バンドリ短編   作:天城修慧/雨晴恋歌

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認知のゆがみをポイントにしようかと思っていた

松原 りょうか♀ 文字書き リサ姉様と親しい()

誤字確認してないです
ちょっと見苦しい
詳しくはあとがきで


鬱で書きなぐった文章

 

 

 

「if,this is true…are you Risa…?」

 

「―yes.I’m 」

 

私が呟いた言葉にリサちゃんが返す。

英語の時間。30分間英語でしゃべりなさいと言われて適当に広がった話はもはや収集がつかなくなっていた。

 

『私こそが、貴女が愛した人よ』

『ああ、どうしてまた戻ってきたの。私はもう、貴女を傷つけたくないのに!」

 

大好きな友達を支配したくなってしまい、歪んでいるとわかっていながらも暴力にうったえてしまう女の子(私)

痛いのは嫌だった。でも、そんなんことをされても、それ以上にあなたのことが…(リサちゃん)

 

『どうして、私を好きと言ってくれたのは貴女でしょう?』

『…これ以上、私を困らせないで!』

『困っているのなら私を頼って』

 

感情移入したのか、リサちゃんのおめめがうるんでいる。私は彼女の涙に構いはしない。

 

『いいわ、じゃあリサ、私と一緒に死にましょう?それで、私があなたを傷つけるのは最後。これで、一緒に幸せになるの』

 

話をぶった切るために心中オチ、それっぽくするために15㎝の定規を握る。

 

『―違うの、私は、そんなつもりじゃ、』

 

英語を探すための間と浮かんだ涙がいい仕事をしている。

そっとリサちゃんの首に押し当てた。

 

『愛しているわ』

 

相手の女の子はこちらを否定できない。まあ、つまりは、そういうことで、

刃をすっと滑らせる。リサちゃんから声はもう出ない。

『ずっと、一緒よ』

 

自分に向けてナイフを握って見せたところで、30分に設定されたタイマーが鳴った。

時間切れだ。

 

「―リサ、貴女は私に生きろというの?こんな私に、貴女に置いて行かれた私に…」

 

最後に日本語でセリフを吐いた。

自国語のコトバは近くの人の耳にも入りやすく、クラスメイトが私のほうを見たけどすぐに『なんだ、あいつか』という空気で元に戻る。

もやもやしたが、仕方ない。

 

視線をリサちゃんにあてて、にまにま笑いながら言った。

 

「ありがとう、おかげでいいものができそう」

 

リサちゃんは、うるんだ瞳のまま微妙な表情を向ける。

 

「力になれたならよかったよ」

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

学校の都合で5、6限が自習になったので、私は教室から抜け出して誰もいない図書室の貸し出しカウンターの中でさっきのリサちゃんとの物語を書いていた。

 

まずはリサちゃんの視点から、私が突然いなくなった驚き、にじむ悲しさ、探し出す決意を。回想で暴力描写、被虐と愛を入れつつ、愛い子に見えるように気を払って書いていく。

時代はできるだけぼかしつつ、でも基盤は現代の日本に。

次は私の視点から、リサちゃんに暴行を加え、支配欲と愉悦と性的興奮を示す。それでが夢であることを明かし、何度も見た夢だと言わせる。リサちゃんの決意から時間がたったことを…カレンダーか何かで示そう。

目を覚ました私は、仕事…現代には少し合わないかもしれないが、身体でも売りに行こう。

 

ご注文通りの場所に行くと、一人の女性がいた。この時代、男に買われようが女に買われようが大差ない。暗黙の了解としてなされた合意はこの行為を犯罪に昇華しない。ただ一時の感情と刺激とお金の交流。今日のご主人さまがマスクをしていようとフードをかぶっていようと気にはしない。

 

彼女に近づいていくと、「やっと見つけた」

私は…逃げることはできなかった。そのまま、手をつかまれて、抵抗すら彼女への加虐になるのではとできない。ストレスストレス。

 

ホテルに連れ込まれるなりなんなり…リサちゃんの拠点でもいい。

 

リサちゃんは服を脱いで、体に残った傷、私が示した愛、もうほどけない呪縛を見せる。

 

「やっぱり、リサなのね」

 

私は蚊の羽音のような声で鳴く

リサちゃんは私の手をつかんで自分のカラダを触らせる。

 

「今日だけでも、今だけでも、貴女の時間は私のものだから」

 

私も、今は貴女のものだよ

 

彼女は私に愛を振るわせる。シチュエーションプレイには乱暴すぎて、

 

「お願い、私を捨てないで」

 

縋った彼女を一つ、また一つと壊していく。

愛があふれ出して、しなだれかかって、重ねあって、

 

嫌っているなんて表現はできないほどに

必ず私はあなたを愛して

 

 

「な、なに書いてるの⁉」

 

二人が愛を燃やし尽くす前に横やりが入る。

とごった愛に差し込まれた100パーセントのオレンジジュースの……??

