は~い。また何か買いに来ま~す」

 

 今度来る時は何を買おうかな~?

 来月に発売予定のRGクロスボーンガンダムX1フルクロスにでもしようかな?

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

「とうちゃ~く」

「や……やっと着いた……」

「ここが柊の住んでるアパートか……」

 

 案の定、アパートに着いた時にはすっかり空は暗くなって月と星が見えていた。

 外套の灯りだけが空しく道を照らしている。

 

「そんで、これはどこに運べばいいんだよ? 柊さんの部屋の中には入らないんじゃないのか?」

「だいじょ~ぶ。取り敢えずはこっちに来て」

 

 私は鞄の中から鍵の束を取り出してから、一階にある真ん中の部屋の扉の鍵を開けた。

 

「お…おいおい。ここって他の住人が住んでるんじゃないのか?」

「そんな人はいないよ?」

「は?」

「このアパートは私の義父さんが買い取って、住んでるのは私だけなの。だから、家賃とか敷金礼金とか一切無し。空き部屋になってる場所は私の好きにしていいって言われてるんだ」

 

 だから、遠慮無く全ての部屋を使わせて貰っている。

 私の隣の部屋には古今東西のあらゆる漫画の単行本がある倉庫になってるし、他にもラノベだけがある部屋や色んなゲーム機が保管してある部屋もある。

 ここはまさに私による私の為の私だけのお城なのだ。

 

「ガンプラはここの部屋に置くようにしてるの。入ってきて」

 

 電気をつけてから中に入ると、部屋の中にはプラスチック製や金属製の棚が並び、そこには私がこれまで製作してきた様々なガンプラが整列している。

 

「それはそこに置いてくれる?」

「お…おう……」

「そっとな」

  

 丁度、部屋の真ん中が空いているので、箱はそこに置いてもらった。

 

「「ふぅ~……」」

「お疲れ様」

「本当に疲れたよ……。でも、この部屋一気に狭くなっちまったな」

「気にする程でもないよ」

「にしても、これ全部柊さんが作ったのかよ……」

「普通に凄いな……」

 

 こう見えても私は多趣味なのだよ。

 ネトゲだけをしていると思ったら大間違いだ。

 

「ちゃんと製作机もあるし。これってここでちゃんと組み立てられるのか?」

「パーツごとにここで組み立てて、まだ何も置いてない隣の部屋に全部のパーツを運んでから最終的な組み立てをするつもり」

「かなり時間が掛かりそうだな……」

「のんびりするよ。時間はたっぷりとあるしね」

「そっか。まぁ、これも何かの縁だ。また困った事があればいつでも言えよ。可能な限り手伝ってやるから」

「俺もな。二天龍っつても、先代達がいがみ合ってたからって俺達まで争う必要は無いんだし。喜んで力になるよ」

「ん……ありがとね。一誠君。匙君」

 

 ちゃんとお礼は言える女なんですよ?

 

「おい……ちょっとドキッてしちまったぞ……」

「ふとした時に可愛い顔をするから、憎むに憎めないんだよな……」

 

 普通は暗くなってから家に帰すのには危ないと思うけど、彼等は悪魔の駒によって人間から転生した悪魔。

 寧ろ、夜こそが彼等の真の領域と言える。

 

「余計な心配だとは思うけど、気を付けて帰ってね」

「おう。また明日な」

「それじゃあな」

 

 今回は本当に二人に助けられた。

 いつかちゃんとした形でお礼をしないとね。

 

 さて……と。

 今週の土曜から早速、製作に取り掛かろうかな?

 完成した時が本当に楽しみだよ。

 

 

 

 




私の妄想詰め込み過ぎ。

バンダイさん、いつの日か実現する日を待ってます。

歴代最愚の白龍皇のR-18見たい?

  • 是非とも見たい!!
  • 別にいいかな~
  • 千夏ちゃんは俺の嫁!
  • いつも千夏ちゃんでエロい妄想してます
  • よろしい、やりたまえ
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