 

 

カウンターの向こうから私の手元を覗いていたであろうリサちゃん。

 

「さっきの時間の話だよ。幸せ感が足りなかったからどろどろ幸せに」

 

カウンター、リサちゃんの正面の天板を意味もなく撫で擦った。

リサちゃんの体が震える。

 

「……それ、あたしを書いてるの?」

「別人だよ。親と子程度には」

 

こわごわとまた、視線が手元の紙切れを向く。

 

言葉を抱えたまましばらく見つめていたが、やがて顔は紙に固定したまま、

 

「ねえ…気のせいかな、……なんで私の、傷の位置知ってるの?」

無理に笑顔を作っている。

 

「―この前、友希那ちゃんとプールに行った写真見せてくれたでしょ?写ってたよ?」

 

吹いたら飛んでしまいそうな笑顔。

もちろんリサちゃんがその傷を隠すことを怠るはずがない。

 

「うそうそ、本当は体育の着替えの時間にじっと見てたの」

「そ、それでも安心できないんだけど…」

 

ふうっと吹いた。

虚構から現実の私に視線が向く。

 

「もう、びっくりするからやめて…」

「リサちゃん、私を見てくれないんだもの」

 

にまっと笑って見せると、リサちゃんもにっこり。

 

ボールおペンのお尻で手元の紙をこんこんと叩いた。

 

「本当は、その傷をつけたのは私だからだよ」

 

木製のカウンター越しに下着に覆われた臀部の刃傷、胸元についているはずのアザ、心に沁みついているかもしれない記憶を見る。

 

耐えきれずに私は声を出して笑った。

 

設定を重ねても、現実のおぞましさの救いにはならないから。

 

笑い続ける私を見ても、リサちゃんは私を排除しようとはしないのだ。

やさしいのか、おくびょうなのか、

 

本当に、かわいい子」

 

今度はにっこりと笑って見せる。なるべく無垢に見えるように。

 

これだけで私の印象が変わるはずもないのに。

 

「おかげで、またいいものが書けたよ」

 

あの頃のように。

 

また私は愛を振るう

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

バカみたいに文字を書いた私のルーズリーフ。

なくしたはずのソレが、リサちゃんだけには伝えられない思いが彼女の手の中にあった。

あの時の風邪。寒かったあの日。雷鳴の恐怖。視線を嫌がったリサちゃん。涙。

 

リサちゃんは私に悲しそうな顔を見せた。

 

「これが、りょうかがいつもおもってたことなの?」

 

あんなにやさしかったのに

 

このころの私は紙の上でしか言葉をころがせず、現実世界では舌の上にのりそうな文字数をゆっくり出すのが精いっぱいだった。

 

私は嘘を書く。でも、純度100パーセントは書けない。この世界に無く私が思いつけないものは書けない。

書いたのは私の欲望。

 

わたしは何も言葉にはできないから、紙の上では嘘なんて自由なのに。

涙がにじんだ眼を隠しながらにまっと笑う。

 

紙をむしり取った。

 

「ねえ、りょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何回、ひきのばすのかって?

 

じゃあ、もうこれで終わりにするね。

 

私はリサちゃんが好きだった。

 

リサちゃんは死んだ。

 

私は夢の残り香と無意味な執着を文字にした。

 

私は終わらせたくない。終わりのベルが鳴ったって縋り続けたい。

 

でも、どうにもならない時が来るから、このままじゃだめだから

 

だからこの紙1枚分だけは、埋めきって終わり。

 

残り半分を切ったルーズリーフ。無駄に文字を綴ればなくなっていって。

 

プリクラを張り付けたからもう半分。

一緒に焼いてもらおうかとも思った。走り書きだから読みにくいと思うたぶんつまらない。リサちゃんに見せた文字の中でも最悪。文字の上なら、私は嘘を言えてしまうから、どうでもいいコトだけ書く。

「ありがとう、リサちゃんのおかげで私はまだ文字を書けているよ。頑張ってから私もそっちにいくから 大好き だいすき あなたの旅路がしあわせでありますように 今度は置いていかないでね」   松原りょうか/カリン

 

 

 

 





短め ろぜりあ人外は日菜ちゃんパートをぶっこむため調整中二月中か三月初めまで(戒め)


長め  作者鬱を参考にキャラの鬱を表現しようとしてみた試み


花音ちゃんとは無関係なり。

実際にルーズリーフで書いたものをデータ化。

うつ症状と文字を書くスペースの限りと時間のなさと悲しいとか死にたいとかもうわからなくなった好きとか確かに感じられる貴女を考えている間は楽になれる感と現実との折り合いみたいなものを混ぜた文章


リサ姉様…ころがしてごめんね…人外シリーズの時は魅力的に書くから…


蛇足1  
ミリマスいい。アイマス文字もやってみてはいるけどロコ語とかわかんねえよ……  

親子丼アイドルをそのうち書くかもしれない。


蛇足2

パルテナ様弱体されたがまだ十分戦える。追放キックを信じろ。

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